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バムの前世3
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餅を買ったおっさんを追跡すると、建売の一戸建ての家にたどり着いた。
ふーん、けっこういい家に住んでるんだな。俺んちとは大違いだせ。
垣根から家の中の様子を観察している俺は、張り込みの刑事みたいでかっこいいぜ。
台所から餅を焼いてる香ばしい匂いがする。
さっきのおっさんが皿いっぱいのあつあつの餅を持って、居間のソファーに座る。
網戸でカーテンも閉めていないから外から丸見えだった。
餅食べているおっさんなんか別に他人に見られて困るものでもないだろうしな。
それにしてもマジで餅好きな奴だな。さっきから飽きもせずに爆食してるじゃねーか。
そんなに美味い餅なんだろうか。
「げほげほげっほ」
おっさんが咳き込んで苦しみだして、俺は「ほら見たことか」とつぶやいた。
椅子から転がり落ちたおっさんは、床の上でもだえ始めた。
ごろんごろんと床の上転げ回ってるぜ。
これ、やばいんじゃねーか。
餅を喉に詰まらせやがって!!
俺は引きこもりだが、KYじゃないのでなんとなく状況が分かってきた。
「とーおっ!!」
垣根を乗り越えて、網戸にダイブした。
バーン、ビリビリッビリ。だらしなく肥えたデブの巨体が網戸をぶち破る。
俺の人生で最高にかっこいいシーンだった。
華麗に着地すると、俺はおっさんに駆け寄る。
「アンタ! 大丈夫か!」
「うっつうっつ」おっさんは目を白黒させ窒息死寸前だった。
居間を見渡して餅を掻き出せる道具がないか探す。
あっ! あった! ダイソンだああ。
ダイソンを引っ掴むと、おっさんの口に突っ込んだ。
きゅいいいいーーーん。
さすがダイソンの吸引力だ。ネバネバした餅も一瞬で吸引し気道確保したのだった。
実は餅を吸い出してのはこれが初めてではない。
俺が厨房のときだった、ばあちゃんが餅に殺られそうになったときも掃除機で事なきの得たのだ。
おっさんは、よろよろと立ち上がる、プルプル震えながら泣いていた。
「余計なことしないでくださいよ。やっと死ねると思ったのに」
俺はパーンとおっさんを張り倒してやりたい衝動に駆られた。
「大切な食べ物を無駄にするんじゃねー!!」
ふーん、けっこういい家に住んでるんだな。俺んちとは大違いだせ。
垣根から家の中の様子を観察している俺は、張り込みの刑事みたいでかっこいいぜ。
台所から餅を焼いてる香ばしい匂いがする。
さっきのおっさんが皿いっぱいのあつあつの餅を持って、居間のソファーに座る。
網戸でカーテンも閉めていないから外から丸見えだった。
餅食べているおっさんなんか別に他人に見られて困るものでもないだろうしな。
それにしてもマジで餅好きな奴だな。さっきから飽きもせずに爆食してるじゃねーか。
そんなに美味い餅なんだろうか。
「げほげほげっほ」
おっさんが咳き込んで苦しみだして、俺は「ほら見たことか」とつぶやいた。
椅子から転がり落ちたおっさんは、床の上でもだえ始めた。
ごろんごろんと床の上転げ回ってるぜ。
これ、やばいんじゃねーか。
餅を喉に詰まらせやがって!!
俺は引きこもりだが、KYじゃないのでなんとなく状況が分かってきた。
「とーおっ!!」
垣根を乗り越えて、網戸にダイブした。
バーン、ビリビリッビリ。だらしなく肥えたデブの巨体が網戸をぶち破る。
俺の人生で最高にかっこいいシーンだった。
華麗に着地すると、俺はおっさんに駆け寄る。
「アンタ! 大丈夫か!」
「うっつうっつ」おっさんは目を白黒させ窒息死寸前だった。
居間を見渡して餅を掻き出せる道具がないか探す。
あっ! あった! ダイソンだああ。
ダイソンを引っ掴むと、おっさんの口に突っ込んだ。
きゅいいいいーーーん。
さすがダイソンの吸引力だ。ネバネバした餅も一瞬で吸引し気道確保したのだった。
実は餅を吸い出してのはこれが初めてではない。
俺が厨房のときだった、ばあちゃんが餅に殺られそうになったときも掃除機で事なきの得たのだ。
おっさんは、よろよろと立ち上がる、プルプル震えながら泣いていた。
「余計なことしないでくださいよ。やっと死ねると思ったのに」
俺はパーンとおっさんを張り倒してやりたい衝動に駆られた。
「大切な食べ物を無駄にするんじゃねー!!」
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