【完結】女神さまの妹に生まれたので、誰にも愛されないと思ったら、ついでに愛してくれる伯爵に溺愛されていて、なんだか複雑です

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その言葉を聞きフェリネットの顔は真っ赤に染まった。

（なんて恥ずかしいことを言うのよ！）と思うものの何も言えずにいるとマルクルはクスッと笑って再び愛撫を始めた。

今度は優しく撫でるようにしていたが次第に強くなっていく。

同時に秘所に指を入れられ中をかき回されるとフェリネットは快楽の波に飲まれそうになった。

「ああっ！だめっ、もう……！」

「いいよ。我慢しないで」

その言葉と同時にマルクルは敏感な部分に触れてきた。

その瞬間、目の前が真っ白になり絶頂を迎えてしまった。

だがそれでもマルクルは動きを止めることはなかった。むしろどんどん激しさを増していった。

マルクルはフェリネットの足を大きく広げさせた。

そしてその間に自分の身体を入れてきた。

「ま、待って！まだ……」と言いかけたが途中で口を塞がれてしまった。

「大丈夫だよ」

マルクルは優しい声で言うと、フェリネットの中に挿入してきたのだ。

その瞬間、目の前がチカチカとして意識を失いそうになるが何とか耐えることができた。

しかしそれも束の間のこと。

すぐに激しい抽挿が始まりフェリネットは声にならない悲鳴を上げた。


それからどれくらい経ったのだろうか……何度絶頂を迎えたか分からないくらい愛し合い、気を失いかけたところでマルクルはフェリネットを抱きしめたのだ。

「愛してるよ、ぼくの天使」

その言葉を聞きフェリネットは幸せそうな笑みを浮かべた。

（私も……あなたのことが……）

そこで意識は途切れてしまったのだ。



気づくと、枕元でマルクルは心配そうにかがみこんでいる。

「フェリネット、今日の夜会はキャンセルしようか？」

「でも……お姉さまに会いたいんでしょ……？」

「それは、そうだけど……」

「私は大丈夫。今夜は大人しく屋敷で休んでいるわ」

フェリネットの言葉にマルクルは困ったような表情を浮かべるが、すぐに笑顔に戻ると「ありがとう」と言って頬に口づけを落とした。

（困ったものね……）

フェリネットはベッドの上で大きく伸びをした。

まだ身体の節々が痛むが動けない程ではない。

（でも、おかげで実感できたわ。わたし、彼のことが好き。それに彼だって……。でも、お姉さまも崇めているんだわ）