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おねえさんは、なきだしそうなまゆみちゃんをみまもっていました。
それから手のひらで、絵のしわをていねいになおしはじめました。
「あらあら、かなしいこと言っちゃいやよ。これ、すごくピッカピカだよ」
まゆみちゃんは耳をうたがいました。すると、おねえさんはていねいな口調で、
「これ、いただいてもいいですか?」
といいました。
まゆみちゃんは、顔をあげて大きく目をひろげました。
それから、なんどもなんどもうなづきました。
「は、はい! ありがとう」
「こちらこそ。わたしのたからものにするね」
「た、たからもの?」
「もちろん。がくぶちに入れて、たいせつにするよ」
まゆみちゃんは、あたまをさげました。とっても、うれしい。胸がはちきれてしまうくらい。
おねえさんはにっこりとほほえむと、ていねいに丸めました。それをむなもとにだきしめながら、ちかてつのかいだんをおりて行きました。
それから手のひらで、絵のしわをていねいになおしはじめました。
「あらあら、かなしいこと言っちゃいやよ。これ、すごくピッカピカだよ」
まゆみちゃんは耳をうたがいました。すると、おねえさんはていねいな口調で、
「これ、いただいてもいいですか?」
といいました。
まゆみちゃんは、顔をあげて大きく目をひろげました。
それから、なんどもなんどもうなづきました。
「は、はい! ありがとう」
「こちらこそ。わたしのたからものにするね」
「た、たからもの?」
「もちろん。がくぶちに入れて、たいせつにするよ」
まゆみちゃんは、あたまをさげました。とっても、うれしい。胸がはちきれてしまうくらい。
おねえさんはにっこりとほほえむと、ていねいに丸めました。それをむなもとにだきしめながら、ちかてつのかいだんをおりて行きました。
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