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第22話 フロアボスと戦う
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フロアボスの部屋に入って、四百メートルほど歩いて行くと、後ろで結界が発動するのが分かる。
十層の結界とは段違いなのが分かる。カルディさん達でもすぐには結界を破れないような気がする。
フロアボスの部屋はかなり大きい。縦横一キロメートル以上、高さは数百メートルはあるか。
剣士ということだが、近づいてみるとそれが分かる。
鎧を着ていて、頭には兜を着用している。
顔は見ることができない。それに、剣と盾を持っている。
かなり仔細に装飾されたもので、西洋風の装備一式だ。観賞価値のある鎧だと思った。
さらに五十メートルほど近づくと、相手が魔力を放出し始めた。
そして、剣を地面に突き刺していたが、それを引き抜き始めた。
同時に下を向いていた頭を上に上げた。こちらを見据えてくる。
次の瞬間、僕は加速して、一気に相手に斬りかかった。
相手が盾でこれを防御する。ガキン、と音がして弾かれた。
フライングタートルと違って、力をうまく逃がしている感じだ。
僕が攻撃した方向へ体が引っ張られるような感じがした。
相手は、盾で僕の刀を弾き、剣を振りかぶって攻撃してきた。が、かわせない程じゃない。かわしてから、地面を蹴って、相手の腹の辺りを蹴り込んでみる。
ドカン、という大きい音がして相手を吹っ飛ばした。やはり、今の体は力が凄い。ただ、おそらく、吹っ飛ばしただけでダメージはないだろう。
相手は転んだが、すぐに態勢を整えて起き上がろうとしている。
相手の真上に風魔法で移動して、刀を思い切り叩きつける。
相手は盾で防御したが、僕の攻撃の衝撃で、地面に足が二十センチほど埋まった。フライングタートルとの戦闘と同じように、空中で風魔法を使って、態勢を整えて何度も盾に向かって連撃を加えていく。
……3、4、5。
攻撃を加える度に、相手は地面に埋まっていく。
既に太ももの辺りまで地面に埋まってしまっていた。
それにおそらく、盾が壊れるのも時間の問題だと思った。
ヒビが入り始めていた。フライングタートルほどの防御力はないらしい。
が、ここで、盾が緑色に光った。
まずいと思って、慌てて、空中で移動方向を変えようとしたが間に合わない。
次の瞬間、盾が粉々に砕け散って、その破片がこちらへ飛んできた。
あの盾は一定以上ダメージを与えると、攻撃した者へその破片が飛び散る仕様になっているのだろう。
ダメだ。全部は避けきれない。
右手に刀、左手に鞘を掴んで、細かい破片を弾き飛ばしていくが、いくつかが体に直撃する。
ただ、やはりこの体の防御力は凄い。
直撃した何か所からは血が滲んでいるが、それでも致命傷にはなっていない。
それにこの体の血は赤いようだ。
この世界に来てから、初めてダメージを受けてしまった。
が、思考は冷静だった。今自分がすべきことは分かっていた。
風魔法を使って、相手に突っ込む。
このまま斬撃を当てれば、僕の勝ちだ。
と思ったが、次の瞬間、相手は一瞬にして上空へ飛んだ。
羽が緑色に光っている。
先ほどとは違って動きが早い。盾が破壊されたが、代わりに移動速度が増したようだ。
相手も突っ込んでくる。ただ、刀でこれをいなすのはそれほど難しくない。
いなしながら、相手を攻撃するためにこちらも加速しながら斬りつける。
が、相手も早い。僕の攻撃を避けては、すぐに上空へ逃げる。
僕が相手の足元近くに移動すると、また、相手が攻撃を頭上から加速して仕掛けてくる。
僕も高速で相手の攻撃を捌いてから、相手に反撃をする。しかし、相手も高速でまた上空へ逃げる。
逃げては一回転し、また僕へ向かってくる。
しばらく、二人でガキン、ガキンと刀と剣をぶつけ合っていた。
面白い。相手と距離を合わせながら、高速で刀をぶつけ合うのがこんなに面白いとは思わなかった。
しばらくこのまま相手と戯れていたい。
が、いつまでもこうしているわけにはいかない。
それに相手の攻撃が既に単調になってきていた。
中に入っている人物が生きていれば、また違うのだろうが、長い年月、ダンジョンに一人でいたわけで、剣技の向上ができたわけじゃない。
魔力は上がっているし、おそらく剣や鎧も魔素の影響で強化されているのだろうが、それでも今の自分で勝てないほど強いわけじゃない。
――もう、ここで終わりにしよう。
わざと刀を鞘にしまって、魔力の放出を弱めた。
相手はチャンスだと判断しているのだろう。一気に斬りかかってきた。
が、ここで刀を握り直して、鞘の中で火魔法と風魔法を同時に使い、自分に風魔法を纏って相手に高速で斬りかかった。
刀から物凄い熱気と衝撃を感じる。
――ボン――という物凄い破壊音と共に相手の胴体を真横に割いていた。
自分は物凄い加速をしている。立ち止まらなければいけない。
地面に両足を着いて加速を止めようする。
ガリガリと音が弾けるが、それでも止まり切れない。
百メートル以上先で、ようやく止まることができた。
それと同時に結界魔法が解除されるのが分かる。
相手が絶命したのだろう。
皆が入ってくる。リーシャは走ってこちらへ来た。
「ケガは大丈夫ですか?」
そう言って、僕の体を見てくる。
ビルドも走ってこちらへ来た。
「大丈夫か? 一応、薬の類も持ってきているぞ」
二人に手を振りながら答えた。
「問題ないよ。多少、盾の破片が当たったけど、既に出血は止まっている。この体はかなり丈夫だ。このレベルの傷ならもしかすると今夜中には再生するかもしれない」
二人とも驚いた顔をしている。
よく見ると、二人の後ろにもセリサがいて話を聞いていた。
カルディさん達は、僕が倒した羽翼種を調べているようだ。
二人のところへ行くことにした。
「どうですか? その羽翼種の方について分かりますか?」
カルディさんはこちらを見て首を振った。
「いや、もう内部は白骨化している。骨だけで動いていたようだ。地上へ持って帰り、埋葬してやろう」
そう言うとカルディさんは鎧を剥がしていく。
一通り鎧を脱がせて、魔核を僕へ放り投げてきた。それから骨だけを集めて、ビルドが持っていた小さめの袋に入れた。
皆で、残った鎧と剣を見る。
「これはどうしますか?」
「この剣と鎧はそれなりに価値があるだろうね。何せ、ダンジョンで長期間、魔素で熟成されているからね。鎧は半分になっているが、それでもコレクターか博物館は欲しがるだろう。こういうものはそれなりに観賞価値がある」
「僕は別に剣も鎧もいりません。ファードスさんはこの剣が必要ではないですか?」
そう言って、ファードスさんを見たが、ファードスさんは首を横に振った。ファードスさんからするとこの剣だと短すぎるのかもしれない。
カルディさんがその様子を確認してから、僕に話しかけてきた。
「この剣と鎧は持って帰って、ギルドで売却するといい。地上へ持って行ってオークションに掛けるのも悪くはないが、売却までに時間が必要になる。地上のオークションの場合、高額になる可能性はあるが、君の場合、それほど金が欲しいわけじゃないんだろう?」
「そうですね。特に金が必要なわけじゃありません。これまでと同じようにビルドに持って帰ってもらって、ギルドで売却して、全員で山分けって事でいいんじゃないでしょうか?」
ビルドはこれを聞いて嬉しそうな顔をしている。
セリサが、また僕に近づいて腕を絡ませて来ようとするが、サッと逃げた。
カルディさんはその様子を見て笑っていた。
「じゃあ、これでダンジョンの探索は終わりにしようか。ただ、最後に私たちには目的があるからね」
その通りだ。
「ダンジョンの核ですが、どこにあるのでしょうか?」
「魔力探査をしてごらん。すぐに分かる」
そこで魔力探査をしてみると、今立っている場所の地下に強い魔力元があるのが分かった。
「どうやって取り出すのですか?」
「それは私がやろう。土魔法で強制的に地盤ごと引き上げる。ただ、今日はここで一泊して、明日帰る時に核を手に入れればいいだろう。今、引き上げると魔力汚染がある。魔力が強い物質は、魔力を大量に放出するが、その際に人や大地は汚染される。私の結界魔法で核を包んで持ち帰る必要がある」
そう言って、カルディさんは、またビルドが持ってきた荷物へ歩いて行く。テントを立てるようだ。
昨日の様にリーシャ達が料理を作って、その後はそれぞれのテントに分かれた。
今日も僕はリーシャ達に勉強を教えることになった。
が、その前にリーシャは僕に質問があると言ってきた――。
**********
作者からになります。数字の表記なんですが、基本的には漢数字で、分かりやすいと思うのは算用数字で表記することにしようと思います。階層を表す数字やカウントは算用数字になります。宜しくお願いします。
十層の結界とは段違いなのが分かる。カルディさん達でもすぐには結界を破れないような気がする。
フロアボスの部屋はかなり大きい。縦横一キロメートル以上、高さは数百メートルはあるか。
剣士ということだが、近づいてみるとそれが分かる。
鎧を着ていて、頭には兜を着用している。
顔は見ることができない。それに、剣と盾を持っている。
かなり仔細に装飾されたもので、西洋風の装備一式だ。観賞価値のある鎧だと思った。
さらに五十メートルほど近づくと、相手が魔力を放出し始めた。
そして、剣を地面に突き刺していたが、それを引き抜き始めた。
同時に下を向いていた頭を上に上げた。こちらを見据えてくる。
次の瞬間、僕は加速して、一気に相手に斬りかかった。
相手が盾でこれを防御する。ガキン、と音がして弾かれた。
フライングタートルと違って、力をうまく逃がしている感じだ。
僕が攻撃した方向へ体が引っ張られるような感じがした。
相手は、盾で僕の刀を弾き、剣を振りかぶって攻撃してきた。が、かわせない程じゃない。かわしてから、地面を蹴って、相手の腹の辺りを蹴り込んでみる。
ドカン、という大きい音がして相手を吹っ飛ばした。やはり、今の体は力が凄い。ただ、おそらく、吹っ飛ばしただけでダメージはないだろう。
相手は転んだが、すぐに態勢を整えて起き上がろうとしている。
相手の真上に風魔法で移動して、刀を思い切り叩きつける。
相手は盾で防御したが、僕の攻撃の衝撃で、地面に足が二十センチほど埋まった。フライングタートルとの戦闘と同じように、空中で風魔法を使って、態勢を整えて何度も盾に向かって連撃を加えていく。
……3、4、5。
攻撃を加える度に、相手は地面に埋まっていく。
既に太ももの辺りまで地面に埋まってしまっていた。
それにおそらく、盾が壊れるのも時間の問題だと思った。
ヒビが入り始めていた。フライングタートルほどの防御力はないらしい。
が、ここで、盾が緑色に光った。
まずいと思って、慌てて、空中で移動方向を変えようとしたが間に合わない。
次の瞬間、盾が粉々に砕け散って、その破片がこちらへ飛んできた。
あの盾は一定以上ダメージを与えると、攻撃した者へその破片が飛び散る仕様になっているのだろう。
ダメだ。全部は避けきれない。
右手に刀、左手に鞘を掴んで、細かい破片を弾き飛ばしていくが、いくつかが体に直撃する。
ただ、やはりこの体の防御力は凄い。
直撃した何か所からは血が滲んでいるが、それでも致命傷にはなっていない。
それにこの体の血は赤いようだ。
この世界に来てから、初めてダメージを受けてしまった。
が、思考は冷静だった。今自分がすべきことは分かっていた。
風魔法を使って、相手に突っ込む。
このまま斬撃を当てれば、僕の勝ちだ。
と思ったが、次の瞬間、相手は一瞬にして上空へ飛んだ。
羽が緑色に光っている。
先ほどとは違って動きが早い。盾が破壊されたが、代わりに移動速度が増したようだ。
相手も突っ込んでくる。ただ、刀でこれをいなすのはそれほど難しくない。
いなしながら、相手を攻撃するためにこちらも加速しながら斬りつける。
が、相手も早い。僕の攻撃を避けては、すぐに上空へ逃げる。
僕が相手の足元近くに移動すると、また、相手が攻撃を頭上から加速して仕掛けてくる。
僕も高速で相手の攻撃を捌いてから、相手に反撃をする。しかし、相手も高速でまた上空へ逃げる。
逃げては一回転し、また僕へ向かってくる。
しばらく、二人でガキン、ガキンと刀と剣をぶつけ合っていた。
面白い。相手と距離を合わせながら、高速で刀をぶつけ合うのがこんなに面白いとは思わなかった。
しばらくこのまま相手と戯れていたい。
が、いつまでもこうしているわけにはいかない。
それに相手の攻撃が既に単調になってきていた。
中に入っている人物が生きていれば、また違うのだろうが、長い年月、ダンジョンに一人でいたわけで、剣技の向上ができたわけじゃない。
魔力は上がっているし、おそらく剣や鎧も魔素の影響で強化されているのだろうが、それでも今の自分で勝てないほど強いわけじゃない。
――もう、ここで終わりにしよう。
わざと刀を鞘にしまって、魔力の放出を弱めた。
相手はチャンスだと判断しているのだろう。一気に斬りかかってきた。
が、ここで刀を握り直して、鞘の中で火魔法と風魔法を同時に使い、自分に風魔法を纏って相手に高速で斬りかかった。
刀から物凄い熱気と衝撃を感じる。
――ボン――という物凄い破壊音と共に相手の胴体を真横に割いていた。
自分は物凄い加速をしている。立ち止まらなければいけない。
地面に両足を着いて加速を止めようする。
ガリガリと音が弾けるが、それでも止まり切れない。
百メートル以上先で、ようやく止まることができた。
それと同時に結界魔法が解除されるのが分かる。
相手が絶命したのだろう。
皆が入ってくる。リーシャは走ってこちらへ来た。
「ケガは大丈夫ですか?」
そう言って、僕の体を見てくる。
ビルドも走ってこちらへ来た。
「大丈夫か? 一応、薬の類も持ってきているぞ」
二人に手を振りながら答えた。
「問題ないよ。多少、盾の破片が当たったけど、既に出血は止まっている。この体はかなり丈夫だ。このレベルの傷ならもしかすると今夜中には再生するかもしれない」
二人とも驚いた顔をしている。
よく見ると、二人の後ろにもセリサがいて話を聞いていた。
カルディさん達は、僕が倒した羽翼種を調べているようだ。
二人のところへ行くことにした。
「どうですか? その羽翼種の方について分かりますか?」
カルディさんはこちらを見て首を振った。
「いや、もう内部は白骨化している。骨だけで動いていたようだ。地上へ持って帰り、埋葬してやろう」
そう言うとカルディさんは鎧を剥がしていく。
一通り鎧を脱がせて、魔核を僕へ放り投げてきた。それから骨だけを集めて、ビルドが持っていた小さめの袋に入れた。
皆で、残った鎧と剣を見る。
「これはどうしますか?」
「この剣と鎧はそれなりに価値があるだろうね。何せ、ダンジョンで長期間、魔素で熟成されているからね。鎧は半分になっているが、それでもコレクターか博物館は欲しがるだろう。こういうものはそれなりに観賞価値がある」
「僕は別に剣も鎧もいりません。ファードスさんはこの剣が必要ではないですか?」
そう言って、ファードスさんを見たが、ファードスさんは首を横に振った。ファードスさんからするとこの剣だと短すぎるのかもしれない。
カルディさんがその様子を確認してから、僕に話しかけてきた。
「この剣と鎧は持って帰って、ギルドで売却するといい。地上へ持って行ってオークションに掛けるのも悪くはないが、売却までに時間が必要になる。地上のオークションの場合、高額になる可能性はあるが、君の場合、それほど金が欲しいわけじゃないんだろう?」
「そうですね。特に金が必要なわけじゃありません。これまでと同じようにビルドに持って帰ってもらって、ギルドで売却して、全員で山分けって事でいいんじゃないでしょうか?」
ビルドはこれを聞いて嬉しそうな顔をしている。
セリサが、また僕に近づいて腕を絡ませて来ようとするが、サッと逃げた。
カルディさんはその様子を見て笑っていた。
「じゃあ、これでダンジョンの探索は終わりにしようか。ただ、最後に私たちには目的があるからね」
その通りだ。
「ダンジョンの核ですが、どこにあるのでしょうか?」
「魔力探査をしてごらん。すぐに分かる」
そこで魔力探査をしてみると、今立っている場所の地下に強い魔力元があるのが分かった。
「どうやって取り出すのですか?」
「それは私がやろう。土魔法で強制的に地盤ごと引き上げる。ただ、今日はここで一泊して、明日帰る時に核を手に入れればいいだろう。今、引き上げると魔力汚染がある。魔力が強い物質は、魔力を大量に放出するが、その際に人や大地は汚染される。私の結界魔法で核を包んで持ち帰る必要がある」
そう言って、カルディさんは、またビルドが持ってきた荷物へ歩いて行く。テントを立てるようだ。
昨日の様にリーシャ達が料理を作って、その後はそれぞれのテントに分かれた。
今日も僕はリーシャ達に勉強を教えることになった。
が、その前にリーシャは僕に質問があると言ってきた――。
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作者からになります。数字の表記なんですが、基本的には漢数字で、分かりやすいと思うのは算用数字で表記することにしようと思います。階層を表す数字やカウントは算用数字になります。宜しくお願いします。
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