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第九章
第246話 漫然とした不安
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巧は帰ってからリハビリを行なっていた。
医師に教えられたメニューをこなしていく。順調に回復しているため、徐々に患部に負荷をかけたトレーニングも行えるようになっていた。もちろん、痛みが出ないように細心の注意を払いながらだが。
「……八、九、十! オッケーです!」
「ふぅ~……」
巧は大きく息を吐いた。
すかさず飲み物とタオルがスッと差し出される。提供者はもちろん香奈だ。
「お疲れ様でやんす!」
「ありがとう、香奈」
コップに入ったスポーツドリンクを一気に飲み干し、汗を拭う。
その間にも、香奈は着替えやトレーニング後の軽食をテキパキと用意していた。専属マネージャーと呼んで差し支えないほどの働きには頭が下がる思いだ。
巧がリハビリを終わらせて休憩している間、香奈は今度は夕食の準備に取りかかっている。
鼻歌を歌いながら自分のために一生懸命働いてくれている彼女に、巧はなぜかとても欲情した。
今すぐ香奈に触れたい——。
その思いは何をしていても消えなかった。むしろ、膨らむばかりだった。
夕食後、いつものように隣に腰かけた香奈を抱き寄せ、唇を彼女のそれに押し付ける。
「ん……どうしたんですか? 巧先輩」
照れくさそうにはにかんで小首を傾げる香奈に、巧は無言のままキスの雨を降らせた。
「ちょ、巧先輩っ、いきなり激しっ……!」
「——はっ」
香奈に両肩を掴んで押し戻され、巧は少しだけ冷静さを取り戻した。
「ご、ごめん。嫌だった?」
「い、嫌じゃないですけどっ……いきなりどうしたんですか?」
上目遣いで尋ねてくる香奈の声には困惑と、少しの媚びが含まれていた。
「わかんないんだけど、すごく香奈に触れたい気分なんだ……いい?」
巧が頬に手を添えると、そこから熱が伝わっているかのように香奈の顔がじわじわと赤らんでいく。彼女はそっと視線を逸らし、言い訳をするように、
「……そんなギラギラした目で見られたら、断れるわけないじゃないですか」
いい終わるや否や、巧は再び彼女の唇を塞いでいた。軽いスキンシップでムードを作ってから、などと考える余裕はなかった。
舌を入れれば、香奈も必死にそれに応えてくる。
巧は香奈の頬、耳、そして首筋に吸い付いた。
「んっ、あっ、はぁ……!」
香奈の声が徐々に甲高くなっていき、吐息の中に嬌声が混じり始める。
巧は彼女を後ろ向きに抱き寄せると、甘い香りの中にほのかに汗の匂いが混じっていた。体にもうっすらと汗がにじんでいる。
自分の愛撫でそうなってくれているのだと思うと、愛おしくてたまらない。
巧はシャツの上から膨らみに手を這わせた。
数日ぶりの甘美な弾力に指を埋めつつ、うなじにもキスを落としていく。香奈がピクピクと体を震わせ、快感を逃すように体をよじった。
「香奈、ばんざいして?」
香奈がノロノロと腕を上げた。シャツを脱がせ、再び柔らかさと張りが同居したその感触を楽しむ。
「たくみ、せんぱいっ……!」
切なげな声を上げながら倒れ込んできた体を抱き止め、巧は指を滑り込ませて固くなっている頂に直接触れた。
香奈が「あっ!」と一際高い嬌声をあげ、体を一際大きく震わせた。
(今日はいつもより感度高いな。もしかして——)
「——香奈、結構溜まってた?」
「っ……!」
ただでさえ赤くなっていた香奈の頬がさらに色づいた。
彼女は潤んだ瞳で睨みつけてくるが、それは巧をそそる材料にしかならなかった。
執拗に尖った先端をこねくり回した後、下着の上からそっと秘部に手を添えた。
——クチュッ。
水音が響いた。巧は嬉しそうに笑って、香奈の真っ赤な顔を覗き込んだ。
「香奈。これはどういうこと?」
「し、知りませんっ!」
香奈は反転して巧にしがみついた。
もしかしたらそれは赤くなった顔を見られたくないがための行動だったのかもしれないが、巧にはおねだりをしているようにしか感じられなかった。
「可愛いよ、香奈」
「んっ……!」
耳元でそっと囁きながら指を優しく動かすと、香奈の体がビクンと跳ねた。
どちらに対しての反応だったのかはわからないが、そんなものは巧にとってはどうでもいいことだった。
——数十分後。
「はぁ、はぁ……っ」
香奈は一糸纏わぬ生まれたままの姿でソファーに仰向けになり、肩で息をしていた。
両手で顔を覆っていた。恥ずかしくてとても巧の顔を見れなかったし、見られたくもなかった。
「香奈、大丈夫?」
巧が笑いながら頭を撫でてくる。彼はまだ服を着ていた。
香奈は指の隙間から睨みつけて、
「だ、誰のせいでこうなっていると思ってるんですか……!」
「ごめんね。感じてくれてる香奈があまりにも可愛くて」
「なっ……!」
先程までの自分の醜態を思い出し、香奈は再び顔を完全に覆った。
しかし、徐々に体力が戻ってくると、羞恥だけではないもう一つの感情が込み上げてきた。
それに体を突き動かされるようにして、香奈はむくりと上体を起こした。
「あっ、香奈。まだ休んでても——」
最後まで言わせることなく、巧の口を塞ぐ。
驚きに目を見張る彼に、香奈は妖艶な笑みを向けた。
「今度は私が可愛がってあげますよ、巧先輩」
「っ……!」
香奈が首筋に舌を這わせると、巧が声にならない声をあげた。
「ふふ、巧先輩。ここ弱いですよね」
かすかにしょっぱいだけだが、巧が感じてくれていると思うと甘美な味がした。
ただ、そこばかり攻めていても面白くない。
香奈はここ数ヶ月で熟知した巧の弱点をしつこく責め立てた後、ようやく彼の欲望の化身に触れた。
(すごい……!)
香奈は思わず唾を呑み込んだ。その存在感はいつも以上だった。
ニヤリと笑い、巧の耳に口を寄せて、
「——溜まっていたのは巧先輩もじゃないですか?」
「っ——」
巧がサッと視線を背けた。耳まで赤くなっていた。
(図星なんだ……!)
香奈の全身をゾクゾクとした快感が駆け巡った。
「ふふ。可愛いですよ、巧先輩」
香奈は巧の頭を撫でながら口づけを落とした後、体勢を低くしていった。
その日、結局巧は三回出した。
これほどまでに激しく、そして何よりねちっこく求め合ったのは、怪我をする前を含めても久しぶりのことだった。
彼らは気づいていなかった。
自分たちが、漫然と感じていた不安を消し去るようにお互いを求め合っていたことに。
◇ ◇ ◇
とある部屋では、三人の男女がベッドに座っていた。
一人の女を男が挟み込む形だ。
「ほ、本当に大丈夫なんだろうな?」
女の右側に座っている男が、不安げな表情で尋ねる。
「えぇ。私がわざわざ聞き出したのだから間違いないわ」
女は自信ありげにうなずいた。
左側に座る男が、こちらもやはり不安の色を浮かべて、
「いや、それもそうだが、やっぱりバレたら——」
「意気地なしね。今更ビビっているの? 別に私は構わないわよ。あなたたちが高校最後の大会をベンチ、もしくはベンチ外で見守りたいのなら。それに——」
「い、いいわけねえだろ!」
「び、ビビってなんかねえよ!」
女が携帯に手を伸ばすと、彼らは慌てたように大声を出した。
挑発されてムキになったというよりは、何かを恐れているような焦り具合だった。
女は満足そうにうなずき、一転して柔らかな微笑みを浮かべた。
「そう。その意気よ。自分のために他人を蹴落とすことは何も悪いことじゃないわ。だって、勝負とはそういうものなのだから。利用できるものは何でも利用する。この実力社会では、潰すほうではなく潰されるほうが悪いのよ。だってそうでしょう? 潰されたくないのなら相応の警戒をすればいいだけだもの。彼は私のことを信じきっている。その時点でこの勝負は勝ったも同然よ」
女は口の端を吊り上げて勝ち誇ったような笑みを浮かべたあと、男たちの太ももに手を這わせ、交互に上目遣いで見つめながら甘い声を出した。
「それに、私はあなたたちが揃って活躍しているところが見たいの。ね? 私のためだと思って眼張って?」
「あ、あぁ!」
「そ、そうだな。やってやるぜ!」
男たちはニヤニヤとだらしなく鼻の下を伸ばした。
女の顔を見ているふりをしつつ、その視線は首元の緩いシャツから覗く下着と山の狭間へと吸い寄せられている。
「ふふ、ありがと」
女は恥ずかしそうな表情を作って顔を伏せ、一瞬だけ嘲笑を浮かべてから、それを完全に隠した柔らかな微笑をたたえて顔をあげた。
二人の男を交互に見やり、信徒を諭す教祖のような優しい口調で続けた。
「大丈夫。誰も不自然には思わないわ——予定よりも早まりそうだった怪我の完治が、予定通りかそれより少し遅くなるだけなのだから」
医師に教えられたメニューをこなしていく。順調に回復しているため、徐々に患部に負荷をかけたトレーニングも行えるようになっていた。もちろん、痛みが出ないように細心の注意を払いながらだが。
「……八、九、十! オッケーです!」
「ふぅ~……」
巧は大きく息を吐いた。
すかさず飲み物とタオルがスッと差し出される。提供者はもちろん香奈だ。
「お疲れ様でやんす!」
「ありがとう、香奈」
コップに入ったスポーツドリンクを一気に飲み干し、汗を拭う。
その間にも、香奈は着替えやトレーニング後の軽食をテキパキと用意していた。専属マネージャーと呼んで差し支えないほどの働きには頭が下がる思いだ。
巧がリハビリを終わらせて休憩している間、香奈は今度は夕食の準備に取りかかっている。
鼻歌を歌いながら自分のために一生懸命働いてくれている彼女に、巧はなぜかとても欲情した。
今すぐ香奈に触れたい——。
その思いは何をしていても消えなかった。むしろ、膨らむばかりだった。
夕食後、いつものように隣に腰かけた香奈を抱き寄せ、唇を彼女のそれに押し付ける。
「ん……どうしたんですか? 巧先輩」
照れくさそうにはにかんで小首を傾げる香奈に、巧は無言のままキスの雨を降らせた。
「ちょ、巧先輩っ、いきなり激しっ……!」
「——はっ」
香奈に両肩を掴んで押し戻され、巧は少しだけ冷静さを取り戻した。
「ご、ごめん。嫌だった?」
「い、嫌じゃないですけどっ……いきなりどうしたんですか?」
上目遣いで尋ねてくる香奈の声には困惑と、少しの媚びが含まれていた。
「わかんないんだけど、すごく香奈に触れたい気分なんだ……いい?」
巧が頬に手を添えると、そこから熱が伝わっているかのように香奈の顔がじわじわと赤らんでいく。彼女はそっと視線を逸らし、言い訳をするように、
「……そんなギラギラした目で見られたら、断れるわけないじゃないですか」
いい終わるや否や、巧は再び彼女の唇を塞いでいた。軽いスキンシップでムードを作ってから、などと考える余裕はなかった。
舌を入れれば、香奈も必死にそれに応えてくる。
巧は香奈の頬、耳、そして首筋に吸い付いた。
「んっ、あっ、はぁ……!」
香奈の声が徐々に甲高くなっていき、吐息の中に嬌声が混じり始める。
巧は彼女を後ろ向きに抱き寄せると、甘い香りの中にほのかに汗の匂いが混じっていた。体にもうっすらと汗がにじんでいる。
自分の愛撫でそうなってくれているのだと思うと、愛おしくてたまらない。
巧はシャツの上から膨らみに手を這わせた。
数日ぶりの甘美な弾力に指を埋めつつ、うなじにもキスを落としていく。香奈がピクピクと体を震わせ、快感を逃すように体をよじった。
「香奈、ばんざいして?」
香奈がノロノロと腕を上げた。シャツを脱がせ、再び柔らかさと張りが同居したその感触を楽しむ。
「たくみ、せんぱいっ……!」
切なげな声を上げながら倒れ込んできた体を抱き止め、巧は指を滑り込ませて固くなっている頂に直接触れた。
香奈が「あっ!」と一際高い嬌声をあげ、体を一際大きく震わせた。
(今日はいつもより感度高いな。もしかして——)
「——香奈、結構溜まってた?」
「っ……!」
ただでさえ赤くなっていた香奈の頬がさらに色づいた。
彼女は潤んだ瞳で睨みつけてくるが、それは巧をそそる材料にしかならなかった。
執拗に尖った先端をこねくり回した後、下着の上からそっと秘部に手を添えた。
——クチュッ。
水音が響いた。巧は嬉しそうに笑って、香奈の真っ赤な顔を覗き込んだ。
「香奈。これはどういうこと?」
「し、知りませんっ!」
香奈は反転して巧にしがみついた。
もしかしたらそれは赤くなった顔を見られたくないがための行動だったのかもしれないが、巧にはおねだりをしているようにしか感じられなかった。
「可愛いよ、香奈」
「んっ……!」
耳元でそっと囁きながら指を優しく動かすと、香奈の体がビクンと跳ねた。
どちらに対しての反応だったのかはわからないが、そんなものは巧にとってはどうでもいいことだった。
——数十分後。
「はぁ、はぁ……っ」
香奈は一糸纏わぬ生まれたままの姿でソファーに仰向けになり、肩で息をしていた。
両手で顔を覆っていた。恥ずかしくてとても巧の顔を見れなかったし、見られたくもなかった。
「香奈、大丈夫?」
巧が笑いながら頭を撫でてくる。彼はまだ服を着ていた。
香奈は指の隙間から睨みつけて、
「だ、誰のせいでこうなっていると思ってるんですか……!」
「ごめんね。感じてくれてる香奈があまりにも可愛くて」
「なっ……!」
先程までの自分の醜態を思い出し、香奈は再び顔を完全に覆った。
しかし、徐々に体力が戻ってくると、羞恥だけではないもう一つの感情が込み上げてきた。
それに体を突き動かされるようにして、香奈はむくりと上体を起こした。
「あっ、香奈。まだ休んでても——」
最後まで言わせることなく、巧の口を塞ぐ。
驚きに目を見張る彼に、香奈は妖艶な笑みを向けた。
「今度は私が可愛がってあげますよ、巧先輩」
「っ……!」
香奈が首筋に舌を這わせると、巧が声にならない声をあげた。
「ふふ、巧先輩。ここ弱いですよね」
かすかにしょっぱいだけだが、巧が感じてくれていると思うと甘美な味がした。
ただ、そこばかり攻めていても面白くない。
香奈はここ数ヶ月で熟知した巧の弱点をしつこく責め立てた後、ようやく彼の欲望の化身に触れた。
(すごい……!)
香奈は思わず唾を呑み込んだ。その存在感はいつも以上だった。
ニヤリと笑い、巧の耳に口を寄せて、
「——溜まっていたのは巧先輩もじゃないですか?」
「っ——」
巧がサッと視線を背けた。耳まで赤くなっていた。
(図星なんだ……!)
香奈の全身をゾクゾクとした快感が駆け巡った。
「ふふ。可愛いですよ、巧先輩」
香奈は巧の頭を撫でながら口づけを落とした後、体勢を低くしていった。
その日、結局巧は三回出した。
これほどまでに激しく、そして何よりねちっこく求め合ったのは、怪我をする前を含めても久しぶりのことだった。
彼らは気づいていなかった。
自分たちが、漫然と感じていた不安を消し去るようにお互いを求め合っていたことに。
◇ ◇ ◇
とある部屋では、三人の男女がベッドに座っていた。
一人の女を男が挟み込む形だ。
「ほ、本当に大丈夫なんだろうな?」
女の右側に座っている男が、不安げな表情で尋ねる。
「えぇ。私がわざわざ聞き出したのだから間違いないわ」
女は自信ありげにうなずいた。
左側に座る男が、こちらもやはり不安の色を浮かべて、
「いや、それもそうだが、やっぱりバレたら——」
「意気地なしね。今更ビビっているの? 別に私は構わないわよ。あなたたちが高校最後の大会をベンチ、もしくはベンチ外で見守りたいのなら。それに——」
「い、いいわけねえだろ!」
「び、ビビってなんかねえよ!」
女が携帯に手を伸ばすと、彼らは慌てたように大声を出した。
挑発されてムキになったというよりは、何かを恐れているような焦り具合だった。
女は満足そうにうなずき、一転して柔らかな微笑みを浮かべた。
「そう。その意気よ。自分のために他人を蹴落とすことは何も悪いことじゃないわ。だって、勝負とはそういうものなのだから。利用できるものは何でも利用する。この実力社会では、潰すほうではなく潰されるほうが悪いのよ。だってそうでしょう? 潰されたくないのなら相応の警戒をすればいいだけだもの。彼は私のことを信じきっている。その時点でこの勝負は勝ったも同然よ」
女は口の端を吊り上げて勝ち誇ったような笑みを浮かべたあと、男たちの太ももに手を這わせ、交互に上目遣いで見つめながら甘い声を出した。
「それに、私はあなたたちが揃って活躍しているところが見たいの。ね? 私のためだと思って眼張って?」
「あ、あぁ!」
「そ、そうだな。やってやるぜ!」
男たちはニヤニヤとだらしなく鼻の下を伸ばした。
女の顔を見ているふりをしつつ、その視線は首元の緩いシャツから覗く下着と山の狭間へと吸い寄せられている。
「ふふ、ありがと」
女は恥ずかしそうな表情を作って顔を伏せ、一瞬だけ嘲笑を浮かべてから、それを完全に隠した柔らかな微笑をたたえて顔をあげた。
二人の男を交互に見やり、信徒を諭す教祖のような優しい口調で続けた。
「大丈夫。誰も不自然には思わないわ——予定よりも早まりそうだった怪我の完治が、予定通りかそれより少し遅くなるだけなのだから」
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