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第七章
第167話 親友の幼馴染を慰めた
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翌朝、巧の体調は回復していた。
香奈が真に絡まれたことを話すと、彼は「そっか……」と考え込むそぶりを見せた。
やがて、彼は顔を上げた。真剣な表情だった。
「香奈、ちょっと相談があるんだけど——」
◇ ◇ ◇
今週末の金曜日に校内で、土曜日には一般にも公開をして文化祭が行われるため、各クラスの放課後準備もいよいよ佳境に入っていた。
巧たちのクラスはメイド喫茶をやることになっていた。
巧は執事服に着替え、表情や仕草について女子たちからレクチャーを受けていた。
「もう少しキリッとできないかしら」
「うーん、こんな感じ?」
冬美の要望に応えて、巧は自分なりにキメ顔をしてみせた。
「如月君、可愛い~!」
ムードメーカーである倉木綾を中心に、女子たちがキャーキャー盛り上がった。
イメチェンと体育祭での活躍で可愛いキャラを脱することができたのは、ほんの一時期だけだった。
好意的に見られていることは間違いないため、巧としては特に思うところはなかった。
香奈にさえ格好いいと思われていればそれでいいというのもあるが。
「はあ……なら、今が部活中だと思えばどうかしら?」
半眼になっている冬美に、綾がニヤニヤ笑いながらにじり寄った。
「冬美~」
「な、何よ?」
「それはつまり、部活中の如月君は格好いいってことですかぁ?」
「か、格好いいとは言ってないわよ!」
冬美が叫んだ。その頬は桜色に染まっていた。
彼女はこほんと咳払いをした。
「ただ、部活中のほうが多少引き締まっているというだけよ。ほら、如月君。実際の試合を想像して」
「うん……あっ、やばい。体動いちゃう」
思わずサッカーの動きをしてしまって、巧は照れ笑いを浮かべた。
「まあまあ、別に縢君とかいるんだし、如月君は如月君の個性を出せばいいんじゃない?」
綾がとりなすように言った。
「それに、今のままのほうがお姉様方とかマダムにウケ良さそうだし!」
「確かにっ」
「そっち方面の人たちのほうがお金落としてくれそうだし、如月君はそっちにぶつけよう!」
「如月君、うちのクラスの売り上げは君にかかってるからね!」
女子たちがワイワイと盛り上がった。
「褒められてるって解釈でいい?」
「もちろんっ!」
綾がにっこりと笑って、巧の肩を叩いた。
冬美が呆れたようにハァ、とため息を吐いた。
——彼女がため息を吐く姿を見るのは、それが最後ではなかった。
たまたま手が空いていたためか、巧と冬美は綾に小道具の片付けを命じられた。
二人で空き教室まで片付けに行っていると、教室に入って荷物を一度床に置いた際に、彼女は思わずといった様子でため息を吐いた。
「久東さん。どうしたの?」
「別にどうもしてないわ」
「そんなわけないでしょ。大きなため息吐いて。裏方が良かったみたいな?」
冬美は元々メイド役に乗り気ではなかったのだが、容姿が整っているため綾たちに押し切られたのだ。
「……半分はそうかもしれないわね」
彼女は皮肉げに笑った。
「みんな可愛い中で、私だけ全然女の子らしさがないのだもの。ため息も出るわよ」
「えー、そんなことないと思うけど」
珍しいな、と巧は思った。
普段、冬美は特にこういう類の愚痴をこぼすタイプではない。
「あるわよ。だって今日、私は格好いいとは言われても可愛いとは一回も言われてないもの」
冬美の口調は自分だけ褒めてもらえなくて拗ねてしまった子供のようだった。
(思ったよりダメージを喰らっているみたいだけど……ただ思い違いをしてるだけみたいだな)
巧は慰めつつ、彼女の勘違いを解消することにした。
「それは久東さんだけが可愛くないからじゃなくて、久東さんだけが格好いいからだよ」
「……どういう意味?」
冬美が眉をひそめた。
「たとえば、シュートだけが上手い選手の集団があったとするじゃん。ほとんどの人はシュートしか取り柄がない中で一人だけドリブルもできる選手がいたら、その選手のアイデンティティはドリブルになると思わない? もしもシュートのほうが得意だったとしても、ドリブルが上手いのはその人だけなんだから」
「……そうね」
「それと一緒だよ。他の人にはない格好良さがあるからそこに脚光が当たってるだけだで、久東さんもみんなに負けず劣らず綺麗で可愛いよ。誠治や他の男子たちも裏では可愛いって言ってたから、自信持って」
「なっ、なっ……!」
冬美の顔がみるみる真っ赤に染まった。
「くっ……この変態っ、ジゴロ!」
「えっ、ゴジラ? 筋トレの成果が出てきたかな?」
「ゴジラなんて言ってないわよ!」
「いったぁ⁉︎」
背中をバチーンと思いきり叩かれ、巧は情けない声を出してしまった。
冬美は赤面したまま肩で息をしていた。
(まあ……必要経費か)
本気で痛かったが、冬美が元気を取り戻せたならいいかと巧は思うことにした。
「……でも、ありがと」
冬美が何かつぶやいた。
「えっ、何か言った?」
「口は達者でも耳は違うようね」
鼻で笑われた。
(負けず嫌いだなぁ)
巧は内心で苦笑したが、何も言わなかった。
鎮火しかけているところにわざわざ燃料を足す必要もないだろう。
「そういえば如月君。打ち上げの二次会はどうするつもりかしら?」
冬美がいつも通りの冷静な表情に戻って尋ねてきた。
彼女は打ち上げの幹事も務めているのだ。
「あー、ごめん。まだちょっと迷ってるんだよね。行きたいけど、久しぶりにお父さん来るし、どうしようかな」
「どちらでもいいけれど、前日までには知らせてくれるかしら。当日だとキャンセル料がかかってしまうから」
「わかった。ありがとね、忙しいのにお店の予約とかもしてくれて。なるべく早く知らせるよ」
「別に前日までに言ってくれればいいわ」
ぶっきらぼうにそう言った後、彼女は声をひそめて尋ねてきた。
「そういえば、香奈から聞いたかしら?」
「西宮先輩のこと?」
「えぇ。今日これまでは大丈夫だったのかしら?」
「うん、特に何もないよ。ありがとう。やっぱり久東さんは頼りになるね。白雪さんも言ってたよ? 冬美先輩格好良かったーって」
「っ……!」
冬美が息を詰まらせた。その頬は再びほんのりピンクに染まっていた。
(香奈に格好いいって言われたのが嬉しかったのかな。やっぱりツンデレなんだなぁ)
巧は微笑ましく思った。
冬美が思いきりしかめっ面を浮かべた。
「……時々するその表情、すごく腹立たしいのだけれど。何を考えているのかしら?」
「い、いや、何も考えてないよ? それよりほら、早く片付けて部活行こうっ」
巧がアセアセと片付けを再開すると、冬美はため息をこぼしてから無言でそれに倣った。
香奈が真に絡まれたことを話すと、彼は「そっか……」と考え込むそぶりを見せた。
やがて、彼は顔を上げた。真剣な表情だった。
「香奈、ちょっと相談があるんだけど——」
◇ ◇ ◇
今週末の金曜日に校内で、土曜日には一般にも公開をして文化祭が行われるため、各クラスの放課後準備もいよいよ佳境に入っていた。
巧たちのクラスはメイド喫茶をやることになっていた。
巧は執事服に着替え、表情や仕草について女子たちからレクチャーを受けていた。
「もう少しキリッとできないかしら」
「うーん、こんな感じ?」
冬美の要望に応えて、巧は自分なりにキメ顔をしてみせた。
「如月君、可愛い~!」
ムードメーカーである倉木綾を中心に、女子たちがキャーキャー盛り上がった。
イメチェンと体育祭での活躍で可愛いキャラを脱することができたのは、ほんの一時期だけだった。
好意的に見られていることは間違いないため、巧としては特に思うところはなかった。
香奈にさえ格好いいと思われていればそれでいいというのもあるが。
「はあ……なら、今が部活中だと思えばどうかしら?」
半眼になっている冬美に、綾がニヤニヤ笑いながらにじり寄った。
「冬美~」
「な、何よ?」
「それはつまり、部活中の如月君は格好いいってことですかぁ?」
「か、格好いいとは言ってないわよ!」
冬美が叫んだ。その頬は桜色に染まっていた。
彼女はこほんと咳払いをした。
「ただ、部活中のほうが多少引き締まっているというだけよ。ほら、如月君。実際の試合を想像して」
「うん……あっ、やばい。体動いちゃう」
思わずサッカーの動きをしてしまって、巧は照れ笑いを浮かべた。
「まあまあ、別に縢君とかいるんだし、如月君は如月君の個性を出せばいいんじゃない?」
綾がとりなすように言った。
「それに、今のままのほうがお姉様方とかマダムにウケ良さそうだし!」
「確かにっ」
「そっち方面の人たちのほうがお金落としてくれそうだし、如月君はそっちにぶつけよう!」
「如月君、うちのクラスの売り上げは君にかかってるからね!」
女子たちがワイワイと盛り上がった。
「褒められてるって解釈でいい?」
「もちろんっ!」
綾がにっこりと笑って、巧の肩を叩いた。
冬美が呆れたようにハァ、とため息を吐いた。
——彼女がため息を吐く姿を見るのは、それが最後ではなかった。
たまたま手が空いていたためか、巧と冬美は綾に小道具の片付けを命じられた。
二人で空き教室まで片付けに行っていると、教室に入って荷物を一度床に置いた際に、彼女は思わずといった様子でため息を吐いた。
「久東さん。どうしたの?」
「別にどうもしてないわ」
「そんなわけないでしょ。大きなため息吐いて。裏方が良かったみたいな?」
冬美は元々メイド役に乗り気ではなかったのだが、容姿が整っているため綾たちに押し切られたのだ。
「……半分はそうかもしれないわね」
彼女は皮肉げに笑った。
「みんな可愛い中で、私だけ全然女の子らしさがないのだもの。ため息も出るわよ」
「えー、そんなことないと思うけど」
珍しいな、と巧は思った。
普段、冬美は特にこういう類の愚痴をこぼすタイプではない。
「あるわよ。だって今日、私は格好いいとは言われても可愛いとは一回も言われてないもの」
冬美の口調は自分だけ褒めてもらえなくて拗ねてしまった子供のようだった。
(思ったよりダメージを喰らっているみたいだけど……ただ思い違いをしてるだけみたいだな)
巧は慰めつつ、彼女の勘違いを解消することにした。
「それは久東さんだけが可愛くないからじゃなくて、久東さんだけが格好いいからだよ」
「……どういう意味?」
冬美が眉をひそめた。
「たとえば、シュートだけが上手い選手の集団があったとするじゃん。ほとんどの人はシュートしか取り柄がない中で一人だけドリブルもできる選手がいたら、その選手のアイデンティティはドリブルになると思わない? もしもシュートのほうが得意だったとしても、ドリブルが上手いのはその人だけなんだから」
「……そうね」
「それと一緒だよ。他の人にはない格好良さがあるからそこに脚光が当たってるだけだで、久東さんもみんなに負けず劣らず綺麗で可愛いよ。誠治や他の男子たちも裏では可愛いって言ってたから、自信持って」
「なっ、なっ……!」
冬美の顔がみるみる真っ赤に染まった。
「くっ……この変態っ、ジゴロ!」
「えっ、ゴジラ? 筋トレの成果が出てきたかな?」
「ゴジラなんて言ってないわよ!」
「いったぁ⁉︎」
背中をバチーンと思いきり叩かれ、巧は情けない声を出してしまった。
冬美は赤面したまま肩で息をしていた。
(まあ……必要経費か)
本気で痛かったが、冬美が元気を取り戻せたならいいかと巧は思うことにした。
「……でも、ありがと」
冬美が何かつぶやいた。
「えっ、何か言った?」
「口は達者でも耳は違うようね」
鼻で笑われた。
(負けず嫌いだなぁ)
巧は内心で苦笑したが、何も言わなかった。
鎮火しかけているところにわざわざ燃料を足す必要もないだろう。
「そういえば如月君。打ち上げの二次会はどうするつもりかしら?」
冬美がいつも通りの冷静な表情に戻って尋ねてきた。
彼女は打ち上げの幹事も務めているのだ。
「あー、ごめん。まだちょっと迷ってるんだよね。行きたいけど、久しぶりにお父さん来るし、どうしようかな」
「どちらでもいいけれど、前日までには知らせてくれるかしら。当日だとキャンセル料がかかってしまうから」
「わかった。ありがとね、忙しいのにお店の予約とかもしてくれて。なるべく早く知らせるよ」
「別に前日までに言ってくれればいいわ」
ぶっきらぼうにそう言った後、彼女は声をひそめて尋ねてきた。
「そういえば、香奈から聞いたかしら?」
「西宮先輩のこと?」
「えぇ。今日これまでは大丈夫だったのかしら?」
「うん、特に何もないよ。ありがとう。やっぱり久東さんは頼りになるね。白雪さんも言ってたよ? 冬美先輩格好良かったーって」
「っ……!」
冬美が息を詰まらせた。その頬は再びほんのりピンクに染まっていた。
(香奈に格好いいって言われたのが嬉しかったのかな。やっぱりツンデレなんだなぁ)
巧は微笑ましく思った。
冬美が思いきりしかめっ面を浮かべた。
「……時々するその表情、すごく腹立たしいのだけれど。何を考えているのかしら?」
「い、いや、何も考えてないよ? それよりほら、早く片付けて部活行こうっ」
巧がアセアセと片付けを再開すると、冬美はため息をこぼしてから無言でそれに倣った。
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