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第一章
第21話 シャーロットの気持ち
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シャルは料理が得意でないようなので、僕が昼食を作る事になった。
もともとシャルが寝込んでいる想定でいたので、材料は買ってきてきた。
「そういえばさ、シャル」
「何ですか?」
シャルが学校の課題を進める手を止め、こちらを見てくる。
「女の子にこういうこと言うのはデリカシーないんだろうけど……部屋、もう少し綺麗にした方がいいんじゃない?」
これは彼女のためというよりは、僕自身のためだ。
何かに熱中してしまうと気にならなくなるが、僕は基本的に綺麗好きだ。
物が散乱している空間だと、どうにも落ち着かない。
「本当にデリカシーはありませんが……そう言われても仕方のない状態ですね」
シャルが部屋を見回して苦笑した。
寝室と同様に本が床に積み上げられており、服や小物のあちこちに転がっている。
学校のものであろうプリントも散らばっていた。
「月曜の時点では綺麗だったよね?」
「あれは日曜日にエリアが掃除してくれていたので……どうにも掃除と片付けというものができないのです」
本気で悩んでいるらしい。
「なら、よければ手伝おうか?」
僕の申し出にシャルは一度目を見張って驚きを表現した後、申し訳なさそうな表情で頷いた。
「さて、やるからには徹底的にやるから覚悟してね」
「お、お手柔らかにお願いします……」
シャルが頬を引き攣らせた。
「一応確認しておくけど、僕に見られちゃいけないようなものはない?」
「見られてはいけないもの、ですか?」
「うん、下着とか、女の子的に男には見られたくないものとか」
「あ、ありませんよそんなもの!」
シャルは赤くなった顔の前で、ぶんぶん手を振った。
それからハッとした表情になって、
「寝室にも下着は落ちていなかったですよね……?」
「ジロジロ見てないからわからないけど、少なくとも目には入らなかったよ」
「良かったー……」
シャルがホッと胸を撫で下ろした。
落ちている可能性はあったんかい。
「じゃあ、まずは——」
何からやろうか、と部屋を見回して、あるものが目に入ってしまって息を呑んだ。
「ノア君、どうしました?」
どうしよう。誤魔化そうかな。
……いや、正直に話しておくか。
「その……ごめん、見えた」
僕は顔を背けながら、ベランダを指差した。
——そこには、白色の下着が風に撫でられてヒラヒラとダンスをしていた。
カーテンが風にまくられた事により、視界に入ってしまったのだ。
「わっ⁉︎ す、すみません!」
「い、いや、こっちこそごめんっ」
シャルがわたわたと下着を片す間、僕は必死に他の事に意識を逸らしていた。
その下着は昨日、僕が脱がせたものだった。
昨日の事を考えてしまったら、掃除どころではなくなってしまう。
「も、申し訳ありませんでした……」
シャルがすごすごと姿を見せた。
「いや、別に謝る必要はないけど……人が来る時は気をつけた方が良いと思うよ。特に男が来る場合は」
「はい、気をつけます……でも、ノア君で良かったです」
「っ——!」
……この子、僕のことを男だって認識していないんじゃないだろうか。
何かムカついてきたな。
そうだ。シャルが嫌になるほど徹底的に掃除してやろう。
「それじゃあ、改めて。楽しい楽しい掃除のお時間だね」
「あの、何だか笑顔が怖いのですが……?」
引き攣った笑みを浮かべるシャルに対して、僕はふふふ、と笑った。
掃除を終える頃には、夕方になっていた。
「さすがにやり過ぎたかな……」
「こんなに疲れたのは初めてです……」
僕とシャルはソファーでぐったりしていた。
ちょっと熱が入り過ぎてしまった。
時計を見る。もうそろそろ出ないと門限に間に合わない時間だ。
「じゃあ、門限だから僕は帰ろうかな」
「はい、ありがとうございました……って、ノア君。すっかり忘れていましたが、昨日はだいぶ門限を過ぎていたんじゃ……?」
シャルの顔が青ざめた。
「まぁね。けど、別に怒られたりはしてないから安心して。心配はされたけど」
「それは申し訳ない事をしてしまいました……」
「大丈夫だよ。僕が好きでやっていたんだし」
気にしなくていいと伝えるも、シャルは何やら考え込んでしまった。
「……明日、ご両親に謝罪させてください」
「えっ、いいよそんなの。シャルが悪いわけじゃないし」
「私の気が済まないんです。迷惑でしたらお詫びの品だけお届けしますけど……」
「いや、迷惑って事はないと思うよ。両親、僕が誰かを連れてくると喜ぶから」
「じゃあ、明日お家へお邪魔してもよろしいでしょうか」
「いいけど……」
強く拒む理由はないため、承諾する。
シャルが「ありがとうございます」と微笑んだ。
ちょっと大袈裟すぎる気もするが、それだけシャルが誠実という事だろう。
「あっ、そうだ。これ返しておくよ」
僕はカバンから一冊の本を取り出した。
昨日、預かっていてそのまま持って帰ってしまった林博嗣の新刊だ。
「あっ、そういえばお渡ししたままでしたね。ありがとうございます」
今の今まで忘れていたらしい。
「珍しいね。シャルが本の事を忘れるなんて。やっぱりまだ本調子じゃないんじゃない?」
「い、いえ、体は本当に大丈夫ですっ」
なぜか、シャルは顔を赤くさせた。
どうしてだろう。読書家なのに本を忘れていたのが恥ずかしかったのかな。
まぁ、元気そうではあるからいいか。
明日の集合場所を決めて、僕はシャルの家を辞去した。
◇ ◇ ◇
ノアの見送りをして、シャーロットはソファーに逆戻りした。
「はあ……」
思わず口から漏れたのは重々しいため息。
これまではなんとも感じていなかったのに、やけに空間が広く感じられる。
掃除をして整頓された状態になっているというのもあるが、決してそれだけではないだろう。
「寂しい……」
シャーロットは、先程までノアが使っていたクッションに顔を埋めた。
気付かぬうちに、自分の中でノアという少年の存在はとても大きなものになっていた。
彼といる時間は楽しかった。林博嗣の新刊の事などすっかり忘れてしまうほどに。
これまでは、テスト前であろうと新刊が出たら読んでしまっていた。
読む前にその存在を忘れるなど、初めての事だった。
明日のお家訪問もそうだ。
ノアの両親に対する謝罪の気持ちはもちろんあったが、迷惑かもしれない話を押し通したのは、少しでもノアと過ごしたかったからだ。
ここまで来れば、もう誤魔化す事はできない。
「私、ノア君の事が好きなんですね……」
今思い返せば、前々から好意を持っていたのだろう。
そういう目で見ていなかったのならば、昼休みに生徒会室で二人きりになろうとなどしなかったはずだ。
彼と過ごす時間は胸が躍ったし、気が楽だった。
優しくて冗談にも付き合ってくれて、趣味も共通していて暴走障害の事を知ってもそれまでと変わらず受け入れてくれて、風邪の看病までしてくれて……、
うん、好きにならない方がおかしいですね。
「偽カップルじゃなくて本物のカップルになれたら……でも、ノア君にそんなつもりはないのでしょうね」
好意的に見てくれているとは思うし、一人の女の子として意識してくれてはいると思う。
だが、異性として好いてくれているかと問われれば、自信はなかった。
図らずとも彼の局部にお尻を押し付けてしまった時は反応していたが、あれは男子なら当然だろうし。
それに、もし告白をして振られてしまった場合、おそらく今の関係も終わってしまう。
それだけは嫌だし、考えただけで恐ろしい。
もしエリアが偽カップルの提案をせずにノアと関わらないようにしていたら、シャーロットはきっと猛烈に後悔していただろう。
あの頃にはすでに好きになっていたのだと、今ならわかる。
「焦っちゃだめですよ、シャーロット。幸いにして、アピールする機会はこれからもあるのですから」
自分に向かってそう言い聞かせ、ノアが多めに作ってくれた昼食の残りを夕飯として食べた。
昼に食べた時より、少しだけ味気なかった。
もともとシャルが寝込んでいる想定でいたので、材料は買ってきてきた。
「そういえばさ、シャル」
「何ですか?」
シャルが学校の課題を進める手を止め、こちらを見てくる。
「女の子にこういうこと言うのはデリカシーないんだろうけど……部屋、もう少し綺麗にした方がいいんじゃない?」
これは彼女のためというよりは、僕自身のためだ。
何かに熱中してしまうと気にならなくなるが、僕は基本的に綺麗好きだ。
物が散乱している空間だと、どうにも落ち着かない。
「本当にデリカシーはありませんが……そう言われても仕方のない状態ですね」
シャルが部屋を見回して苦笑した。
寝室と同様に本が床に積み上げられており、服や小物のあちこちに転がっている。
学校のものであろうプリントも散らばっていた。
「月曜の時点では綺麗だったよね?」
「あれは日曜日にエリアが掃除してくれていたので……どうにも掃除と片付けというものができないのです」
本気で悩んでいるらしい。
「なら、よければ手伝おうか?」
僕の申し出にシャルは一度目を見張って驚きを表現した後、申し訳なさそうな表情で頷いた。
「さて、やるからには徹底的にやるから覚悟してね」
「お、お手柔らかにお願いします……」
シャルが頬を引き攣らせた。
「一応確認しておくけど、僕に見られちゃいけないようなものはない?」
「見られてはいけないもの、ですか?」
「うん、下着とか、女の子的に男には見られたくないものとか」
「あ、ありませんよそんなもの!」
シャルは赤くなった顔の前で、ぶんぶん手を振った。
それからハッとした表情になって、
「寝室にも下着は落ちていなかったですよね……?」
「ジロジロ見てないからわからないけど、少なくとも目には入らなかったよ」
「良かったー……」
シャルがホッと胸を撫で下ろした。
落ちている可能性はあったんかい。
「じゃあ、まずは——」
何からやろうか、と部屋を見回して、あるものが目に入ってしまって息を呑んだ。
「ノア君、どうしました?」
どうしよう。誤魔化そうかな。
……いや、正直に話しておくか。
「その……ごめん、見えた」
僕は顔を背けながら、ベランダを指差した。
——そこには、白色の下着が風に撫でられてヒラヒラとダンスをしていた。
カーテンが風にまくられた事により、視界に入ってしまったのだ。
「わっ⁉︎ す、すみません!」
「い、いや、こっちこそごめんっ」
シャルがわたわたと下着を片す間、僕は必死に他の事に意識を逸らしていた。
その下着は昨日、僕が脱がせたものだった。
昨日の事を考えてしまったら、掃除どころではなくなってしまう。
「も、申し訳ありませんでした……」
シャルがすごすごと姿を見せた。
「いや、別に謝る必要はないけど……人が来る時は気をつけた方が良いと思うよ。特に男が来る場合は」
「はい、気をつけます……でも、ノア君で良かったです」
「っ——!」
……この子、僕のことを男だって認識していないんじゃないだろうか。
何かムカついてきたな。
そうだ。シャルが嫌になるほど徹底的に掃除してやろう。
「それじゃあ、改めて。楽しい楽しい掃除のお時間だね」
「あの、何だか笑顔が怖いのですが……?」
引き攣った笑みを浮かべるシャルに対して、僕はふふふ、と笑った。
掃除を終える頃には、夕方になっていた。
「さすがにやり過ぎたかな……」
「こんなに疲れたのは初めてです……」
僕とシャルはソファーでぐったりしていた。
ちょっと熱が入り過ぎてしまった。
時計を見る。もうそろそろ出ないと門限に間に合わない時間だ。
「じゃあ、門限だから僕は帰ろうかな」
「はい、ありがとうございました……って、ノア君。すっかり忘れていましたが、昨日はだいぶ門限を過ぎていたんじゃ……?」
シャルの顔が青ざめた。
「まぁね。けど、別に怒られたりはしてないから安心して。心配はされたけど」
「それは申し訳ない事をしてしまいました……」
「大丈夫だよ。僕が好きでやっていたんだし」
気にしなくていいと伝えるも、シャルは何やら考え込んでしまった。
「……明日、ご両親に謝罪させてください」
「えっ、いいよそんなの。シャルが悪いわけじゃないし」
「私の気が済まないんです。迷惑でしたらお詫びの品だけお届けしますけど……」
「いや、迷惑って事はないと思うよ。両親、僕が誰かを連れてくると喜ぶから」
「じゃあ、明日お家へお邪魔してもよろしいでしょうか」
「いいけど……」
強く拒む理由はないため、承諾する。
シャルが「ありがとうございます」と微笑んだ。
ちょっと大袈裟すぎる気もするが、それだけシャルが誠実という事だろう。
「あっ、そうだ。これ返しておくよ」
僕はカバンから一冊の本を取り出した。
昨日、預かっていてそのまま持って帰ってしまった林博嗣の新刊だ。
「あっ、そういえばお渡ししたままでしたね。ありがとうございます」
今の今まで忘れていたらしい。
「珍しいね。シャルが本の事を忘れるなんて。やっぱりまだ本調子じゃないんじゃない?」
「い、いえ、体は本当に大丈夫ですっ」
なぜか、シャルは顔を赤くさせた。
どうしてだろう。読書家なのに本を忘れていたのが恥ずかしかったのかな。
まぁ、元気そうではあるからいいか。
明日の集合場所を決めて、僕はシャルの家を辞去した。
◇ ◇ ◇
ノアの見送りをして、シャーロットはソファーに逆戻りした。
「はあ……」
思わず口から漏れたのは重々しいため息。
これまではなんとも感じていなかったのに、やけに空間が広く感じられる。
掃除をして整頓された状態になっているというのもあるが、決してそれだけではないだろう。
「寂しい……」
シャーロットは、先程までノアが使っていたクッションに顔を埋めた。
気付かぬうちに、自分の中でノアという少年の存在はとても大きなものになっていた。
彼といる時間は楽しかった。林博嗣の新刊の事などすっかり忘れてしまうほどに。
これまでは、テスト前であろうと新刊が出たら読んでしまっていた。
読む前にその存在を忘れるなど、初めての事だった。
明日のお家訪問もそうだ。
ノアの両親に対する謝罪の気持ちはもちろんあったが、迷惑かもしれない話を押し通したのは、少しでもノアと過ごしたかったからだ。
ここまで来れば、もう誤魔化す事はできない。
「私、ノア君の事が好きなんですね……」
今思い返せば、前々から好意を持っていたのだろう。
そういう目で見ていなかったのならば、昼休みに生徒会室で二人きりになろうとなどしなかったはずだ。
彼と過ごす時間は胸が躍ったし、気が楽だった。
優しくて冗談にも付き合ってくれて、趣味も共通していて暴走障害の事を知ってもそれまでと変わらず受け入れてくれて、風邪の看病までしてくれて……、
うん、好きにならない方がおかしいですね。
「偽カップルじゃなくて本物のカップルになれたら……でも、ノア君にそんなつもりはないのでしょうね」
好意的に見てくれているとは思うし、一人の女の子として意識してくれてはいると思う。
だが、異性として好いてくれているかと問われれば、自信はなかった。
図らずとも彼の局部にお尻を押し付けてしまった時は反応していたが、あれは男子なら当然だろうし。
それに、もし告白をして振られてしまった場合、おそらく今の関係も終わってしまう。
それだけは嫌だし、考えただけで恐ろしい。
もしエリアが偽カップルの提案をせずにノアと関わらないようにしていたら、シャーロットはきっと猛烈に後悔していただろう。
あの頃にはすでに好きになっていたのだと、今ならわかる。
「焦っちゃだめですよ、シャーロット。幸いにして、アピールする機会はこれからもあるのですから」
自分に向かってそう言い聞かせ、ノアが多めに作ってくれた昼食の残りを夕飯として食べた。
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