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第一章
第4話 生徒会に誘われる
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翌日からはギリギリの時間に登校するようになった。
そうすれば、レヴィやイザベラたちも手の出しようがないからだ。
お世話になっている義理の両親にはアローラと別れたことを伝え、これまでは彼女の希望で早く登校していたんだ、とそれっぽいことを言っておいた。
昼休みはシャーロット——会長と生徒会室で読書談義、放課後は各々部活があるため、合間合間の嫌がらせさえ耐えればよかった。
苦痛でないと言えば嘘になるが、昼休みは楽しみだったし、両親に迷惑をかけたくはなかったので、学校を休むという選択肢はなかった。
ちなみに、僕は帰宅部だ。
というよりD、Eランクの生徒はほとんどがそうだ。
魔法は生命活動の根幹だ。
運動においても芸術においても、魔法の才能が優劣を決める。
その差は気持ちだけで埋められるほど小さくはなかった。
アローラと別れて会長と昼休みを共に過ごすようになってから数日後、四限が書道だった会長から生徒会室の鍵を渡された。
さすがに一般の生徒が受け取るのは良くないと思ったが、「あなたのことは信頼していますし、あなたが早く食べ終えればそれだけ長く語らえますから」と押し付けられた。
「でも、やっぱり不用心だよね。それだけ信頼してくれてるってことなのかな」
そうだとしたら嬉しいな、などと思いながら、僕は鍵を開けて扉をスライドした。
「……えっ?」
二つの声が重なった。
下着姿の会長が、驚愕の表情を浮かべてこちらを見ていた。
三秒ほどたっぷりと見つめ合ってから、はたと我に返った。
「す、すいませんっ!」
勢いよく頭を下げつつ扉を閉める。
な、何が起こってるんだ? 会長?
「……いや、そんなわけないよね」
よしんば彼女のほうが先に到着したのだとしても、僕が鍵を持っていることは知っているはずだから、中で着替えるはずなんてない。
それに——、
「大きかったな……」
しっかり谷間のできた大きな胸と無地の白いブラは、僕の脳裏にしっかりと焼きついていた。
会長は学校随一の貧乳美女として知られている。
そういえば、彼女には妹がいるという話を聞いたことがあった。
もしかしたら双子の妹なのかもしれない。
そう考えると全ての辻褄が合う。
不意に生徒会室の扉が開いた。
僕はビクッと体を震わせた。
恐る恐る振り返る。
「……そんなビビんないで。入っていいよ」
顔も声も会長にそっくりな少女が、呆れた表情を浮かべながら手招きしていtた。
話を聞いてみると、やはり会長の双子の妹だった。
エリアという名前らしい。
クラスが違うから知らなかった。
事情を説明すると、あっさり許してもらえた。
「ただの事故だし、何ならノアのことを私に伝えていなかったお姉ちゃんの責任だからね」
そう言ってエリアはニカッと笑った。
会長と違って社交的なようだ。
エリアは副会長を務めていて、ちょうど僕が昼休みに生徒会室に入り浸るようになる前に風邪を引いて、ここ数日は休んでいたらしい。
扉が開かれた。
今度こそ、姿を見せたのは会長だ。
「エリアも来ていたんですね」
「もう、お姉ちゃん。ノアのこと最初に言っておいてよ。お互いびっくりしたんだから」
「すみません。忘れてました」
「まったく……しっかり者にみえてちょいちょい抜けてるんだから」
「そこがまた——」
「萌えないよ」
会長がんぐっ、と言葉を詰まらせた。
姉の言いたいことを察知したエリアの完璧な先回りに、僕は素直に感心した。
「完璧な読みだね」
「一卵性の双子力舐めんな」
「舐めないでください」
エリアと、なぜか会長までドヤ顔をする。
同じような表情を浮かべていると、本当に似ている。
髪型の違いがなければ見分けるのは至難だろう。
……いや、一点だけ明らかな差異があるな。
一方は声高と存在を主張しているのに対し、もう一方はかなり控えめだ。
「……うん、会長は会長だね」
「胸を凝視して出てきた言葉がそれですか」
会長が睨みつけてくる。
僕はすっと目を逸らした。
強く生きて、という言葉が頭に浮かんだが、さすがに口に出す勇気はなかった。
まだそこまでの間柄じゃないし。
「はあ……まったく、バカなことを言っていないでさっさと食べましょう。一分でも長く読書談義——」
「——の前にお姉ちゃん」
椅子に向かって行こうとする会長の腕をエリアが掴んだ。
「これ、どういう状況? 私が休む前はこんなんじゃなかったよね?」
書類の山々が積み重なっている机に視線を向け、エリアがニッコリと笑った。
目だけが笑っていない。怖い。
「えっとー……」
会長の血の気がサーっと引いていく。
瞳はわかりやすく泳いでいた。
僕も彼女も、熱が入ると周りが見えなくなるタイプだ。
初日を除いて、僕らの間で机の状態についての会話がなされることはなかった。
「ごめん。僕が昼休みにお邪魔しちゃってたから」
「いや、ノアの責任じゃないよ。そもそも昼休みの読書談義を提案したの、お姉ちゃんなんでしょ?」
「それは、まあ」
「なら大丈夫。それに、元々お姉ちゃんはこういうのやんない人だし。ほらっ、ちゃっちゃと片付けてちゃっちゃと食べるよ」
「はーい……」
不服そうな会長は、はっきり言って可愛らしかった。
「ノアはそこら辺の机でも使ってのんびり食べてて。悪いけど、今日はお姉ちゃん貸してあげれないと思う」
「いや、僕も手伝うよ」
「えっ?」
「おっ」
エリアと会長の声が重なった。
前者は目を見開き、後者は瞳を輝かせている。
本当に片付け嫌いなんだな、会長。
「僕にも会長の昼休みを丸々潰していた責任はあるし、ここを使わせてもらってるお礼も兼ねてさ。あっ、それとも僕が見ちゃいけないようなものってあったりする?」
「政治をやっているわけじゃないから、やばい機密情報とかはないけど……まあでも、そうだね。多分あんまり見たら良くないものはある」
「そっか……」
どうしようか。
手伝いたいのは本音だが、逆に面倒ごとを増やしては意味がない。
「なら、ノアさんも生徒会に入ってもらうというのはどうでしょう」
「えっ?」
「はっ?」
今度は僕とエリアの声が重なった。
「ちょうど、二人だけで回すのは大変って話していたじゃないですか。ノアさんが入ればもっと本の話——ではなく仕事も捗るはずです」
「本音漏れたな。でも……悪くないかも」
エリアがうむむ、と唸った。
「もちろんノアさんさえ良ければ、ですが。どうですか?」
会長が尋ねてくる。
はっきり言って、魅力的な提案だった。
「僕としては構わないけど……そんな簡単に入れるものなの?」
「大丈夫です。先生は緩いですから……あっ、噂をすれば」
扉がノックされ、入るぞー、という声が聞こえた。
長髪の女性教諭が入ってくる。
綺麗めな顔立ちとメリハリのある体つきで、男子生徒の中にはガチ恋勢もいると噂のルナ先生だ。
「あれ、なんでノアがいるんだ? 三Pか?」
ぶほっ、とエリアが吹き出した。
会長は頬を赤く染めている。
意外とピュアだったんだな。
「サラッと下ネタ言わないでもらっていいですか? 今ちょうど、彼を生徒会役員に加えようかという話をしていたのです。いいですよね?」
「いいんじゃないか?」
エリアの確認に、ルナは軽い調子でうなずいた。
「ノアは頭いいし、品行方正だ。問題ないだろう」
「生徒会ってそんな簡単に入れるんですね……」
「まあ、政治をやってるわけじゃないからな。素行に問題のある生徒ならともかく、そんなに厳しく規制するつもりはない」
そんなものか。
「にしても、机の上がすごいことになっているな。エリアが休んでいたからか」
「そうなんです。今から整理するところで。もしかして先生も手伝ってくれるんですか?」
「いや、手伝いたいのは山々だが、それはシャーロットの成長にはつながらんからな。私はここでお暇するよ」
ルナ先生は逃げるように出ていった。
あそこまでわかりやすいと、いっそのこと清々しいな。
「さ、やるよー」
「おー」
「おー……」
腕まくりしたエリアの号令で、生徒会整理整頓大作戦は開始された。
そうすれば、レヴィやイザベラたちも手の出しようがないからだ。
お世話になっている義理の両親にはアローラと別れたことを伝え、これまでは彼女の希望で早く登校していたんだ、とそれっぽいことを言っておいた。
昼休みはシャーロット——会長と生徒会室で読書談義、放課後は各々部活があるため、合間合間の嫌がらせさえ耐えればよかった。
苦痛でないと言えば嘘になるが、昼休みは楽しみだったし、両親に迷惑をかけたくはなかったので、学校を休むという選択肢はなかった。
ちなみに、僕は帰宅部だ。
というよりD、Eランクの生徒はほとんどがそうだ。
魔法は生命活動の根幹だ。
運動においても芸術においても、魔法の才能が優劣を決める。
その差は気持ちだけで埋められるほど小さくはなかった。
アローラと別れて会長と昼休みを共に過ごすようになってから数日後、四限が書道だった会長から生徒会室の鍵を渡された。
さすがに一般の生徒が受け取るのは良くないと思ったが、「あなたのことは信頼していますし、あなたが早く食べ終えればそれだけ長く語らえますから」と押し付けられた。
「でも、やっぱり不用心だよね。それだけ信頼してくれてるってことなのかな」
そうだとしたら嬉しいな、などと思いながら、僕は鍵を開けて扉をスライドした。
「……えっ?」
二つの声が重なった。
下着姿の会長が、驚愕の表情を浮かべてこちらを見ていた。
三秒ほどたっぷりと見つめ合ってから、はたと我に返った。
「す、すいませんっ!」
勢いよく頭を下げつつ扉を閉める。
な、何が起こってるんだ? 会長?
「……いや、そんなわけないよね」
よしんば彼女のほうが先に到着したのだとしても、僕が鍵を持っていることは知っているはずだから、中で着替えるはずなんてない。
それに——、
「大きかったな……」
しっかり谷間のできた大きな胸と無地の白いブラは、僕の脳裏にしっかりと焼きついていた。
会長は学校随一の貧乳美女として知られている。
そういえば、彼女には妹がいるという話を聞いたことがあった。
もしかしたら双子の妹なのかもしれない。
そう考えると全ての辻褄が合う。
不意に生徒会室の扉が開いた。
僕はビクッと体を震わせた。
恐る恐る振り返る。
「……そんなビビんないで。入っていいよ」
顔も声も会長にそっくりな少女が、呆れた表情を浮かべながら手招きしていtた。
話を聞いてみると、やはり会長の双子の妹だった。
エリアという名前らしい。
クラスが違うから知らなかった。
事情を説明すると、あっさり許してもらえた。
「ただの事故だし、何ならノアのことを私に伝えていなかったお姉ちゃんの責任だからね」
そう言ってエリアはニカッと笑った。
会長と違って社交的なようだ。
エリアは副会長を務めていて、ちょうど僕が昼休みに生徒会室に入り浸るようになる前に風邪を引いて、ここ数日は休んでいたらしい。
扉が開かれた。
今度こそ、姿を見せたのは会長だ。
「エリアも来ていたんですね」
「もう、お姉ちゃん。ノアのこと最初に言っておいてよ。お互いびっくりしたんだから」
「すみません。忘れてました」
「まったく……しっかり者にみえてちょいちょい抜けてるんだから」
「そこがまた——」
「萌えないよ」
会長がんぐっ、と言葉を詰まらせた。
姉の言いたいことを察知したエリアの完璧な先回りに、僕は素直に感心した。
「完璧な読みだね」
「一卵性の双子力舐めんな」
「舐めないでください」
エリアと、なぜか会長までドヤ顔をする。
同じような表情を浮かべていると、本当に似ている。
髪型の違いがなければ見分けるのは至難だろう。
……いや、一点だけ明らかな差異があるな。
一方は声高と存在を主張しているのに対し、もう一方はかなり控えめだ。
「……うん、会長は会長だね」
「胸を凝視して出てきた言葉がそれですか」
会長が睨みつけてくる。
僕はすっと目を逸らした。
強く生きて、という言葉が頭に浮かんだが、さすがに口に出す勇気はなかった。
まだそこまでの間柄じゃないし。
「はあ……まったく、バカなことを言っていないでさっさと食べましょう。一分でも長く読書談義——」
「——の前にお姉ちゃん」
椅子に向かって行こうとする会長の腕をエリアが掴んだ。
「これ、どういう状況? 私が休む前はこんなんじゃなかったよね?」
書類の山々が積み重なっている机に視線を向け、エリアがニッコリと笑った。
目だけが笑っていない。怖い。
「えっとー……」
会長の血の気がサーっと引いていく。
瞳はわかりやすく泳いでいた。
僕も彼女も、熱が入ると周りが見えなくなるタイプだ。
初日を除いて、僕らの間で机の状態についての会話がなされることはなかった。
「ごめん。僕が昼休みにお邪魔しちゃってたから」
「いや、ノアの責任じゃないよ。そもそも昼休みの読書談義を提案したの、お姉ちゃんなんでしょ?」
「それは、まあ」
「なら大丈夫。それに、元々お姉ちゃんはこういうのやんない人だし。ほらっ、ちゃっちゃと片付けてちゃっちゃと食べるよ」
「はーい……」
不服そうな会長は、はっきり言って可愛らしかった。
「ノアはそこら辺の机でも使ってのんびり食べてて。悪いけど、今日はお姉ちゃん貸してあげれないと思う」
「いや、僕も手伝うよ」
「えっ?」
「おっ」
エリアと会長の声が重なった。
前者は目を見開き、後者は瞳を輝かせている。
本当に片付け嫌いなんだな、会長。
「僕にも会長の昼休みを丸々潰していた責任はあるし、ここを使わせてもらってるお礼も兼ねてさ。あっ、それとも僕が見ちゃいけないようなものってあったりする?」
「政治をやっているわけじゃないから、やばい機密情報とかはないけど……まあでも、そうだね。多分あんまり見たら良くないものはある」
「そっか……」
どうしようか。
手伝いたいのは本音だが、逆に面倒ごとを増やしては意味がない。
「なら、ノアさんも生徒会に入ってもらうというのはどうでしょう」
「えっ?」
「はっ?」
今度は僕とエリアの声が重なった。
「ちょうど、二人だけで回すのは大変って話していたじゃないですか。ノアさんが入ればもっと本の話——ではなく仕事も捗るはずです」
「本音漏れたな。でも……悪くないかも」
エリアがうむむ、と唸った。
「もちろんノアさんさえ良ければ、ですが。どうですか?」
会長が尋ねてくる。
はっきり言って、魅力的な提案だった。
「僕としては構わないけど……そんな簡単に入れるものなの?」
「大丈夫です。先生は緩いですから……あっ、噂をすれば」
扉がノックされ、入るぞー、という声が聞こえた。
長髪の女性教諭が入ってくる。
綺麗めな顔立ちとメリハリのある体つきで、男子生徒の中にはガチ恋勢もいると噂のルナ先生だ。
「あれ、なんでノアがいるんだ? 三Pか?」
ぶほっ、とエリアが吹き出した。
会長は頬を赤く染めている。
意外とピュアだったんだな。
「サラッと下ネタ言わないでもらっていいですか? 今ちょうど、彼を生徒会役員に加えようかという話をしていたのです。いいですよね?」
「いいんじゃないか?」
エリアの確認に、ルナは軽い調子でうなずいた。
「ノアは頭いいし、品行方正だ。問題ないだろう」
「生徒会ってそんな簡単に入れるんですね……」
「まあ、政治をやってるわけじゃないからな。素行に問題のある生徒ならともかく、そんなに厳しく規制するつもりはない」
そんなものか。
「にしても、机の上がすごいことになっているな。エリアが休んでいたからか」
「そうなんです。今から整理するところで。もしかして先生も手伝ってくれるんですか?」
「いや、手伝いたいのは山々だが、それはシャーロットの成長にはつながらんからな。私はここでお暇するよ」
ルナ先生は逃げるように出ていった。
あそこまでわかりやすいと、いっそのこと清々しいな。
「さ、やるよー」
「おー」
「おー……」
腕まくりしたエリアの号令で、生徒会整理整頓大作戦は開始された。
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