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第六章 いでよ!太古の剣!
第五話 サクラとの約束
しおりを挟む話が終わるとあれっくすと晴とテルはメディカルチェックの為に病院に行く事になった。
テル:俺は別に大丈夫だって!久しぶりの地球だからな遊びまくるぜ!!
晴:遊びに来る為に来たの?!アリュバス星に長くいてせいでもしかしたら体に何かしら影響が出てるかもしれないんだから素直に来なさい!
ぺん:そうだす!早く乗るだすよ!!
テルは晴とぺんにゃんに瑳呂紋のバンに強引に押し込められ病院へ向かった。
越褌:やれやれ、賑やかだったな。メガ男くんも疲れただろう二階で少し休んだ方が良いんじゃないか?
メガ男:ですがギア子が心配で・・・。
タカ:ギア子なら私が寝てる間に見ていよう。エマから連絡来るのは夜だからそれまでに体力を温存するのだ。
メル:・・・タカール様は休まなくて大丈夫なのですか?もし、良ければ私がギア子様を。
トーマ:交代で休む事にしよう。メルも慣れない土地で疲れているだろう。
メル:かしこまりました。越褌殿お部屋をお借りしても良いでしょうか?
越褌:部屋は幾つもあるから安心してくれ。ほら、こっちだ。
越褌の案内で部屋を割り当てられ面々はしばしの休息を取るのであった。
夕方にギア子とメガ男が遅い昼食を食べていると朱美が越褌の家にやって来た。
朱美:お久しぶりですギア子さん。無事に見つかって良かったです。今日は首相代理の代わりに伺いました。しばらくこちらに滞在する事になりますので越褌さん、よろしくお願いします。
朱美は相変わらず折り目正しくお辞儀をし挨拶して来た。
ギア:朱美さんありがとう。それで私がいない間に何が起きたのか知りたいのだけど・・・。
自分が不在の間に何が起きていたのかギア子は朱美を交えて話を聞くのであった。
不在の間に色んな事が起きていた事に驚きを隠せないギア子だったがが、くよくよしていても何も始まらないと自分を奮い立たせエマからこ連絡を待つ事にしたのだった。
夜になると越褌の家の居間にぞくぞくと集まって来ていた。
タカ:そろそろ連絡が来てもよさそうだが。
メガ男:明日の夜にと言っていたのですが・・。
ゆき:はい、私も聞きました。
みんなテーブルの上のイヤリングを食い入るように見ながらエマからの連絡を待っていた。
それから一時間後にイヤリングから声が聞こえて来た。
エマ:[・・・き・・こえますか?]
トーマ:聞こえるぞ!エマそっちはどうなっているのだ。
エマ:[それが大変な事に・・・。]
エマはトーマ達が地球に向かった後の話を手短に伝えたのであった。
ギア:サクラがエルドラの民?!それもアリュバス星人だったの?!
サクラ:私もびっくりしたわよ!そんな事よりも満月の夜にグレイの花嫁にさせれてしまう・・・助けて。
メガ男:なんだって?!サクラがグレイの花嫁に?!
ぺん:どうにかならないんだすか?
タカ:ルーチェの門を完全に閉じたらしくこちらから開ける事が出来ない。ギア子の治療もしないとだし・・・困った。
セラ:[ダイナムにどうにか出来ないか頼んでみます。私の言う事ならきっと聞いてくれるはずです。]
トーマ:セラ頼んだ!・・・サクラさん必ず戻るからその時まで待ってて欲しい。
サクラ:[分かりました。必ず・・・必ず戻ってきてください。]
エマ:[では、また何か分かったらご連絡します。]
ギア:サクラ!私も必ず行くから!
サクラ:[うん!ギア子待ってる!約束よ!]
サクラが返事した後に通信が途切れると居間は静まり返ったのであった。
つづく
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