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スピンオフ ダンデリオンの花嫁
第二話 ノクトの帰還
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サクラ達は宮殿を無事に奪還した事を聞きツバキとコーネリアを先導され広間にやって来ていた。
セラ:ここに戻って来るのも久しぶりね・・・。アキラ、ニコラ、ルチカ、ツバキありがとう。後は兄さん達の連絡を待つばかりね。
宮殿内の警備も万全の状態になり宮殿に戻ったセラはアキラ達に感謝の言葉をかけた。
サクラ:本当久しぶりです。みなさんお疲れ様です。頼電は体調はどう?
サクラが後ろにいる頼電に声をかけた。
頼電:大丈夫。ダイナムの看病のお陰でかなり良くなったよ。
頼電はここ数日体調が優れないようで床に伏せる事が多かった。
その間はダイナムが片時も目を離さずに頼電の面倒を見てくれたお陰ですっかり体力も取り戻しているように見えた。
そこへ後ろから懐かしい声が聞こえて来た。
ノクト:みんな元気だったか?
アキラ:ノクト!久しぶりだな。こっちに来い。
アキラが駆け寄りゴツい拳でノクトの肩を挨拶代わりと言わんばかりにガンガンと殴った。
ノクト:いててて・・・相変わらず馬鹿力だな。
コーネリア:アキラ様、お力を加減しませんと。
ニコラ:ノクトが壊れちゃうようう。
ルチカ:ノクト何気にやわいから・・・。
アキラ:すまんすまん。
みんなの言葉にアキラが苦笑いで返事をするのであった
その夜、各隊の隊長を招き広間で食事会をする事になり不在のトーマの代わりにセラが最初に挨拶をするのであった。
セラ:各隊のお陰で無事に宮殿を取り戻す事が出来ました。兄に変わって感謝の意を表します。では乾杯。
トーマが座る場所は空席となっていたが、空席に向けて各隊長達は盃を高く掲げるのであった。
セラとは反対側に座っていたサクラは地球にギア子を救いに行ってるトーマの事を思うと食事が喉を通らず心ここに在らずの状態だった。
それを見兼ねたセラがサクラに声をかけた。
セラ:サクラさん大丈夫。兄さんならきっと帰ってくるわギア子を連れて。
サクラ:ええ。でもこの星にグレイって人がいないとなると・・・。
セラはサクラにグレイの事を言われると言葉に詰まった。
実は出発する前の晩にセラのところにトーマが会いに来ていた。
地球にグレイがいたら全力で倒すとも言っていたが、もしもグレイと相討ちするような事があればアリュバス星には二度と戻れないと。
その時はセラが王位を継ぎサクラと頼電の事も頼むと言われたのであった。
そしてその事はサクラには一切話さないようと念を押されていた。
食事も終わりそろそろお開きの時間になる頃にノクトがトーマが座るはずだった場所に立っていた。
それに気が付いたアキラが声をかけた。
アキラ:ノクトどうした?
ノクト::トーマ様は戻って来るんだろうか・・・。
アキラ:大丈夫だ。メルも行かせたしきっと戻って来る。
ノクト:へえ・・・いないと思ったらメルは地球に行ったのか。
ノクトは椅子の背を撫でながら不敵な笑みを浮かべていた。
アキラは弟の様子がおかしいのに気がつきツバキとニコラとルチカに目配せした。
それに気がついた三人は警戒しながらノクトに近づいた。
ニコラ:ノクトどうした?
ニコラがノクトの顔を覗き込むと今までに見た事ないような殺気に満ちた目で睨み返され思わず小さな悲鳴が出た。
ニコラ:ひっ!?
アキラ:お前・・・ノクトじゃないな!・・・まさか!!!
ノクトと思われた人物はゆっくりと顔を上げ冷たい微笑を浮かべながら髪をかきあげた。
束ねていた髪紐は床にポトリと落ちると、漆黒だった髪色が銀髪に代わり、目の色や骨格も見る間のうちに変わっていくのであった。
つづく
セラ:ここに戻って来るのも久しぶりね・・・。アキラ、ニコラ、ルチカ、ツバキありがとう。後は兄さん達の連絡を待つばかりね。
宮殿内の警備も万全の状態になり宮殿に戻ったセラはアキラ達に感謝の言葉をかけた。
サクラ:本当久しぶりです。みなさんお疲れ様です。頼電は体調はどう?
サクラが後ろにいる頼電に声をかけた。
頼電:大丈夫。ダイナムの看病のお陰でかなり良くなったよ。
頼電はここ数日体調が優れないようで床に伏せる事が多かった。
その間はダイナムが片時も目を離さずに頼電の面倒を見てくれたお陰ですっかり体力も取り戻しているように見えた。
そこへ後ろから懐かしい声が聞こえて来た。
ノクト:みんな元気だったか?
アキラ:ノクト!久しぶりだな。こっちに来い。
アキラが駆け寄りゴツい拳でノクトの肩を挨拶代わりと言わんばかりにガンガンと殴った。
ノクト:いててて・・・相変わらず馬鹿力だな。
コーネリア:アキラ様、お力を加減しませんと。
ニコラ:ノクトが壊れちゃうようう。
ルチカ:ノクト何気にやわいから・・・。
アキラ:すまんすまん。
みんなの言葉にアキラが苦笑いで返事をするのであった
その夜、各隊の隊長を招き広間で食事会をする事になり不在のトーマの代わりにセラが最初に挨拶をするのであった。
セラ:各隊のお陰で無事に宮殿を取り戻す事が出来ました。兄に変わって感謝の意を表します。では乾杯。
トーマが座る場所は空席となっていたが、空席に向けて各隊長達は盃を高く掲げるのであった。
セラとは反対側に座っていたサクラは地球にギア子を救いに行ってるトーマの事を思うと食事が喉を通らず心ここに在らずの状態だった。
それを見兼ねたセラがサクラに声をかけた。
セラ:サクラさん大丈夫。兄さんならきっと帰ってくるわギア子を連れて。
サクラ:ええ。でもこの星にグレイって人がいないとなると・・・。
セラはサクラにグレイの事を言われると言葉に詰まった。
実は出発する前の晩にセラのところにトーマが会いに来ていた。
地球にグレイがいたら全力で倒すとも言っていたが、もしもグレイと相討ちするような事があればアリュバス星には二度と戻れないと。
その時はセラが王位を継ぎサクラと頼電の事も頼むと言われたのであった。
そしてその事はサクラには一切話さないようと念を押されていた。
食事も終わりそろそろお開きの時間になる頃にノクトがトーマが座るはずだった場所に立っていた。
それに気が付いたアキラが声をかけた。
アキラ:ノクトどうした?
ノクト::トーマ様は戻って来るんだろうか・・・。
アキラ:大丈夫だ。メルも行かせたしきっと戻って来る。
ノクト:へえ・・・いないと思ったらメルは地球に行ったのか。
ノクトは椅子の背を撫でながら不敵な笑みを浮かべていた。
アキラは弟の様子がおかしいのに気がつきツバキとニコラとルチカに目配せした。
それに気がついた三人は警戒しながらノクトに近づいた。
ニコラ:ノクトどうした?
ニコラがノクトの顔を覗き込むと今までに見た事ないような殺気に満ちた目で睨み返され思わず小さな悲鳴が出た。
ニコラ:ひっ!?
アキラ:お前・・・ノクトじゃないな!・・・まさか!!!
ノクトと思われた人物はゆっくりと顔を上げ冷たい微笑を浮かべながら髪をかきあげた。
束ねていた髪紐は床にポトリと落ちると、漆黒だった髪色が銀髪に代わり、目の色や骨格も見る間のうちに変わっていくのであった。
つづく
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