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第五章 衝撃!母との再会
第四話 パーティへの招待
しおりを挟む画面に釘付けになっていたギア子はメガ男に質問に質問で返していた。
ギア:えっと・・・司会者の横にいた秘書ぽい人なのだけど、うちのお母さんに似てるような? んと、似てなかった?
メガ男:お母さんってギア子が小さい頃にいなくなったって言ってなかったか?
ぺん:もしも本当にお母さんだったとしたら、どこでどうしてこうなってああなってあそこにいるんだすか!
メガ子:ちょっとそれだと何が何だかわからないわよ☆
メガ男:またややこしい事に。瑳呂紋くんが戻って来ないとどうにもならないな。
ぺん:実はダンデリオンコーポレーションの時にわだすとさろっちは連絡取り合ってたんだす。それで自分達なりに対策取ろうとして失敗しますた。今度はちゃんとみんなで作戦立てないと二の轍を踏みそうだす。
ギア:ぺんちゃん知ってたの⁈
ぺん:ごめんだす。でも今回の事は晴天のうんちゃらだす。
メガ子:霹靂ねそれ☆
何故メガ子がそのことわざを知っているのかギア子達は逆に衝撃であった。
全員モヤモヤとした気持ちのまま記者会見が終わり、ぺんちゃんは小夏を連れて瑳呂紋が泊まっているホテルへと帰り、ビーナスはアリュバスに連絡を取ってみるとサクラの部屋に戻って行った。
後日、ぺんちゃんから合併祝賀会パーティがあるから来ないかと誘われた。
ぺん:本当にお母さんなのかギアっちの目で確かめた方が良いだす。会場に到着したら連絡してくれれば案内しますだす。
それを聞いてメガ男も後押しをしメガ子も連れて三人でパーティに行く事になった。
会場の受付を済ませ少し待っているとぺんちゃんが会場内から出てきてギア子達に手招きした。
ぺん:ギアっち!こっちこっち!
ギア:今日は招待ありがとう。
ぺんちゃんがギア子の隣に視線を移すとメガ子はちゃっかりおめかしをしてメガ男の腕に絡みついていた。
メガ子:ふふ、パーティ楽しそう☆
メガ男:秘書の人が本当にギア子のお母さんなのか確認する為に来てるんだから騒ぎ起こすなよ。
ぺん:かなり人が多いだす。でも必ずグレイの野郎に挨拶行くからその時に一緒に行くだす。それまで適当にお酒でも飲んでてぶらぶらしててくれだす。
ギア:わ、分かった。
ぺんちゃんは他に用事があるらしく先に会場内へと消えていった。
メガ男:よし、行くか。
メガ子:あいあいさー☆
ギア子は母の事を確かめる為に緊張な面持ちで会場に入るのであった。
三十分くらい会場内をふらふらしてるとぺんちゃんが声をかけて来た。
ぺん:これからバンドメンバーと挨拶行くから後ろから見るだすよ。ちゃんと確認してくれっす。
ギア:うん。確かめてみる。
ぺんちゃんの後をギア子達は付いて行き瑳呂紋達がいる場所にやって来た。
瑳呂紋:こんばんわ。みんなの後ろに隠れてると良いよ。なるべく話を引き延ばすからちゃんと確認してね。
ギア:はい!
人波を上手く潜り抜けながらグレイと秘書がいる場所に辿り着いた。
そこには塔子も一緒にいた。
瑳呂紋:塔子さん、グレイさん、今回は合併おめでとうございます。バンドメンバーを改めてご紹介させて頂きます。
瑳呂紋が沙來と善志と梳を紹介し、次にマネージャー兼、嫁としてぺんちゃんを紹介した。
メガ男:どう?お母さんと似てる?
ギア:なんかよく見えない・・・。
メガ男に聞かれたものの秘書は俯いたり横顔しか見えず確認するのが困難であった。
つづく
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