7 / 182
第一章 叩け!釈迦頭金貨財団
第六話 いざエステへ
しおりを挟む
ギア子とサクラは予約した日に美奈子ビューティエステの前に来ていた。
ギア子とサクラがお店に入ろうとした時に後ろから聞き慣れた声が聞こえて来た。
ぺん:私も無料体験するだす‼︎
息を切らせたぺんちゃんが二人の前に走ってやって来た。
ギア:ぺんちゃん予約してあるの?
ぺん:へへっ!実はギアっちと同じ時間に予約が出来たんだす。
ギア子はサクラとエステの話した翌日にぺんちゃんに今日の事を教えたのを思い出した。
サクラ:ぺんちゃんさん初めましてサクラです。いつもギア子から噂はかねがね。
ぺん:はじめました~!わだすもサクラさんの話聞いてるだす、他人な気がしないっす。ふふ。
ギア:そういえば二人は初対面だったね。あ、そろそろ予約の時間だし入ってみよ?
サクラとぺんちゃんが軽く挨拶を交わした後に三人は初めてのエステ体験に緊張気味に自動ドアをくぐったのであった。
入ってすぐに受け付けがあり、カルテをそれぞれ渡され「こちらに必要事項をご記入してお待ちください」と言われソファに座ってそれぞれ書き始めた。
五分くらい経った頃に奥から社長らしき女性が有名ブランドのピンヒールを履いてカツカツ音を鳴らしながらギア子達の前にやって来た。
美奈子:ようこそ美奈子ビューティエステへ。では、みなさんのカルテをお預かりしてご案内しますね。
美奈子は三人のカルテを受け取ると一番の部屋にぺんちゃん、二番の部屋にサクラ、三番の部屋にギア子を案内した。
ギア子が部屋に入るとすぐに美奈子が入ってきた。
ギア:あの、三人で説明を受けると思ってたのですが。
美奈々:それぞれお悩みが違ったりコースの案内も変わる場合が御座います。その関係でお一人ずつご説明させて頂いてます。
ギア:なるほど。分かりました。
美奈子:では、今日のコースの説明とギア子さんのお体の事を詳しく聞きながら施術させて頂きますね。
美奈子はギア子が初エステで緊張してるのを察し懇切丁寧に説明をしてから施術に入った。
フェイシャルエステとボディマッサージの施術は大変心地よく、むくみもスッキリ取れて最後の計測ではサイズダウンしていた。
「これなら若い子にも負けないツヤ肌とボディが手に入りそう」
ギア子は美奈子のゴッドハンドにすっかりハマってしまい帰り際には半年のコースを契約していた。
ギア子はその夜に他の二人のエステ体験が気になって、翌日の人気ホテルのランチバイキングに誘ったのであった。
そして翌日の午後にはサクラとギア子はアパートから一緒に時間通りにホテルにやって来ていた。
ぺん:お待たせだす‼︎
ぺんちゃんと合流するとレストランに入り食事を始めると早速ギア子は先日のエステについて二人に聞いてみた。
ギア:ニ人とも昨日のエステどうだった?
ぺん:わだす話聞いてもさっぱり分からなくて帰って考えてからにしますって言いました、へへっ笑
サクラ:私はフェイシャルの時にヒゲが濃いからって脱毛エステの方を紹介されたけど就活中だからやめておいたわ。
ギア:じゃ契約したの私だけね。
サクラ:ひゅー。奮発したわね。
ぺん:ギアっち六十万のコース契約しただすか⁉︎
ギア:ぺんちゃん契約内容分かってんじゃん笑
ぺんちゃんはへへっと笑って誤魔化していた。
ギア:メガたんの為に私は綺麗になるんだ。
そう言いながらカロリーが高そうな料理やケーキを次から次へと口へ運ぶギア子を見て本当に綺麗になる気あるのかな?とサクラは首をかしげた。
ぺん:ギアっちが綺麗になったらわだすも契約しやす。
ギア:週に二回行く事になってるから来月には肌もツルツル、ナイスバディになってるかも。
あまりにも浮かれてるギア子を見ていたぺんちゃんとサクラはちょっと不安そうな面持ちだったが、ギア子の気持ちに水を差すわけにいかずにその日はエステについては特に話題に出さないようにしていた。
そして翌週に一回目の施術を受けるべく美奈ビューティエステの前に再び立つギア子。
果たしてメガ男の為に綺麗になれるのだろうか?
つづく
ギア子とサクラがお店に入ろうとした時に後ろから聞き慣れた声が聞こえて来た。
ぺん:私も無料体験するだす‼︎
息を切らせたぺんちゃんが二人の前に走ってやって来た。
ギア:ぺんちゃん予約してあるの?
ぺん:へへっ!実はギアっちと同じ時間に予約が出来たんだす。
ギア子はサクラとエステの話した翌日にぺんちゃんに今日の事を教えたのを思い出した。
サクラ:ぺんちゃんさん初めましてサクラです。いつもギア子から噂はかねがね。
ぺん:はじめました~!わだすもサクラさんの話聞いてるだす、他人な気がしないっす。ふふ。
ギア:そういえば二人は初対面だったね。あ、そろそろ予約の時間だし入ってみよ?
サクラとぺんちゃんが軽く挨拶を交わした後に三人は初めてのエステ体験に緊張気味に自動ドアをくぐったのであった。
入ってすぐに受け付けがあり、カルテをそれぞれ渡され「こちらに必要事項をご記入してお待ちください」と言われソファに座ってそれぞれ書き始めた。
五分くらい経った頃に奥から社長らしき女性が有名ブランドのピンヒールを履いてカツカツ音を鳴らしながらギア子達の前にやって来た。
美奈子:ようこそ美奈子ビューティエステへ。では、みなさんのカルテをお預かりしてご案内しますね。
美奈子は三人のカルテを受け取ると一番の部屋にぺんちゃん、二番の部屋にサクラ、三番の部屋にギア子を案内した。
ギア子が部屋に入るとすぐに美奈子が入ってきた。
ギア:あの、三人で説明を受けると思ってたのですが。
美奈々:それぞれお悩みが違ったりコースの案内も変わる場合が御座います。その関係でお一人ずつご説明させて頂いてます。
ギア:なるほど。分かりました。
美奈子:では、今日のコースの説明とギア子さんのお体の事を詳しく聞きながら施術させて頂きますね。
美奈子はギア子が初エステで緊張してるのを察し懇切丁寧に説明をしてから施術に入った。
フェイシャルエステとボディマッサージの施術は大変心地よく、むくみもスッキリ取れて最後の計測ではサイズダウンしていた。
「これなら若い子にも負けないツヤ肌とボディが手に入りそう」
ギア子は美奈子のゴッドハンドにすっかりハマってしまい帰り際には半年のコースを契約していた。
ギア子はその夜に他の二人のエステ体験が気になって、翌日の人気ホテルのランチバイキングに誘ったのであった。
そして翌日の午後にはサクラとギア子はアパートから一緒に時間通りにホテルにやって来ていた。
ぺん:お待たせだす‼︎
ぺんちゃんと合流するとレストランに入り食事を始めると早速ギア子は先日のエステについて二人に聞いてみた。
ギア:ニ人とも昨日のエステどうだった?
ぺん:わだす話聞いてもさっぱり分からなくて帰って考えてからにしますって言いました、へへっ笑
サクラ:私はフェイシャルの時にヒゲが濃いからって脱毛エステの方を紹介されたけど就活中だからやめておいたわ。
ギア:じゃ契約したの私だけね。
サクラ:ひゅー。奮発したわね。
ぺん:ギアっち六十万のコース契約しただすか⁉︎
ギア:ぺんちゃん契約内容分かってんじゃん笑
ぺんちゃんはへへっと笑って誤魔化していた。
ギア:メガたんの為に私は綺麗になるんだ。
そう言いながらカロリーが高そうな料理やケーキを次から次へと口へ運ぶギア子を見て本当に綺麗になる気あるのかな?とサクラは首をかしげた。
ぺん:ギアっちが綺麗になったらわだすも契約しやす。
ギア:週に二回行く事になってるから来月には肌もツルツル、ナイスバディになってるかも。
あまりにも浮かれてるギア子を見ていたぺんちゃんとサクラはちょっと不安そうな面持ちだったが、ギア子の気持ちに水を差すわけにいかずにその日はエステについては特に話題に出さないようにしていた。
そして翌週に一回目の施術を受けるべく美奈ビューティエステの前に再び立つギア子。
果たしてメガ男の為に綺麗になれるのだろうか?
つづく
0
お気に入りに追加
7
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる