18 / 51
学生編
いわゆる体操着?
しおりを挟む
めちゃくちゃ緊張してます。
商会の持っている馬車で1番いいのを借りて現在公爵家に向かってます。
余談?だけど、公爵家でランチ後に合格発表を見に行くことになってます。
一緒に行くと目立つのでやんわり辞退したいなーって伝えたんだけどダメでした(ガックリ)
相手がアンちゃんじゃ無ければしっぽ巻いて逃げ出してたかもしれないね、私の目指すスローライフにはお貴族様との交友は予定に無かったしさ。
「ユーナ待ってましたわ。」
手土産を玄関に出迎えてくれた執事さん?に渡してお庭に案内された先に待ち構えていた?アンジェリカお嬢様が居たよ。
今日は完全にご令嬢モードだね。
「アンジェリカ様、ご招待ありがとうございます。」
メイドさんたちにお茶会の支度と私の手土産の焼きプリンとパウンドケーキが出てきたのを確認してからセリナさんを残して他の人を下がらせると。
「ねぇねぇ、このカップに入っているのはなぁに?」
他の人の手前お澄まししてたけど、セリナさんの結界が張られた途端目をキラキラさせてアンちゃんが聞いてくる。
「コレは焼きプリンだよ、もうひとつドライフルーツのパウンドケーキも出してもらったから食べてみて。」
紅茶のパウンドケーキとラムレーズン(アルコールをガッツリ含んだやつだから大人用)のパウンドケーキも持ってきてるんだけどソレはご家族の方へのお土産と伝えてあるしね。
「ぅんんん!」
ってさっそく食べてるね。
後ろでセリナさんが羨ましそうに見てるのがなんとも言えないね。
「セリナさんも食べてみます?私は家にまだあるので。」
「いえ、お嬢様の前ですので。」
「いいじゃないセリナも頂きなさい、コレは素晴らしい甘味よ!」
「ほら、許可も降りたことですしどうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
「ほぅ…」
あ、セリナさんの顔がとろけそうになってる。
この人なんかお色気ムンムンって訳じゃないけど不思議と色気があるなーって思っちゃうんだよね。
「あは、気にいって貰えたなら頑張って作ったかいがあるよ。」
「え?」
「はい?」
2人ともキョトンとしてるわ。
「ちょっとまって、これら全部ユーナが作ったの?」
ちょっとフリーズしたのち覚醒したアンちゃんが食いついてくる。
「う、うん、そうだけど?なにかダメなことでもあった?」
「まったく自覚が無いのかしら?貴方って本当に多彩なのね。」
「ですね、ご自身の価値が高いということを理解していないようですね。」
ちょっと、アンちゃんとセリナさんが2人で納得してるんだけど、コッチとしては前世の知識のパクリだからなんかねー。
「そうそう、デザイナーとしてのユーナに頼みたいことが有るのよ。」
「頼み?」
「ええ、もともとスノウリリーのデザイナーに依頼をしたいとお店に頼んで見たものの断られた件なのよ。」
「依頼は全部断ってもらってるからねーまだデザイナーとして名乗るつもりも無いし子供って事で良いようにつかわれそうだったのも有るからね。ちなみにどんなものを作って欲しいの?」
「セリナ、アレを。」
「はい」
そう言って見せられたのはローブとそれに合わせた飾りの少ないワンピースだった。
「これは?」
「これは学校の実技の時に着るローブになります。」
「正直動きにくいしちっともオシャレでは無いのよね。過去にリボンやレースで飾り立てていた方は居たらしいんだけどセンスが無いと思わない?結局みんな同じようなものを着ているけれどもスノウリリーのファンとしては新しいオシャレな服を着たいの!」
アンちゃんがそう切実に言うのを聞きつつ前世で言う体操着?なんだしシンプルで良いのでは?と思ってしまったのは内緒だね。
商会の持っている馬車で1番いいのを借りて現在公爵家に向かってます。
余談?だけど、公爵家でランチ後に合格発表を見に行くことになってます。
一緒に行くと目立つのでやんわり辞退したいなーって伝えたんだけどダメでした(ガックリ)
相手がアンちゃんじゃ無ければしっぽ巻いて逃げ出してたかもしれないね、私の目指すスローライフにはお貴族様との交友は予定に無かったしさ。
「ユーナ待ってましたわ。」
手土産を玄関に出迎えてくれた執事さん?に渡してお庭に案内された先に待ち構えていた?アンジェリカお嬢様が居たよ。
今日は完全にご令嬢モードだね。
「アンジェリカ様、ご招待ありがとうございます。」
メイドさんたちにお茶会の支度と私の手土産の焼きプリンとパウンドケーキが出てきたのを確認してからセリナさんを残して他の人を下がらせると。
「ねぇねぇ、このカップに入っているのはなぁに?」
他の人の手前お澄まししてたけど、セリナさんの結界が張られた途端目をキラキラさせてアンちゃんが聞いてくる。
「コレは焼きプリンだよ、もうひとつドライフルーツのパウンドケーキも出してもらったから食べてみて。」
紅茶のパウンドケーキとラムレーズン(アルコールをガッツリ含んだやつだから大人用)のパウンドケーキも持ってきてるんだけどソレはご家族の方へのお土産と伝えてあるしね。
「ぅんんん!」
ってさっそく食べてるね。
後ろでセリナさんが羨ましそうに見てるのがなんとも言えないね。
「セリナさんも食べてみます?私は家にまだあるので。」
「いえ、お嬢様の前ですので。」
「いいじゃないセリナも頂きなさい、コレは素晴らしい甘味よ!」
「ほら、許可も降りたことですしどうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
「ほぅ…」
あ、セリナさんの顔がとろけそうになってる。
この人なんかお色気ムンムンって訳じゃないけど不思議と色気があるなーって思っちゃうんだよね。
「あは、気にいって貰えたなら頑張って作ったかいがあるよ。」
「え?」
「はい?」
2人ともキョトンとしてるわ。
「ちょっとまって、これら全部ユーナが作ったの?」
ちょっとフリーズしたのち覚醒したアンちゃんが食いついてくる。
「う、うん、そうだけど?なにかダメなことでもあった?」
「まったく自覚が無いのかしら?貴方って本当に多彩なのね。」
「ですね、ご自身の価値が高いということを理解していないようですね。」
ちょっと、アンちゃんとセリナさんが2人で納得してるんだけど、コッチとしては前世の知識のパクリだからなんかねー。
「そうそう、デザイナーとしてのユーナに頼みたいことが有るのよ。」
「頼み?」
「ええ、もともとスノウリリーのデザイナーに依頼をしたいとお店に頼んで見たものの断られた件なのよ。」
「依頼は全部断ってもらってるからねーまだデザイナーとして名乗るつもりも無いし子供って事で良いようにつかわれそうだったのも有るからね。ちなみにどんなものを作って欲しいの?」
「セリナ、アレを。」
「はい」
そう言って見せられたのはローブとそれに合わせた飾りの少ないワンピースだった。
「これは?」
「これは学校の実技の時に着るローブになります。」
「正直動きにくいしちっともオシャレでは無いのよね。過去にリボンやレースで飾り立てていた方は居たらしいんだけどセンスが無いと思わない?結局みんな同じようなものを着ているけれどもスノウリリーのファンとしては新しいオシャレな服を着たいの!」
アンちゃんがそう切実に言うのを聞きつつ前世で言う体操着?なんだしシンプルで良いのでは?と思ってしまったのは内緒だね。
38
お気に入りに追加
446
あなたにおすすめの小説
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる