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マールブルク家編

義母のその後

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「この恥さらしが!」
伯爵家の後妻として入った時にはやっと認めてくれた親は取り潰されて娘を連れて戻った途端この有様。
「離婚はきちんとしたのか?」
「はい。」
「なら娘は私たちが育てるからお前は
ナルニシア商会長の後妻となれ」
はぁ?あのハゲブタの後妻とかイヤよ!そもそも伯爵の愛人になったのだってハゲブタの後妻になりたくないならだったのに結局後妻にさせられるとか冗談じゃないわ。
「まだあの男の嫁になれと言うのですか!?」
「彼はお前の事が忘れられずずっと待っていてくれたのになんだその言い方は!」
バシンと強く頬を叩かれた。
「なんと言われようとあのハゲブタだけはいやです!」
「もう決まった事だ今度こそ逃げ出すのは許さない。」

前回のこの話を聞いた時にすぐに逃げて運良く伯爵様の愛人から後妻になれたのに。
先妻の目障りな娘が居なくなったと思ったらしばらくして歯車が狂ったわ。
伯爵はアイツのせいと先妻の娘のせいにしていたがバレるような事をしていたのが悪いのに私たちまで巻き込まれてたまるもんですか!
離婚をもぎ取って実家に逃げ帰った途端こんなのって無いわ!
父に言われ部屋の前には下男が部屋中には侍女がだれかしらいる状況で結局逃げ出せずハゲブタの後妻にさせられてしまった。

「ふぅふぁ、やっとボクのものになってくれた。ふぅ、まぁ子供産んだって言うのは残念だけどそれでもボクはキミを愛するよ。ふぶぅ」
いやいやいやぃやー

娘とは引き離され婚礼衣装を着たがらない私に父は裸でも連れていくと言われ仕方が無しに着たけど最後まで逃げ出すことは出来なかった……

その後ろくに出かけることは叶わず家に軟禁状態で数年で精神を病み衰弱死するまで二度と自由になることはなかった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
こちらもサックリですがざまぁ?になっています。
嫌がる縁談から逃れ愛人になったのに(相手は格上の爵位だったので親も引き下がったが、戻ってきたなら今度こそってパターンですね。)
娘はどうしようかな……
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