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選定編

まだ確定じゃないって、

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元々属性を持っていたクリスティン様は何度かイメージをする事で無事に『ライト』を使えるようになったところで夕食の支度が出来ましたと呼びに来た。

さすがに王族の方と同じ食堂になる事は無かったけど、そのままクリスティン様とは御一緒させてもらうことになっていて肩身が狭かったよ。

食後サロンに呼ばれ大臣とか研究所所長とかおじさん達に囲まれて言われた事はまだ現乙女だけしか使えない魔法はクリスティン様が使えているので候補者である事自体は変わらないので候補者として真摯に勤めるようにと釘をさされた?あと、現実問題としては光属性が発現しているのは間違い無いので最有力候補であると言われたけど、私緑の乙女になりたくないです!なんてこの場で言えるわけ無いよね……

属性が増えるなんて秘匿性の高い情報を持っている事で当面王宮の離宮にて生活し、王宮内の神殿勤めになるそう。
畑はそのまま新しい庭師が管理をし、肥料の方はこちらに運んで新しい畑を貰えるそう。

その後私の護衛騎士に ナディアさん(24歳)を紹介されてやっと解放されたよ。
数日はこのまま客室に滞在して、離宮の部屋が用意でき次第移ることになったのでひとまず私が書いたメモたちを信用できる人に運んでもらうように頼んでおいたから、明日には届けてもらえるそう。

ユージィン神官朝あった時は何をやらかした!とイライラしていたが、今回の件を聞いてどうするのかな……
私はしばらく王宮内の神殿預かりになるから移動してくるのかも?
うーん
これは勝手な予想だけど、あの人かなり高位の家出身で神官として乙女候補の婿候補とされているのかなって、神官らしくないしなにより乙女候補たちにいい感情を持っていない気がする。

私はユージィン神官と恋愛したいとか思ってい無いからなのかそこまで目の敵にはされていないけれども言い寄っている乙女候補には冷たくあしらっているのを見たこと有るわ。

担当神官と必ず結婚する必要は無いけれどもそれを狙って教育神官になるよう領地持ちの貴族家の次男三男で20歳前後の者は神殿入りしているそう。
まぁ明日になればわかるかもしれないし、まぁいっか。



翌朝、礼拝の為に王宮の神殿に案内される。
王都内にある大神殿に比べたらかなり小さいが造りがね、豪華っていうか緻密て細工とかのクオリティが高くてやはり王宮の礼拝堂なのだなと無駄なところに関心しながら王宮神殿長のお話を聞いて朝食を頂きに部屋に戻るがとにかく移動時間が多い。
離宮に移ればすぐ近くになるそうだけれどもしばらく不便だな。

朝食が終わりしばらくしていると、私の部屋の私物が全て運ばれてきたんだけど、前世で言う仁王像?がいますよー
結構イケメンなんだからそんな顔したらダメだよ。なんて言ったらもっと火に油を注ぐことになりかねないわ。

前世の知識チートは諸刃の剣なのね……
こんなあやふやな記憶でも。

次前世の知識を使う時はもっと気をつけようと心に誓うのだった。
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