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壱 出会いの章
36話 望月のみが知る①
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ーー盈月の輝く日、夜半の刻
緋夜とガイは例の泉に来ていた。目的の人物の姿はまだ見えない。
「もうすぐ時間だが、まだ来てねえな」
「主役は遅れて登場するってやつかな?」
「うぜえ」
「明確な時間の指定はないし特段急ぎってわけでもないんだから、この程度なら許容範囲でしょ」
「まあ、確かにそうだな」
「ちなみにガイはどのくらいの遅刻なら許せる?」
「あー……相手による」
「え?」
「面倒な相手なら一分遅れたら帰る。仕事相手なら……事情による。嫌いな相手じゃねえなら……一時間くらいか」
「へえ……一時間も待ってあげるんだ。ちょっと意外」
「どういう意味だ」
「そのままの意味だよ」
「ったく」
呑気な雑談の後、わずかな沈黙に夜の静寂が二人を包み込む中、ガイが口を開いた。
「お前、もう大丈夫なのか?」
「なんのこと?」
「あの紙の奴とやり合ったって言ってただろ」
「ああ、あれ。全然問題ないよ。あれはお互い予想外の出来事だったし私を始末する気だったら、羽交締めなんてする必要ないんだから」
「……それもそうか。お前の話だけでも只者じゃねえのはわかるな。何者だそいつ」
「さあね。でもフードの隙間から髪が白かったのは見えたし平均よりは華奢な体だったけど多分男性……だとは思う」
「随分と歯切れが悪いな」
「だって声が中性的だったし……若干低いかな程度で」
「なるほど、それで性別の判断に迷ったってわけか」
「それだけで正確に性別判断はできないけどね」
「まあそうだな。一番手っ取り早いのは……そこにいる本人に直接聞くことか」
「え!?」
緋夜の顔が驚きに染まるのとガイがナイフを取り出して投げつけるのは同時だった。月影の茂みが揺れ、一秒にも満たないうちに投げ返されたナイフを涼しい顔で握り取ったガイはそのまま剣を抜いた。
「私の気配に気づいただけでなく、まさかナイフを投げてくるとは驚きです。しかもお返ししたナイフを片手で握り止めるなど、貴方常人ではありませんね」
「隠れてゴソゴソ言ってんじゃねえよ。さっさと出てこい」
若干殺気を滲ませたガイの横で緋夜も戦闘大勢をとる。いくら魔法が使えるとはいえ反応できなければ意味がない。特にガイ以外の前では使える魔法を制限しているため結界も張れず、身体面において明らかに格上の存在相手に太刀打ちできる確率は低い。よくてガイの援護くらいだろう。少なくとも力では圧倒的に不利だ。
「おやおや随分とせっかちですね。折角招待して差し上げたのですからもう少し楽しんでくださらないと」
「だったらその招待客をきちんと接待してくれない?」
「ふむ……それもそうですね。あなた方は大切なお客様ですからそれ相応のおもてなしは必須でしょう」
「大切なお客様って言う割には結構適当だよね。誰でもよかったなんて」
「……ほう?」
茂みから聞こえる中性的で美しく響く声がほんのわずかに弾んだ。そんな些細な変化など気に留めることなく緋夜は持ってきていた紙を取り出した、
「この紙、わざとでしょ。どう考えてもあんなものをたまたま持っているなんておかしいもの。捕まれば所持品を調べられるから必然的にあれも発見される。これを見た人がここへ来るようにしたかった。そして貴方の目的達成のため、もしくは目的達成のための駒として動いてもらうための取引をするってところかな」
「なるほど……実に面白いお話ですね。では答え合わせ、といきたいところではありますがっ!」
「!」
突然何かが茂みから飛んできて、緋夜は咄嗟に腕を引いたガイによって窮地を免れた。飛んできたそれは勢いを殺すことなく、後ろの木に突き刺さる。
「痛っ……」
「悪い。怪我はねえか」
「大丈夫。ありがとう」
「気をつけろよ」
「うん」
緋夜とガイはそのまま茂みに視線を向け、険しい表情で睨みつけた。
「乱暴だね。いきなり暗器を投げてくるなんて」
「それはあなた方も同じでしょう。おあいこですよ」
「まさかこのまま俺らとやるつもりか?」
正解という代わりに再び投げられた暗器をガイと今度は緋夜も躱しフードの男から距離を取る。
「なるほど確かにちょっとはやるみたいだな。どうする?」
「向こうがその気ならこっちも応戦しないと話にならないだろうから仕方ないよ」
「わかった。ならとっとと片付けるか」
「おや、まるで勝つ気でいるかのような会話ですが……果たしてそううまくいくでしょうか?」
「お前如き余裕だ」
「……舐められたものですね。実に、不愉快だ」
その言葉を皮切りに、空を包む玲瓏の月明かりに青い閃光が混じり合う。
「へえ? 結構重いな」
「貴方こそ、なんですこの重圧は。どうしたらこんなになるんですかっ」
「教えてやる義理はねえ……なっ!」
剣が剣を弾き、周囲の木々がざわめく。二人の動きに呼応する様に泉の水面は不自然に飛沫を上げていた。
そんな戦闘中、緋夜はというと……
「全っ然動きについていけない……」
圧倒的な戦いぶりに一人呆然と立ち尽くしていた。下手に援護しようものならばガイにまで危害が及ぶため、動けずにいたのである。
「動きはかろうじて見えるけど、そんな状態で援護もなー……うーん……あ、そうだ」
緋夜は泉に視線を向け、思考を巡らす。今回の目的は男を倒すことではない。戦闘不能状態にさえすればいいのである。だからこそ泉に目を向けた……のだが、ひとつ問題がある。
「どうやってガイに危害が加わらずにできるかなんだけど……いっそあの男、私を狙ってくれないかな……狙っているのか」
男は確かに緋夜も狙っていた。そこをガイが盾になっているのである。だからこそ余計に何かしなければと思っているのだが。
「さてと……まあ、なるようになるだろ。とりあえずやってみよう」
漸く緋夜が動き出そうとしていた間も男二人は苛烈な戦いを繰り広げていた。どちらも一歩も譲らず、隙がない。
「まったく厄介ですね貴方は! 本当に人間ですか?」
「お前こそ何者だよ。蛇みたいにくねくね動きやがって」
「それはありがとうございます」
幾度かの鍔迫り合いの後、二人は地面を抉りながら距離を取る。そもそもここには泉があるため他の場所に比べて地面が柔らかい。加えて一昨日まで雨が降っていたので余計にぬかるんでいた。
「あーあ、泥だらけですね。場所変えるべきでしたか」
「まったくだ。なんでこんな場所選びやがったんだてめえは」
「この泉がとても綺麗だからですよ」
「は?」
「美しいものが好きなもので」
「なんだそりゃ」
「おや、美しいものが嫌いな人は稀ではないでしょうか? 人も物も景色も美しい存在は見ていてとても楽しいのですよ。例えば……貴方のお嬢様、とか」
男の言葉にガイは若干眉間に皺を寄せ殺気を放つ。しかし男は笑みを浮かべわざとらしく肩をすくめて見せただけだった。
「そんなに威嚇しないでくださいよ。……褒めただけなんですから」
「へえ? お前の賞賛は随分と面白い意味があるんだな」
「酷いですね。折角褒めたのに。ですが……まあ少々ガッカリではありますが。先日は実にお見事でしたが、今日は手を出すことすらできずにいるではありませんか。容姿と雰囲気からするとどこかの貴族令嬢で貴方はその護衛、といったところでしょう」
「……ククッ」
思わず笑いが溢れてしまったガイに男は訝しみの眼差しを向ける。
「何を笑っているのですか?」
「あー悪い悪い。どっかの誰かさんの勘違いが実に滑稽でな」
「勘違い? この私が……?」
「ああ、あいつがもし貴族令嬢なら」
「! はっ、なっ……!?」
突如自身の足元を取り囲むように氷が張り、瞬く間に冷たい大地へと変わっていく。
「チッ……!」
氷の大地を避けるために空中へと移動した男をガイは鼻で笑った。不快になった男が何か言おうとした時、上からの氷に弾き飛ばされそのまま泉へと強制的に落とされた。
「ゲホッ……ゴホ……」
泉に落ち咳き込む男に近づいたガイは挑発的な笑みを浮かべる。
「間違ってもこんな粗暴な真似はしないだろうよ」
そう言いながら剣をしまうガイの元へ緋夜がやや不満げな表情で近づいてきた。
「ちょっと言い方酷くない?」
「間違ってねえだろうが」
「それにしても言い方っていうのがあるでしょ」
「お前相手には取り繕っても無駄だ」
「あ、そう」
そんな会話をしていると男が顔を上げ、弾みでフードが取れる。
「え?」
「は?」
「なんですその反応は。まったく、酷い目に遭いましたよ」
そこにいたのはフードに隠れていた純白の髪が水面で揺れ、水を被った体と真紅の瞳が月明かりに反射する、美しい青年だった。
緋夜とガイは例の泉に来ていた。目的の人物の姿はまだ見えない。
「もうすぐ時間だが、まだ来てねえな」
「主役は遅れて登場するってやつかな?」
「うぜえ」
「明確な時間の指定はないし特段急ぎってわけでもないんだから、この程度なら許容範囲でしょ」
「まあ、確かにそうだな」
「ちなみにガイはどのくらいの遅刻なら許せる?」
「あー……相手による」
「え?」
「面倒な相手なら一分遅れたら帰る。仕事相手なら……事情による。嫌いな相手じゃねえなら……一時間くらいか」
「へえ……一時間も待ってあげるんだ。ちょっと意外」
「どういう意味だ」
「そのままの意味だよ」
「ったく」
呑気な雑談の後、わずかな沈黙に夜の静寂が二人を包み込む中、ガイが口を開いた。
「お前、もう大丈夫なのか?」
「なんのこと?」
「あの紙の奴とやり合ったって言ってただろ」
「ああ、あれ。全然問題ないよ。あれはお互い予想外の出来事だったし私を始末する気だったら、羽交締めなんてする必要ないんだから」
「……それもそうか。お前の話だけでも只者じゃねえのはわかるな。何者だそいつ」
「さあね。でもフードの隙間から髪が白かったのは見えたし平均よりは華奢な体だったけど多分男性……だとは思う」
「随分と歯切れが悪いな」
「だって声が中性的だったし……若干低いかな程度で」
「なるほど、それで性別の判断に迷ったってわけか」
「それだけで正確に性別判断はできないけどね」
「まあそうだな。一番手っ取り早いのは……そこにいる本人に直接聞くことか」
「え!?」
緋夜の顔が驚きに染まるのとガイがナイフを取り出して投げつけるのは同時だった。月影の茂みが揺れ、一秒にも満たないうちに投げ返されたナイフを涼しい顔で握り取ったガイはそのまま剣を抜いた。
「私の気配に気づいただけでなく、まさかナイフを投げてくるとは驚きです。しかもお返ししたナイフを片手で握り止めるなど、貴方常人ではありませんね」
「隠れてゴソゴソ言ってんじゃねえよ。さっさと出てこい」
若干殺気を滲ませたガイの横で緋夜も戦闘大勢をとる。いくら魔法が使えるとはいえ反応できなければ意味がない。特にガイ以外の前では使える魔法を制限しているため結界も張れず、身体面において明らかに格上の存在相手に太刀打ちできる確率は低い。よくてガイの援護くらいだろう。少なくとも力では圧倒的に不利だ。
「おやおや随分とせっかちですね。折角招待して差し上げたのですからもう少し楽しんでくださらないと」
「だったらその招待客をきちんと接待してくれない?」
「ふむ……それもそうですね。あなた方は大切なお客様ですからそれ相応のおもてなしは必須でしょう」
「大切なお客様って言う割には結構適当だよね。誰でもよかったなんて」
「……ほう?」
茂みから聞こえる中性的で美しく響く声がほんのわずかに弾んだ。そんな些細な変化など気に留めることなく緋夜は持ってきていた紙を取り出した、
「この紙、わざとでしょ。どう考えてもあんなものをたまたま持っているなんておかしいもの。捕まれば所持品を調べられるから必然的にあれも発見される。これを見た人がここへ来るようにしたかった。そして貴方の目的達成のため、もしくは目的達成のための駒として動いてもらうための取引をするってところかな」
「なるほど……実に面白いお話ですね。では答え合わせ、といきたいところではありますがっ!」
「!」
突然何かが茂みから飛んできて、緋夜は咄嗟に腕を引いたガイによって窮地を免れた。飛んできたそれは勢いを殺すことなく、後ろの木に突き刺さる。
「痛っ……」
「悪い。怪我はねえか」
「大丈夫。ありがとう」
「気をつけろよ」
「うん」
緋夜とガイはそのまま茂みに視線を向け、険しい表情で睨みつけた。
「乱暴だね。いきなり暗器を投げてくるなんて」
「それはあなた方も同じでしょう。おあいこですよ」
「まさかこのまま俺らとやるつもりか?」
正解という代わりに再び投げられた暗器をガイと今度は緋夜も躱しフードの男から距離を取る。
「なるほど確かにちょっとはやるみたいだな。どうする?」
「向こうがその気ならこっちも応戦しないと話にならないだろうから仕方ないよ」
「わかった。ならとっとと片付けるか」
「おや、まるで勝つ気でいるかのような会話ですが……果たしてそううまくいくでしょうか?」
「お前如き余裕だ」
「……舐められたものですね。実に、不愉快だ」
その言葉を皮切りに、空を包む玲瓏の月明かりに青い閃光が混じり合う。
「へえ? 結構重いな」
「貴方こそ、なんですこの重圧は。どうしたらこんなになるんですかっ」
「教えてやる義理はねえ……なっ!」
剣が剣を弾き、周囲の木々がざわめく。二人の動きに呼応する様に泉の水面は不自然に飛沫を上げていた。
そんな戦闘中、緋夜はというと……
「全っ然動きについていけない……」
圧倒的な戦いぶりに一人呆然と立ち尽くしていた。下手に援護しようものならばガイにまで危害が及ぶため、動けずにいたのである。
「動きはかろうじて見えるけど、そんな状態で援護もなー……うーん……あ、そうだ」
緋夜は泉に視線を向け、思考を巡らす。今回の目的は男を倒すことではない。戦闘不能状態にさえすればいいのである。だからこそ泉に目を向けた……のだが、ひとつ問題がある。
「どうやってガイに危害が加わらずにできるかなんだけど……いっそあの男、私を狙ってくれないかな……狙っているのか」
男は確かに緋夜も狙っていた。そこをガイが盾になっているのである。だからこそ余計に何かしなければと思っているのだが。
「さてと……まあ、なるようになるだろ。とりあえずやってみよう」
漸く緋夜が動き出そうとしていた間も男二人は苛烈な戦いを繰り広げていた。どちらも一歩も譲らず、隙がない。
「まったく厄介ですね貴方は! 本当に人間ですか?」
「お前こそ何者だよ。蛇みたいにくねくね動きやがって」
「それはありがとうございます」
幾度かの鍔迫り合いの後、二人は地面を抉りながら距離を取る。そもそもここには泉があるため他の場所に比べて地面が柔らかい。加えて一昨日まで雨が降っていたので余計にぬかるんでいた。
「あーあ、泥だらけですね。場所変えるべきでしたか」
「まったくだ。なんでこんな場所選びやがったんだてめえは」
「この泉がとても綺麗だからですよ」
「は?」
「美しいものが好きなもので」
「なんだそりゃ」
「おや、美しいものが嫌いな人は稀ではないでしょうか? 人も物も景色も美しい存在は見ていてとても楽しいのですよ。例えば……貴方のお嬢様、とか」
男の言葉にガイは若干眉間に皺を寄せ殺気を放つ。しかし男は笑みを浮かべわざとらしく肩をすくめて見せただけだった。
「そんなに威嚇しないでくださいよ。……褒めただけなんですから」
「へえ? お前の賞賛は随分と面白い意味があるんだな」
「酷いですね。折角褒めたのに。ですが……まあ少々ガッカリではありますが。先日は実にお見事でしたが、今日は手を出すことすらできずにいるではありませんか。容姿と雰囲気からするとどこかの貴族令嬢で貴方はその護衛、といったところでしょう」
「……ククッ」
思わず笑いが溢れてしまったガイに男は訝しみの眼差しを向ける。
「何を笑っているのですか?」
「あー悪い悪い。どっかの誰かさんの勘違いが実に滑稽でな」
「勘違い? この私が……?」
「ああ、あいつがもし貴族令嬢なら」
「! はっ、なっ……!?」
突如自身の足元を取り囲むように氷が張り、瞬く間に冷たい大地へと変わっていく。
「チッ……!」
氷の大地を避けるために空中へと移動した男をガイは鼻で笑った。不快になった男が何か言おうとした時、上からの氷に弾き飛ばされそのまま泉へと強制的に落とされた。
「ゲホッ……ゴホ……」
泉に落ち咳き込む男に近づいたガイは挑発的な笑みを浮かべる。
「間違ってもこんな粗暴な真似はしないだろうよ」
そう言いながら剣をしまうガイの元へ緋夜がやや不満げな表情で近づいてきた。
「ちょっと言い方酷くない?」
「間違ってねえだろうが」
「それにしても言い方っていうのがあるでしょ」
「お前相手には取り繕っても無駄だ」
「あ、そう」
そんな会話をしていると男が顔を上げ、弾みでフードが取れる。
「え?」
「は?」
「なんですその反応は。まったく、酷い目に遭いましたよ」
そこにいたのはフードに隠れていた純白の髪が水面で揺れ、水を被った体と真紅の瞳が月明かりに反射する、美しい青年だった。
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