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壱 出会いの章
9話 宿で
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男性に話しかけた途端にざわついた周囲を綺麗さっぱり無視し、めでたく許可を得て席に座った彼女は女将に食事を頼んだ後、男性に向き直る。
「先程はありがとうございました」
「……別に」
「あなた、冒険者ですよね?」
「だったらなんだ」
「……ギルドってどこにありますか?」
「歩いてりゃあるだろ」
「そうですね」
「……ギルドに行くつもりか?」
「ええ、そのためにこの国に来ましたから」
「そうかよ」
「冒険者、楽しそうですよね?」
彼女の言葉に男性の眉がピクリと動き、聞き耳を立てていた周囲も驚愕の目を向けた。
「お前、冒険者になるつもりか?」
「そうですよ。誰にでもなる権利はあるでしょう?」
「戦えんのか?」
「接近戦でなければ」
「……ってことは弓か」
「そんなところです」
「……まあ好きにすりゃいいだろ。俺には関係ない」
「それもそうですね」
「…………何が目的だ」
「なんのことでしょう」
「とぼけんな。目的がなきゃわざわざ俺のとこには来ねえだろ」
「そう思います?」
「初心者の付き添いしろってか?」
「まだ何も言っていないんですが」
「わざわざ冒険者の話題出すんならそれしかねえだろ」
「……やはりバレますか」
「わざとわかりやすくしておいてよく言う」
淡々と返してくる男性に今まで接したことのない類の人間だと思いながら会話を続ける。
「……初対面相手に図々しいな。もっと遠慮するだろ普通」
「まあ別に付き添いしていただかなくとも、情報がもらえれば儲けもの、と思っていますよ」
「この俺を捕まえておいて本当にそれだけでいいのかよ」
「あら……随分と自分に自信があるんですね。それほどまでにお強いのですか?」
「ああ」
「即答しますか。すごいですね」
「ただの事実だ」
「それほどまで自負なさっている方ならば依頼料も高そうだ。今の私には到底払えそうもない……」
「へえ? いくら払ってくれるつもりだったんだ?」
「いきなりお金の話ですか」
困ったような表情とは裏腹に彼女の目は楽しそうに笑っていた。本当に今までいないタイプの男性だ。確かに誠実だったり一緒にいて楽しい男性はいたが、彼女の容姿に下心を持って接する者や親に取り入りたい者が大半だったため、彼女に関心を示さず、媚びる様子もない己が確立した男性は彼女にとって新鮮だ。レオンハルトや彼の部下達同様、こういった類いの人間は信用に値する。
「別に構いませんが……お支払いはしますよ。あなたの仕事ぶりに応じて。ですが、先ほども言ったように、今はあなたに支払えるだけの手持ちがありません。ですので、冒険者として依頼を受けてお金を作ってきっちり払います」
「随分とはっきり言うじゃねえか。言っとくが俺は高いぞ」
「……本当に自己評価の高い」
「初対面相手に遠慮しねえお前よりはマシだろ」
「褒め言葉と受け取っておきますよ。私の依頼、受けてくださいますか?」
彼女と男性はしばらく黙って見つめ合い、やがて男性から口火をきった。
「まあ、今は特段面白え依頼もねえからな。受けてやるよ」
「ありがとうございます」
「期間は?」
「そうですね……周辺の情報収集もしたいので、一ヶ月程度……でしょうか」
「わかった。報酬はそっちが決めろ。お前が目見開くくらいの働きしてやるから」
「それは実に頼もしい。ではそのようにお願いします」
彼女はにこやかに告げ、円満に終わるかと思った時、彼女の背後に影が差した。
「おいおい、ちょっと舐めすぎなんじゃねえの?」
彼女が振り返ると明らかにガタイのいい鎧を着た男性とチンピラのような印象を受ける男性が三人ほど立っていた。
「お前みたいないいとこのお嬢様が冒険者ぁ? はっ! やめときな! 無謀なことは。金稼ぎてえんなら、もっと効率的な方法あんだろうが、なあ?」
効率的な方法、が何を意味するのかわからないほど彼女は子供ではない。周囲は静まり返り、男性達にやや呆れの目を向けていた。……女性達からは凍てつく眼差しを向けられているが。
一方、難癖をつけられた彼女はさてどうしたものか、と思案する。
(ここまで話を進めて、はい辞めますじゃ彼に失礼だし、私はその程度の相手と思われてしまう。かと言ってここで下手に煽るのもなんか違うよね……)
黙った彼女を見て難癖をつけた男性は何を勘違いしたのか、勝ち誇ったように周囲を見渡しながらニヤリと笑う。彼女の向かいに座っている男性は見極めるためか、どうでもいいのか、口を挟んでこない。
「ようやくわかったか? 魔物は血を流すし凶暴なのも多いんだよ。お嬢様はお家でお花にでもなってることだな」
嘲り笑うような男性の言葉に彼女震えて涙目にーー
「ありがとうございます」
なることはなく、胸元で手を組んでお礼を言った。男性達は彼女の突然の言葉に目を点にして固まった。周囲の人々もポカンとした表情で口を開けているため、宿屋の食堂は非常に間抜けな絵面になっている。
「……は?」
「私を思って、魔物の危険さを教え、冒険者になることを忠告してくださるなんて。なんてお優しい方なのですか。しかもここは人の大勢いる食堂。そのような場所で声をかけてくださるなんて……お優しい上に勇敢な方なんですね」
目を輝かせながらそう言い出した彼女に、男性達は困惑していた。男性達は彼女の容姿に目をつけたことと、冒険者というものを甘く考えている育ちの良さそうなお嬢様に少しお仕置きをするために声をかけたのだ。ところが返ってきた言葉は感謝と尊敬のようなもの。思惑がおかしな方向に外れ、どうすればいいのかわからなくなっている。
対して彼女はそんなことなど知らないかのように、目に涙を浮かべてさらに言葉を続けた。
「私は確かに世間から見ればいい暮らしをしていたように見えると思います。ですが、私は家ではいないものとして扱われ、蔑まれ……誰一人気にかけてくれる人がいなかった。そして丁度一ヶ月前に家を追い出されてしまったのです。持ち出していた分のお金はそろそろそこが尽きそうで……こっそり学んでいた弓を活かせないかと思ったんです……そこで、優しい言葉をかけていただけるなんて……」
涙を浮かべながら身の上を話す彼女に周囲の視線は同情に変わっていた。それは男性達も例外ではなく、顔を歪めて涙を流している。
「すまなかった……! 苦労したんだな! だが、それでも行動できるなんて……強えなあんた!」
男性の言葉に他の者達も涙を浮かべて頷いている。先程までの態度はどこへやら、彼女に対し何かあったら手を貸すぞと言ってくる始末。意外と情に厚い男性だったようだ。
「悪かったなお嬢ちゃん! 頑張れよ!」
「ありがとうございます」
男性達は打って変わった豪快な笑顔で食堂を後にし、周囲の人々も食事が終わった者からそれぞれ席を後にしていく。視線は貰うが、悪い意味のものは少ない。
人の少なくなった食堂で彼女は席に座り直し、つい今しがた女将の持ってきた食事に手をつける。
「……お前、よくやるな」
「なんのことです?」
唐突に男性に話しかけられ、彼女は食事の手を止めた。
「さっきのやつ、場を収めるための芝居だろ」
「……どうしてそう思います?」
「……なんとなくだ」
少々間を置いて、言葉を返した男性に彼女は楽しそうな笑みを浮かべた。
「正解です。 ……私は合格でしょうか?」
「あ? なんだいきなり」
「試していましたよね? あれをどう収めるか……」
「……あの程度躱せねえんなら俺が受ける価値はねえよ」
「それはそうでしょうね。ああいったものに過剰に反応するようではこの先、やっていけませんし」
「わかってんならいい」
(当然でしょ。今まで散々仕込まれてきたんだから、わかっていなかったら大問題だよ)
「それで、結果はどうですか?」
「まあ、悪くなかったんじゃねえの? あの法螺話もない話じゃねえからな」
「いいえ? 全部が法螺ではないですよ」
「あ?」
「少なくとも、『世間から見ればいい暮らし』『いないものとして扱われ、蔑まれた』、『お金がない』『弓をやっていた』という部分は本当です」
「……そうかよ、で、お前」
「緋夜」
「あ?」
「芹原緋夜と申します」
「……ガイだ。ソロ冒険者、ランクB」
彼女ーー緋夜は初めて公で名を明かし。
男性ーーガイは差し出された緋夜の手を握った。
「改めてよろしくお願いしますね。ガイさん」
「ああ、任せろ」
「先程はありがとうございました」
「……別に」
「あなた、冒険者ですよね?」
「だったらなんだ」
「……ギルドってどこにありますか?」
「歩いてりゃあるだろ」
「そうですね」
「……ギルドに行くつもりか?」
「ええ、そのためにこの国に来ましたから」
「そうかよ」
「冒険者、楽しそうですよね?」
彼女の言葉に男性の眉がピクリと動き、聞き耳を立てていた周囲も驚愕の目を向けた。
「お前、冒険者になるつもりか?」
「そうですよ。誰にでもなる権利はあるでしょう?」
「戦えんのか?」
「接近戦でなければ」
「……ってことは弓か」
「そんなところです」
「……まあ好きにすりゃいいだろ。俺には関係ない」
「それもそうですね」
「…………何が目的だ」
「なんのことでしょう」
「とぼけんな。目的がなきゃわざわざ俺のとこには来ねえだろ」
「そう思います?」
「初心者の付き添いしろってか?」
「まだ何も言っていないんですが」
「わざわざ冒険者の話題出すんならそれしかねえだろ」
「……やはりバレますか」
「わざとわかりやすくしておいてよく言う」
淡々と返してくる男性に今まで接したことのない類の人間だと思いながら会話を続ける。
「……初対面相手に図々しいな。もっと遠慮するだろ普通」
「まあ別に付き添いしていただかなくとも、情報がもらえれば儲けもの、と思っていますよ」
「この俺を捕まえておいて本当にそれだけでいいのかよ」
「あら……随分と自分に自信があるんですね。それほどまでにお強いのですか?」
「ああ」
「即答しますか。すごいですね」
「ただの事実だ」
「それほどまで自負なさっている方ならば依頼料も高そうだ。今の私には到底払えそうもない……」
「へえ? いくら払ってくれるつもりだったんだ?」
「いきなりお金の話ですか」
困ったような表情とは裏腹に彼女の目は楽しそうに笑っていた。本当に今までいないタイプの男性だ。確かに誠実だったり一緒にいて楽しい男性はいたが、彼女の容姿に下心を持って接する者や親に取り入りたい者が大半だったため、彼女に関心を示さず、媚びる様子もない己が確立した男性は彼女にとって新鮮だ。レオンハルトや彼の部下達同様、こういった類いの人間は信用に値する。
「別に構いませんが……お支払いはしますよ。あなたの仕事ぶりに応じて。ですが、先ほども言ったように、今はあなたに支払えるだけの手持ちがありません。ですので、冒険者として依頼を受けてお金を作ってきっちり払います」
「随分とはっきり言うじゃねえか。言っとくが俺は高いぞ」
「……本当に自己評価の高い」
「初対面相手に遠慮しねえお前よりはマシだろ」
「褒め言葉と受け取っておきますよ。私の依頼、受けてくださいますか?」
彼女と男性はしばらく黙って見つめ合い、やがて男性から口火をきった。
「まあ、今は特段面白え依頼もねえからな。受けてやるよ」
「ありがとうございます」
「期間は?」
「そうですね……周辺の情報収集もしたいので、一ヶ月程度……でしょうか」
「わかった。報酬はそっちが決めろ。お前が目見開くくらいの働きしてやるから」
「それは実に頼もしい。ではそのようにお願いします」
彼女はにこやかに告げ、円満に終わるかと思った時、彼女の背後に影が差した。
「おいおい、ちょっと舐めすぎなんじゃねえの?」
彼女が振り返ると明らかにガタイのいい鎧を着た男性とチンピラのような印象を受ける男性が三人ほど立っていた。
「お前みたいないいとこのお嬢様が冒険者ぁ? はっ! やめときな! 無謀なことは。金稼ぎてえんなら、もっと効率的な方法あんだろうが、なあ?」
効率的な方法、が何を意味するのかわからないほど彼女は子供ではない。周囲は静まり返り、男性達にやや呆れの目を向けていた。……女性達からは凍てつく眼差しを向けられているが。
一方、難癖をつけられた彼女はさてどうしたものか、と思案する。
(ここまで話を進めて、はい辞めますじゃ彼に失礼だし、私はその程度の相手と思われてしまう。かと言ってここで下手に煽るのもなんか違うよね……)
黙った彼女を見て難癖をつけた男性は何を勘違いしたのか、勝ち誇ったように周囲を見渡しながらニヤリと笑う。彼女の向かいに座っている男性は見極めるためか、どうでもいいのか、口を挟んでこない。
「ようやくわかったか? 魔物は血を流すし凶暴なのも多いんだよ。お嬢様はお家でお花にでもなってることだな」
嘲り笑うような男性の言葉に彼女震えて涙目にーー
「ありがとうございます」
なることはなく、胸元で手を組んでお礼を言った。男性達は彼女の突然の言葉に目を点にして固まった。周囲の人々もポカンとした表情で口を開けているため、宿屋の食堂は非常に間抜けな絵面になっている。
「……は?」
「私を思って、魔物の危険さを教え、冒険者になることを忠告してくださるなんて。なんてお優しい方なのですか。しかもここは人の大勢いる食堂。そのような場所で声をかけてくださるなんて……お優しい上に勇敢な方なんですね」
目を輝かせながらそう言い出した彼女に、男性達は困惑していた。男性達は彼女の容姿に目をつけたことと、冒険者というものを甘く考えている育ちの良さそうなお嬢様に少しお仕置きをするために声をかけたのだ。ところが返ってきた言葉は感謝と尊敬のようなもの。思惑がおかしな方向に外れ、どうすればいいのかわからなくなっている。
対して彼女はそんなことなど知らないかのように、目に涙を浮かべてさらに言葉を続けた。
「私は確かに世間から見ればいい暮らしをしていたように見えると思います。ですが、私は家ではいないものとして扱われ、蔑まれ……誰一人気にかけてくれる人がいなかった。そして丁度一ヶ月前に家を追い出されてしまったのです。持ち出していた分のお金はそろそろそこが尽きそうで……こっそり学んでいた弓を活かせないかと思ったんです……そこで、優しい言葉をかけていただけるなんて……」
涙を浮かべながら身の上を話す彼女に周囲の視線は同情に変わっていた。それは男性達も例外ではなく、顔を歪めて涙を流している。
「すまなかった……! 苦労したんだな! だが、それでも行動できるなんて……強えなあんた!」
男性の言葉に他の者達も涙を浮かべて頷いている。先程までの態度はどこへやら、彼女に対し何かあったら手を貸すぞと言ってくる始末。意外と情に厚い男性だったようだ。
「悪かったなお嬢ちゃん! 頑張れよ!」
「ありがとうございます」
男性達は打って変わった豪快な笑顔で食堂を後にし、周囲の人々も食事が終わった者からそれぞれ席を後にしていく。視線は貰うが、悪い意味のものは少ない。
人の少なくなった食堂で彼女は席に座り直し、つい今しがた女将の持ってきた食事に手をつける。
「……お前、よくやるな」
「なんのことです?」
唐突に男性に話しかけられ、彼女は食事の手を止めた。
「さっきのやつ、場を収めるための芝居だろ」
「……どうしてそう思います?」
「……なんとなくだ」
少々間を置いて、言葉を返した男性に彼女は楽しそうな笑みを浮かべた。
「正解です。 ……私は合格でしょうか?」
「あ? なんだいきなり」
「試していましたよね? あれをどう収めるか……」
「……あの程度躱せねえんなら俺が受ける価値はねえよ」
「それはそうでしょうね。ああいったものに過剰に反応するようではこの先、やっていけませんし」
「わかってんならいい」
(当然でしょ。今まで散々仕込まれてきたんだから、わかっていなかったら大問題だよ)
「それで、結果はどうですか?」
「まあ、悪くなかったんじゃねえの? あの法螺話もない話じゃねえからな」
「いいえ? 全部が法螺ではないですよ」
「あ?」
「少なくとも、『世間から見ればいい暮らし』『いないものとして扱われ、蔑まれた』、『お金がない』『弓をやっていた』という部分は本当です」
「……そうかよ、で、お前」
「緋夜」
「あ?」
「芹原緋夜と申します」
「……ガイだ。ソロ冒険者、ランクB」
彼女ーー緋夜は初めて公で名を明かし。
男性ーーガイは差し出された緋夜の手を握った。
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