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~第3章 元凶と秘密~
43 明かされた真実
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♢♦♢
~ペトラ遺跡~
竜神王ジークリートの姿になった俺は、オロチ目掛けて勢いよく飛び掛かった。
『いいねぇ。その姿を見たかったんだよ私は!』
俺が完全体となって飛び掛かったとほぼ同時、オロチもその人間の様な姿から10の頭を持つ巨大な大蛇へと変化した――。
「<オロチィィィィィッ!!>」
『ハッハッハッハッーー!!』
――ズバァァァンッ!
互いに繰り出した攻撃が衝突し、辺り一帯に凄まじい轟音が響き地鳴りが起こった。
『フフフフ。嬉しいよ。やっと……やっと私の手で君を殺せる時が来たんだジークリート! この日を迎える為に、私は出来る限りの施しを君にしてあげたんだよ』
<何が施しだ。元はと言えば貴様が望んで我を封印したのだろう。人間の強力な封印魔法を相手では、流石の貴様も成す術がなかった様だな>
『ふん。そのお陰で君は私から守られていたとも言える。封印だけでは不完全燃焼だった……。やはり君を直接殺したくなったのさ!
人間共の封印は思った以上に長く続いてしまったが、それも徐々に終わりが見えていた。だから私は誰よりも早く動き出していたのさ。君を葬る為にね』
大蛇の姿でも不敵な笑みを浮かべるオロチ。
ジークとオロチが何やら会話している間も、俺達は絶え間なく激しい攻防を繰り広げている。
<やり方が回りくどい。モンスター軍も他のモンスター共の突然変異も全て貴様の仕業だろう。 魔石を利用したのもな>
『よく分かっているじゃないか。封印されている時間で少し頭が良くなったんじゃないかな?
確かに君の言う通りさ。モンスター共に人間を襲わせたのは私。もう封印をしていた人間の一族も限界だったからね。
だからアレで折角封印を解かせたって言うのに、君ときたらまさか人間と一体化しちゃうんだから流石の私も驚かされたよ。余りに想定外の出来事だったからね』
成程。やはり全ての元凶はお前だったのかオロチ……! 絶対に母さんの仇を取ってやる。
「“メテオ・ギガブレス”!」
『“マーダーフレイガ”!』
俺の放った豪炎の咆哮とオロチの青い炎が真正面から衝突し弾ける様に消え去った。
コイツ強い……。
口だけじゃなく実力もかなりのものだ。単純な魔力量だけなら俺達を凌いでいるかもな……。
だが、俺達は絶対に負けない――。
「まだまだいけるよな?ジーク」
<誰にものを言ってるのだルカ。奴に負けるなど有り得ぬわ!>
――ズガァン!ズガァン!ズガァン!ズガァン!
絶え間なく俺と奴の攻撃がぶつかり合っては大地を揺らす。
一進一退の攻防が続く中、俺はふとダッジ隊長達の事も気になっていた。
まだ此処に来ないが、皆大丈夫だよな……?
まぁ今此処に辿り着いても逆に危ない。オロチ相手では流石に皆を気にしながら戦うなんて無理だからな。
<集中しろルカ。他の者なら皆無事だ。簡単にやられる連中ではない>
そうだよな。皆なら大丈夫。俺は目の前のコイツに集中しないと。
『私と戦っているのに他の事を考えているとは随分余裕そうじゃないか。舐められたものだね』
互いに攻撃を放っては躱したり相殺したり。決定的なダメージや隙を付けないまま均衡が続いていた。
『流石ジークリート。そう簡単には死なないみたいだ。これじゃあ埒が明かないねぇ……。あ、そうだ。試しに“人間の方”と話してみようかな。面白そうだし』
オロチはそう言うと、絶え間なく繰り出していた攻撃の手をピタリと止め、ジークではなく“俺”に話し掛けてきた。
『フフフ、確かルカ……だったよね君。 ジークリートの魔力を持っているとは言え、正直人間の君がここまでやるとは思わなかったよ。過小評価していた』
「……」
『ところで、人間の君が何故ジークリートをその身に宿せたか分かっているのかい?』
<貴様何を……>
俺はオロチの発言がいまいち理解出来なかった。ジークは俺が召喚魔法を使ったから封印が解けたんだよな……?
『成程。その反応だと、やはりちゃんとした真実をまだ知っていないようだね。フフフフ』
「どういう事だ。何が言いたいんだよお前」
<ルカ、奴はかく乱しようとしているだけだ。つまらん話などに耳を傾けるな>
ジークは何時もと変わらない態度と口調でそう言った。俺も全く同意見。こんな奴と話しなんてしたくない。
だが……ほんの僅かに、ジークの魔力が乱れたのが俺にも伝わってきた。
“ジークは何か知っている……?”
何故か俺は直感的にそう思ってしまった。
『つまらない話かどうかは君が決めればいいよルカ。
そうだね……事の始まりはあの日。私がモンスター共に王国を負わせたのは、言わずもがなジークリートの封印を解く為だった。
そしてその封印を解く為に最も邪魔だったのが、2000年もの間ずっとジークリートを封印してきた人間の一族である“リルガーデン家”だったのさ――』
ジークを封印してきた一族……? リルガーデンって……。
<黙っていろオロチ!>
次の瞬間、ジークはオロチの話を止めるかの如く攻撃を放った。だがオロチはその攻撃を躱し再び話を続けた。
『元はと言えば2000年前、邪魔だったジークリートを消す為に私が全て手を回した事なんだけどね……。
人間は弱いが、中には特殊な力を持った者も少なからずいた。リルガーデン家がまさにそれさ。私の見込んだ通り、彼らの封印魔法は見事にジークリートを封印したんだよ。
私は遂に奴に勝つことが出来たと喜んだが、ずっとモヤモヤが残っていた。私も昔よりかなり力を付けたから、今ならばジークリートに勝てると思い、奴の封印を解こうとした。
しかし、ここだけが唯一の誤算だった……。
いざ封印を解こうと思っても、私の力を以てしても全く解けなかったのだ。仕方が無いから封印を解けと当時のリルガーデンの者に言ったが、彼らは拒んだ挙句に更に特殊な封印魔法を掛け、ジークリートの封印を解けない様にしたのさ――。
あの時は心の底から苛立ったのを覚えている。リルガーデンの者を皆殺しにしてやろうかとも思う程にね。だが私は直ぐに気付いた……。
彼らの特殊で強力な封印魔法は長くは続かないという事に。
あの時全員殺すのは簡単だったが、下手をして永久に封印が解けない方が私には困る。だから私は待ったのさ。代々受け継がれていく程、確実に魔力が弱まっていくリルガーデンが最後に力尽きるまでね。
私が思った以上に彼らは頑張っていたよ。まさか人間如きが2000年も封印を続けるとは恐れ入った。
しかし、遂に私の待ちわびた日が訪れたのだ――。
また最後に悪あがきをされたら溜まったものじゃないから、私はあの日モンスター共に王国を襲わせ、リルガーデンの末裔である君と母親を狙った。
フフフフ。私が脅すよりも、自分達がピンチになった方が封印を解くだろうと考えたのさ。どの道君も母親ももう封印を続けられる程魔力が残っていなかったからね。
そして案の定、君の母親は死ぬ間際にジークリートの封印を解いた。
2000年以上もこの日を待っていた私にとっては最高に胸が高鳴った瞬間だったよ!
だがその矢先、事もあろうか解き放たれたジークリートの魔力が消えてしまったではないか……。
まさかと思い私が確認しに行くとそこにいたのがルカ……君と、何故か君の中にいるジークリートの姿だった――』
何時からだろう……。
延々と語るオロチの話が、まるで雑音の様に聞こえていた……。
どこから整理すればいいのか分からない。
だってそんな話1度も聞いた事がないから。
どこまでが嘘でどこまでが真実なんだ?
いや。相手はオロチだがこの話は全て偽りない真実だ。
根拠はないが、俺の体の全細胞が反応している。
間違いない。
~ペトラ遺跡~
竜神王ジークリートの姿になった俺は、オロチ目掛けて勢いよく飛び掛かった。
『いいねぇ。その姿を見たかったんだよ私は!』
俺が完全体となって飛び掛かったとほぼ同時、オロチもその人間の様な姿から10の頭を持つ巨大な大蛇へと変化した――。
「<オロチィィィィィッ!!>」
『ハッハッハッハッーー!!』
――ズバァァァンッ!
互いに繰り出した攻撃が衝突し、辺り一帯に凄まじい轟音が響き地鳴りが起こった。
『フフフフ。嬉しいよ。やっと……やっと私の手で君を殺せる時が来たんだジークリート! この日を迎える為に、私は出来る限りの施しを君にしてあげたんだよ』
<何が施しだ。元はと言えば貴様が望んで我を封印したのだろう。人間の強力な封印魔法を相手では、流石の貴様も成す術がなかった様だな>
『ふん。そのお陰で君は私から守られていたとも言える。封印だけでは不完全燃焼だった……。やはり君を直接殺したくなったのさ!
人間共の封印は思った以上に長く続いてしまったが、それも徐々に終わりが見えていた。だから私は誰よりも早く動き出していたのさ。君を葬る為にね』
大蛇の姿でも不敵な笑みを浮かべるオロチ。
ジークとオロチが何やら会話している間も、俺達は絶え間なく激しい攻防を繰り広げている。
<やり方が回りくどい。モンスター軍も他のモンスター共の突然変異も全て貴様の仕業だろう。 魔石を利用したのもな>
『よく分かっているじゃないか。封印されている時間で少し頭が良くなったんじゃないかな?
確かに君の言う通りさ。モンスター共に人間を襲わせたのは私。もう封印をしていた人間の一族も限界だったからね。
だからアレで折角封印を解かせたって言うのに、君ときたらまさか人間と一体化しちゃうんだから流石の私も驚かされたよ。余りに想定外の出来事だったからね』
成程。やはり全ての元凶はお前だったのかオロチ……! 絶対に母さんの仇を取ってやる。
「“メテオ・ギガブレス”!」
『“マーダーフレイガ”!』
俺の放った豪炎の咆哮とオロチの青い炎が真正面から衝突し弾ける様に消え去った。
コイツ強い……。
口だけじゃなく実力もかなりのものだ。単純な魔力量だけなら俺達を凌いでいるかもな……。
だが、俺達は絶対に負けない――。
「まだまだいけるよな?ジーク」
<誰にものを言ってるのだルカ。奴に負けるなど有り得ぬわ!>
――ズガァン!ズガァン!ズガァン!ズガァン!
絶え間なく俺と奴の攻撃がぶつかり合っては大地を揺らす。
一進一退の攻防が続く中、俺はふとダッジ隊長達の事も気になっていた。
まだ此処に来ないが、皆大丈夫だよな……?
まぁ今此処に辿り着いても逆に危ない。オロチ相手では流石に皆を気にしながら戦うなんて無理だからな。
<集中しろルカ。他の者なら皆無事だ。簡単にやられる連中ではない>
そうだよな。皆なら大丈夫。俺は目の前のコイツに集中しないと。
『私と戦っているのに他の事を考えているとは随分余裕そうじゃないか。舐められたものだね』
互いに攻撃を放っては躱したり相殺したり。決定的なダメージや隙を付けないまま均衡が続いていた。
『流石ジークリート。そう簡単には死なないみたいだ。これじゃあ埒が明かないねぇ……。あ、そうだ。試しに“人間の方”と話してみようかな。面白そうだし』
オロチはそう言うと、絶え間なく繰り出していた攻撃の手をピタリと止め、ジークではなく“俺”に話し掛けてきた。
『フフフ、確かルカ……だったよね君。 ジークリートの魔力を持っているとは言え、正直人間の君がここまでやるとは思わなかったよ。過小評価していた』
「……」
『ところで、人間の君が何故ジークリートをその身に宿せたか分かっているのかい?』
<貴様何を……>
俺はオロチの発言がいまいち理解出来なかった。ジークは俺が召喚魔法を使ったから封印が解けたんだよな……?
『成程。その反応だと、やはりちゃんとした真実をまだ知っていないようだね。フフフフ』
「どういう事だ。何が言いたいんだよお前」
<ルカ、奴はかく乱しようとしているだけだ。つまらん話などに耳を傾けるな>
ジークは何時もと変わらない態度と口調でそう言った。俺も全く同意見。こんな奴と話しなんてしたくない。
だが……ほんの僅かに、ジークの魔力が乱れたのが俺にも伝わってきた。
“ジークは何か知っている……?”
何故か俺は直感的にそう思ってしまった。
『つまらない話かどうかは君が決めればいいよルカ。
そうだね……事の始まりはあの日。私がモンスター共に王国を負わせたのは、言わずもがなジークリートの封印を解く為だった。
そしてその封印を解く為に最も邪魔だったのが、2000年もの間ずっとジークリートを封印してきた人間の一族である“リルガーデン家”だったのさ――』
ジークを封印してきた一族……? リルガーデンって……。
<黙っていろオロチ!>
次の瞬間、ジークはオロチの話を止めるかの如く攻撃を放った。だがオロチはその攻撃を躱し再び話を続けた。
『元はと言えば2000年前、邪魔だったジークリートを消す為に私が全て手を回した事なんだけどね……。
人間は弱いが、中には特殊な力を持った者も少なからずいた。リルガーデン家がまさにそれさ。私の見込んだ通り、彼らの封印魔法は見事にジークリートを封印したんだよ。
私は遂に奴に勝つことが出来たと喜んだが、ずっとモヤモヤが残っていた。私も昔よりかなり力を付けたから、今ならばジークリートに勝てると思い、奴の封印を解こうとした。
しかし、ここだけが唯一の誤算だった……。
いざ封印を解こうと思っても、私の力を以てしても全く解けなかったのだ。仕方が無いから封印を解けと当時のリルガーデンの者に言ったが、彼らは拒んだ挙句に更に特殊な封印魔法を掛け、ジークリートの封印を解けない様にしたのさ――。
あの時は心の底から苛立ったのを覚えている。リルガーデンの者を皆殺しにしてやろうかとも思う程にね。だが私は直ぐに気付いた……。
彼らの特殊で強力な封印魔法は長くは続かないという事に。
あの時全員殺すのは簡単だったが、下手をして永久に封印が解けない方が私には困る。だから私は待ったのさ。代々受け継がれていく程、確実に魔力が弱まっていくリルガーデンが最後に力尽きるまでね。
私が思った以上に彼らは頑張っていたよ。まさか人間如きが2000年も封印を続けるとは恐れ入った。
しかし、遂に私の待ちわびた日が訪れたのだ――。
また最後に悪あがきをされたら溜まったものじゃないから、私はあの日モンスター共に王国を襲わせ、リルガーデンの末裔である君と母親を狙った。
フフフフ。私が脅すよりも、自分達がピンチになった方が封印を解くだろうと考えたのさ。どの道君も母親ももう封印を続けられる程魔力が残っていなかったからね。
そして案の定、君の母親は死ぬ間際にジークリートの封印を解いた。
2000年以上もこの日を待っていた私にとっては最高に胸が高鳴った瞬間だったよ!
だがその矢先、事もあろうか解き放たれたジークリートの魔力が消えてしまったではないか……。
まさかと思い私が確認しに行くとそこにいたのがルカ……君と、何故か君の中にいるジークリートの姿だった――』
何時からだろう……。
延々と語るオロチの話が、まるで雑音の様に聞こえていた……。
どこから整理すればいいのか分からない。
だってそんな話1度も聞いた事がないから。
どこまでが嘘でどこまでが真実なんだ?
いや。相手はオロチだがこの話は全て偽りない真実だ。
根拠はないが、俺の体の全細胞が反応している。
間違いない。
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