19 / 73
第19召喚 僕はとても後悔しました
しおりを挟む
最早自分では到底計り知れないスケールの話に、リリアもどう対応した良いかと頭を抱え出した。しかし、そんな事を考えたところで自分には関係ない。そう思ったリリアは今までと何ら変わりなく、ひたすら獲物に狙いを定める狡猾な猛獣の如き視線でアーサーを見る。そしてアーサーはこのタイミングで、ハンターランクの昇格テストを受けたいとリリアに告げたのだった。
「あら、やっと受ける気になったのね。分かったわ。じゃあ昇格テストの申請を出しておくわね」
「ありがとうございます」
「今のアーサー君なら力を持て余すわね。その上の炎Cランクも受ける? とは言っても人Dランクに合格してフロア20~49を攻略してからになっちゃうけど」
炎Cランク――。
正直今のアーサーならば昇格テストを受けても余裕で受かるレベル。だが現状、アーサーが最も優先しようとしているのは他ならぬバットへの反撃。下準備が整ったアーサーは今すぐにでも『黒の終焉』に乗り込んでやろうと思っていたが、ふと冷静になった彼はある事を思いつく。
(そうか。折角ここまで強くなったんだから、どうせならハンターランクもバットと同じにして目にもの見せてやる。散々見下していた僕と同列になった挙句、力でもぶっ飛ばされたら相当なダメージになるだろう。よし、決めた!)
1人大きく頷いたアーサーは再びリリアに伝える。
「リリアさん。そうしたら先ずはやっぱり人Dランクの昇格テストを受けます。それで1週間に以内に全フロア攻略して、そのまま炎Cランクの昇格テストを受ける事にします!」
バットとの因縁にケリを着けるのは1週間後。
全てが完璧に整った状態で、今度こそ全てを終わらせる。
アーサーはそう決心したのだった。
「了解。明日にでも昇格テストを受けられると思うから頑張ってね。受かったらお姉さんが思いっ切り抱き締めてあ・げ・る」
単純な手法だと分かっていながらも、やはり凄まじい破壊力の色気と妖艶なバイオレンスさで攻撃されたアーサーは危うく昇天しかけた。だが紙一重で正気を保ったアーサーはブンブンと頭を振って雑念を取っ払うと、突然何かを思い出す。
「あ! 忘れるところだった」
「どうしたの?」
そう言ったアーサーは何やら鞄から小包を取り出すと、それをリリアへと渡した。
「ん? なにかしら」
「いや、なんて言うか……。僕がハンターになった頃からずっとリリアさんにはお世話になっていたし、お祝いも貰ってこのスキルの事についても相談に乗ってもらっていたので、大した物ではないですけど僕からの感謝の気持ちです!」
そう。リリアに渡した物はアーサーからのささやかな御礼の気持ち。
女性に贈り物などした事がないアーサーはここ数日ずっと悩み、結果普段から使える日用品と、リリアが以前から好きだと言っていた甘い食べ物を選んだ。
何でも高価な物であれば良いとは限らないが、それでもアーサーはここ1カ月フロア周回で手に入れた魔鉱石と召喚したアーティファクトを換金し続け、当初の想定を遥かに上回る2,000,000Gという大金を稼ぎ出していた。
だからこそ誰よりも1番お世話になっているリリアに対し、今まででのアーサーであれば絶対に買えなかった少し贅沢な値段の物をリリアに贈った。少しでも恩返しが出来ればと。
(やだ……。これってもうアーサー君も私を“そういう対象”として見てるって事よね? もう我慢できないかも――)
危険な妄想を広げるリリアを他所に、無事感謝の気持ちを渡したアーサーは彼女に手を振ってダンジョンを後にするのだった。
**
しかし。
アーサーは後に強く自身を恨む事となる。今日のこの決断が間違っていたと――。
アーサーが虎視眈々と“奴”を狙う裏で、“奴”もまたアーサーの知らないところで不穏な動きを見せていた。
何故あの時動かなかったのだろう……。
何故こんな事になってしまったのだろう……。
何故“エレイン”がこんな目に遭ってしまったのだろう。
「もうアイツはマジで許さない。僕を本気で怒らせたな……“バット”――!」
「あら、やっと受ける気になったのね。分かったわ。じゃあ昇格テストの申請を出しておくわね」
「ありがとうございます」
「今のアーサー君なら力を持て余すわね。その上の炎Cランクも受ける? とは言っても人Dランクに合格してフロア20~49を攻略してからになっちゃうけど」
炎Cランク――。
正直今のアーサーならば昇格テストを受けても余裕で受かるレベル。だが現状、アーサーが最も優先しようとしているのは他ならぬバットへの反撃。下準備が整ったアーサーは今すぐにでも『黒の終焉』に乗り込んでやろうと思っていたが、ふと冷静になった彼はある事を思いつく。
(そうか。折角ここまで強くなったんだから、どうせならハンターランクもバットと同じにして目にもの見せてやる。散々見下していた僕と同列になった挙句、力でもぶっ飛ばされたら相当なダメージになるだろう。よし、決めた!)
1人大きく頷いたアーサーは再びリリアに伝える。
「リリアさん。そうしたら先ずはやっぱり人Dランクの昇格テストを受けます。それで1週間に以内に全フロア攻略して、そのまま炎Cランクの昇格テストを受ける事にします!」
バットとの因縁にケリを着けるのは1週間後。
全てが完璧に整った状態で、今度こそ全てを終わらせる。
アーサーはそう決心したのだった。
「了解。明日にでも昇格テストを受けられると思うから頑張ってね。受かったらお姉さんが思いっ切り抱き締めてあ・げ・る」
単純な手法だと分かっていながらも、やはり凄まじい破壊力の色気と妖艶なバイオレンスさで攻撃されたアーサーは危うく昇天しかけた。だが紙一重で正気を保ったアーサーはブンブンと頭を振って雑念を取っ払うと、突然何かを思い出す。
「あ! 忘れるところだった」
「どうしたの?」
そう言ったアーサーは何やら鞄から小包を取り出すと、それをリリアへと渡した。
「ん? なにかしら」
「いや、なんて言うか……。僕がハンターになった頃からずっとリリアさんにはお世話になっていたし、お祝いも貰ってこのスキルの事についても相談に乗ってもらっていたので、大した物ではないですけど僕からの感謝の気持ちです!」
そう。リリアに渡した物はアーサーからのささやかな御礼の気持ち。
女性に贈り物などした事がないアーサーはここ数日ずっと悩み、結果普段から使える日用品と、リリアが以前から好きだと言っていた甘い食べ物を選んだ。
何でも高価な物であれば良いとは限らないが、それでもアーサーはここ1カ月フロア周回で手に入れた魔鉱石と召喚したアーティファクトを換金し続け、当初の想定を遥かに上回る2,000,000Gという大金を稼ぎ出していた。
だからこそ誰よりも1番お世話になっているリリアに対し、今まででのアーサーであれば絶対に買えなかった少し贅沢な値段の物をリリアに贈った。少しでも恩返しが出来ればと。
(やだ……。これってもうアーサー君も私を“そういう対象”として見てるって事よね? もう我慢できないかも――)
危険な妄想を広げるリリアを他所に、無事感謝の気持ちを渡したアーサーは彼女に手を振ってダンジョンを後にするのだった。
**
しかし。
アーサーは後に強く自身を恨む事となる。今日のこの決断が間違っていたと――。
アーサーが虎視眈々と“奴”を狙う裏で、“奴”もまたアーサーの知らないところで不穏な動きを見せていた。
何故あの時動かなかったのだろう……。
何故こんな事になってしまったのだろう……。
何故“エレイン”がこんな目に遭ってしまったのだろう。
「もうアイツはマジで許さない。僕を本気で怒らせたな……“バット”――!」
311
お気に入りに追加
1,305
あなたにおすすめの小説
魔力0の俺は王家から追放された挙句なぜか体にドラゴンが棲みついた~伝説のドラゴンの魔力を手に入れた俺はちょっと王家を懲らしめようと思います~
きょろ
ファンタジー
この異世界には人間、動物を始め様々な種族が存在している。
ドラゴン、エルフ、ドワーフにゴブリン…多岐に渡る生物が棲むここは異世界「ソウルエンド」。
この世界で一番権力を持っていると言われる王族の“ロックロス家”は、その千年以上続く歴史の中で過去最大のピンチにぶつかっていた。
「――このロックロス家からこんな奴が生まれるとは…!!この歳まで本当に魔力0とは…貴様なんぞ一族の恥だ!出ていけッ!」
ソウルエンドの王でもある父親にそう言われた青年“レイ・ロックロス”。
十六歳の彼はロックロス家の歴史上……いや、人類が初めて魔力を生み出してから初の“魔力0”の人間だった―。
森羅万象、命ある全てのものに魔力が流れている。その魔力の大きさや強さに変化はあれど魔力0はあり得なかったのだ。
庶民ならいざ知らず、王族の、それもこの異世界トップのロックロス家にとってはあってはならない事態。
レイの父親は、面子も権力も失ってはならぬと極秘に“養子”を迎えた―。
成績優秀、魔力レベルも高い。見捨てた我が子よりも優秀な養子を存分に可愛がった父。
そして――。
魔力“0”と名前の“レイ”を掛けて魔法学校でも馬鹿にされ成績も一番下の“本当の息子”だったはずのレイ・ロックロスは十六歳になったこの日……遂に家から追放された―。
絶望と悲しみに打ちひしがれる………
事はなく、レイ・ロックロスは清々しい顔で家を出て行った。
「ああ~~~めちゃくちゃいい天気!やっと自由を手に入れたぜ俺は!」
十六年の人生の中で一番解放感を得たこの日。
実はレイには昔から一つ気になっていたことがあった。その真実を探る為レイはある場所へと向かっていたのだが、道中お腹が減ったレイは子供の頃から仲が良い近くの農場でご飯を貰った。
「うめぇ~~!ここの卵かけご飯は最高だぜ!」
しかし、レイが食べたその卵は何と“伝説の古代竜の卵”だった――。
レイの気になっている事とは―?
食べた卵のせいでドラゴンが棲みついた―⁉
縁を切ったはずのロックロス家に隠された秘密とは―。
全ての真相に辿り着く為、レイとドラゴンはほのぼのダンジョンを攻略するつもりがどんどん仲間が増えて力も手にし異世界を脅かす程の最強パーティになっちゃいました。
あまりに強大な力を手にしたレイ達の前に、最高権力のロックロス家が次々と刺客を送り込む。
様々な展開が繰り広げられるファンタジー物語。
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる