133 / 147
第八章【旅の果て】
第百三十二話 獰猛な動物
しおりを挟む
エリオネルが俺の膝を持って左右に開く。真っ赤になった顔で彼を見ると、すごく獰猛な目つきをしていた。
脚を閉じようにも、エリオネルが掴んでいるため閉じられない。
「や、やだぁ、エリオネル」
「マリヤ、して」
拒否できないように、強く言われた。
ちゅ、と押さえられている右膝にキスされる。本当に嫌だと思ってないの、何でわかるんだろう。わかりやすいのかな。
右手に液体を出して、窄まりに手をやる。多かったのか、手から液体が滑り落ちてシーツを汚してしまった。まあ、終わったらいつもぐちょぐちょになるから、気にしたら負けか。
「んっ……、なんか変」
中指をぐぐっと入れると、指への圧迫感がすごくて、中が熱い。入り口がギュギュッと指を締めつけていた。中ほどまで入れた指を動かすのが怖い。
でも、ここでウジウジしていても始まらない。いつもエリオネルがしてくれるように、指を出し入れしてみた。
「ん、……ぅ、はぁっ」
変な感じだ。自分でするって本当に恥ずかしい。体がカッカッして熱かった。
中指が根元まで入ると、中の様子がわかる。指をぎゅうぎゅうと締めつけていて、本当にここにいつもエリオネルを咥えているのか疑わしい。
エリオネルを見ると、恍惚とした表情でこちらを見ていた。その表情にきゅうんと胸が疼く。
「マリヤ?手、ちゃんと動かして?」
エリオネルを見つめながら、手を動かした。気持ちいいけど、もどかしい。中を探りながら指を出し入れしていたら、気づかないうちに前を扱いていた。
「すごく卑猥だね、マリヤ」
「言わな……で」
「後ろも前も気持ちいい?」
「うん、でも、……」
「ん?」
「エリオネルのおちんちんが1番気持ちいい」
エリオネルが目を見張る。ストレートすぎただろうか?
彼は苦しそうな顔をしたあと、自分の股間を握って頽れた。
「エリオネル?」
「勃起し過ぎて痛い」
そんなに?ちょっとおかしくなって笑うと、ガバッと覆い被さられる。
痛いくらいのキスをされて、与えられる快楽に飢えていた俺は、痺れたように動けなくなった。
エリオネルの息が荒い。フーッフーッと獣のように呼吸していて、ちょっと怖いけど、すごく興奮した。
彼の左手が、俺の中を割り開く。ぐちゅぐちゅいわせながら、すぐに2本目を入れられて、良い所を擦られると嬌声が止まらなかった。
「あ、んっ、は、……ああっ」
性急な彼の指は、すぐに3本になる。余裕がないのか、その3本も早々に出ていった。
「マリヤ、本当、余裕ない」
べちん、とお腹にペニスを叩きつけられ、その凶暴さに少し怖くなる。
エリオネルの瞳に、何かが灯った。今まで見たことのない色に、腰が引けたが、強い力で腰を掴まれ逃げられない。
ペロリと唇を舐めたエリオネルが色っぽすぎて、こちらはもう降参状態だ。
「逃げないで」
ぴと、とエリオネルの剛直が、入り口を刺激する。久しぶりの感触に反射的に逃げそうになって、彼の言葉を思い出し、ぐっと堪えた。
ぐぐっと挿入ってきた大きいモノは、もう何度も咥えてきたはずなのに、久しぶりだからか、はたまた慣らし足りていないのか異物感がすごかった。
「んんっ、おっきい」
「また、すぐ私の形にしてあげる」
その言葉に、体がビクつくほどの快感を覚えて戸惑う。
それに気づいたエリオネルが、優しく微笑んだ。その顔がとても好きで泣けてくる。
「して?」
そう言うと、すぐにエリオネルが動き始めた。繋がった部分が痺れて、いやらしい音を立てている。
「は、あん、あっ、ああっ!」
いきなり早くなったストロークについていけなかった。エリオネルは本当に余裕がないみたいだ。
脚を抱えられて、思いっきり楔で突き上げられる。
「あっ!やっ、ああんっ」
だから、久しぶりなのに手加減がなさすぎる。し、死ぬ!
「ま、まって、ああっ!」
「待たない」
一方的なガン突きなのに、気持ちよくてたまらない。気持ちがよすぎて、意識が飛びそうだ。
ほとんど何も考えられなくなって、エリオネルが与えてくる快感を逃すこともできず、翻弄される。
「ふ、……ぅ、あ、アン」
「最高に可愛い、マリヤ」
しばらく突かれたあと、エリオネルは唐突に達した。熱いものが中でドクドクいってる。
「ごめん、我慢できなくて」
はあはあと肩で息をした。返事をする元気がない。
これはこれで、レアなエリオネルを見れたから良かったんだけど。でも、獰猛な動物みたいだった。
脚を閉じようにも、エリオネルが掴んでいるため閉じられない。
「や、やだぁ、エリオネル」
「マリヤ、して」
拒否できないように、強く言われた。
ちゅ、と押さえられている右膝にキスされる。本当に嫌だと思ってないの、何でわかるんだろう。わかりやすいのかな。
右手に液体を出して、窄まりに手をやる。多かったのか、手から液体が滑り落ちてシーツを汚してしまった。まあ、終わったらいつもぐちょぐちょになるから、気にしたら負けか。
「んっ……、なんか変」
中指をぐぐっと入れると、指への圧迫感がすごくて、中が熱い。入り口がギュギュッと指を締めつけていた。中ほどまで入れた指を動かすのが怖い。
でも、ここでウジウジしていても始まらない。いつもエリオネルがしてくれるように、指を出し入れしてみた。
「ん、……ぅ、はぁっ」
変な感じだ。自分でするって本当に恥ずかしい。体がカッカッして熱かった。
中指が根元まで入ると、中の様子がわかる。指をぎゅうぎゅうと締めつけていて、本当にここにいつもエリオネルを咥えているのか疑わしい。
エリオネルを見ると、恍惚とした表情でこちらを見ていた。その表情にきゅうんと胸が疼く。
「マリヤ?手、ちゃんと動かして?」
エリオネルを見つめながら、手を動かした。気持ちいいけど、もどかしい。中を探りながら指を出し入れしていたら、気づかないうちに前を扱いていた。
「すごく卑猥だね、マリヤ」
「言わな……で」
「後ろも前も気持ちいい?」
「うん、でも、……」
「ん?」
「エリオネルのおちんちんが1番気持ちいい」
エリオネルが目を見張る。ストレートすぎただろうか?
彼は苦しそうな顔をしたあと、自分の股間を握って頽れた。
「エリオネル?」
「勃起し過ぎて痛い」
そんなに?ちょっとおかしくなって笑うと、ガバッと覆い被さられる。
痛いくらいのキスをされて、与えられる快楽に飢えていた俺は、痺れたように動けなくなった。
エリオネルの息が荒い。フーッフーッと獣のように呼吸していて、ちょっと怖いけど、すごく興奮した。
彼の左手が、俺の中を割り開く。ぐちゅぐちゅいわせながら、すぐに2本目を入れられて、良い所を擦られると嬌声が止まらなかった。
「あ、んっ、は、……ああっ」
性急な彼の指は、すぐに3本になる。余裕がないのか、その3本も早々に出ていった。
「マリヤ、本当、余裕ない」
べちん、とお腹にペニスを叩きつけられ、その凶暴さに少し怖くなる。
エリオネルの瞳に、何かが灯った。今まで見たことのない色に、腰が引けたが、強い力で腰を掴まれ逃げられない。
ペロリと唇を舐めたエリオネルが色っぽすぎて、こちらはもう降参状態だ。
「逃げないで」
ぴと、とエリオネルの剛直が、入り口を刺激する。久しぶりの感触に反射的に逃げそうになって、彼の言葉を思い出し、ぐっと堪えた。
ぐぐっと挿入ってきた大きいモノは、もう何度も咥えてきたはずなのに、久しぶりだからか、はたまた慣らし足りていないのか異物感がすごかった。
「んんっ、おっきい」
「また、すぐ私の形にしてあげる」
その言葉に、体がビクつくほどの快感を覚えて戸惑う。
それに気づいたエリオネルが、優しく微笑んだ。その顔がとても好きで泣けてくる。
「して?」
そう言うと、すぐにエリオネルが動き始めた。繋がった部分が痺れて、いやらしい音を立てている。
「は、あん、あっ、ああっ!」
いきなり早くなったストロークについていけなかった。エリオネルは本当に余裕がないみたいだ。
脚を抱えられて、思いっきり楔で突き上げられる。
「あっ!やっ、ああんっ」
だから、久しぶりなのに手加減がなさすぎる。し、死ぬ!
「ま、まって、ああっ!」
「待たない」
一方的なガン突きなのに、気持ちよくてたまらない。気持ちがよすぎて、意識が飛びそうだ。
ほとんど何も考えられなくなって、エリオネルが与えてくる快感を逃すこともできず、翻弄される。
「ふ、……ぅ、あ、アン」
「最高に可愛い、マリヤ」
しばらく突かれたあと、エリオネルは唐突に達した。熱いものが中でドクドクいってる。
「ごめん、我慢できなくて」
はあはあと肩で息をした。返事をする元気がない。
これはこれで、レアなエリオネルを見れたから良かったんだけど。でも、獰猛な動物みたいだった。
0
お気に入りに追加
176
あなたにおすすめの小説
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
義兄に告白されて、承諾したらトロ甘な生活が待ってました。
アタナシア
恋愛
母の再婚をきっかけにできたイケメンで完璧な義兄、海斗。ひょんなことから、そんな海斗に告白をされる真名。
捨てられた子犬みたいな目で告白されたら断れないじゃん・・・!!
承諾してしまった真名に
「ーいいの・・・?ー ほんとに?ありがとう真名。大事にするね、ずっと・・・♡」熱い眼差を向けられて、そのままーーーー・・・♡。
【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
前話
【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
住所不定の引きこもりダンジョン配信者はのんびりと暮らしたい〜双子の人気アイドル配信者を助けたら、目立ちまくってしまった件〜
タジリユウ
ファンタジー
外の世界で仕事やお金や家すらも奪われた主人公。
自暴自棄になり、ダンジョンへ引きこもってひたすら攻略を進めていたある日、孤独に耐えられずにリスナーとコメントで会話ができるダンジョン配信というものを始めた。
数少ないリスナー達へ向けて配信をしながら、ダンジョンに引きこもって生活をしていたのだが、双子の人気アイドル配信者やリスナーを助けることによってだんだんと…
※掲示板回は少なめで、しばらくあとになります。
王様ゲームで弄ばれる話
ミツミチ
BL
飲み会のあとに立ち寄った後輩の家で、後輩らに王様ゲームで弄ばれるチョロ先輩の話
(冗長没カットのおまけの初夜 https://mitsumichi.fanbox.cc/)
【R18】らぶえっち短編集
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
調べたら残り2作品ありました、本日投稿しますので、お待ちくださいませ(3/31)
R18執筆1年目の時に書いた短編完結作品23本のうち商業作品をのぞく約20作品を短編集としてまとめることにしました。
※R18に※
※毎日投稿21時~24時頃、1作品ずつ。
※R18短編3作品目「追放されし奴隷の聖女は、王位簒奪者に溺愛される」からの投稿になります。
※処女作「清廉なる巫女は、竜の欲望の贄となる」2作品目「堕ちていく竜の聖女は、年下皇太子に奪われる」は商業化したため、読みたい場合はムーンライトノベルズにどうぞよろしくお願いいたします。
※これまでに投稿してきた短編は非公開になりますので、どうぞご了承くださいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる