56 / 147
第四章【学園都市】
第五十五話 保護の魔道具
しおりを挟む
「あんっ、あん、あっ」
漫画みたいにあんあん言ってしまって恥ずかしくなる。でも、自分の体じゃないみたいに制御できなくて、まともに声を出すこともできなかった。
突かれる度に、頭が真っ白になって怖くなる。
「あ、あんっ、んっ、…っ」
奥をトントン叩かれる度に、自分のモノからぴゅっぴゅっと白い濁ったものが少しずつ出た。
両足を抱え上げられて苦しいが、接合部が近くなったことで、ズチュズチュといやらしい音が聞こえてたまらない。
そのうち、パンパンという肌のぶつかる音と自分の喘ぎ声で、濡れた音は聞こえにくくなった。
声とか音とか、エリオネルの顔とかも全部たまらなくて、ぶるっと体が震えたあと、あと思う間もなくイッてしまう。エリオネルはそれを見て、一層激しく腰を振ったあと、俺の中で果てた。
ーーーーーー
「おはよう、マリヤ」
「んー?」
朝、エリオネルに優しく起こされた。
「昨日、激しく抱いちゃったけど、大丈夫?」
寝起きの頭に昨日の出来事が思い出される。激しすぎた気がするけど!
ほとんど自分のせいだし。
とりあえず腰の様子を確かめてみる。痛いけど思ったより大丈夫そうだ。
「一応、大丈夫みたい」
「しんどかったら、今日休んでいいんだよ」
「大丈夫、行く」
「途中でしんどくなったら呼んで」
とエリオネルは俺のバングルをとんとんっと叩いた。その姿になぜかキュンとする。
もう着替えていたエリオネルは、先に行くと言って行ってしまった。
学校に着いた俺は、ゆっくり寝たからか、はたまた初めてじゃないからか、思ったより元気だった。
「マリヤくん、おはよう」
アイオライトくんが律儀に馬車まで迎えに来てくれる。アーサーくんは受ける授業が違うようで、いつも一緒に居るわけじゃないみたいだった。
今日は、午前から魔法戦闘実技の授業がある。昨日の今日で大丈夫だろうか。
「今日から魔法戦闘実技の実践授業だね」
「あ!もう実践なの?じゃあ、外でやるのかな?」
「そうだよ。グラウンドで実力を見るって言ってたから、それで組み合わせが決まるんじゃないかな?」
俺、兎致命傷にできるんだけど、大丈夫だろうか?人に向けて魔法放つとか嫌なんだが。
「大丈夫だよ、保護の魔道具があるから、よほど生徒が怪我することはないと思うよ」
「そうなの?なんだー」
「マリヤくんは持ってるじゃない」
持ってる?何を?
「この腕輪、保護の魔道具だよね?」
バングルを指差されてビックリする。通信装置じゃなかったの?
「知らなかったの?かなり高いから、戦争に行くのでもない限り持ってる人少ないと思うけど」
あー、エリオネル過保護だもんな。
そっか、通信もできるけど、保護の魔道具でもあるんだ。よく見ると茶色の宝石も埋め込まれている。あ、金色もある!赤も青もあるじゃん!
クルッとバングルを回すと、大きな緑の宝石の反対側に4つも宝石が埋め込まれていた。
見なかったことにして、授業に向かう。
1時間目は水属性の授業だった。属性の授業は使える魔法を沢山教えてくれるので、ありがたい。
漫画みたいにあんあん言ってしまって恥ずかしくなる。でも、自分の体じゃないみたいに制御できなくて、まともに声を出すこともできなかった。
突かれる度に、頭が真っ白になって怖くなる。
「あ、あんっ、んっ、…っ」
奥をトントン叩かれる度に、自分のモノからぴゅっぴゅっと白い濁ったものが少しずつ出た。
両足を抱え上げられて苦しいが、接合部が近くなったことで、ズチュズチュといやらしい音が聞こえてたまらない。
そのうち、パンパンという肌のぶつかる音と自分の喘ぎ声で、濡れた音は聞こえにくくなった。
声とか音とか、エリオネルの顔とかも全部たまらなくて、ぶるっと体が震えたあと、あと思う間もなくイッてしまう。エリオネルはそれを見て、一層激しく腰を振ったあと、俺の中で果てた。
ーーーーーー
「おはよう、マリヤ」
「んー?」
朝、エリオネルに優しく起こされた。
「昨日、激しく抱いちゃったけど、大丈夫?」
寝起きの頭に昨日の出来事が思い出される。激しすぎた気がするけど!
ほとんど自分のせいだし。
とりあえず腰の様子を確かめてみる。痛いけど思ったより大丈夫そうだ。
「一応、大丈夫みたい」
「しんどかったら、今日休んでいいんだよ」
「大丈夫、行く」
「途中でしんどくなったら呼んで」
とエリオネルは俺のバングルをとんとんっと叩いた。その姿になぜかキュンとする。
もう着替えていたエリオネルは、先に行くと言って行ってしまった。
学校に着いた俺は、ゆっくり寝たからか、はたまた初めてじゃないからか、思ったより元気だった。
「マリヤくん、おはよう」
アイオライトくんが律儀に馬車まで迎えに来てくれる。アーサーくんは受ける授業が違うようで、いつも一緒に居るわけじゃないみたいだった。
今日は、午前から魔法戦闘実技の授業がある。昨日の今日で大丈夫だろうか。
「今日から魔法戦闘実技の実践授業だね」
「あ!もう実践なの?じゃあ、外でやるのかな?」
「そうだよ。グラウンドで実力を見るって言ってたから、それで組み合わせが決まるんじゃないかな?」
俺、兎致命傷にできるんだけど、大丈夫だろうか?人に向けて魔法放つとか嫌なんだが。
「大丈夫だよ、保護の魔道具があるから、よほど生徒が怪我することはないと思うよ」
「そうなの?なんだー」
「マリヤくんは持ってるじゃない」
持ってる?何を?
「この腕輪、保護の魔道具だよね?」
バングルを指差されてビックリする。通信装置じゃなかったの?
「知らなかったの?かなり高いから、戦争に行くのでもない限り持ってる人少ないと思うけど」
あー、エリオネル過保護だもんな。
そっか、通信もできるけど、保護の魔道具でもあるんだ。よく見ると茶色の宝石も埋め込まれている。あ、金色もある!赤も青もあるじゃん!
クルッとバングルを回すと、大きな緑の宝石の反対側に4つも宝石が埋め込まれていた。
見なかったことにして、授業に向かう。
1時間目は水属性の授業だった。属性の授業は使える魔法を沢山教えてくれるので、ありがたい。
0
お気に入りに追加
176
あなたにおすすめの小説
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
義兄に告白されて、承諾したらトロ甘な生活が待ってました。
アタナシア
恋愛
母の再婚をきっかけにできたイケメンで完璧な義兄、海斗。ひょんなことから、そんな海斗に告白をされる真名。
捨てられた子犬みたいな目で告白されたら断れないじゃん・・・!!
承諾してしまった真名に
「ーいいの・・・?ー ほんとに?ありがとう真名。大事にするね、ずっと・・・♡」熱い眼差を向けられて、そのままーーーー・・・♡。
【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
前話
【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
住所不定の引きこもりダンジョン配信者はのんびりと暮らしたい〜双子の人気アイドル配信者を助けたら、目立ちまくってしまった件〜
タジリユウ
ファンタジー
外の世界で仕事やお金や家すらも奪われた主人公。
自暴自棄になり、ダンジョンへ引きこもってひたすら攻略を進めていたある日、孤独に耐えられずにリスナーとコメントで会話ができるダンジョン配信というものを始めた。
数少ないリスナー達へ向けて配信をしながら、ダンジョンに引きこもって生活をしていたのだが、双子の人気アイドル配信者やリスナーを助けることによってだんだんと…
※掲示板回は少なめで、しばらくあとになります。
王様ゲームで弄ばれる話
ミツミチ
BL
飲み会のあとに立ち寄った後輩の家で、後輩らに王様ゲームで弄ばれるチョロ先輩の話
(冗長没カットのおまけの初夜 https://mitsumichi.fanbox.cc/)
【R18】らぶえっち短編集
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
調べたら残り2作品ありました、本日投稿しますので、お待ちくださいませ(3/31)
R18執筆1年目の時に書いた短編完結作品23本のうち商業作品をのぞく約20作品を短編集としてまとめることにしました。
※R18に※
※毎日投稿21時~24時頃、1作品ずつ。
※R18短編3作品目「追放されし奴隷の聖女は、王位簒奪者に溺愛される」からの投稿になります。
※処女作「清廉なる巫女は、竜の欲望の贄となる」2作品目「堕ちていく竜の聖女は、年下皇太子に奪われる」は商業化したため、読みたい場合はムーンライトノベルズにどうぞよろしくお願いいたします。
※これまでに投稿してきた短編は非公開になりますので、どうぞご了承くださいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる