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2章
17話 ダンジョンデート1
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探索八日目。
ダンジョンデート初日です。
初日のお相手は私、エウフェミア・ムーロです。
場所は地下九十二階。
広いけど基本一本道のこのフロアが、ダンジョンデートに適しているのではないか、というユカリ様の鶴の一声で決まりました。
……"ダンジョンデートに適してるフロア"ってなんでしょう?
「えっと……なぜ制服?」
私以外の方々が周囲の魔物狩りに散った後、残った私が着替え用に残した天幕から出ての、マゴイチ様の感想だ。
私は、マゴイチ様が通っていた学校の制服を着ています。
さすがに下半身が蜘蛛なのでスカートに無理があるけど、上半身は間違いなくマゴイチ様の母校のブレザーだ。
「……二十歳という年齢的にコスプレ感がそこはかとなくあるけど、似合ってる」
「うー。素直に誉めてほしいです」
素直に誉めたら、それはそれで赤面してアワアワしてしまうけど、それでも素直に誉めてほしいです。
「で? なぜ制服?」
「ユカリ様が"全員分作っておけば色々捗る"と」
マゴイチ様が、「さすが愚妹。わかってらっしゃる」と呟きました。
「あと、近くの女子高のセーラー服も、作っておくよう言われました」
マゴイチ様が、「あいつ天才か?」と呟きます。
まあ、あの方は天才でしょうね。ユリアーナ様は、「ストーカーと天才の境界をフラフラしてる」と仰っていましたけど。
「それは、次の機会の楽しみに取っておくよ」
主に、夜の楽しみでしょうけどね。
「じゃあ、行こうか」
差し出されたマゴイチ様の手に、私の白い手をソッと置く。
ギュッと握られ顔が赤くなる。
うー、ドキドキする。心臓うるさいよぉ。
マゴイチ様に手を引かれて歩き出す。
身長差の関係で少し屈んでいるから歩きにくいけど、それを悟らせないように笑顔でマゴイチ様を見詰める。
ああ、ダメだ。目が合って顔を背けてしまった。
人と目を合わせるのは苦手です。
シュェちゃんに特訓してもらって、シュェちゃんが相手ならなんとか目を合わせられるようになりましたけど、マゴイチ様が相手だと無理です。
マゴイチ様は、私やシュェちゃんの赤目を見ても嫌悪したりはしないでしょうけど、もし嫌われたらと思うと、怖いのです。
好きな人に拒絶されるのが怖いんです。
「エウフェミアさんの重瞳の赤目、綺麗だから見せてほしい」
こういうことを、平気で言えちゃうんだなぁ。
怖がってる自分が馬鹿馬鹿しくなる。
けど……うー、顔が熱いよ。顔、赤くなってるんだろうなぁ。
けど、私だけテレてないで、マゴイチ様のテレ顔をみたいなぁ。
昨晩、お風呂でシュェちゃんと考えたあれこれを試してみよう。
「あの、マゴイチ様。私のことは、ミアと呼んでください。親しい者はそう呼びますので」
マゴイチ様の記憶にあった恋愛漫画では、女性の名前を呼び捨てにするのはハードルが高いようでした。
さあ、私にテレて下さい。
「ん。わかったよ。ミア」
真顔で呼ばれた。
蛙顔にテレのテの字も見えない。
というか、私がテレました。ヤバイです。手汗が凄いです。
一度手を離し、ダメだ。離してくれない。しっかり握られてる。
「そういえば、本で知ったんだけど、人蜘蛛族って、心臓が二つあるの?」
気をきかせてくれたのか、話題を振ってくださいました。
「あ、はい。上半身と下半身に一つずつです。下半身の方は、副心臓といいます。人馬族も心臓が二つ、ですね」
ついでに言うと、人蜘蛛族と人馬族には、肺が四つある。
「私たちの下半身にある肺は、副肺といって、主に下半身への酸素供給に使われます。両種族共に副肺の役割は同じですけど、人馬族は副肺専用の呼吸口が腰にあります」
「そういえば、背中に乗った時に見たな。"触られるのは凄い嫌"って言いながら、触られて悦んでいたけど」
人馬族が背中に人を乗せるなんて、滅多にないのに、あの姉妹はすっかり調教されてしまったんですね。
「人馬族は、長距離を速く走るのに大量の酸素を必要とするため、神様によって呼吸口が作られたと言われています。人蜘蛛族は、短距離を素早く動くだけなので必要ないんだそうです。あ、でも、人蜘蛛族の一呼吸は、凄く長いんですよ」
マゴイチ様が、「へぇ」と感心してくださいます。
「だから、キスが長いのか。いや、息止めてるわけじゃないけどさ、ベロチューって一呼吸分くらいの長さで、息継ぎじゃないけど、区切るじゃん?」
「え? あれ? 私、長いですか?」
「単純に、キスが好きなだけかもだけど……長いね」
そうなの? 男性経験はマゴイチ様以外にもあるけど、キスはマゴイチ様としかしたことがないので比較できない。
けど、女性の比較対象なら……ロクサーヌさんは、極端に短い気がします。飛翼族の風習かしら? でも、フルールさんは長いですね。
なら、私と同じで副肺がある人馬族の二人は? キスしながらでも、鼻だけじゃなく、呼吸口から呼吸できるので、鼻息を気にせず長時間のキスが可能……の、はずなんですけど……二人とも短いですね。
「ツェツィーリアさんとヘンリエッテさんは、短いですよね」
「ああ、あの二人とするのは、身長差の関係でお互い疲れるから、自然と短くなるね」
ああ、なるほどです。お二人の身長は、地面に座った状態でもマゴイチ様より高いです。お互いが、背伸びして屈んでの状態だから、疲れるわけですね。
「あれ? でも、私もあの二人ほどではないですけど、身長、高いですよ?」
長時間キスしていても疲れないし、マゴイチ様にも疲れは見えなかった……はず。
「ん。んー、気づいてないのか……ミアってさ、キスする時、俺を糸で抱き上げるんだよね。だから、身長差とかの話じゃないんだよ。いつも夢中になってるから、気づいてなかったのかな?」
え?
「ほ、本当、に?」
マゴイチ様が首肯する。
「そ、そうですか。うー、気づかなかった。やっぱり、女性に抱えられるのは嫌ですよね?」
「ん? そうでもないよ。マーヤにもよくお姫様抱っこされるし。慣れるとなんとも思わないな」
マゴイチ様が立ち止まり、真剣な目で私を見上げる。
「それにさ、抱き上げてもらった方がキスしやすいし、ミアの綺麗な目と同じ高さになるから、むしろありがたい」
うー、また、目を逸らしてしまった。
「いつか、目を合わせて、普通に話せるようになりたいな」
そう言って歩き出そうとするマゴイチ様を、引き寄せた。
自分でもビックリ。
今を逃したらダメな気がした。
蜘蛛脚を折り畳んで座る。それでも私の方が高い。けど、さっきまでより距離は近い。
……どうしよう。この後のことを考えてなかった。
戸惑い顔のマゴイチ様が、私を見上げる。
……どうしよう。こんな時は、シュェちゃんとしたシミュレーションを思い出して……ああ、ダメだ。シュェちゃんの「困ったら押し倒せ」しか思い出せない。
……ヤるか。
糸出口から糸を次々と出して、通路に大きなハンモックを作る。
引き寄せたマゴイチ様ごと、糸で自分を持ち上げる。
「一応言っておくけど、"困ったら押し倒せ"は、ユリアーナの専売特許だよ」
さすが正妻様です。
「まあ、毎回、返り討ちにしてるから、ミアも、ね?」
ゾクッとした。
理性が「逃げろ!」と叫んでる。
けど、本能は「身を任せろ」と言っている。
マゴイチ様の両手が、私の顔を優しく挟む。
パスのプラーナ濃度が上がる。性感強化ですか?
ああ、これは逃げられない。逃げる気もおきない。
蜘蛛の糸に捕らわれたのは、私の方だったかぁ。
望んだ形ではないけれど、まあ、これも有りですね。
ダンジョンデート初日です。
初日のお相手は私、エウフェミア・ムーロです。
場所は地下九十二階。
広いけど基本一本道のこのフロアが、ダンジョンデートに適しているのではないか、というユカリ様の鶴の一声で決まりました。
……"ダンジョンデートに適してるフロア"ってなんでしょう?
「えっと……なぜ制服?」
私以外の方々が周囲の魔物狩りに散った後、残った私が着替え用に残した天幕から出ての、マゴイチ様の感想だ。
私は、マゴイチ様が通っていた学校の制服を着ています。
さすがに下半身が蜘蛛なのでスカートに無理があるけど、上半身は間違いなくマゴイチ様の母校のブレザーだ。
「……二十歳という年齢的にコスプレ感がそこはかとなくあるけど、似合ってる」
「うー。素直に誉めてほしいです」
素直に誉めたら、それはそれで赤面してアワアワしてしまうけど、それでも素直に誉めてほしいです。
「で? なぜ制服?」
「ユカリ様が"全員分作っておけば色々捗る"と」
マゴイチ様が、「さすが愚妹。わかってらっしゃる」と呟きました。
「あと、近くの女子高のセーラー服も、作っておくよう言われました」
マゴイチ様が、「あいつ天才か?」と呟きます。
まあ、あの方は天才でしょうね。ユリアーナ様は、「ストーカーと天才の境界をフラフラしてる」と仰っていましたけど。
「それは、次の機会の楽しみに取っておくよ」
主に、夜の楽しみでしょうけどね。
「じゃあ、行こうか」
差し出されたマゴイチ様の手に、私の白い手をソッと置く。
ギュッと握られ顔が赤くなる。
うー、ドキドキする。心臓うるさいよぉ。
マゴイチ様に手を引かれて歩き出す。
身長差の関係で少し屈んでいるから歩きにくいけど、それを悟らせないように笑顔でマゴイチ様を見詰める。
ああ、ダメだ。目が合って顔を背けてしまった。
人と目を合わせるのは苦手です。
シュェちゃんに特訓してもらって、シュェちゃんが相手ならなんとか目を合わせられるようになりましたけど、マゴイチ様が相手だと無理です。
マゴイチ様は、私やシュェちゃんの赤目を見ても嫌悪したりはしないでしょうけど、もし嫌われたらと思うと、怖いのです。
好きな人に拒絶されるのが怖いんです。
「エウフェミアさんの重瞳の赤目、綺麗だから見せてほしい」
こういうことを、平気で言えちゃうんだなぁ。
怖がってる自分が馬鹿馬鹿しくなる。
けど……うー、顔が熱いよ。顔、赤くなってるんだろうなぁ。
けど、私だけテレてないで、マゴイチ様のテレ顔をみたいなぁ。
昨晩、お風呂でシュェちゃんと考えたあれこれを試してみよう。
「あの、マゴイチ様。私のことは、ミアと呼んでください。親しい者はそう呼びますので」
マゴイチ様の記憶にあった恋愛漫画では、女性の名前を呼び捨てにするのはハードルが高いようでした。
さあ、私にテレて下さい。
「ん。わかったよ。ミア」
真顔で呼ばれた。
蛙顔にテレのテの字も見えない。
というか、私がテレました。ヤバイです。手汗が凄いです。
一度手を離し、ダメだ。離してくれない。しっかり握られてる。
「そういえば、本で知ったんだけど、人蜘蛛族って、心臓が二つあるの?」
気をきかせてくれたのか、話題を振ってくださいました。
「あ、はい。上半身と下半身に一つずつです。下半身の方は、副心臓といいます。人馬族も心臓が二つ、ですね」
ついでに言うと、人蜘蛛族と人馬族には、肺が四つある。
「私たちの下半身にある肺は、副肺といって、主に下半身への酸素供給に使われます。両種族共に副肺の役割は同じですけど、人馬族は副肺専用の呼吸口が腰にあります」
「そういえば、背中に乗った時に見たな。"触られるのは凄い嫌"って言いながら、触られて悦んでいたけど」
人馬族が背中に人を乗せるなんて、滅多にないのに、あの姉妹はすっかり調教されてしまったんですね。
「人馬族は、長距離を速く走るのに大量の酸素を必要とするため、神様によって呼吸口が作られたと言われています。人蜘蛛族は、短距離を素早く動くだけなので必要ないんだそうです。あ、でも、人蜘蛛族の一呼吸は、凄く長いんですよ」
マゴイチ様が、「へぇ」と感心してくださいます。
「だから、キスが長いのか。いや、息止めてるわけじゃないけどさ、ベロチューって一呼吸分くらいの長さで、息継ぎじゃないけど、区切るじゃん?」
「え? あれ? 私、長いですか?」
「単純に、キスが好きなだけかもだけど……長いね」
そうなの? 男性経験はマゴイチ様以外にもあるけど、キスはマゴイチ様としかしたことがないので比較できない。
けど、女性の比較対象なら……ロクサーヌさんは、極端に短い気がします。飛翼族の風習かしら? でも、フルールさんは長いですね。
なら、私と同じで副肺がある人馬族の二人は? キスしながらでも、鼻だけじゃなく、呼吸口から呼吸できるので、鼻息を気にせず長時間のキスが可能……の、はずなんですけど……二人とも短いですね。
「ツェツィーリアさんとヘンリエッテさんは、短いですよね」
「ああ、あの二人とするのは、身長差の関係でお互い疲れるから、自然と短くなるね」
ああ、なるほどです。お二人の身長は、地面に座った状態でもマゴイチ様より高いです。お互いが、背伸びして屈んでの状態だから、疲れるわけですね。
「あれ? でも、私もあの二人ほどではないですけど、身長、高いですよ?」
長時間キスしていても疲れないし、マゴイチ様にも疲れは見えなかった……はず。
「ん。んー、気づいてないのか……ミアってさ、キスする時、俺を糸で抱き上げるんだよね。だから、身長差とかの話じゃないんだよ。いつも夢中になってるから、気づいてなかったのかな?」
え?
「ほ、本当、に?」
マゴイチ様が首肯する。
「そ、そうですか。うー、気づかなかった。やっぱり、女性に抱えられるのは嫌ですよね?」
「ん? そうでもないよ。マーヤにもよくお姫様抱っこされるし。慣れるとなんとも思わないな」
マゴイチ様が立ち止まり、真剣な目で私を見上げる。
「それにさ、抱き上げてもらった方がキスしやすいし、ミアの綺麗な目と同じ高さになるから、むしろありがたい」
うー、また、目を逸らしてしまった。
「いつか、目を合わせて、普通に話せるようになりたいな」
そう言って歩き出そうとするマゴイチ様を、引き寄せた。
自分でもビックリ。
今を逃したらダメな気がした。
蜘蛛脚を折り畳んで座る。それでも私の方が高い。けど、さっきまでより距離は近い。
……どうしよう。この後のことを考えてなかった。
戸惑い顔のマゴイチ様が、私を見上げる。
……どうしよう。こんな時は、シュェちゃんとしたシミュレーションを思い出して……ああ、ダメだ。シュェちゃんの「困ったら押し倒せ」しか思い出せない。
……ヤるか。
糸出口から糸を次々と出して、通路に大きなハンモックを作る。
引き寄せたマゴイチ様ごと、糸で自分を持ち上げる。
「一応言っておくけど、"困ったら押し倒せ"は、ユリアーナの専売特許だよ」
さすが正妻様です。
「まあ、毎回、返り討ちにしてるから、ミアも、ね?」
ゾクッとした。
理性が「逃げろ!」と叫んでる。
けど、本能は「身を任せろ」と言っている。
マゴイチ様の両手が、私の顔を優しく挟む。
パスのプラーナ濃度が上がる。性感強化ですか?
ああ、これは逃げられない。逃げる気もおきない。
蜘蛛の糸に捕らわれたのは、私の方だったかぁ。
望んだ形ではないけれど、まあ、これも有りですね。
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