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メイド服と俺たちとおにぎり
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「リンドブルム西海岸って、どうやって行くのが一番近いんだ?」
俺たちが今までワープ設定してきたのはどれもアゲートにある土地ばかり。リンドブルムに行くだけなら前の拠点に飛んで、そこからまた洞窟を進めば無事とは言えないかもしれないが辿り着くだろう。だが辿り着く場所は残念ながらリンドブルムの東側であり、西に行くにはかなり遠い。
それならいっそ船か、と考えてみるも俺たちは今船を持っていない。なんなら船長もいない。
他に考えられるとすれば空からだが、残念ながら飛空挺なんてものも持ち合わせてはいなかった。
まさか徒歩で行くのか、と少し絶望しつつアドラーについて行くと、まさかの厨房にたどり着いた。
「いや一刻も早く助けに行くみたいな空気だったのにどうした? いつも以上に頭がおかしくなったのか?」
「いつもおかしいみたいな言い方すんじゃねぇよ。いいか、テメェはおにぎり10個作れるくらいの米を炊け。ルキとソフィアはありとあらゆる塩の準備をしろ。俺はどさカルの準備をする。」
「マジでどうしたんだおまえ。炊けっていうなら炊くけど……。」
真剣な顔で意味がわからない指示をしてきたアドラーに困惑しながらも俺は米を洗って普通炊きした。おにぎりが10個作れる量がいまいちわからないので勘だが、まぁ多分大丈夫だろう。
準備がとりあえず終わりアドラーたちのところへ戻ると、3人で忙しそうに、でも平和にどさカルことどさんこカルテットをプレイしていた。
「なぁ、一刻も早く助けに行くべきじゃなかったのか?」
「だからその準備を今してんじゃねぇか。おいルキ、テメェ早くスキル使えや。」
「今使うっての! あ、やっべ死にそうソフィア助けて!」
「仕方ないわね~。だからアイテムないとこのボス戦は難しいわよってお姉さん言ったじゃないの。」
そう言いながら携帯を必死にポチポチする姿は、どう見てもただどさカルで暇つぶしをしているだけの集団だ。ご飯が炊けるまで時間を潰すにしても、もっと他に有意義な潰し方があるだろうに。
そう、たとえば今から助けに行く女の子のこととか、なぜ今ご飯を炊いているのかとか。そういうことを話す方がよっぽど大事だろう。
「今から助けに行くあの子、アドラーの知り合いみたいだったが。」
どさカルで忙しそうなアドラーに俺はめげずに話しかける。
「まぁな。テメェには紹介しなかったが、ずっと俺のそばにいた。暗殺計画の話をするときだけ任務を適当に与えて遠ざけてたから、今回こうやって置いてったこと確実に怒ってんだろなぁ……。」
そうアドラーは言って深いため息をついた。凄く深刻そうな顔をしているが、指はしっかり携帯をポチポチしているので台無しだ。
「オレだったらずっとそばにいたのに何も知らされず、しかも置いてかれたらマジでショックだけどなー。てか守りたいならオレは連れてくけどね。自分が守ればいいんだし。」
珍しくまともなことを言うルキに、アドラーもどこか居心地が悪そうにしている。
「あのなぁ、俺だってホントはそうして……。」
歯切れ悪く言い淀むアドラーは複雑そうな表情をしながら、どさカルをやめていつのまにか炊けていたご飯に塩をかけておにぎりにしている。その様子に手伝った方がいいのかと俺も塩を手にするが、アドラーはやめろと手で制してきた。
「俺が作らねぇと意味がねぇんだよ。だりぃけどなぁ。」
そう言いながらやけに慣れた手つきでおにぎりをどんどん作って行くアドラー。味付けはどれもシンプルな塩のみで、何か中に入れたり海苔で包むこともしない。
それを不思議に思っていると、少ししてアドラーは作り終えたのかカバンにおにぎりをしまった。そしておにぎりだけで結構な重さになってしまっただろうカバンを手に、アドラーはボソリと呟いた。
「リンドブルム西海岸、シュベルトへ。」
「シュベルト?」
俺がそう聞くのと同時に俺たちの体はワープし、目の前には綺麗な青い海と白い砂浜が広がっていた。
「いやワープできるのかよ。」
徒歩で数日を覚悟していただけに、まさかワープで一瞬とは思わなかった。俺としては嬉しい誤算だが、一方でアドラーは顔をしかめながら辺りをキョロキョロと見渡している。
「アイツがいるリンドブルムの西海岸は絶対ぇココだ。置くのは……ここでいいか。」
そう言うとアドラーはおにぎりを次々と砂浜に並べて行く。
「ラップがしてあるとはいえ、大丈夫かしら~。」
「安心しろ、ちゃんと全て食い尽くす。アイツがな。」
全て並べたところで、明らかにさっきまでなかった鋭い気配が1つ増えた。一体どこから、と辺りを伺うが俺たち以外の人物もいなければ隠れられるような場所もない。
「いることはわかってんだ。ほら俺が作ったおにぎりもいっぱいあるんだし、さっさと姿を現せや。」
アドラーのその言葉に怒ったのか、どこかにいる何者かの気配は鋭い殺気を出し始めた。大丈夫なのかこれ、とアドラーを見ると苛立ちをあらわにしておにぎりがある空間に向かって叫び出した。
「出てきやがれっつってんだ、スーミ! ご主人様に対してよくそんな殺気が出せんなぁ!」
「スーミのこと置いてったくせにうるせぇです。ご主人様なんかもうご主人様じゃねぇです。さっさとおにぎりだけ置いて帰れです。」
一体いつ何処から現れたのか、メイド服を着た少女は砂浜に置かれたおにぎりを手に取りながらこちらを見据えていた。茶髪のサイドテールは肩上で揺れており、癖毛なのか若干くるんとしていて可愛らしい。しかしこちらを見るそのピンク色の瞳は何もかも見透かしているような、そんな怖さを醸し出していた。
「ったく、めんどくせぇ拗ね方するんじゃねぇよ。置いてったことは謝るからさっさと帰んぞ、スーミ。」
ほら、とアドラーが手を出すとスーミと呼ばれた少女はその手を払いのけて小太刀を構えた。その様子に一瞬だけ動揺を見せたアドラーも大剣を構えて間合いを取る。
「テメェら何ボサっとしてやがんだ。力づくで取り押さえて連れ帰んぞ。」
「えーでもオレ可愛い子相手に戦うのはちょっとなー。」
「お姉さんもちょっとやりにくいわね~。」
そう言いながらもルキとソフィアは武器を構えた。俺もやりにくいな、とは思うが少女は先ほどよりも殺気を強くしてこちらを見ている。おそらく容赦なく殺しにくるだろう。
女の子を傷つけたくないという気持ちはあるが、こちらも死ぬわけにはいかない。俺は諦めて双剣を手に取り、少女がいつきてもいいように構えた。
「ご主人様はスーミに何も教えてくれなかったです。スーミはこんなにもご主人様のこと好きなのに、ご主人様はスーミのことなんてどうでもいいんです。だからスーミのこと置いてったに違いねぇです。なのに今更迎えにきたって言われても納得できねぇです!」
「あー、スーミを巻き込まないためだったとはいえ悪かった。帰ったら説明してやるから、小太刀しまえ。じゃねぇと、ここから先はご主人様に刃向かったお仕置きをしなきゃなんねぇからなぁ。」
「なんかアドラーがお仕置きって言うとエロくね? しかもメイド服の少女にだぜ。」
ルキの空気が読めない、だがわかってしまうその言葉に俺は静かに頷く。ソフィアも小声で確かにと納得しているのでこれは一般論であり、決して俺たちが変態なわけではないと思いたい。
そしてそれはまさかの少女も同じだったようで、顔を赤くしたかと思うとどこか興奮しつつ大きな声で喋り出した。
「ご、ご主人様がスーミにお仕置き……! い、一体どんな……! これは今日のスーミとご主人様のラブラブ日記が熱くなるし厚くなるです! さぁ、ご主人様! スーミ全力で参りますので、全力でスーミにお仕置きをするお覚悟をです!」
その言葉とともに少女は俺たちに向かって小太刀を振り翳した。
俺たちが今までワープ設定してきたのはどれもアゲートにある土地ばかり。リンドブルムに行くだけなら前の拠点に飛んで、そこからまた洞窟を進めば無事とは言えないかもしれないが辿り着くだろう。だが辿り着く場所は残念ながらリンドブルムの東側であり、西に行くにはかなり遠い。
それならいっそ船か、と考えてみるも俺たちは今船を持っていない。なんなら船長もいない。
他に考えられるとすれば空からだが、残念ながら飛空挺なんてものも持ち合わせてはいなかった。
まさか徒歩で行くのか、と少し絶望しつつアドラーについて行くと、まさかの厨房にたどり着いた。
「いや一刻も早く助けに行くみたいな空気だったのにどうした? いつも以上に頭がおかしくなったのか?」
「いつもおかしいみたいな言い方すんじゃねぇよ。いいか、テメェはおにぎり10個作れるくらいの米を炊け。ルキとソフィアはありとあらゆる塩の準備をしろ。俺はどさカルの準備をする。」
「マジでどうしたんだおまえ。炊けっていうなら炊くけど……。」
真剣な顔で意味がわからない指示をしてきたアドラーに困惑しながらも俺は米を洗って普通炊きした。おにぎりが10個作れる量がいまいちわからないので勘だが、まぁ多分大丈夫だろう。
準備がとりあえず終わりアドラーたちのところへ戻ると、3人で忙しそうに、でも平和にどさカルことどさんこカルテットをプレイしていた。
「なぁ、一刻も早く助けに行くべきじゃなかったのか?」
「だからその準備を今してんじゃねぇか。おいルキ、テメェ早くスキル使えや。」
「今使うっての! あ、やっべ死にそうソフィア助けて!」
「仕方ないわね~。だからアイテムないとこのボス戦は難しいわよってお姉さん言ったじゃないの。」
そう言いながら携帯を必死にポチポチする姿は、どう見てもただどさカルで暇つぶしをしているだけの集団だ。ご飯が炊けるまで時間を潰すにしても、もっと他に有意義な潰し方があるだろうに。
そう、たとえば今から助けに行く女の子のこととか、なぜ今ご飯を炊いているのかとか。そういうことを話す方がよっぽど大事だろう。
「今から助けに行くあの子、アドラーの知り合いみたいだったが。」
どさカルで忙しそうなアドラーに俺はめげずに話しかける。
「まぁな。テメェには紹介しなかったが、ずっと俺のそばにいた。暗殺計画の話をするときだけ任務を適当に与えて遠ざけてたから、今回こうやって置いてったこと確実に怒ってんだろなぁ……。」
そうアドラーは言って深いため息をついた。凄く深刻そうな顔をしているが、指はしっかり携帯をポチポチしているので台無しだ。
「オレだったらずっとそばにいたのに何も知らされず、しかも置いてかれたらマジでショックだけどなー。てか守りたいならオレは連れてくけどね。自分が守ればいいんだし。」
珍しくまともなことを言うルキに、アドラーもどこか居心地が悪そうにしている。
「あのなぁ、俺だってホントはそうして……。」
歯切れ悪く言い淀むアドラーは複雑そうな表情をしながら、どさカルをやめていつのまにか炊けていたご飯に塩をかけておにぎりにしている。その様子に手伝った方がいいのかと俺も塩を手にするが、アドラーはやめろと手で制してきた。
「俺が作らねぇと意味がねぇんだよ。だりぃけどなぁ。」
そう言いながらやけに慣れた手つきでおにぎりをどんどん作って行くアドラー。味付けはどれもシンプルな塩のみで、何か中に入れたり海苔で包むこともしない。
それを不思議に思っていると、少ししてアドラーは作り終えたのかカバンにおにぎりをしまった。そしておにぎりだけで結構な重さになってしまっただろうカバンを手に、アドラーはボソリと呟いた。
「リンドブルム西海岸、シュベルトへ。」
「シュベルト?」
俺がそう聞くのと同時に俺たちの体はワープし、目の前には綺麗な青い海と白い砂浜が広がっていた。
「いやワープできるのかよ。」
徒歩で数日を覚悟していただけに、まさかワープで一瞬とは思わなかった。俺としては嬉しい誤算だが、一方でアドラーは顔をしかめながら辺りをキョロキョロと見渡している。
「アイツがいるリンドブルムの西海岸は絶対ぇココだ。置くのは……ここでいいか。」
そう言うとアドラーはおにぎりを次々と砂浜に並べて行く。
「ラップがしてあるとはいえ、大丈夫かしら~。」
「安心しろ、ちゃんと全て食い尽くす。アイツがな。」
全て並べたところで、明らかにさっきまでなかった鋭い気配が1つ増えた。一体どこから、と辺りを伺うが俺たち以外の人物もいなければ隠れられるような場所もない。
「いることはわかってんだ。ほら俺が作ったおにぎりもいっぱいあるんだし、さっさと姿を現せや。」
アドラーのその言葉に怒ったのか、どこかにいる何者かの気配は鋭い殺気を出し始めた。大丈夫なのかこれ、とアドラーを見ると苛立ちをあらわにしておにぎりがある空間に向かって叫び出した。
「出てきやがれっつってんだ、スーミ! ご主人様に対してよくそんな殺気が出せんなぁ!」
「スーミのこと置いてったくせにうるせぇです。ご主人様なんかもうご主人様じゃねぇです。さっさとおにぎりだけ置いて帰れです。」
一体いつ何処から現れたのか、メイド服を着た少女は砂浜に置かれたおにぎりを手に取りながらこちらを見据えていた。茶髪のサイドテールは肩上で揺れており、癖毛なのか若干くるんとしていて可愛らしい。しかしこちらを見るそのピンク色の瞳は何もかも見透かしているような、そんな怖さを醸し出していた。
「ったく、めんどくせぇ拗ね方するんじゃねぇよ。置いてったことは謝るからさっさと帰んぞ、スーミ。」
ほら、とアドラーが手を出すとスーミと呼ばれた少女はその手を払いのけて小太刀を構えた。その様子に一瞬だけ動揺を見せたアドラーも大剣を構えて間合いを取る。
「テメェら何ボサっとしてやがんだ。力づくで取り押さえて連れ帰んぞ。」
「えーでもオレ可愛い子相手に戦うのはちょっとなー。」
「お姉さんもちょっとやりにくいわね~。」
そう言いながらもルキとソフィアは武器を構えた。俺もやりにくいな、とは思うが少女は先ほどよりも殺気を強くしてこちらを見ている。おそらく容赦なく殺しにくるだろう。
女の子を傷つけたくないという気持ちはあるが、こちらも死ぬわけにはいかない。俺は諦めて双剣を手に取り、少女がいつきてもいいように構えた。
「ご主人様はスーミに何も教えてくれなかったです。スーミはこんなにもご主人様のこと好きなのに、ご主人様はスーミのことなんてどうでもいいんです。だからスーミのこと置いてったに違いねぇです。なのに今更迎えにきたって言われても納得できねぇです!」
「あー、スーミを巻き込まないためだったとはいえ悪かった。帰ったら説明してやるから、小太刀しまえ。じゃねぇと、ここから先はご主人様に刃向かったお仕置きをしなきゃなんねぇからなぁ。」
「なんかアドラーがお仕置きって言うとエロくね? しかもメイド服の少女にだぜ。」
ルキの空気が読めない、だがわかってしまうその言葉に俺は静かに頷く。ソフィアも小声で確かにと納得しているのでこれは一般論であり、決して俺たちが変態なわけではないと思いたい。
そしてそれはまさかの少女も同じだったようで、顔を赤くしたかと思うとどこか興奮しつつ大きな声で喋り出した。
「ご、ご主人様がスーミにお仕置き……! い、一体どんな……! これは今日のスーミとご主人様のラブラブ日記が熱くなるし厚くなるです! さぁ、ご主人様! スーミ全力で参りますので、全力でスーミにお仕置きをするお覚悟をです!」
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