6 / 10
よし、交尾しよ♡(3)
しおりを挟む
「で? いつ?」
「……10年前に助けてもらった日に会ったきりだよ……でも、僕はすごく救われたし、これって初恋だと思うんだ。……だから、もう……」
「へーえ♡」
エマは軽く包み込んでいるだけだった熱を思い切り扱いた。いつも弾けるような笑顔に煌めいているエマのマスカット色の瞳は、全く笑っていない。それはもう、その怒りを体現するように持っている手管をすべてつぎ込むような動きで確実にノエルを限界まで追い込んでいく。
10年前の初恋の話をフッた相手にちんちん握らせながらするなんて。せめて勃起しなければ諦め……つくわけないわ。でも、絶対ノエルの初恋の女は見つけて消そうと思った。いつか再開してもしものことがあったら大変だから。先回りが大切だって、誰かが言ってた気がするし。
「え!? ぅあっ、ぁっ、な、なんでっ、エマ、エマ……!」
「10年も会ってないんじゃきっと今頃彼氏100人くらいいるかもよ? それでもいーの?」
「そ、それはっ……」
即答できないんだ? ならあたしでいーじゃん。あたしにはノエルだけなんだし、ノエルだってそうだよね?
ピンクの先端を手のひらでよしよし撫でてあげながら扱いたら、ノエルはあっというまに欲をエマの下着に吐き出した。
「ノエルは優しくて純粋だもんね♡ 好きでもない子にされてイったりしないよね♡ つまり初恋の上書きってことでいいよね?」
「……な、なんでそうなるの……って、それは僕か……す、すごく嫌な奴だ僕……」
賢者タイムってやつなのか、急に冷静さを取り戻したノエルは眉をひそめて目を伏せる。そんな暗い顔を見たいわけじゃないし、なにより手のひらの中の熱はまだ収まってない。
「まだまだ元気だね♡ やっぱりエッチでも体力戻るんじゃない? うれしいな♡」
エマは自分の下着を横へずらすとそのままノエルの熱槍の先端をを秘裂に押し当てた。
ノエルに触れているだけですでに蜜を垂らしているエマの蜜口はぷちゅっと音を立てて誘う。ノエルの雄のにおいと、自分のにおいが混ざって頭がくらくらする。
「くれるよね? ノエルばっかりずるいもん……」
「エマ、エマはいいの? 体力つけるために協力してくれているとはいえ、その、こんなふうに、こんな……僕となんて、だってきみは……――ッ!」
「何度も言わせないで。あたしが好きなのはずっとずーっとノエルだけ。ノエルの全部が欲しいからずーっと我慢してたの。体力づくりなんて口実に決まってんじゃん。あたしはただノエルの交尾したいだけ♡」
ノエルがまだなにか言ってたけど、我慢できなくて思いっきり腰を下ろしてしまった。
じゅぶんっ、と卑猥な音がして、ノエルのために拡がった蜜壺が一気に熱を根元まで咥えこんだ。挿入してみると改めて顔に似合わない質量が際立って、子宮を押し上げられる感覚に肩が震える。
やっぱり本物は違う。オナニーなんかとは比べ物にならない。
エマも視界が滲むほどの充実感と刺激に呼吸が浅くなったが、視線を下ろすとさらに追い詰められているノエルがいた。あまりの刺激の強さに頭がついてこないようで、言葉を失いただきれいな目でエマを見上げている。
なんてかわいくて、情けないんだろう。恋人同士の証で指を絡めて、反対の手でさらさらの黒髪を撫でる。いつのまにかまとめていた紐がほどけてしまったらしく、肩にかかる髪が頬に張り付いて色白さが際立った。少年らしさの残る、美しい顔。
どんな黒髪も、色白も、童貞感もノエルにはかなわない。本物に触れてしまった今、本物以外なにひとついらいない。
(どきどきして心臓が飛び出そう♡ やっぱり処女と童貞の相性は最高なんだ♡)
「……動くね♡」
「……10年前に助けてもらった日に会ったきりだよ……でも、僕はすごく救われたし、これって初恋だと思うんだ。……だから、もう……」
「へーえ♡」
エマは軽く包み込んでいるだけだった熱を思い切り扱いた。いつも弾けるような笑顔に煌めいているエマのマスカット色の瞳は、全く笑っていない。それはもう、その怒りを体現するように持っている手管をすべてつぎ込むような動きで確実にノエルを限界まで追い込んでいく。
10年前の初恋の話をフッた相手にちんちん握らせながらするなんて。せめて勃起しなければ諦め……つくわけないわ。でも、絶対ノエルの初恋の女は見つけて消そうと思った。いつか再開してもしものことがあったら大変だから。先回りが大切だって、誰かが言ってた気がするし。
「え!? ぅあっ、ぁっ、な、なんでっ、エマ、エマ……!」
「10年も会ってないんじゃきっと今頃彼氏100人くらいいるかもよ? それでもいーの?」
「そ、それはっ……」
即答できないんだ? ならあたしでいーじゃん。あたしにはノエルだけなんだし、ノエルだってそうだよね?
ピンクの先端を手のひらでよしよし撫でてあげながら扱いたら、ノエルはあっというまに欲をエマの下着に吐き出した。
「ノエルは優しくて純粋だもんね♡ 好きでもない子にされてイったりしないよね♡ つまり初恋の上書きってことでいいよね?」
「……な、なんでそうなるの……って、それは僕か……す、すごく嫌な奴だ僕……」
賢者タイムってやつなのか、急に冷静さを取り戻したノエルは眉をひそめて目を伏せる。そんな暗い顔を見たいわけじゃないし、なにより手のひらの中の熱はまだ収まってない。
「まだまだ元気だね♡ やっぱりエッチでも体力戻るんじゃない? うれしいな♡」
エマは自分の下着を横へずらすとそのままノエルの熱槍の先端をを秘裂に押し当てた。
ノエルに触れているだけですでに蜜を垂らしているエマの蜜口はぷちゅっと音を立てて誘う。ノエルの雄のにおいと、自分のにおいが混ざって頭がくらくらする。
「くれるよね? ノエルばっかりずるいもん……」
「エマ、エマはいいの? 体力つけるために協力してくれているとはいえ、その、こんなふうに、こんな……僕となんて、だってきみは……――ッ!」
「何度も言わせないで。あたしが好きなのはずっとずーっとノエルだけ。ノエルの全部が欲しいからずーっと我慢してたの。体力づくりなんて口実に決まってんじゃん。あたしはただノエルの交尾したいだけ♡」
ノエルがまだなにか言ってたけど、我慢できなくて思いっきり腰を下ろしてしまった。
じゅぶんっ、と卑猥な音がして、ノエルのために拡がった蜜壺が一気に熱を根元まで咥えこんだ。挿入してみると改めて顔に似合わない質量が際立って、子宮を押し上げられる感覚に肩が震える。
やっぱり本物は違う。オナニーなんかとは比べ物にならない。
エマも視界が滲むほどの充実感と刺激に呼吸が浅くなったが、視線を下ろすとさらに追い詰められているノエルがいた。あまりの刺激の強さに頭がついてこないようで、言葉を失いただきれいな目でエマを見上げている。
なんてかわいくて、情けないんだろう。恋人同士の証で指を絡めて、反対の手でさらさらの黒髪を撫でる。いつのまにかまとめていた紐がほどけてしまったらしく、肩にかかる髪が頬に張り付いて色白さが際立った。少年らしさの残る、美しい顔。
どんな黒髪も、色白も、童貞感もノエルにはかなわない。本物に触れてしまった今、本物以外なにひとついらいない。
(どきどきして心臓が飛び出そう♡ やっぱり処女と童貞の相性は最高なんだ♡)
「……動くね♡」
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
伯爵令嬢のユリアは時間停止の魔法で凌辱される。【完結】
ちゃむにい
恋愛
その時ユリアは、ただ教室で座っていただけのはずだった。
「……っ!!?」
気がついた時には制服の着衣は乱れ、股から白い粘液がこぼれ落ち、体の奥に鈍く感じる違和感があった。
※ムーンライトノベルズにも投稿しています。
落ちこぼれ魔法少女が敵対する悪魔の溺愛エッチで処女喪失する話
あらら
恋愛
魔法使いと悪魔が対立する世界で、
落ちこぼれの魔法少女が敵側の王子様に絆されて甘々えっちする話。
露出表現、人前でのプレイあり
本日をもって、魔術師団長の射精係を退職するになりました。ここでの経験や学んだことを大切にしながら、今後も頑張っていきたいと考えております。
シェルビビ
恋愛
膨大な魔力の引き換えに、自慰をしてはいけない制約がある宮廷魔術師。他人の手で射精をして貰わないといけないが、彼らの精液を受け入れられる人間は限られていた。
平民であるユニスは、偶然の出来事で射精師として才能が目覚めてしまう。ある日、襲われそうになった同僚を助けるために、制限魔法を解除して右手を酷使した結果、気絶してしまい前世を思い出してしまう。ユニスが触れた性器は、尋常じゃない快楽とおびただしい量の射精をする事が出来る。
前世の記憶を思い出した事で、冷静さを取り戻し、射精させる事が出来なくなった。徐々に射精に対する情熱を失っていくユニス。
突然仕事を辞める事を責める魔術師団長のイースは、普通の恋愛をしたいと話すユニスを説得するために行動をする。
「ユニス、本気で射精師辞めるのか? 心の髄まで射精が好きだっただろう。俺を射精させるまで辞めさせない」
射精させる情熱を思い出し愛を知った時、ユニスが選ぶ運命は――。
【R18】国王陛下に婚活を命じられたら、宰相閣下の様子がおかしくなった
ほづみ
恋愛
国王から「平和になったので婚活しておいで」と言われた月の女神シアに仕える女神官ロイシュネリア。彼女の持つ未来を視る力は、処女喪失とともに失われる。先視の力をほかの人間に利用されることを恐れた国王からの命令だった。好きな人がいるけどその人には好かれていないし、命令だからしかたがないね、と婚活を始めるロイシュネリアと、彼女のことをひそかに想っていた宰相リフェウスとのあれこれ。両片思いがこじらせています。
あいかわらずゆるふわです。雰囲気重視。
細かいことは気にしないでください!
他サイトにも掲載しています。
注意 ヒロインが腕を切る描写が出てきます。苦手な方はご自衛をお願いします。
【R-18】逃げた転生ヒロインは辺境伯に溺愛される
吉川一巳
恋愛
気が付いたら男性向けエロゲ『王宮淫虐物語~鬼畜王子の後宮ハーレム~』のヒロインに転生していた。このままでは山賊に輪姦された後に、主人公のハーレム皇太子の寵姫にされてしまう。自分に散々な未来が待っていることを知った男爵令嬢レスリーは、どうにかシナリオから逃げ出すことに成功する。しかし、逃げ出した先で次期辺境伯のお兄さんに捕まってしまい……、というお話。ヒーローは白い結婚ですがお話の中で一度別の女性と結婚しますのでご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる