ゾンビ世界侵略

みかん

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最終話 薬品散布と訪れたもの

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 こうして、橋が通れるようになった。
 今までは、治療薬の開発に必要な物資を届けるには大きな川を渡るための橋をかなりの距離、遠回りして届けていた。
 だが、これによってこれまでより比較にならないほど早く、物資が届けられるようになり、治療薬の開発も早くなった。
 五人、薬品開発に関する物資を積んだ車両が橋を渡るときに、ゾンビから護衛する仕事をしている。
 そして七日後、治療薬の開発が完了した。
 あとは、地上、空から様々な方法を使って薬品を散布させる。空からは戦闘機、航空機、地上からは世界にある全ての車両を使って散布される。
 地下、地下鉄などにもゾンビは群がっていた。
 そこに、薬品を混ぜた煙を使って、薬を充満させていく。
 ゾンビの腐った肌のがだんだん戻っていく。
 戻った人間に影響が出ないよう、一気に大量に薬を散布させていく。

 そして、約五日間の作戦の末、世界のゾンビの数はゼロとなった。
 ゾンビから戻った人間はゾンビになったときの記憶は全員、なかったという。
 また、異様なゾンビも、ウイルスの突然変異によるものだということがわかった。
 ゾンビ発生当初に比べて、世界の人口は四割まで減った。
 だが、ゾンビ発生により、皮肉なことに、ゾンビ発生前に起こっていた戦争はすべてなくなった。
 だが、いつ戦争が起こるのかはわからない。
 しかし、このゾンビ発生事件により、平和が訪れたのもまた事実だ。
 この結末が良かったのか、わからない。
 だが世界が平和になったということにも変わりはない。
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