【完結】一夜限りのはずが、ハイスぺ御曹司に熱烈求愛されて一途な愛を刻み込まれました

第二章 甘すぎる一夜の過ち

７

「あっ、そこ、ダメッ……！」

臍のすぐ裏側のあたりをトントンっと優しく指で刺激された瞬間、快感が脳を突き抜けた。

「ここ、好きなんだ？」
「やっ……」

グチュグチュッという水音が静かな室内に響き渡る。尿意と似ている不思議な感覚が沸き上がり、たまらず枕を両手で握りしめて耐える。

激しく出し入れされているわけではない。
彼は手首をスナップさせて、私の弱い部分だけを狙い撃ちにするように押し込む。
蜜口からトロトロに溢れた愛液がお尻の下まで滴っている。

「あっ、ああん……！」

耐えきれない欲望が沸き上がり、甘い嬌声を上げる。
彼の指先の速度が上がると同時に、何かが溢れてしまいそうな感覚がした。

「待って……なにか……くる……」
「我慢しなくていいよ」
「だっ、ダメ……。汚しちゃ……あああっ！！」

次の瞬間、透明な液体が膣奥からピュッピュッと吹き出した。

「えっ、やっ……なに？」
「潮吹いたね」
「潮……？やだっ、ごめんなさい……」
「謝らないで。実咲が気持ち良くなれればそれでいいんだから」

お尻の下までびっしょり濡れている。彼のベッドを汚してしまった罪悪感に駆られる私に彼は優しくキスを落したあ
と、再び私の足の間に入り込む。

「な、なにを……？」

すると、彼は蜜液でグチョグチョの秘部にそっと舌を這わせて舐め上げた。

「美味しい。実咲は口の中だけじゃなくて、ここも甘いね」
「……っ、そんなところ……汚れちゃってるから……」

太ももの内側にまで迸った潮を舌先で掬い取るように舐め上げると、チュッと吸われた。

「な、なに……？」

ピリッとした痛みが走る。
視線を向けると、ギラギラとした雄の目をした彼が再び太ももを吸い上げた。
唇を離すと、太ももには赤い印がつけられていた。

「俺のものだって証をつけておいた」

独占欲を丸出しにした彼はそっと口を拭い、「もう限界かも」と切なげに呟いた。