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6章 幼なじみ

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そんな欲望にかられ晴樹はとうとう苗のワンピを剥ぎ取ってしまった──


「苗‥‥‥//‥ごめんな…


もう、無理だからっ‥」



‥もぅ、無理っ…──
ホントに無理…


好きな娘が腕の中に居る。そんな状況で、我慢なんて出来る訳がなかった…



晴樹は苗の身体を眺め愛しそうに触れる‥


スタイルがいいとか悪いとか問題じゃない‥

苗のすべてが可愛い‥


Aカップの胸もぽってりしたお腹も境目のないウエストも全部が愛しくて、可愛くて堪らなかった──


そして、お洒落心のないシンプルなおパンツ‥


‥苗には色っぽい下着は似合わないもんな……かえってそんなの身につけてたら俺はたぶん、引いちゃうだろうし‥‥‥



晴樹はそんな事を考えながら自分もローブを脱ぐと苗の上に身体を重ね合わせた



「──……っ‥//」



堪らなかった‥‥‥




身体中に痺れが走ったかと思うぐらい‥胸が震え想いが熱くなる

全身が一瞬緊張して、


そして一気に幸せな感触に包み込まれた気がした‥


ふわふわしてすごく気持ちいい‥‥‥

涙が溢れそうな程に幸せが込み上げる‥


晴樹は苗の首筋に潜りキスを落とした‥‥‥




「‥っ苗‥‥


ごめんな‥好きなんだ…


ホントに──ッ‥」


晴樹は苗を強く抱きしめ首筋に唇を落としながら囁く


胸が熱くていっぱいで苦しい──ッ



苗の頬に添えた手が微かに震え自分でも抑えようのないほど緊張しているのがはっきりわかる


晴樹は苗の唇にキスをすると下へとゆっくり移動していく‥
白い胸元に口づけ片方の胸を手の平で優しく包み込む



‥はぁッ‥苗っ‥//
俺がこんなに夢中になってんのになんでお前は熟睡こいてんだよっ!



腹が立つっ妬きもちばっかりやかせて、俺には見向きもしないッ──

天然過ぎるにも限度があるだろ普通はっ!?‥‥‥


それでも‥


結局は惚れた弱みなんだよな‥


離れてるのが嫌でお前を追ってこんな所まで来ちまったし……



晴樹はつくづく自分が苗にゾッコンなんだと思い知った


ドキドキと胸を高鳴らせながら晴樹は苗を包み込むように抱きしめる‥
その瞬間

―ドフッッ!

「痛ぁッ〰…っ…!」


苗の柔らかい抱き心地に浸っていた晴樹の股間に鮮烈な痛みが走った!!


晴樹は声を押し殺しながら苗の隣に倒れ込みベッドに顔を埋めうずくまるっ



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