上 下
222 / 312
第四章 伝説編

5

しおりを挟む

強く抓まれた感覚の後にじんわりと生暖かい何かが包み込む‥

レオの熱い舌に転がされ、柔らかい唇で食まれたかと思った瞬間甘く痺れる。

いつもの荒々しさを微塵も出さないレオの愛撫と温泉の温浴効果も重なって、熱を蓄えたアルの身体は必要以上に感じ始めていた

大岩から湧き出す温泉水の音の心地よさ、そしてお湯に浸らせた薬草の香りが時が経つほどに強く漂う‥ 

「ぁ‥あ‥っん‥//」

‥やだ、何だか頭がぼぅっと‥してきちゃ‥


うるんだ瞳で月を見上げ、胸だけを玩ぶレオにアルはいつの間にかその身を預ける

婚前の儀式の薬湯‥

勿論、婚前だからして、初夜をスムーズに迎えられるよう、催淫効果の高い薬草も使用されている


アルはドップリとその効果に浸りきっていた💧


固く実り始めた赤い蕾をレオはじっくりと唾液を含ませ絡めとる‥
吸い付く濡れた音を立てながら、骨張った大きな手を弾力のあるお尻から前に回すと、レースの下着をなぞり潤みの滲んだ部分にそっと指を這わした


「っ‥あぅ!//」

急な刺激にアルの腰が引ける

その腰をレオはしっかりと捉え、濡れて張り付く生地の上から尚もその部分にいたぶりをかける



「あぁッ‥やっ!//
‥やだっまた‥」


薄いレースの表面をさらりと繰り返し撫でるレオの腕をアルは遮るように掴む

「また?

また、なんだってんだ?
なぁアル‥そんな顔すんじゃねえ‥//」


漏れる声を堪え、はに噛んだ表情がたまらなく愛しい‥


‥アル‥//
なんで俺様はお前にこんなに夢中なっちまったんだ?

湯の香りに惑わされたようにうっとりと恍惚の表情を浮かべ始めたアル‥
緊張し、強張っていた膝は自然とレオの手を迎え、開かれる。アルの体からは徐々に力が抜けていった


「アル‥大丈夫だ…
大丈夫だから…な?//」


「‥‥ッ!‥ぁあッ」

色っぽく虚ろな眼差しを向け始めたアルをなだめると、レオはゴツゴツとした指先をアルのもっとも熱を持つ秘所に直に這わした。


「っ‥//
すげえな、アル。
やっぱお前最高だ‥」


‥ちくしょ〰もうこんなにしやがって……
たまんねぇ…思いっきりっ‥むしゃぶりてぇ‥///


湯の水分とは違う感触の液体を指先に絡めながらレオは早る鼓動を必死で抑えこむ




「アル‥、ゆっくり慣らしてやっから‥」

「アアッ‥レオ!」


レオはゴクリと喉を鳴らし、アルの下腹部に這わせた指で小さな赤い種を捉えると弾くように玩ぶ

充血を促し膨らみ始めた種はレオの指先に刺激される度にアルを少女から女豹へと変貌させていった


「‥あぅ、ッ‥ハァいいっ‥‥イッ‥やぁ‥//」


レオの責めに素直に応え始めたアルの身体は、自らの柔らかな胸を堅い筋肉の胸板に押し付けせがむように目の前の野獣にしがみつく。
白く滑らかな脚はレオの動きを求めるように大胆に開き、アルは切ない声をレオの耳元で洩らしていた‥


「あッッ‥レオ‥

もっキモチ‥‥イイっ」


レオの動きに合わせて自然と腰が波をうつ‥

なまめかしく揺れ始めたアルの身体、そして可愛い唇からこぼれる息遣い‥


艶のある表情を浮かべ女豹は野獣の首に腕を掛けると荒く呼吸を繰り返す口に食付き舌を潜らせた


「――っ?!‥
アル‥//」

‥くぁっ色っぺ〰〰
たまらん…っ…

「アルっ
もうお前は今日で俺様の嫁だ!!
絶対に帰さねぇからなっ」

レオは食付かれた口を引き剥がし、何かに誓うように叫んでいた




闇夜に荒い息遣いと水面を波立たせる獣同士の絡み合う影が妖しく浮かび上がる

そして、温泉の隣にそびえたつ大木の枝葉に隠れ、その様子を厳しい眼光で見据える一つの影が窺えた‥

淫美な芳香に夢中になり始めた二人はその気配に気付く事なく互いの体に溺れかけていた


「ハァ、アルッ‥
やっぱすげぇ‥お前は最高にいい女だっ」


「‥っ‥あ‥ッッ‥‥」


下腹部から絶えず送られる甘い疼きに仰け反るアルの華奢な首に、レオは強く歯を立てる

鋭い牙に噛みつかれた痛み‥
そしてその傷を癒すように這う熱い舌…

レオの刺激的な激しい愛撫にアルは本能を剥き出しに応えていた

熱く腫れた痺れる部分をアルは大胆にレオの腕に擦りつける。レオはアルのその仕草に喰いいるように白い裸体を眺めた

自分の身体にしがみつき、硬い筋肉質の腕に蜜の溢れる果肉を擦りつける自慰にも似た行為。


「……くそっ‥たまんねぇ…
こんな姿見せつけやがってアルッもう、‥お前以外の女じゃ‥俺様は収まり付かねえからなっ!」

‥クソ‥どーしてくれんだよホントに‥//



押し寄せる快感に表情を歪ませるアルをレオは掻き抱くように抱きしめた

そして艶めく瞳を覗き込む‥

「アル‥

お前の全部が俺のすべてだ…
俺の言いたいことわかるか?」


強い意志を持つ光りを宿した瞳、そしてその瞳には慈愛が溢れている‥

アルと出会ってからレオは自分自身の感情の変化に戸惑ったこともあった

手にすんなりと入らなかったからこその執着心だとも思い込んでいた‥

だが、今は違う。

自分の中に潜在する意志がそうさせる


この少女はお前にとってかけがえのない存在なのだと

この少女が此処に存在していることがお前の生きるすべてなのだと


レオは自分の瞳に映る美しい少女を見つめると濡れた唇をゆっくりと開かせる‥

「アル、俺様のすべてをお前の好きに使え‥
そうしてくれたなら俺様は大満足だ‥。」

はっきりとした口調でそう伝え、柔らかな唇を愛しむように塞ぐ‥そして熱くこもる息を吐きながら舌先を優しく絡める

「‥ッ‥レオ‥」

今までのレオからは、想像出来ない程の甘い愛撫を受けアルは完全に思考が麻痺していた


白く細い腕はレオの首に絡み愛らしい唇は食われることを望むようにレオの唇を求める

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

二度目の人生は異世界で溺愛されています

ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。 ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。 加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。 おまけに女性が少ない世界のため 夫をたくさん持つことになりー…… 周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

クラス転移で神様に?

空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。 異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。 そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。 異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。 龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。 現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...