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第四章 伝説編
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しおりを挟む強く抓まれた感覚の後にじんわりと生暖かい何かが包み込む‥
レオの熱い舌に転がされ、柔らかい唇で食まれたかと思った瞬間甘く痺れる。
いつもの荒々しさを微塵も出さないレオの愛撫と温泉の温浴効果も重なって、熱を蓄えたアルの身体は必要以上に感じ始めていた
大岩から湧き出す温泉水の音の心地よさ、そしてお湯に浸らせた薬草の香りが時が経つほどに強く漂う‥
「ぁ‥あ‥っん‥//」
‥やだ、何だか頭がぼぅっと‥してきちゃ‥
うるんだ瞳で月を見上げ、胸だけを玩ぶレオにアルはいつの間にかその身を預ける
婚前の儀式の薬湯‥
勿論、婚前だからして、初夜をスムーズに迎えられるよう、催淫効果の高い薬草も使用されている
アルはドップリとその効果に浸りきっていた💧
固く実り始めた赤い蕾をレオはじっくりと唾液を含ませ絡めとる‥
吸い付く濡れた音を立てながら、骨張った大きな手を弾力のあるお尻から前に回すと、レースの下着をなぞり潤みの滲んだ部分にそっと指を這わした
「っ‥あぅ!//」
急な刺激にアルの腰が引ける
その腰をレオはしっかりと捉え、濡れて張り付く生地の上から尚もその部分にいたぶりをかける
・
「あぁッ‥やっ!//
‥やだっまた‥」
薄いレースの表面をさらりと繰り返し撫でるレオの腕をアルは遮るように掴む
「また?
また、なんだってんだ?
なぁアル‥そんな顔すんじゃねえ‥//」
漏れる声を堪え、はに噛んだ表情がたまらなく愛しい‥
‥アル‥//
なんで俺様はお前にこんなに夢中なっちまったんだ?
湯の香りに惑わされたようにうっとりと恍惚の表情を浮かべ始めたアル‥
緊張し、強張っていた膝は自然とレオの手を迎え、開かれる。アルの体からは徐々に力が抜けていった
「アル‥大丈夫だ…
大丈夫だから…な?//」
「‥‥ッ!‥ぁあッ」
色っぽく虚ろな眼差しを向け始めたアルをなだめると、レオはゴツゴツとした指先をアルのもっとも熱を持つ秘所に直に這わした。
「っ‥//
すげえな、アル。
やっぱお前最高だ‥」
‥ちくしょ〰もうこんなにしやがって……
たまんねぇ…思いっきりっ‥むしゃぶりてぇ‥///
湯の水分とは違う感触の液体を指先に絡めながらレオは早る鼓動を必死で抑えこむ
・
「アル‥、ゆっくり慣らしてやっから‥」
「アアッ‥レオ!」
レオはゴクリと喉を鳴らし、アルの下腹部に這わせた指で小さな赤い種を捉えると弾くように玩ぶ
充血を促し膨らみ始めた種はレオの指先に刺激される度にアルを少女から女豹へと変貌させていった
「‥あぅ、ッ‥ハァいいっ‥‥イッ‥やぁ‥//」
レオの責めに素直に応え始めたアルの身体は、自らの柔らかな胸を堅い筋肉の胸板に押し付けせがむように目の前の野獣にしがみつく。
白く滑らかな脚はレオの動きを求めるように大胆に開き、アルは切ない声をレオの耳元で洩らしていた‥
「あッッ‥レオ‥
もっキモチ‥‥イイっ」
レオの動きに合わせて自然と腰が波をうつ‥
なまめかしく揺れ始めたアルの身体、そして可愛い唇からこぼれる息遣い‥
艶のある表情を浮かべ女豹は野獣の首に腕を掛けると荒く呼吸を繰り返す口に食付き舌を潜らせた
「――っ?!‥
アル‥//」
‥くぁっ色っぺ〰〰
たまらん…っ…
「アルっ
もうお前は今日で俺様の嫁だ!!
絶対に帰さねぇからなっ」
レオは食付かれた口を引き剥がし、何かに誓うように叫んでいた
・
闇夜に荒い息遣いと水面を波立たせる獣同士の絡み合う影が妖しく浮かび上がる
そして、温泉の隣にそびえたつ大木の枝葉に隠れ、その様子を厳しい眼光で見据える一つの影が窺えた‥
淫美な芳香に夢中になり始めた二人はその気配に気付く事なく互いの体に溺れかけていた
「ハァ、アルッ‥
やっぱすげぇ‥お前は最高にいい女だっ」
「‥っ‥あ‥ッッ‥‥」
下腹部から絶えず送られる甘い疼きに仰け反るアルの華奢な首に、レオは強く歯を立てる
鋭い牙に噛みつかれた痛み‥
そしてその傷を癒すように這う熱い舌…
レオの刺激的な激しい愛撫にアルは本能を剥き出しに応えていた
熱く腫れた痺れる部分をアルは大胆にレオの腕に擦りつける。レオはアルのその仕草に喰いいるように白い裸体を眺めた
自分の身体にしがみつき、硬い筋肉質の腕に蜜の溢れる果肉を擦りつける自慰にも似た行為。
「……くそっ‥たまんねぇ…
こんな姿見せつけやがってアルッもう、‥お前以外の女じゃ‥俺様は収まり付かねえからなっ!」
‥クソ‥どーしてくれんだよホントに‥//
・
押し寄せる快感に表情を歪ませるアルをレオは掻き抱くように抱きしめた
そして艶めく瞳を覗き込む‥
「アル‥
お前の全部が俺のすべてだ…
俺の言いたいことわかるか?」
強い意志を持つ光りを宿した瞳、そしてその瞳には慈愛が溢れている‥
アルと出会ってからレオは自分自身の感情の変化に戸惑ったこともあった
手にすんなりと入らなかったからこその執着心だとも思い込んでいた‥
だが、今は違う。
自分の中に潜在する意志がそうさせる
この少女はお前にとってかけがえのない存在なのだと
この少女が此処に存在していることがお前の生きるすべてなのだと
レオは自分の瞳に映る美しい少女を見つめると濡れた唇をゆっくりと開かせる‥
「アル、俺様のすべてをお前の好きに使え‥
そうしてくれたなら俺様は大満足だ‥。」
はっきりとした口調でそう伝え、柔らかな唇を愛しむように塞ぐ‥そして熱くこもる息を吐きながら舌先を優しく絡める
「‥ッ‥レオ‥」
今までのレオからは、想像出来ない程の甘い愛撫を受けアルは完全に思考が麻痺していた
白く細い腕はレオの首に絡み愛らしい唇は食われることを望むようにレオの唇を求める
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