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第三章 恋愛編
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・
「うん。久しぶりに朝寝した!でも寝過ぎてしんどい……」
「当たり前ぇだ! 人間は決まった時間に動き回る体になってんだ、程々に寝て、食って、働く! これが健康の秘訣ってやつだ。
ところで、レオんとこには今行ってきたからな!」
「あぁ!どうだった?」
アルは食卓に腰掛けながら聞く
「あぁ、まぁお前ぇが女だってことは秘密にしとけって釘は刺したけどな💧」
「そう💧…ありがとう。
体調は?なんだかすごい悪くてびっくりしたけど..」
ザドルはレオの容態を気にかけるアルにふっと微笑み掛けるとアルの首筋についているレオのマーキングに目をやった
「お前ぇは優しい奴だなぁ‥そんな目にあってもあいつのこと気にかけやがって‥」
「…うん‥もし死んだらって思っちゃって...
もう、見たくないから...人が死んでいくとこなんて......」
アルは悲し気に微笑むと食台にあった朝食のパンを手に取る。子供達がアルのために用意してくれていた朝食だった....
ザドルはそんなアルを元気付けるように頭を撫でる
「奴は殺しても死なねぇ!今日なんかピンピンしてやがった💧
この分じゃ明日辺りまた来るぞ」
・
「‥また来たらどうしよ…っ」
「出窓に柵でも付けとくか?💧」
脅えるアルをそう言ってなだめるしかなかった💧
◇◇◇
「お頭っ!?いったいどうしたんすかぁ〰その顔はぁっ
それに、丸2日も音信不通で…っ」
レオの顔を見て気のきく舎弟達が冷たいタオルを持って来る。
「あぁうるせー!
個人的にいろいろあったんだよっ💧」
…ちきしょ〰💧
ザドルの奴、思いっきり
ひっぱたきやがって…っ…
まだ耳鳴りがしやがるぜ💧
受け取ったタオルを頬に押し付けて恨めしく顔をしかめる。
ここはレオが大技でハゲ山に変えてしまった一角…
結局レオ達はこの場所を縄張りの中心地に決めて、自分達の棲みかにし山小屋を建て始めた....
簡単な作りではあるが三日三晩であっという間に三軒の小屋が出来上がっていた。
「お頭!小屋も出来上がったし縄張り拡大も無事に済んだ!夜は祝杯といきましょうぜっ」
「あぁ、今夜は派手にやるぞ!!
俺様も嫁さんを見つけた前祝いだっ
いずれお前らにも面通ししてやる!最高にめんこいからなっ」
腫れの引いてきたレオは饒舌に語り始める
「ほんとでやんすか!?
ぃやったぁ!
俺達にも姉御ができるんすね!?
紅一点、姉御の誕生だぁ!」
・
手放しで盛り上がる可愛い舎弟達を眺め、レオはもの思いにふける…
レオはアルのしなやかな躰を思い出していた
…あともう一息で俺様のものにできたのに…っ///💧
柔らかくて張りのある乳房‥
吸い立てれば可愛い喘ぎと共にもっとして! と言わんばかりに硬く尖ってくるピンク色の乳首…っ…
ちきしょ〰💧もっとしゃぶりつきたかった…っ…
うっとりとした表情で瞳は潤んじまって──…あれは絶対感じまくってたはずだ!!
思い出しただけでレオの股間はいきり立つ💧
… イクときゃどんな顔するんだ?…………////
そう考えただけでレオの顔は熱く上気してくる
そしてアルの唇を思い出す………
自分から迫ったキスではなく、アルからのキスを……
意識の薄れていく中、薬を飲み込めずむせる自分にアルは繰り返し口移しで苦い液体を俺様の焼ける喉に流し込んだ……
“お願い!飲んで!!”
アイツは必死で自分にそういいながら何度も俺の口に薬を流し込んで‥//
レオは片手で顔を覆い隠し眉根を寄せる…
…💧やべぇな‥‥/////
こんな気持ちは初めてだ💧…
ガラにもなく鼓動が早まる…
・
「‥アル──‥///」
レオはこの時初めてアルの名を呟いた.....
‥💧ちきしょー!////
‥‥すげー会いてぇ!!‥
レオは賑やかに祝杯の準備を始める舎弟達をよそに一人胸の疼きに悶えていた💧
そして💧ここにも情愛に狂う男が一人‥‥‥
ロイドは家で育てている馬を私有地の牧場に放していた…
街中ではあるが馬を放せるだけの面積を誇る土地を所有していると言うことは、やはりそれなりの資産家なのは言う間でもない……
自分の愛馬の黒馬も牧場に放してやると真っ先に向かうは明るめの栗毛で澄んだ黒い瞳を持つメスの馬の元だった…
二頭は互いに両頬を擦り合わせぴったりと寄り添い歩き出す…時折、じゃれ合うかのように追いかけっこをしながら遊ぶ姿にロイドは溜め息が漏れた‥‥
‥いいな‥‥
お前達は相思相愛で‥‥
俺は‥
自分の気持ちも伝えられないまま‥‥‥
寝込みを襲うことしかできない‥‥‥‥‥
ロイドは互いに鼻先をくっつけ合う愛馬達の抱擁をみて羨ましさが込みあげた‥
… できるなら‥
俺だってアイツに求められたい!
愛を囁き合って‥互いに舌を絡め合うキスがしたい!!
・
…あんな‥一方的な行為は望んじゃいなかった!!!
ロイドは自分が今朝アルにした行為を悔やんでいた‥
アイツは‥‥どうしただろうか?
もし、あの時に目を覚まし俺に身体をまさぐられていることに気づいたら‥‥
ショックだよな‥‥‥
犯されてるのと同じだ‥
泣きじゃくるかもしれない………
自分の好きでもない奴に身体をいじられて嬉しい奴なんていないしな‥‥‥っ
『好きでもない奴‥‥』
ロイドは自分でその言葉を繰り返し、胸が痛んだ‥‥
なんでこんなに好きになっちまったんだ?
ただ、苦しいだけで何一ついい思いなんてしない!!
‥‥‥‥‥女なんていっぱいいる‥‥
アイツと同じぐらい‥‥
いや、アイツ以上に可愛い女だって腐るほど‥‥‥!
… 俺がちょっと声かければ女なんて簡単なもんだ‥
昔はルイスとよくつるんだ。あの時の退屈な遊びの方がよっぽどマシだ!!!
ロイドは何かから目を醒ましたように感情のない瞳で無邪気に遊ぶ愛馬達を眺めていた‥‥‥
「うん。久しぶりに朝寝した!でも寝過ぎてしんどい……」
「当たり前ぇだ! 人間は決まった時間に動き回る体になってんだ、程々に寝て、食って、働く! これが健康の秘訣ってやつだ。
ところで、レオんとこには今行ってきたからな!」
「あぁ!どうだった?」
アルは食卓に腰掛けながら聞く
「あぁ、まぁお前ぇが女だってことは秘密にしとけって釘は刺したけどな💧」
「そう💧…ありがとう。
体調は?なんだかすごい悪くてびっくりしたけど..」
ザドルはレオの容態を気にかけるアルにふっと微笑み掛けるとアルの首筋についているレオのマーキングに目をやった
「お前ぇは優しい奴だなぁ‥そんな目にあってもあいつのこと気にかけやがって‥」
「…うん‥もし死んだらって思っちゃって...
もう、見たくないから...人が死んでいくとこなんて......」
アルは悲し気に微笑むと食台にあった朝食のパンを手に取る。子供達がアルのために用意してくれていた朝食だった....
ザドルはそんなアルを元気付けるように頭を撫でる
「奴は殺しても死なねぇ!今日なんかピンピンしてやがった💧
この分じゃ明日辺りまた来るぞ」
・
「‥また来たらどうしよ…っ」
「出窓に柵でも付けとくか?💧」
脅えるアルをそう言ってなだめるしかなかった💧
◇◇◇
「お頭っ!?いったいどうしたんすかぁ〰その顔はぁっ
それに、丸2日も音信不通で…っ」
レオの顔を見て気のきく舎弟達が冷たいタオルを持って来る。
「あぁうるせー!
個人的にいろいろあったんだよっ💧」
…ちきしょ〰💧
ザドルの奴、思いっきり
ひっぱたきやがって…っ…
まだ耳鳴りがしやがるぜ💧
受け取ったタオルを頬に押し付けて恨めしく顔をしかめる。
ここはレオが大技でハゲ山に変えてしまった一角…
結局レオ達はこの場所を縄張りの中心地に決めて、自分達の棲みかにし山小屋を建て始めた....
簡単な作りではあるが三日三晩であっという間に三軒の小屋が出来上がっていた。
「お頭!小屋も出来上がったし縄張り拡大も無事に済んだ!夜は祝杯といきましょうぜっ」
「あぁ、今夜は派手にやるぞ!!
俺様も嫁さんを見つけた前祝いだっ
いずれお前らにも面通ししてやる!最高にめんこいからなっ」
腫れの引いてきたレオは饒舌に語り始める
「ほんとでやんすか!?
ぃやったぁ!
俺達にも姉御ができるんすね!?
紅一点、姉御の誕生だぁ!」
・
手放しで盛り上がる可愛い舎弟達を眺め、レオはもの思いにふける…
レオはアルのしなやかな躰を思い出していた
…あともう一息で俺様のものにできたのに…っ///💧
柔らかくて張りのある乳房‥
吸い立てれば可愛い喘ぎと共にもっとして! と言わんばかりに硬く尖ってくるピンク色の乳首…っ…
ちきしょ〰💧もっとしゃぶりつきたかった…っ…
うっとりとした表情で瞳は潤んじまって──…あれは絶対感じまくってたはずだ!!
思い出しただけでレオの股間はいきり立つ💧
… イクときゃどんな顔するんだ?…………////
そう考えただけでレオの顔は熱く上気してくる
そしてアルの唇を思い出す………
自分から迫ったキスではなく、アルからのキスを……
意識の薄れていく中、薬を飲み込めずむせる自分にアルは繰り返し口移しで苦い液体を俺様の焼ける喉に流し込んだ……
“お願い!飲んで!!”
アイツは必死で自分にそういいながら何度も俺の口に薬を流し込んで‥//
レオは片手で顔を覆い隠し眉根を寄せる…
…💧やべぇな‥‥/////
こんな気持ちは初めてだ💧…
ガラにもなく鼓動が早まる…
・
「‥アル──‥///」
レオはこの時初めてアルの名を呟いた.....
‥💧ちきしょー!////
‥‥すげー会いてぇ!!‥
レオは賑やかに祝杯の準備を始める舎弟達をよそに一人胸の疼きに悶えていた💧
そして💧ここにも情愛に狂う男が一人‥‥‥
ロイドは家で育てている馬を私有地の牧場に放していた…
街中ではあるが馬を放せるだけの面積を誇る土地を所有していると言うことは、やはりそれなりの資産家なのは言う間でもない……
自分の愛馬の黒馬も牧場に放してやると真っ先に向かうは明るめの栗毛で澄んだ黒い瞳を持つメスの馬の元だった…
二頭は互いに両頬を擦り合わせぴったりと寄り添い歩き出す…時折、じゃれ合うかのように追いかけっこをしながら遊ぶ姿にロイドは溜め息が漏れた‥‥
‥いいな‥‥
お前達は相思相愛で‥‥
俺は‥
自分の気持ちも伝えられないまま‥‥‥
寝込みを襲うことしかできない‥‥‥‥‥
ロイドは互いに鼻先をくっつけ合う愛馬達の抱擁をみて羨ましさが込みあげた‥
… できるなら‥
俺だってアイツに求められたい!
愛を囁き合って‥互いに舌を絡め合うキスがしたい!!
・
…あんな‥一方的な行為は望んじゃいなかった!!!
ロイドは自分が今朝アルにした行為を悔やんでいた‥
アイツは‥‥どうしただろうか?
もし、あの時に目を覚まし俺に身体をまさぐられていることに気づいたら‥‥
ショックだよな‥‥‥
犯されてるのと同じだ‥
泣きじゃくるかもしれない………
自分の好きでもない奴に身体をいじられて嬉しい奴なんていないしな‥‥‥っ
『好きでもない奴‥‥』
ロイドは自分でその言葉を繰り返し、胸が痛んだ‥‥
なんでこんなに好きになっちまったんだ?
ただ、苦しいだけで何一ついい思いなんてしない!!
‥‥‥‥‥女なんていっぱいいる‥‥
アイツと同じぐらい‥‥
いや、アイツ以上に可愛い女だって腐るほど‥‥‥!
… 俺がちょっと声かければ女なんて簡単なもんだ‥
昔はルイスとよくつるんだ。あの時の退屈な遊びの方がよっぽどマシだ!!!
ロイドは何かから目を醒ましたように感情のない瞳で無邪気に遊ぶ愛馬達を眺めていた‥‥‥
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