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第五章 冒険編
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・
「何があった?」
古の地図を指差しながらアルは目だけで訴えてくる。三人は近付くとアルの指先に視線を落とした。
「──!」
ハッとしたルイスにアルはねっ!と顔を向けた。
写した地図に記された古の文字の地名──
そして、その下にある現代語に訳された文字。ロイドはそれをなぞりながら口にした。
「名もなき村に通ずる道──っ…」
まさかと、口を覆ったルイス達にレオは聞き返した。
「地図からみたら城の裏手だな?…これがどうした?」
「大樹の根元だ…アルが謎を解いて見つけ出した入り口が裏庭の大樹の根元にあるっ!」
「根元!?なんだそりゃ?」
「──とにかくいってみるぞ!!」
足りない説明にレオは何も理解できぬまま、皆の後をついて行った。
「たしか、湖の壁画に浮いていた文字には“道が開かれる”って書いてあったな」
ルイスにうん、とアルは答えた。
「おかしいとは思ったんだよ──大樹の地下道の奥は行き止まりにしちゃやけに広々として天井も高かったしな…っ…何か起きてる可能性は多いに有り得る!」
足を早める男達にアルは必死についていく。脚の長さに差がありすぎて歩幅が足りなすぎる。
急ぎ足で向かっていると何処からか声が聞こえてきた。
ルイス達は無意識に耳を澄ませる──
「しっしっ!あっちにいけよ!!なんだこの馬っ!?」
何か一人で競り合っているような声だ。
馬という単語にルイス達は何故か顔を見合わせる。
声のした先はたしか大樹がある辺りだ。
急いで向かうとルイスはその騒ぎの主に声を掛けた。
「待て。その馬に手を出すな──!」
ルイスの声に振り返るとその者はルイスに気付き、直ぐに敬礼する。
「隊長!!──…っとロイドさん…っ」
名前を小さく呟かれ、ロイドの顔がうげっと歪んだ。
「ここの警備担当か?」
「はい!47番 少年新精鋭部隊所属! ニコル・ジョンソンっ…只今、こちらの警備にっ…」
「わかった!御苦労だったな。もうさがっていいぞ」
「え──」
「ここに要る必要はもう無いと言った。二度はない──下がれっ!!」
「──…っ…はいっ」
納得いかないままニコルは回れ右をする。
・
有無を言わさぬ隊長の命令に逆らえず、ニコルはロイドを名残惜し気に目に止めて走って行った──
静かになると、ルイスは目の前の白馬を見てポツリと呟く。
「……翼がなくなってる」
「翼……って?」
「ああ、ホントだな…まるで普通に戻ってる──ティールだよな?コイツ…」
疑問を浮かべたアルにロイドはそう返していた。レオは腕を組んでティールを見据えるように仁王立ちしている。
アルは近付くとそっとティールの頭を撫でた。
黒い刃を受け、自分が倒れた直後に闇の王に立ち向かい蹴散らしたという神の化身──
自分の代わりに皆を守ってくれた……
「ありがとう」
アルはティールの顔に頬擦りしながら目を閉じると短い額のたてがみを優しく撫でる。
その瞬間ティールはぶるりと大きく身震いをしてみせた。
「危ないアルッ」
ロイドは咄嗟にアルを引寄せて胸に庇う。
その場で大きく前足を上げるとティールは高く嘶き、白銀の翼を皆の前にひけらかした──
ふあさりと伸びた銀糸のたてがみ。長い前髪が鼻の先に微かに掛かる。
「──…綺、麗…」
あまりの美しさにアルは思わずそう漏らした。
「はっ、正体現したな」
レオは次に何が起きるのかと待ち構えニヤリとした。
・
神の化身の姿となったティールはアルを見つめる。
「神の従者──そして三の勇者達よ──地下道へ降り、最深部までつき進むがいい──……」
「──…最深部?…やはり、何かあるんだな!?」
尋ね返したロイド達に答えぬまま、入り口の前を塞いでいたティールは先へ急げと言わんばかりに道をあける。
アルの剣でしか開けられなかった筈の大樹の根元にある扉──
それはアル達を歓迎するかのように独りでにゆっくりと開いていった。
「行けばわかるってことか」
呟いたルイスはよしっと声を上げ、一番に扉を潜った。
最後尾から入ってきたレオは螺旋階段を降りながら地下道全体を見回す。
「これは元からあったのか?それとも湖の遺跡みたいに突然湧きやがったか?」
「それはわからん──…この大樹自体が二千年以上もの時を生きてきている…俺達が見付けた時は入り口の扉は最初からあった。……扉の鍵を開ける謎をアルが解いただけだが……」
光りゴケの洞窟のアーチを抜けるとルイスはレオの質問に答えていた口を途中で止めた。
最深部へと辿り着いたルイス達は辺りを見回す。
「さあ──っ…一体この後はどうしたらいいんだろうな…」
・
予想に反して何も起こっていない地下道最深部──
ルイスは溜め息をついて腰に手を当てた。
アルやロイド達は辺りを歩き回る。
「これはなんだ?」
紋章が画かれた肌色の大理石の床。その真ん中にポツンとある腰程の高さの石柱、そこに近付くとレオは尋ねながら平らな上に手を乗せて寄り掛かった。
「最初ここに着たときにその上に伝承の書物があったの…」
アルは遠くから答えながら振り返り、石柱の上に置かれたレオの手にハッとした。
無骨な手の甲が蒼く光りを放つ。
釘付けになったアルの視線に気付き、レオもそれに目を向けて声を上げた。
「ははあ…次の鍵はこれだな」
ルイスとロイドも近付くと当たり前のようにその上に手を乗せた。
石柱の上に並んだ三人の手の甲が勇者としての刻印の色を眩く放ち始める──
「まだ何か足りないらしいな…」
ロイドが言うとルイスがアルに目配せした。
アルは無言で頷く。そして前に透明の壁で保護されていた書物を手に入れた方法を試みるように剣を構えていた。
石柱の側にある大理石の床に画かれた紋章の図。その真ん中にある亀裂にアルは剣先を真っ直ぐに立てて当てがうと、スーッと挿し込んでいく──
・
皆が見守る中で、柄まで剣が突き刺さる。
「…!?っ…きゃ…」
「──うわ…っ…来たかっ…」
急に激しく揺れだした地下内でアルとルイス達は咄嗟に身を低くした。
身構えながら天井や壁を確認する。強い揺れだが崩れる様子はみられない。
床に刺した剣に掴まりしゃがみ込むアルの傍に行くと、ロイドはアルを庇うように胸に抱いた。
一体、この揺れは何だ。まるで国一つが崩れても可笑しくはないほどの地震だ。
下手に口を開くと舌を噛みそうになる。皆は歯を食い縛り、揺れが収まるのをじっと待つ。
「……っ…これか!? 城であった地鳴りってえのは!?」
レオが険しい表情を見せながら辺りを見渡し吠えるように口にした。
波打つように大きい揺れが徐々に小さくなっていく。だがまだ油断は出来ない。そう構える四人の考えとは裏腹に、揺れは突然ピタリと収まっていた。
「──……止まったか…」
額に汗を滲ませルイスは呟く。立ち上がるべきかをどうかを判断する前にゆっくりと皆と顔を見合わせていると、周りを囲む石の壁が静かに動き始めた。
ズズズ──…と石が擦れる音だけがする。
まるでトランプのカードでも切るように、縦長に分列した壁が右へ左へとからくりの如く移動する。
その大きな壁が両脇に畳まれていくように収まると、真ん中が開開き、奥には文字の刻まれた扉が現れていた──。
「何があった?」
古の地図を指差しながらアルは目だけで訴えてくる。三人は近付くとアルの指先に視線を落とした。
「──!」
ハッとしたルイスにアルはねっ!と顔を向けた。
写した地図に記された古の文字の地名──
そして、その下にある現代語に訳された文字。ロイドはそれをなぞりながら口にした。
「名もなき村に通ずる道──っ…」
まさかと、口を覆ったルイス達にレオは聞き返した。
「地図からみたら城の裏手だな?…これがどうした?」
「大樹の根元だ…アルが謎を解いて見つけ出した入り口が裏庭の大樹の根元にあるっ!」
「根元!?なんだそりゃ?」
「──とにかくいってみるぞ!!」
足りない説明にレオは何も理解できぬまま、皆の後をついて行った。
「たしか、湖の壁画に浮いていた文字には“道が開かれる”って書いてあったな」
ルイスにうん、とアルは答えた。
「おかしいとは思ったんだよ──大樹の地下道の奥は行き止まりにしちゃやけに広々として天井も高かったしな…っ…何か起きてる可能性は多いに有り得る!」
足を早める男達にアルは必死についていく。脚の長さに差がありすぎて歩幅が足りなすぎる。
急ぎ足で向かっていると何処からか声が聞こえてきた。
ルイス達は無意識に耳を澄ませる──
「しっしっ!あっちにいけよ!!なんだこの馬っ!?」
何か一人で競り合っているような声だ。
馬という単語にルイス達は何故か顔を見合わせる。
声のした先はたしか大樹がある辺りだ。
急いで向かうとルイスはその騒ぎの主に声を掛けた。
「待て。その馬に手を出すな──!」
ルイスの声に振り返るとその者はルイスに気付き、直ぐに敬礼する。
「隊長!!──…っとロイドさん…っ」
名前を小さく呟かれ、ロイドの顔がうげっと歪んだ。
「ここの警備担当か?」
「はい!47番 少年新精鋭部隊所属! ニコル・ジョンソンっ…只今、こちらの警備にっ…」
「わかった!御苦労だったな。もうさがっていいぞ」
「え──」
「ここに要る必要はもう無いと言った。二度はない──下がれっ!!」
「──…っ…はいっ」
納得いかないままニコルは回れ右をする。
・
有無を言わさぬ隊長の命令に逆らえず、ニコルはロイドを名残惜し気に目に止めて走って行った──
静かになると、ルイスは目の前の白馬を見てポツリと呟く。
「……翼がなくなってる」
「翼……って?」
「ああ、ホントだな…まるで普通に戻ってる──ティールだよな?コイツ…」
疑問を浮かべたアルにロイドはそう返していた。レオは腕を組んでティールを見据えるように仁王立ちしている。
アルは近付くとそっとティールの頭を撫でた。
黒い刃を受け、自分が倒れた直後に闇の王に立ち向かい蹴散らしたという神の化身──
自分の代わりに皆を守ってくれた……
「ありがとう」
アルはティールの顔に頬擦りしながら目を閉じると短い額のたてがみを優しく撫でる。
その瞬間ティールはぶるりと大きく身震いをしてみせた。
「危ないアルッ」
ロイドは咄嗟にアルを引寄せて胸に庇う。
その場で大きく前足を上げるとティールは高く嘶き、白銀の翼を皆の前にひけらかした──
ふあさりと伸びた銀糸のたてがみ。長い前髪が鼻の先に微かに掛かる。
「──…綺、麗…」
あまりの美しさにアルは思わずそう漏らした。
「はっ、正体現したな」
レオは次に何が起きるのかと待ち構えニヤリとした。
・
神の化身の姿となったティールはアルを見つめる。
「神の従者──そして三の勇者達よ──地下道へ降り、最深部までつき進むがいい──……」
「──…最深部?…やはり、何かあるんだな!?」
尋ね返したロイド達に答えぬまま、入り口の前を塞いでいたティールは先へ急げと言わんばかりに道をあける。
アルの剣でしか開けられなかった筈の大樹の根元にある扉──
それはアル達を歓迎するかのように独りでにゆっくりと開いていった。
「行けばわかるってことか」
呟いたルイスはよしっと声を上げ、一番に扉を潜った。
最後尾から入ってきたレオは螺旋階段を降りながら地下道全体を見回す。
「これは元からあったのか?それとも湖の遺跡みたいに突然湧きやがったか?」
「それはわからん──…この大樹自体が二千年以上もの時を生きてきている…俺達が見付けた時は入り口の扉は最初からあった。……扉の鍵を開ける謎をアルが解いただけだが……」
光りゴケの洞窟のアーチを抜けるとルイスはレオの質問に答えていた口を途中で止めた。
最深部へと辿り着いたルイス達は辺りを見回す。
「さあ──っ…一体この後はどうしたらいいんだろうな…」
・
予想に反して何も起こっていない地下道最深部──
ルイスは溜め息をついて腰に手を当てた。
アルやロイド達は辺りを歩き回る。
「これはなんだ?」
紋章が画かれた肌色の大理石の床。その真ん中にポツンとある腰程の高さの石柱、そこに近付くとレオは尋ねながら平らな上に手を乗せて寄り掛かった。
「最初ここに着たときにその上に伝承の書物があったの…」
アルは遠くから答えながら振り返り、石柱の上に置かれたレオの手にハッとした。
無骨な手の甲が蒼く光りを放つ。
釘付けになったアルの視線に気付き、レオもそれに目を向けて声を上げた。
「ははあ…次の鍵はこれだな」
ルイスとロイドも近付くと当たり前のようにその上に手を乗せた。
石柱の上に並んだ三人の手の甲が勇者としての刻印の色を眩く放ち始める──
「まだ何か足りないらしいな…」
ロイドが言うとルイスがアルに目配せした。
アルは無言で頷く。そして前に透明の壁で保護されていた書物を手に入れた方法を試みるように剣を構えていた。
石柱の側にある大理石の床に画かれた紋章の図。その真ん中にある亀裂にアルは剣先を真っ直ぐに立てて当てがうと、スーッと挿し込んでいく──
・
皆が見守る中で、柄まで剣が突き刺さる。
「…!?っ…きゃ…」
「──うわ…っ…来たかっ…」
急に激しく揺れだした地下内でアルとルイス達は咄嗟に身を低くした。
身構えながら天井や壁を確認する。強い揺れだが崩れる様子はみられない。
床に刺した剣に掴まりしゃがみ込むアルの傍に行くと、ロイドはアルを庇うように胸に抱いた。
一体、この揺れは何だ。まるで国一つが崩れても可笑しくはないほどの地震だ。
下手に口を開くと舌を噛みそうになる。皆は歯を食い縛り、揺れが収まるのをじっと待つ。
「……っ…これか!? 城であった地鳴りってえのは!?」
レオが険しい表情を見せながら辺りを見渡し吠えるように口にした。
波打つように大きい揺れが徐々に小さくなっていく。だがまだ油断は出来ない。そう構える四人の考えとは裏腹に、揺れは突然ピタリと収まっていた。
「──……止まったか…」
額に汗を滲ませルイスは呟く。立ち上がるべきかをどうかを判断する前にゆっくりと皆と顔を見合わせていると、周りを囲む石の壁が静かに動き始めた。
ズズズ──…と石が擦れる音だけがする。
まるでトランプのカードでも切るように、縦長に分列した壁が右へ左へとからくりの如く移動する。
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