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風邪
しおりを挟む体が丈夫な姉。それと比例するように貧弱な私。
子供の頃は風邪で寝込む私を尻目に元気に遊ぶ姉がよくある風景だった。
そんな姉でもたまには風邪をひく。
「鼻風邪は風邪じゃない!」
という謎の持論を振りかざす姉は、それを証明するかのごとく病院どころか薬も飲まずに2、3日で治す。
そしてその2、3日でしっかり風邪をもらう私。
私「バカ(姉)の風邪うつった…」
姉「気のせいじゃない?」
私「この寒気と頭痛と喉の痛みと咳は完全に風邪だと思うんだけどどう思う?」
姉「あー、私の風邪大した事なかったから大丈夫じゃない?」
私「バカと一緒にすんなよー。こちとら喘息持ちなんじゃボケー。」
そしてしっかりと悪化させる私。
私「ゲホゲホ」
母「薬あるの?のど飴出しとくからね。」
私「前回の薬残ってるから大丈夫。………お姉ちゃんは?」
母「今朝ケロッとして彼氏くんの所行ったよ。」
私「あんのくそやろぉぉぉぉぉ!!ゲホゲホッゴホッォェ…」
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