異世界の鍛治屋さん～お店の裏は裏ダンジョン！？～

６章 鍛冶屋の日常

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加治屋がそう言うや否や、それは起きた。



徳井「う・・・うおぉぉぉぉぉ！！！？」


徳井は突如として自身の体が重くなった事を感じた。


加治屋「・・・やっぱり体にくるな・・・これ位だと・・・。」


加治屋もまた、体に重力を感じ動きが鈍くなっていた。


徳井「お・・・おい？俺ここから・・・動ける気がしないんだけど？」


加治屋「慣れるまでは外周を歩くだけでもかなり運動になるぞ？」


徳井「そんな事言ってもよぉ・・・これじゃあまるで老人じゃねぇか・・・。」


そう言いながら徳井はかなり低重心になりながらロープの傍まで歩いて行った。


加治屋「さぁて、やりますか！」


・・・・・・・・・・・・


それから数十分後・・・


徳井「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」


徳井は囲いの外周をゆっくりゆっくり確実に前へと踏みしめていた。


徳井「何だコレ・・・思った以上に・・・キチィじゃねぇか・・・！」


加治屋「漫画の様には・・・行かねぇだろ？」


加治屋はそう言いながら重力を受けながら腕立て伏せを行っていた。


徳井「お前・・・コレ結構・・・やってんだろ？」


加治屋「そりゃな、・・・暇な時期は・・・結構あったし。」


徳井「いや、そこまでして・・・一体何に・・・なるつもりだよ・・・？」


加治屋「・・・何かになるつもりはねぇよ。・・・ただこれは用心の為・・・だ！」