異世界の鍛治屋さん～お店の裏は裏ダンジョン！？～

６章 鍛冶屋の日常

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昼飯を済ませた加治屋は、今日来るはずの最期の客の徳井を再び店内で待っていた。


加治屋「・・・・・・・・・。」


加治屋にはわかってた。あいつは絶対ギリギリになってやって来る！そして閉店時間を過ぎても入り浸る。

それが徳井の徳井たる由縁だと言わんばかりに・・・。


加治屋「あぁ・・・寝そうだなこりゃ・・・。」


そう言っていた加治屋は次第にうつらうつらと瞼が沈んで来て睡魔と戦っていた。


加治屋「・・・いやいや、流石に店で寝るのはマズいか・・・。でも徳井だしな・・・。」


何とか睡魔と戦っていたがどうにも限界が来た様で、ふらふらと立ち上がり2階の寝室へ上がっていった。


最後の客が徳井だと言う事もあったのか、気が緩みに緩んでいた加治屋は営業中にして昼寝に入ってしまった。


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そして閉店間際になり・・・。


加治屋「すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・。」


加治屋が完全に熟睡していると・・・ようやくその知らせがやって来た。


カランカランカラン！カランカランカラン！カランカランカラン！


店の扉を開けた時に仕掛けていた木の板が再び鳴りだし、唐突に加治屋に来客を告げた。


加治屋「・・・うぅ・・・。」


加治屋はそう短く唸って布団から起き上がった。


加治屋「・・・すっかり暗くなってんじゃねぇかよぉ・・・。今何時だよぉ・・・？」


寝起きの加治屋はフラフラしながら店内へ降りて行った。