イレンシ~壱~

ホージー

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case1 公園の少年

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竹田「お・・俺に聞き込みでもしろと?」


鹿神「いやいや、近くのネットカフェで調べて来てくれればいいよ。」


竹田「で・・・でも、どんな事を調べれば?」


竹田は不安そうに鹿神に問いかけた。


鹿神「・・・噂かな?」


竹田「う・・・噂?」


鹿神「今の時代、ネット上だと色々な噂が飛び交っている。

それはデマも多いかもしれないけど、これらの事件に関係する噂を集めてみれば、

その中から何かがわかるかもしれない。」


竹田「う・・・噂なら、何でも良いんですか?」


鹿神「あぁ、情報は出来るだけ多く集めて。お金は僕が出すから。」


鹿神はそう言いながら竹田に千円札を手渡した


鹿神「そうだな・・・、今から大体2時間位したら戻って来てる?」


竹田「・・・わかりました・・・やってみます。」


・・・・・・・・・・・・


その頃田山は、公園の中に消えていった2人に付いていけず外で待っていた。


田山「・・・!!」


すると突然竹田だけが公園から飛び出してきた。


田山「あ・・・あのっ!中では何が?」


竹田「す・・・すいません!それは鹿神さんに聞いて下さい!俺ちょっと急いでるんで!」


田山「あ・・・ちょっと!?」


田山の問いかけには答えず、竹田は足早に団地から出て行った。


鹿神「・・・さてと、こちらもそろそろ始めますか!」


・・・・・・・・・・・・



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