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洗脳
嫌い
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「一颯さんは、どうして生まれたの?」
1は聞きながら
「影が付けた。
それに、梢の影響だ。
……俺は、影を守る為に生きてる。
それと、さんはキモイやめろ。」
守る為。
それを聞いたチューベローズは足を止めた。
「え、ってことは……影がされてるのを見てた……?」
「そうだけど。」
一颯は笑った。
なにか察したようだ
「あ、それ俺じゃねーから。
俺は乱暴にはしたけど、最後は影本人だ。」
「え、あいつ大人しいやつじゃ……」
「それは前の話。
梢帰ってきた時には既に狂ってた。
俺は止めたけど、あの時のあいつマジだったな」
ずっと一颯だと思っていた。
チューベローズは必死に謝った
「俺、勘違いしてた!?人格いるのは知ってたけど、罪状やスグリの状態からてっきりお前かと!!」
「あ、お前も見た?あの写真。」
1は0の罪を軽々語る2人に無言になっていた。
だが、チューベローズの勘違いで交差が起きていた。
「つまり影を守る為にチューベローズと?」
1は1番気になったことを聞いた。施設内の話した。
「悪かったな。心にもない事言った。
ヒーローってあの男が?」
と素直に謝る。
梢の事をヒーローだと思っていた影に寒気を覚える一颯。
「ねぇ、影と会話本当にできないの?」
「……。」
下を向いてしまい、辛そうにしては
「出来ない。だけど、俺が話したら出てくるかも。
今は耐えられないそうだ」
チューベローズは、一颯って優しいのか?
なんて疑問に思った。
一颯は交友的。
むしろ影の方が話しづらい。
何故だろう
「一颯は、本当に暴力的なの?」
1がそれを聞いた。
一颯ははっきり頷いた。
「普段こんな優しい奴じゃねぇ。
……これは今までアンタらが影にしてきた対応に応えてるだけだ。」
それに一颯は付け足すように言った
「テメーのことは昔から嫌いだがな。
霧香よく聞けよ。
スグリは、本当にお前に対する愛は確かだと思う。」
「……勉」
「ふーん。」
1はニヤニヤと笑ってみせる。
チューベローズは咳き込み、そっぽ向いて考えた
教官に暴行、性行為、ヤク中、滅多刺し
全てを行った張本人。
多分知る人は少ない。
彼は未成年扱いだから。
「あ、影は守る為に自分の罪しか……」
「そうだ。
俺は悪魔から解放させたんだ。
その事は影は言わない」
だって自分なんだから。
ケラケラ笑った。
一颯は、力が強い。
あれから筋肉ついていたとしたら、かなりの痛さと思う。
それと睨む時の一颯。
あれは怖い。怒ると一溜りもない
「一颯お願いがある。」
「なんだ?」
「あ、えーと。一颯について知りたくてさ!
性格とか?」
「……まあ良いけど。」
おかしな奴と思いながらも答えてやることにした一颯。
チューベローズも質問してやろうかと企むため、一颯は距離を置いた
「は!?俺まだ」
「変なのしそうだし」
「変なのって……」
チューベローズは苦笑して見せた。
一颯は隠し事はあまり好きでは無い為、
大事なことだけ話した。
「好きな食べ物は?」
「ゼリー」
「好きなゼリーの種類は?」
「何も果物入ってないそのままの桃ゼリー」
それを聞いて、なんの為になるんだと一颯がため息をついた。
「もう一度食べたいものは?」
「……母さんの唐揚げ。
悪魔のせいで距離置いてからマトモに……。
母さんの唐揚げ美味しかった。
影が好きだ」
1は聞いて良かったと安堵する。
「分かった。
一颯のお母さんの唐揚げ知らないけど、俺が温かくて美味しい唐揚げ作るよ」
「そんな……お前。」
「良いから。それが終わったら、影の話と君の話聞きたいな」
1は真っ直ぐな瞳で見た。
一颯は立ち止まり、1を見詰め返した。
1はそして笑うと、一颯もそっぽ向いた。
「秀治。秀治って呼んで一颯」
「……秀治」
「チューベローズさんも霧香?としてよろしくね」
1は優しいのと、
これが兄という存在かと思った。
秀治は3兄弟。
弟のいた秀治は、お腹空かせた弟のご飯を作ったりしていたらしい。
今は一颯に家族らしくしようと試みた。
「てことは、俺が長男か?一颯が末っ子だな」
「……末っ子気質で悪かったな」
とチューベローズを睨むと、ゾワッとした感覚が襲う。
やっぱり怖いらしい。
「あ。」
チューベローズはスマホ取り出すと電話をかける。
「あ~、キッチン開けとけ。更正員が使用する。
監視は俺がするので……はい。」
電話忘れてたと思い、すぐ許可を貰いに電話を掛けた。
許可を貰い『ありがとうございます』と言っては電話を切った。
「許可を得た。」
「一颯は俺たちを頼って。」
それは、悪魔の影響で出来た1人の男
一颯という存在。
(良かったな影、良い奴居るじゃねぇか。)
(秀治ね。コイツみたいなのが兄貴って言うんだろうな)
慣れてる。
俺はそうされていたら違ったのかな。
守る為に喧嘩して
悪く生きてきたのに
俺は兄貴みたいなクズは嫌いだ。
常に常に追い込まれていた影は
俺しか知らない。
語る訳ない。
こいつが寝ている間にどれだけ苦しんだか
(許さない。
死んでも絶対許すわけない)
あの事件から俺は留年した。
梢の愛の影響で、他人を刺して回った
覚えている。
あれは辛かったに違いない。
どれだけ解放しようとしたって無駄だった
やめてと言われて止められる始末。
喧嘩も何度もした
その度、影は辛そうにした。
洗脳されてるのだから。
だからせめて俺が普通で居なければ……
一颯は、そう誓い
影本人に話しかけた。
1は聞きながら
「影が付けた。
それに、梢の影響だ。
……俺は、影を守る為に生きてる。
それと、さんはキモイやめろ。」
守る為。
それを聞いたチューベローズは足を止めた。
「え、ってことは……影がされてるのを見てた……?」
「そうだけど。」
一颯は笑った。
なにか察したようだ
「あ、それ俺じゃねーから。
俺は乱暴にはしたけど、最後は影本人だ。」
「え、あいつ大人しいやつじゃ……」
「それは前の話。
梢帰ってきた時には既に狂ってた。
俺は止めたけど、あの時のあいつマジだったな」
ずっと一颯だと思っていた。
チューベローズは必死に謝った
「俺、勘違いしてた!?人格いるのは知ってたけど、罪状やスグリの状態からてっきりお前かと!!」
「あ、お前も見た?あの写真。」
1は0の罪を軽々語る2人に無言になっていた。
だが、チューベローズの勘違いで交差が起きていた。
「つまり影を守る為にチューベローズと?」
1は1番気になったことを聞いた。施設内の話した。
「悪かったな。心にもない事言った。
ヒーローってあの男が?」
と素直に謝る。
梢の事をヒーローだと思っていた影に寒気を覚える一颯。
「ねぇ、影と会話本当にできないの?」
「……。」
下を向いてしまい、辛そうにしては
「出来ない。だけど、俺が話したら出てくるかも。
今は耐えられないそうだ」
チューベローズは、一颯って優しいのか?
なんて疑問に思った。
一颯は交友的。
むしろ影の方が話しづらい。
何故だろう
「一颯は、本当に暴力的なの?」
1がそれを聞いた。
一颯ははっきり頷いた。
「普段こんな優しい奴じゃねぇ。
……これは今までアンタらが影にしてきた対応に応えてるだけだ。」
それに一颯は付け足すように言った
「テメーのことは昔から嫌いだがな。
霧香よく聞けよ。
スグリは、本当にお前に対する愛は確かだと思う。」
「……勉」
「ふーん。」
1はニヤニヤと笑ってみせる。
チューベローズは咳き込み、そっぽ向いて考えた
教官に暴行、性行為、ヤク中、滅多刺し
全てを行った張本人。
多分知る人は少ない。
彼は未成年扱いだから。
「あ、影は守る為に自分の罪しか……」
「そうだ。
俺は悪魔から解放させたんだ。
その事は影は言わない」
だって自分なんだから。
ケラケラ笑った。
一颯は、力が強い。
あれから筋肉ついていたとしたら、かなりの痛さと思う。
それと睨む時の一颯。
あれは怖い。怒ると一溜りもない
「一颯お願いがある。」
「なんだ?」
「あ、えーと。一颯について知りたくてさ!
性格とか?」
「……まあ良いけど。」
おかしな奴と思いながらも答えてやることにした一颯。
チューベローズも質問してやろうかと企むため、一颯は距離を置いた
「は!?俺まだ」
「変なのしそうだし」
「変なのって……」
チューベローズは苦笑して見せた。
一颯は隠し事はあまり好きでは無い為、
大事なことだけ話した。
「好きな食べ物は?」
「ゼリー」
「好きなゼリーの種類は?」
「何も果物入ってないそのままの桃ゼリー」
それを聞いて、なんの為になるんだと一颯がため息をついた。
「もう一度食べたいものは?」
「……母さんの唐揚げ。
悪魔のせいで距離置いてからマトモに……。
母さんの唐揚げ美味しかった。
影が好きだ」
1は聞いて良かったと安堵する。
「分かった。
一颯のお母さんの唐揚げ知らないけど、俺が温かくて美味しい唐揚げ作るよ」
「そんな……お前。」
「良いから。それが終わったら、影の話と君の話聞きたいな」
1は真っ直ぐな瞳で見た。
一颯は立ち止まり、1を見詰め返した。
1はそして笑うと、一颯もそっぽ向いた。
「秀治。秀治って呼んで一颯」
「……秀治」
「チューベローズさんも霧香?としてよろしくね」
1は優しいのと、
これが兄という存在かと思った。
秀治は3兄弟。
弟のいた秀治は、お腹空かせた弟のご飯を作ったりしていたらしい。
今は一颯に家族らしくしようと試みた。
「てことは、俺が長男か?一颯が末っ子だな」
「……末っ子気質で悪かったな」
とチューベローズを睨むと、ゾワッとした感覚が襲う。
やっぱり怖いらしい。
「あ。」
チューベローズはスマホ取り出すと電話をかける。
「あ~、キッチン開けとけ。更正員が使用する。
監視は俺がするので……はい。」
電話忘れてたと思い、すぐ許可を貰いに電話を掛けた。
許可を貰い『ありがとうございます』と言っては電話を切った。
「許可を得た。」
「一颯は俺たちを頼って。」
それは、悪魔の影響で出来た1人の男
一颯という存在。
(良かったな影、良い奴居るじゃねぇか。)
(秀治ね。コイツみたいなのが兄貴って言うんだろうな)
慣れてる。
俺はそうされていたら違ったのかな。
守る為に喧嘩して
悪く生きてきたのに
俺は兄貴みたいなクズは嫌いだ。
常に常に追い込まれていた影は
俺しか知らない。
語る訳ない。
こいつが寝ている間にどれだけ苦しんだか
(許さない。
死んでも絶対許すわけない)
あの事件から俺は留年した。
梢の愛の影響で、他人を刺して回った
覚えている。
あれは辛かったに違いない。
どれだけ解放しようとしたって無駄だった
やめてと言われて止められる始末。
喧嘩も何度もした
その度、影は辛そうにした。
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だからせめて俺が普通で居なければ……
一颯は、そう誓い
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