ナニカがタリナイ

葉゚二🌙👤

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その頃……

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……

珍しく0、リンドウ、サルビア、チューベローズ以外のみんながいた

「0さんは大丈夫なんでしょうか」

4が心配そうに言う

「ふん、あんな男きっと今頃リンドウさんにバチコンされてるよ」

と、説明下手だが、殴られてるだろうと思ったのか3が言うと

「そんなわけねぇよ!」

理由言わないがそう思ったのか5が反論をする。
そして、2もあわあわとしながら

「0さん、怖い」

と震える声で本音を漏らした。
3は

「だろ!?あの男は」

同情すると、

「でも……」

2は続けた。

「教官さん達よりは怖くない」

2の言葉にみんな耳を傾けた。
そして

「他の男とは違う。」

2は下を向いた。
2は身体をブルブル震わせていた。
4がそれを見て、2を後ろから抱きしめた。

そして、あとから来たのは

「寒いのか?2」

1の姿だった。
あれから普通に接したのは最初以来。
それに5は

「ゲッ、変態」

続けて

「変態」

と3も言うのだが、1は

「お前もだろ3!」

とツッコミをかます。
1も普通に話せば良い人だった。
2の隣に来ては1は微笑んだ

「2、大丈夫か?」

「……1さん……」

2はあの時のを見ても何も思わなかったみたいなのか普通に接した。
そして、3は聞いた

「なんで僕変態なの?」

と、
すると1は言った

「お前のことしってるから。」

「え、僕そんな人気者?」

「人気どころかお前昔から男の子狙ってたろ」

1が3に近付くと

「俺みたいな色した子知ってるか?」

「あ……えと……」

3は思い出せないのか頭を搔く。
すると、

「あ……!」

思い出したのか声を上げた

「えと、優治くんだっけ」

「……それ、俺の弟。どうも弟がお世話なりました」

「え、1さんちなみに何人兄弟ですか……?」

と4が聞いてみると

「俺の上に姉、次に俺、その下高校、その下小学生」

4人という家族構成

「多いから、喧嘩も大惨事も起きて、姉ちゃんにガミガミ怒られてさ」

「ちなみに優治さんは?」

「俺がここに入る前までは高校生なったばかりの歳。」

父親と母親は大変だろうと4が思った時、
1が衝撃的な一言を放った

「俺の母さんと父さんは事故で死んでる」

悲しい筈なのに涙ひとつも流さない1。

「悲しいけど、もう戻れないから」

1は下を向いた。3はそれを聞いて
ボロボロ涙流した

「そうだったの?1」

「本当だよ……だから面会も兄弟だけ」

すると3が土下座をした

「ごめんなさい!優治くんを!」

「良いよ。もう遅いし。優治はお前といて楽しかったみたいだし」

「え?」

「毎日俺に話してたよ。」

そう言うと1は立ち上がった

「皆、ごめんね。そんな悲しいお話聞かせちゃって」

と微笑むと
2も涙を流した

「私、1くんの過去受け入れます。私でよければ……話してください……。」

「ありがとう2ちゃん」

2は1のズボンを触った。座ってという合図みたいに読み取れる。

「私も聞きます」

4もゆっくり頷いた

「そうっす!俺たち仲間っすから!」

と5はにっこり笑う

「……わかった」

そう言うと1は改めて、座った
これが、信頼された仲間……なのか。
去年より良い人だ……

1は、下を向いていたが、顔を上げ話した

「俺の両親はなんで死んだか。なんで俺がここに来たのか全部」

1は正座をして話し始めた
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