365 / 418
第25章 喰う、それは生きる為ですよ⁉︎
361話 突入作戦
しおりを挟む
魔鉱石の建物が並ぶ市街地を、増殖分身体のアラヤは耐魔鉱石ゴーレムⅢ型(囮用竜人タイプ)と共に駆け回っていた。
「居たぞ!囲み込め!」
魔人が指揮する改造魔人警備隊達が、辺りを破壊しながら派手に走り回るアラヤ達を追いかけている。
その装備は魔力を銃弾に変えて放つ魔導銃で、射速も速い上に連射が可能だ。
魔力量がある改造魔人達にも、鬼に金棒な武器で、無詠唱ができる魔術士よりも厄介だと言える。
その飛び交う銃弾を、耐魔鉱石ゴーレムの肉壁と、無数に出したサクションで吸収して躱し、風中位精霊が側面から武器破壊する。
直後に、闇中位精霊が生への怠惰(ポイズンドロップ、コラープスの合成魔法)の麻痺毒で敵を全て行動不能にした。
「さて、もうそろそろみんな降りたかな?」
現在地と真逆の位置にある地下遺跡への入り口に、ニイヤ達が向かっている。アラヤはそれを気づかれないように囮を買って出ていたのだ。
『アラヤ君、みんなは今しがた入り口に突入しました。そろそろ切り上げてもらって構わないです』
「じゃあ、戻ろうかなぁと思ったら…何か来たね?」
前世界のSFの映画ではよく見る奴だね。いわゆるロボット兵士。
人型が3体で、それぞれ左肩に番号があり腕の武器が違う。
1型は魔導銃と盾、2型は大槌と鎖、3型は魔導チェンソーと鉤状だ。
「流石は魔導科学国だな。厄介そうだ」
この装備を見る限り、対強者相手のチームプレイを想定しての機体かもしれない。
しかもロボット兵士という段階で、状態異常の効果を望めない。
つまりは、攻撃魔法及び物理攻撃で攻めるのがベストと判断した。
「先ずはお手並み拝見…!」
シルフィーに、3体の両サイドに風の壁を作らせ逃げ道を塞いだ後に、アラヤがフレイムウォールを放った。
すると、盾を持つ1型が先頭に立ち突進して来た。
その盾は、途中で大盾に変化して炎を受け止めるとそのまま吸収した。
「火がダメなら、氷はどうかな?」
次は氷河期で範囲氷結攻撃だ。
一瞬だけ動きが鈍くなったが、即座に盾が吸収した炎を吐き出し氷を溶かした。
そうこうしている間に、1型の背後から2型が飛び越えて鎖をアラヤの持っていた長剣に絡める。
直後に鎖に電流が流れたが、アラヤは剣を手離し2型の頭部に蹴りを入れる。
「硬っ⁉︎」
結構強めに蹴ったのに、首をへし折ることはできなかった。それどころか、せいぜい2mくらい背後に飛ばしたくらいだ。
しかも、3型がその足を捕まえようと鉤状の手を伸ばす。
「フッ!」
アラヤはその鉤状を踏み台にして体を捻り、3型の頭に触れて頭内部にエアカッターを放つ。
骨格部はかなりの強度があるだろうが、内部破壊によりガクンと膝からくずれおちた。
「良かった、魔法の内部伝達は有効だったみたいだな」
外殻が耐魔法に優れた素材なら、内部に発動しにくい筈だからだ。
『てめぇ!新型を壊したな!』
2型から聴き覚えのある音声が聞こえる。どうやら、このロボット達は遠隔から観察されている様だ。
『パガヤ王国の亜人は魔法を使う奴は少ない。貴様のその容姿、暴食魔王か?大罪教からの刺客として来たか?』
「……」
どうやら、このロボット達を通してアラガキがこの戦闘を見ているらしい。
ここは素直に答えて、奴の注意を引いておくべきだろうか?
いや、奴と会話するのも気分が悪いな。
「ガウッ‼︎」
アラヤは、即座に残り2体の頭部を同様に破壊した。
『ガガッ…やろう!…ガ…ガッ…』
通信が途絶えた様で、音声は聞こえなくなった。
『ちょっとアラヤ、どうする気?アヤはもう戻って良いって言ったでしょ?』
アヤコは突入組に集中しているのだろう。代わりにサナエから念話が届く。
アラヤは3体の首無しロボットを亜空間収納に収めると、管制室にいるサナエに楽しそうな声で答えた。
「ちょっと、要塞内部を探検してくる。サポートよろしくね?」
『あっ、ちょっと待ちなさい!』
注意を引きつけるなら徹底的にしてあげよう。どうせなら、アラガキが悔しがる顔が想像できるくらいに。
要塞入り口から警備隊の増援が現れたタイミングで扉を破壊し、アラヤは意気揚々と要塞内部へと突入するのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
地下遺跡に突入したニイヤ達。
テレポート使用可能な人数も考慮して、部隊は3隊に分けた。
先ずはニイヤが率いる、カオリ・ノア(消極的なアラヤ)の部隊。
主様率いる、クララ・アスピダ・サハドの部隊。
アー君率いる、アグリ(積極的なアラヤ)・アフティの部隊。
「くれぐれも、仲間を巻き込む様な戦い方はしないように。俺からは以上だ」
「ちょっとニイヤ!もうちょっとマシな話できないの?」
「まあまあ、言いたい事は分かるから大丈夫だよ」
「要は、遺跡を破壊し過ぎて潰すなよ?って事だよね?でもそれは、言い出した君達が1番気をつける事でしょ?」
アー君や主様から指摘されて、否定できないなと、ニイヤとカオリは赤くなる。
気を取り直してから入り口を進むと、下に降りる階段があった。
その下階段から出た先は開けていて、巨大な神殿遺跡が現れた。
正面の広い入り口には、見える範囲には見張りが居ない。だが、柱の影に魔力反応がある。
どうやら、待ち伏せしているつもりみたいだ。上の騒ぎで既にバレているらしい。
「とりあえず、お互いに離れた場所から突入するか」
入り口はきっと正面だけじゃない。左右にも隊を移動させ、同時突入することにした。
「それじゃ、なるべく無駄な戦闘は避けて行くぞ?」
「「了解」」
先ずは魔力制御と隠密で気配をほぼ完璧に消したニイヤ達が正面入り口の鎮圧に掛かる。
柱の影で待ち構えるヌル虚無団員達は、気配を消せないミュウやサハドに気を取られている。
その背後に回ったニイヤ達は難無く彼等を沈黙させた。
倒した後は拘束して【生命の檻】へと収納する。放置するよりも危険は少ないし、後で大罪教と美徳教の両団に引き渡せば、代わりに罰してくれるだろう。
「さぁ、進め」
あくまでも、ヌル虚無教団教皇であるダクネラ=トランスポートを捕らえる目的だが、相手は多技能持ちが多い教団。
対する月の庭の国軍たるニイヤ達も、個の実力がAランク冒険者を凌駕する3部隊。
絶対に穏便に終わらない突入作戦が、とうとう開始したのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「はっ⁉︎あ、あのアヤコさん!この反応を見て下さい!」
管制室で待機組のミネルバが、作戦に集中しているアヤコを呼び掛ける。
今のところ作戦に支障は出ないと判断して、アヤコはミネルバの下に向かった。
「何かありましたか?」
「この反応です!この数が一斉に…」
ミネルバが指差している世界地図を見て、アヤコは思わず自身の口を手で押さえた。
そうしないと、大声で叫んでしまいそうだったからだ。
「……良かった」
アヤコがそう漏らすと、奥の部屋から風の大精霊が出て来た。
『…アラヤは無事に役目を果たした』
エアリエルの表情が全てを物語る。
彼が、不可能かと思われていた創造神ヌルの召喚を、見事に阻止することに成功したのだ。
世界地図のスニス大陸全土の魔力反応が、元のバラバラの大小の反応に戻っているのも、ベルフェゴールの支配から外れたその表れだろう。
「エアリエル様、それでアラヤ君は?」
『今しがた、ハウン達と合流した様だ。光の大精霊が助けてくれた様だな』
「良かった!あ、みんなに伝えても良いでしょうか?」
『もちろんだ。差し迫っていた世界の危機は去った。だから、命を無理に掛ける必要はなくなった。…言わば、これから先は追撃戦だ。皆の気持ちを切り替えさせるのだ』
「はい!」
アヤコは早速、ニイヤ達全員に念話を送る。
『管制室より総員に報告!別隊が創造神ヌルの召喚阻止に成功!今より、ダクネラ教皇捕獲計画から虚無教団壊滅作戦に移行します!隠密不用だけど無理は禁物!でもみんな、思いっきりやっちゃってOKです!』
「いやアヤ、指揮官の貴女がそのノリはどうかと思うよ?」
サナエの心配に、彼女はテヘッと照れる仕草を見せる。どうやら少し舞い上がっているようだ。
「おっと、作戦開始した途端に方針変更かよ。だが早い話、殲滅戦だろ?派手にできるなら大歓迎だぜ」
「ちょっと、巻き込み防止だからね?」
「分かってるって」
そう言いつつもニヤけている夫婦に、ノアとミュウは不安の汗を流すのだった。
「居たぞ!囲み込め!」
魔人が指揮する改造魔人警備隊達が、辺りを破壊しながら派手に走り回るアラヤ達を追いかけている。
その装備は魔力を銃弾に変えて放つ魔導銃で、射速も速い上に連射が可能だ。
魔力量がある改造魔人達にも、鬼に金棒な武器で、無詠唱ができる魔術士よりも厄介だと言える。
その飛び交う銃弾を、耐魔鉱石ゴーレムの肉壁と、無数に出したサクションで吸収して躱し、風中位精霊が側面から武器破壊する。
直後に、闇中位精霊が生への怠惰(ポイズンドロップ、コラープスの合成魔法)の麻痺毒で敵を全て行動不能にした。
「さて、もうそろそろみんな降りたかな?」
現在地と真逆の位置にある地下遺跡への入り口に、ニイヤ達が向かっている。アラヤはそれを気づかれないように囮を買って出ていたのだ。
『アラヤ君、みんなは今しがた入り口に突入しました。そろそろ切り上げてもらって構わないです』
「じゃあ、戻ろうかなぁと思ったら…何か来たね?」
前世界のSFの映画ではよく見る奴だね。いわゆるロボット兵士。
人型が3体で、それぞれ左肩に番号があり腕の武器が違う。
1型は魔導銃と盾、2型は大槌と鎖、3型は魔導チェンソーと鉤状だ。
「流石は魔導科学国だな。厄介そうだ」
この装備を見る限り、対強者相手のチームプレイを想定しての機体かもしれない。
しかもロボット兵士という段階で、状態異常の効果を望めない。
つまりは、攻撃魔法及び物理攻撃で攻めるのがベストと判断した。
「先ずはお手並み拝見…!」
シルフィーに、3体の両サイドに風の壁を作らせ逃げ道を塞いだ後に、アラヤがフレイムウォールを放った。
すると、盾を持つ1型が先頭に立ち突進して来た。
その盾は、途中で大盾に変化して炎を受け止めるとそのまま吸収した。
「火がダメなら、氷はどうかな?」
次は氷河期で範囲氷結攻撃だ。
一瞬だけ動きが鈍くなったが、即座に盾が吸収した炎を吐き出し氷を溶かした。
そうこうしている間に、1型の背後から2型が飛び越えて鎖をアラヤの持っていた長剣に絡める。
直後に鎖に電流が流れたが、アラヤは剣を手離し2型の頭部に蹴りを入れる。
「硬っ⁉︎」
結構強めに蹴ったのに、首をへし折ることはできなかった。それどころか、せいぜい2mくらい背後に飛ばしたくらいだ。
しかも、3型がその足を捕まえようと鉤状の手を伸ばす。
「フッ!」
アラヤはその鉤状を踏み台にして体を捻り、3型の頭に触れて頭内部にエアカッターを放つ。
骨格部はかなりの強度があるだろうが、内部破壊によりガクンと膝からくずれおちた。
「良かった、魔法の内部伝達は有効だったみたいだな」
外殻が耐魔法に優れた素材なら、内部に発動しにくい筈だからだ。
『てめぇ!新型を壊したな!』
2型から聴き覚えのある音声が聞こえる。どうやら、このロボット達は遠隔から観察されている様だ。
『パガヤ王国の亜人は魔法を使う奴は少ない。貴様のその容姿、暴食魔王か?大罪教からの刺客として来たか?』
「……」
どうやら、このロボット達を通してアラガキがこの戦闘を見ているらしい。
ここは素直に答えて、奴の注意を引いておくべきだろうか?
いや、奴と会話するのも気分が悪いな。
「ガウッ‼︎」
アラヤは、即座に残り2体の頭部を同様に破壊した。
『ガガッ…やろう!…ガ…ガッ…』
通信が途絶えた様で、音声は聞こえなくなった。
『ちょっとアラヤ、どうする気?アヤはもう戻って良いって言ったでしょ?』
アヤコは突入組に集中しているのだろう。代わりにサナエから念話が届く。
アラヤは3体の首無しロボットを亜空間収納に収めると、管制室にいるサナエに楽しそうな声で答えた。
「ちょっと、要塞内部を探検してくる。サポートよろしくね?」
『あっ、ちょっと待ちなさい!』
注意を引きつけるなら徹底的にしてあげよう。どうせなら、アラガキが悔しがる顔が想像できるくらいに。
要塞入り口から警備隊の増援が現れたタイミングで扉を破壊し、アラヤは意気揚々と要塞内部へと突入するのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
地下遺跡に突入したニイヤ達。
テレポート使用可能な人数も考慮して、部隊は3隊に分けた。
先ずはニイヤが率いる、カオリ・ノア(消極的なアラヤ)の部隊。
主様率いる、クララ・アスピダ・サハドの部隊。
アー君率いる、アグリ(積極的なアラヤ)・アフティの部隊。
「くれぐれも、仲間を巻き込む様な戦い方はしないように。俺からは以上だ」
「ちょっとニイヤ!もうちょっとマシな話できないの?」
「まあまあ、言いたい事は分かるから大丈夫だよ」
「要は、遺跡を破壊し過ぎて潰すなよ?って事だよね?でもそれは、言い出した君達が1番気をつける事でしょ?」
アー君や主様から指摘されて、否定できないなと、ニイヤとカオリは赤くなる。
気を取り直してから入り口を進むと、下に降りる階段があった。
その下階段から出た先は開けていて、巨大な神殿遺跡が現れた。
正面の広い入り口には、見える範囲には見張りが居ない。だが、柱の影に魔力反応がある。
どうやら、待ち伏せしているつもりみたいだ。上の騒ぎで既にバレているらしい。
「とりあえず、お互いに離れた場所から突入するか」
入り口はきっと正面だけじゃない。左右にも隊を移動させ、同時突入することにした。
「それじゃ、なるべく無駄な戦闘は避けて行くぞ?」
「「了解」」
先ずは魔力制御と隠密で気配をほぼ完璧に消したニイヤ達が正面入り口の鎮圧に掛かる。
柱の影で待ち構えるヌル虚無団員達は、気配を消せないミュウやサハドに気を取られている。
その背後に回ったニイヤ達は難無く彼等を沈黙させた。
倒した後は拘束して【生命の檻】へと収納する。放置するよりも危険は少ないし、後で大罪教と美徳教の両団に引き渡せば、代わりに罰してくれるだろう。
「さぁ、進め」
あくまでも、ヌル虚無教団教皇であるダクネラ=トランスポートを捕らえる目的だが、相手は多技能持ちが多い教団。
対する月の庭の国軍たるニイヤ達も、個の実力がAランク冒険者を凌駕する3部隊。
絶対に穏便に終わらない突入作戦が、とうとう開始したのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「はっ⁉︎あ、あのアヤコさん!この反応を見て下さい!」
管制室で待機組のミネルバが、作戦に集中しているアヤコを呼び掛ける。
今のところ作戦に支障は出ないと判断して、アヤコはミネルバの下に向かった。
「何かありましたか?」
「この反応です!この数が一斉に…」
ミネルバが指差している世界地図を見て、アヤコは思わず自身の口を手で押さえた。
そうしないと、大声で叫んでしまいそうだったからだ。
「……良かった」
アヤコがそう漏らすと、奥の部屋から風の大精霊が出て来た。
『…アラヤは無事に役目を果たした』
エアリエルの表情が全てを物語る。
彼が、不可能かと思われていた創造神ヌルの召喚を、見事に阻止することに成功したのだ。
世界地図のスニス大陸全土の魔力反応が、元のバラバラの大小の反応に戻っているのも、ベルフェゴールの支配から外れたその表れだろう。
「エアリエル様、それでアラヤ君は?」
『今しがた、ハウン達と合流した様だ。光の大精霊が助けてくれた様だな』
「良かった!あ、みんなに伝えても良いでしょうか?」
『もちろんだ。差し迫っていた世界の危機は去った。だから、命を無理に掛ける必要はなくなった。…言わば、これから先は追撃戦だ。皆の気持ちを切り替えさせるのだ』
「はい!」
アヤコは早速、ニイヤ達全員に念話を送る。
『管制室より総員に報告!別隊が創造神ヌルの召喚阻止に成功!今より、ダクネラ教皇捕獲計画から虚無教団壊滅作戦に移行します!隠密不用だけど無理は禁物!でもみんな、思いっきりやっちゃってOKです!』
「いやアヤ、指揮官の貴女がそのノリはどうかと思うよ?」
サナエの心配に、彼女はテヘッと照れる仕草を見せる。どうやら少し舞い上がっているようだ。
「おっと、作戦開始した途端に方針変更かよ。だが早い話、殲滅戦だろ?派手にできるなら大歓迎だぜ」
「ちょっと、巻き込み防止だからね?」
「分かってるって」
そう言いつつもニヤけている夫婦に、ノアとミュウは不安の汗を流すのだった。
0
お気に入りに追加
2,702
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる