280 / 418
第19章 選択権は弱者には無いそうですよ⁉︎
276話 分身の危険性
しおりを挟む
『何と、技能も同様に使えるのか?』
「はい。但し、分身の大きさでステータスは変わります。例えば半分の大きさに分離した場合は、魔力量も半分持っていかれます」
分離の検証結果、本体から分離した分身は、技能はそのまま使えることが分かった。
ただ、ステータスは体積に比例して低くなり最小で1センチまで小さくなれた。
分離できる数は、今の熟練度レベルでは、大きさ関係無く10体まで可能だ。
ドッペルゲンガーとの違いは、分身したアラヤには、本体と別の考えを持てるということだ。それは、分身別に違う役割を頼むことができるのだ。
いわゆる、俺がもう1人居たらなぁの実現であるが、当然嫌な役回りでは揉める。
「い、嫌だ!俺はやりたくない!」
「でも大事な検証だ。今、知っておかないと、後々対処できない」
最も小さい1センチのアラヤに、最も重要な検証の被験者を頼むが、やはり揉めたのだ。
『何を揉めているのだ?』
「…もしも、分離した分身に被害が出た場合の検証です」
今後のことを考えると、避けてはいけない問題だ。それは、最悪の事態。分身が死んだ場合に、本体に取り込み戻すことが可能なのかの検証だ。
「待て待て、1番小さい俺でやる必要は無いさ。俺の指を斬り落として試そう。それで俺が戻ってみて、本体の背が戻らないなら、失った部分は戻らないって分かるんじゃないかな?」
埒があかないと、40センチのアラヤが我が身を犠牲にしようと提案すると、本体のアラヤが止めた。
「それってさ、戻らない場合、身長が永久に縮んだままってことだよね?」
「「「……」」」
本体から離れた欠損は、ヒールでは戻らない。指を切り離すにもそれなりの覚悟が必要なのだ。その決意が、身長の縮みの検証だと言われると、これには犠牲になる気だったアラヤも考えてしまう。
全員が尻込みして、再び検証が止まってしまった。
『ええぃ、早く決めんか!』
流石に痺れを切らしたエアリエルが怒ると、アラヤ達は慌ててジャンケンで決めることにした。
結果、分離後の本体と同じ50センチのアラヤが左手の指を全て斬ることになった。
「ハァ…嫌過ぎる」
しかし、決まったからにはやるしかない。これ以上エアリエルを怒らせるわけにはいかないからね。
アラヤはナイフを取り出すと一思いに斬り落とした。
「ぐっ!」
出血を直ぐに抑えながら、本体のアラヤと錬成術で戻る。
本体に分離した50センチのアラヤが戻って、身長が足されて伸びる。すると、直ぐにアヤコが巻尺で身長を測る。
「…98センチ。2センチ足りませんね」
「「「うわぁぁぁぁぁっ」」」
体が分離するこの技能は、忍者が使うような分身と違い、文字通りに体積を分けただけということだ。煙になって無かったことにはできないのだ。
「アラヤ君、落ち着いてください。まだ検証は終わっていません。次に、この斬り落とした指とも錬成吸収できるか試してください」
落ち込んでるアラヤ本体に、アヤコは指を渡す。鬼かと思われるかもしれないが、これは彼が大事だと考える身長よりも、とても大事な検証なのだ。
「…分かった。身長、戻ってこい!」
指を握って錬成をすると、しっかりと吸収されて身長に足された。
「やった!戻った⁉︎」
アヤコが再び巻尺で測ると、確かに2センチ足されている。
「つまりは、分離した分身体は、腕や足を切られても本体に吸収されれば戻るってことね?最悪、遺体でもOKって事?」
カオリの言葉に1センチのアラヤがビクッとなる。最初の検証では遺体になる可能性が自分にあったからだ。
(たとえ体が戻っても、魂はどうなのかしら…。体験した記憶や感情も本体に足されるなら、当然、魂も分離しているかもしれません。もし、…もしも分身が遺体になった場合、はたして魂も戻ってくるのでしょうか?)
アヤコが危惧しているのは、魂や人格の消耗だ。分離分身を繰り返し、その度に最悪な事態が少なからずあった場合、彼は果たして無事なのだろうか?
「検証結果、分離分身可能なのは本体のみで、数は大きさ関係無しに10体まで。ステータス、最大魔力量は体積に比例するけど、分離分身は本体以外でも使用可能。但し、合計10体は変わらず。欠損、もしくは死亡した場合でも、本体へ錬成可能。とりあえず、判明したのはこんなところでしょうか」
「先ず、密偵とかに向いているわね。その小ささで隠密や魔導制御で気配消したら、誰にも見つからないわよ?」
望遠眼、超聴覚、超嗅覚、擬態等、確かに密偵としての技能は完璧だ。それでいて1センチなら見つかりゃしない。
『ふむ。検証は終わりじゃな?ならば、我に最も小さいアラヤを預けよ。ミフルが話したがっていたからな。エンリルを連れて会いに行くとしよう。きっと驚くだろうな!』
エアリエルはヒョイと、1センチアラヤの分身を肩に乗せる。
「ああ、せめてもう少し大きい分身の方が良くないですか?」
『小さくなり最大魔力量は減ろうとも、ゲーブと我が加護がある限り、魔力は無尽蔵に回復する。ステータスが低くとも、魔法による戦闘力は高いから、そう易々とやられはしまい?』
「それはそうですが…」
「大丈夫だよ、アヤコさん」
アヤコの本当の心配を知らずに、少しだけ低くなるだけで済むのならとアラヤは乗り気だ。
『アラヤよ、良い機会だ。そんなに成長が止まったことで身長が気になるのなら、体積を自在に操れる水の大精霊アーパスに逢いに行くと良い』
「体積を自在に⁉︎それは人体でも可能なんですか⁉︎」
『うむ。我が加護が維持と風化による変質。ゲーブの加護が安定と蓄積による変質。そして、奴の加護は膨張と吸収による変質だ。奴の眷属竜が確か、自在に大きさが変えられた筈だ。居場所はゲーブが知っているだろう。加護が欲しいなら、今こそ分離分身を使い、次の禁呪魔導書を探す班と別れて行動したらどうだ?』
「是非、行ってみます!」
「ちょっと、アラヤ君⁉︎本体が行くのは無しですよ⁉︎」
「…あ、うん。それもそうだね。でも、忙しいゲーブ様が最後まで案内してくれるかな?小さい分身を行かせるなら、せめてあと1人同行してもらわないと…」
それは、最悪な事態に遺体を回収できる人物が必要ということ。アラヤ自身も、その事は考慮しているらしい。
「でしたら、ハウンが適任ですね」
本来なら、アヤコ達(妻達)の誰かが同行したいところだが、サナエ不在の今、カオリは禁呪魔導書の解読には必須だし、クララはステータスが減った本体のアラヤの護衛役に必須。アヤコ自身は、エアリエルとエンリルが不在の期間の浮遊邸の防衛がある。
「そうだね。じゃあ、次の魔導書を探す場所を決めてから別れようか」
「えっと、過去の資料で判明している残りの厄災の悪魔は2体。魔人族国家ソードムのアーリマンとムシハ連邦国のベルフェゴールね。どっちにする?」
「今のソードムの国王、アラガキなんでしょ?正直、行きたくないなぁ。ヌル虚無教に攻められてたとしても、助けたいと思えない」
俺は聖人君子じゃないからねと、アラヤはハッキリと嫌悪感を出す。
アヤコ達もその反応には同意する。
「じゃあ次は、ムシハ連邦国の東にあるハフナルヴィークで、発見及び封印された厄災の悪魔、ベルフェゴールの神殿探しね。確か、イトウ先生が住んでいるのも、ハフナルヴィーク島だったわよね?」
「悪魔の発見箇所は島の近海でしょ?わざわざ会いに行く必要は無いだろうし、先生はのんびりスローライフを送りたいって感じだったよ?」
大体、怠惰魔王に選ばれた人物だ。協力を要請しても断られるのがオチだ。それなら、こちらからの接触は止めておくのが無難だ。
『うむ、決まったようだな。では、それぞれの目的に出発するとしよう』
どうやら、エアリエルもただ光の大精霊ミフルに会いに行くのが目的では無さそうだ。帝国に行って話をするだけなら、エアリエルなら1日も掛からないからね。
「それじゃあ、ハフナルヴィークで待ってます」
こうして、アラヤ達はそれぞれの目的の為に離れ離れとなるのだった。
「はい。但し、分身の大きさでステータスは変わります。例えば半分の大きさに分離した場合は、魔力量も半分持っていかれます」
分離の検証結果、本体から分離した分身は、技能はそのまま使えることが分かった。
ただ、ステータスは体積に比例して低くなり最小で1センチまで小さくなれた。
分離できる数は、今の熟練度レベルでは、大きさ関係無く10体まで可能だ。
ドッペルゲンガーとの違いは、分身したアラヤには、本体と別の考えを持てるということだ。それは、分身別に違う役割を頼むことができるのだ。
いわゆる、俺がもう1人居たらなぁの実現であるが、当然嫌な役回りでは揉める。
「い、嫌だ!俺はやりたくない!」
「でも大事な検証だ。今、知っておかないと、後々対処できない」
最も小さい1センチのアラヤに、最も重要な検証の被験者を頼むが、やはり揉めたのだ。
『何を揉めているのだ?』
「…もしも、分離した分身に被害が出た場合の検証です」
今後のことを考えると、避けてはいけない問題だ。それは、最悪の事態。分身が死んだ場合に、本体に取り込み戻すことが可能なのかの検証だ。
「待て待て、1番小さい俺でやる必要は無いさ。俺の指を斬り落として試そう。それで俺が戻ってみて、本体の背が戻らないなら、失った部分は戻らないって分かるんじゃないかな?」
埒があかないと、40センチのアラヤが我が身を犠牲にしようと提案すると、本体のアラヤが止めた。
「それってさ、戻らない場合、身長が永久に縮んだままってことだよね?」
「「「……」」」
本体から離れた欠損は、ヒールでは戻らない。指を切り離すにもそれなりの覚悟が必要なのだ。その決意が、身長の縮みの検証だと言われると、これには犠牲になる気だったアラヤも考えてしまう。
全員が尻込みして、再び検証が止まってしまった。
『ええぃ、早く決めんか!』
流石に痺れを切らしたエアリエルが怒ると、アラヤ達は慌ててジャンケンで決めることにした。
結果、分離後の本体と同じ50センチのアラヤが左手の指を全て斬ることになった。
「ハァ…嫌過ぎる」
しかし、決まったからにはやるしかない。これ以上エアリエルを怒らせるわけにはいかないからね。
アラヤはナイフを取り出すと一思いに斬り落とした。
「ぐっ!」
出血を直ぐに抑えながら、本体のアラヤと錬成術で戻る。
本体に分離した50センチのアラヤが戻って、身長が足されて伸びる。すると、直ぐにアヤコが巻尺で身長を測る。
「…98センチ。2センチ足りませんね」
「「「うわぁぁぁぁぁっ」」」
体が分離するこの技能は、忍者が使うような分身と違い、文字通りに体積を分けただけということだ。煙になって無かったことにはできないのだ。
「アラヤ君、落ち着いてください。まだ検証は終わっていません。次に、この斬り落とした指とも錬成吸収できるか試してください」
落ち込んでるアラヤ本体に、アヤコは指を渡す。鬼かと思われるかもしれないが、これは彼が大事だと考える身長よりも、とても大事な検証なのだ。
「…分かった。身長、戻ってこい!」
指を握って錬成をすると、しっかりと吸収されて身長に足された。
「やった!戻った⁉︎」
アヤコが再び巻尺で測ると、確かに2センチ足されている。
「つまりは、分離した分身体は、腕や足を切られても本体に吸収されれば戻るってことね?最悪、遺体でもOKって事?」
カオリの言葉に1センチのアラヤがビクッとなる。最初の検証では遺体になる可能性が自分にあったからだ。
(たとえ体が戻っても、魂はどうなのかしら…。体験した記憶や感情も本体に足されるなら、当然、魂も分離しているかもしれません。もし、…もしも分身が遺体になった場合、はたして魂も戻ってくるのでしょうか?)
アヤコが危惧しているのは、魂や人格の消耗だ。分離分身を繰り返し、その度に最悪な事態が少なからずあった場合、彼は果たして無事なのだろうか?
「検証結果、分離分身可能なのは本体のみで、数は大きさ関係無しに10体まで。ステータス、最大魔力量は体積に比例するけど、分離分身は本体以外でも使用可能。但し、合計10体は変わらず。欠損、もしくは死亡した場合でも、本体へ錬成可能。とりあえず、判明したのはこんなところでしょうか」
「先ず、密偵とかに向いているわね。その小ささで隠密や魔導制御で気配消したら、誰にも見つからないわよ?」
望遠眼、超聴覚、超嗅覚、擬態等、確かに密偵としての技能は完璧だ。それでいて1センチなら見つかりゃしない。
『ふむ。検証は終わりじゃな?ならば、我に最も小さいアラヤを預けよ。ミフルが話したがっていたからな。エンリルを連れて会いに行くとしよう。きっと驚くだろうな!』
エアリエルはヒョイと、1センチアラヤの分身を肩に乗せる。
「ああ、せめてもう少し大きい分身の方が良くないですか?」
『小さくなり最大魔力量は減ろうとも、ゲーブと我が加護がある限り、魔力は無尽蔵に回復する。ステータスが低くとも、魔法による戦闘力は高いから、そう易々とやられはしまい?』
「それはそうですが…」
「大丈夫だよ、アヤコさん」
アヤコの本当の心配を知らずに、少しだけ低くなるだけで済むのならとアラヤは乗り気だ。
『アラヤよ、良い機会だ。そんなに成長が止まったことで身長が気になるのなら、体積を自在に操れる水の大精霊アーパスに逢いに行くと良い』
「体積を自在に⁉︎それは人体でも可能なんですか⁉︎」
『うむ。我が加護が維持と風化による変質。ゲーブの加護が安定と蓄積による変質。そして、奴の加護は膨張と吸収による変質だ。奴の眷属竜が確か、自在に大きさが変えられた筈だ。居場所はゲーブが知っているだろう。加護が欲しいなら、今こそ分離分身を使い、次の禁呪魔導書を探す班と別れて行動したらどうだ?』
「是非、行ってみます!」
「ちょっと、アラヤ君⁉︎本体が行くのは無しですよ⁉︎」
「…あ、うん。それもそうだね。でも、忙しいゲーブ様が最後まで案内してくれるかな?小さい分身を行かせるなら、せめてあと1人同行してもらわないと…」
それは、最悪な事態に遺体を回収できる人物が必要ということ。アラヤ自身も、その事は考慮しているらしい。
「でしたら、ハウンが適任ですね」
本来なら、アヤコ達(妻達)の誰かが同行したいところだが、サナエ不在の今、カオリは禁呪魔導書の解読には必須だし、クララはステータスが減った本体のアラヤの護衛役に必須。アヤコ自身は、エアリエルとエンリルが不在の期間の浮遊邸の防衛がある。
「そうだね。じゃあ、次の魔導書を探す場所を決めてから別れようか」
「えっと、過去の資料で判明している残りの厄災の悪魔は2体。魔人族国家ソードムのアーリマンとムシハ連邦国のベルフェゴールね。どっちにする?」
「今のソードムの国王、アラガキなんでしょ?正直、行きたくないなぁ。ヌル虚無教に攻められてたとしても、助けたいと思えない」
俺は聖人君子じゃないからねと、アラヤはハッキリと嫌悪感を出す。
アヤコ達もその反応には同意する。
「じゃあ次は、ムシハ連邦国の東にあるハフナルヴィークで、発見及び封印された厄災の悪魔、ベルフェゴールの神殿探しね。確か、イトウ先生が住んでいるのも、ハフナルヴィーク島だったわよね?」
「悪魔の発見箇所は島の近海でしょ?わざわざ会いに行く必要は無いだろうし、先生はのんびりスローライフを送りたいって感じだったよ?」
大体、怠惰魔王に選ばれた人物だ。協力を要請しても断られるのがオチだ。それなら、こちらからの接触は止めておくのが無難だ。
『うむ、決まったようだな。では、それぞれの目的に出発するとしよう』
どうやら、エアリエルもただ光の大精霊ミフルに会いに行くのが目的では無さそうだ。帝国に行って話をするだけなら、エアリエルなら1日も掛からないからね。
「それじゃあ、ハフナルヴィークで待ってます」
こうして、アラヤ達はそれぞれの目的の為に離れ離れとなるのだった。
0
お気に入りに追加
2,699
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
解析の勇者、文字変換の能力でステータスを改竄して生き抜きます
カタナヅキ
ファンタジー
高校一年生となったばかりの「霧崎レア」は学校の授業中、自分の前の席に座るクラスメイトの男子が机から1冊の書物を取り出す。表紙は真っ黒でタイトルさえも刻まれていない書物をクラスメイトの男子が開いた瞬間、表紙に魔法陣が浮き上がり、教室は閃光に包まれた。
次にレアは目を覚ますと、自分の他に3人のクラスメイトが床に魔法陣が刻まれた煉瓦製の建物の中に存在する事を知り、さらにローブを纏った老人の集団に囲まれている事を知る。彼等が言うにはここは異世界の「ヒトノ帝国」という国家らしく、レアを含めた4人の高校生たちは世界を救う勇者として召喚されたという。
勇者として召喚された4人は「ステータス」という魔法を扱えるようになり、この魔法は自分の現在の能力を数値化した「能力値」最も肉体に適している「職業」最後に強さを表す「レベル」を表示する画面を視界に生み出せるようになった。だが、レア以外の人間達は希少な職業に高い能力値を誇っていたが、彼の場合は一般人と大して変わらない能力値である事が判明する。他の人間は「剣の加護」「魔法の加護」といった特別な恩恵を受けているのに対し、レアだけは「文字の加護」と呼ばれる書き記された文字を変換するという謎の能力だった。
勇者として召喚された他のクラスメイトが活躍する中、レアだけは帝国の人間から無能と判断されて冷遇される。しかし、様々な実験を経てレアは自分の能力の隠された本当の力に気付く。文字変換の能力はステータスにも有効であり、彼は自分の能力を改竄して馬鹿にされていた人間達から逆に見上げられる立場となる――
※文字変換シリーズの最初の作品のリメイクです。世界観はこれまでのシリーズとは異なります。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
『恋愛戦国』~陰キャオタクの俺が学園の美少女達にモテだしたのには何か理由があるはずだ~
NOV
恋愛
俺の名前は竹中颯(たけなかはやて)
髪はボサボサで瓶底メガネをしている訳アリ陰キャオタクだ。
そんな中等部から友達が一人もいない様な俺が『仙石(せんごく)学園高等部』に進級した途端に各学年の美少女達から次々と告白されてしまう。
何が起こったんだ!? これは一体どういう事だ!?
俺なんかがモテる要素など何一つ無いはずなのに……
素直に喜べるはずもないし、逆に恐怖すら感じてしまう。
きっと、こんな状況になったのには何か理由があるはずだ。
でもいくら考えても理由なんて浮かびはしない。
いずれにしても俺としては静かな学園生活をおくりたいのにこの状況は非常に迷惑だ。
なんとかしなくては……
ん? なるほどな。中等部には無かったが高等部にはこういう制度があったのか。
もしかしたらその制度が原因かも……いやでも待てよ。
本当にこの制度のせいで俺はモテているのか?
うーん、まだ他に理由がある様な気がするんだが……
学園トップクラスの美少女達が颯を彼氏にする為に必死にアプローチを始めると同時にライバル達との激しい駆け引きが巻き起こる
『竹中颯争奪戦』まさに学園内は恋愛戦国時代となった!!
果たして颯の彼女になる事ができたのは!?
笑いあり、お色気あり、そして涙あり、たくさんの謎にも包まれた陰キャ男子と美少女達との恋の駆け引きをどうぞ楽しんでください。そしてあなたは感動のラストを体験することになるでしょう!!
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります
おーちゃん
ファンタジー
俺は勇者パーティーに加入していて、勇者サリオス、大魔導士ジェンティル、剣士ムジカの3人パーティーの雑用係。雑用係で頑張る毎日であったものの、ある日勇者サリオスから殺されそうになる。俺を殺すのかよ!! もう役に立たないので、追放する気だったらしい。ダンジョンで殺される時に運良く命は助かる。ヒール魔法だけで冒険者として成り上がっていく。勇者サリオスに命を狙われつつも、生き延びていき、やがて俺のレベルは異常な速度で上がり、成長する。猫人、エルフ、ドワーフ族の女の子たちを仲間にしていきます。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる