24 / 418
第2章 魅惑の生活が怖いって思わなかったよ⁈
020話 感覚共有の応用
しおりを挟む
村長は、材料も十分揃ったから、優先的に磁器便座の制作に取り掛かってくれるらしい。完成には4・5日程掛かる予定だそうだ。
夕飯も終わり、自宅に戻ったら訓練の時間だ。アヤコさんの、吹き矢の命中率は徐々に上がっている。
「吹き矢は、必ず相手の柔らかな場所を狙わないといけない。射速と距離は大分良いけれど、刺さらなければ意味が無いからね?」
「はい、柔らかい場所ですね。相手が人だったら、なんとなく狙う場所は分かるんですけど…皮膚の無い魔物とかも居るんですよね?」
「うん、アンデッドとかね。だから狙う場所が無い魔物が相手なら、迷わず相手にしないで逃げてくれ。吹き矢はあくまで、中距離暗殺武器でしかないから」
「このままでは、足手まといですね…」
彼女が近接武器を使うには、腕力が足りな過ぎる。続けて運動すれば、腕力も僅かずつだけど伸びて使えるようになるだろう。しかし、彼女は体力と俊敏も高くない。今すぐ戦いに参加できるかと問われれば、答えはノーだ。
アヤコ=シノサキ
種族 人間(ノーマル) 女 age 17
体力 85/85
戦闘力 75/75
耐久力 72/72
精神力 90/90
魔力 171/171
俊敏 92/92
魅力 69/100
運 29
魔力値は高いので、やはり目指す戦闘スタイルは遠距離攻撃の魔術士なんだけど…。
「魔法が使えるようになるのが、理想なんだけどね」
「魔法ですか…?」
「あ、いや、ごめん」
思わず口に出してしまった。そう簡単に覚えられるなら、村人の誰もが覚えようとしてるよね。
「そんな心配しなくていいよ。アヤは私達が守ってあげるからさ。アラヤ、そろそろ合わせ稽古を始めよう?」
一人、考え込むアヤコさんに負い目を感じつつも、アラヤは稽古に打ち込むしかなかった。
翌日、昼食を済ませた後に、サナエさんに呼び止められた。
「あのさ。アラヤの今度の休みっていつ?」
「えっと、次の天神日だね」
「良かった、私と一緒だね。なら、村の外に出かけないか?行きたい場所があるんだ」
「うん。それは良いけど、アヤコさんにも休みを聞かないと…」
「バカ…二人で出かけようって言ってるんだよ」
「そ、それって…で、で、デート⁈」
「や、約束だからな!じゃあ、午後の仕事に行ってこい!」
サナエは、顔を赤らめて戸惑うアラヤを、自分の顔を見られないように無理矢理背中を押して食堂から追い出す。
「え、あっ、ちょっ⁉︎」
追い出されたアラヤは、デートに誘われた事が人生で初めてのことで、普通は男から誘うものじゃないの?映画が鉄板なんだよね?と頭の理解が追いついて無かった。
一方のサナエは、上機嫌でベスに今後の相談を持ちかけていた。
「ちょっと、アヤコ。アヤコに借りた本なんだけどさ?」
勉強会を終えたばかりのアヤコに、村長が客間から手招きをする。アヤコは子供達を全員見送ってから村長の元に行く。そこには、投票会の際にアラヤから貰った本が置いてあった。
「その私の貸した本がどうしたんですか?」
「ここの頁数の表記が、たまに読めない文字で飛び飛びに書いてあるのよね。これって何かしら?」
「えっと…」
アヤコも確認すると、頁数が順番通りに続かずに、時折文字に変わっている。しかも、村長が読めないのに私には分かる。という事は、知らず知らずに言語理解が訳しているという事だ。
ならば、言語理解を一度解いてみよう。
「あれ?これ、日本語だ!」
「何?貴女の故郷の言葉なの?という事はこの作家も同郷人⁈」
「はい。あの~村長。ちょっと調べたいので、この本返してもらって良いですか?」
「ええっ、まだ一冊しか読んでないのに…でも、しょうがないか。調べ終わったら、また貸してよね?」
「もちろんです!村長も良き理解者の一人ですから!」
ムフフと、二人して想像の世界へ飛びそうになる。アヤコの仲間が着々と増えつつあった。
夕食の時間中、サナエさんはソワソワしてこちらを見ずに食べていた。もちろん、俺も恥ずかしくて話しかけれなかったんだけど。
それでも、まぁ日課だから訓練はちゃんとするんだけどね。当然、気持ちを切り替えて二人共真剣にやったよ。
入浴と歯磨きも終え、三人は寝床についた。しかし、アラヤはデートに誘われた事を思い出してなかなか眠れない。そんな時、脳内を軽く触られた感覚がした。念話だ。
『アラヤ君、ひょっとして起きてますか?』
『う、うん。アヤコさんも眠れないの?』
『私はちょっと読書をしていました。眠れないなら、ちょっと話しませんか?』
アヤコは、サナエを起こさないように静かに部屋を出て、アラヤの待つ居間に現れた。
「読書をしていたの?」
「はい。一度は全部読んだんですけど、気になった部文が有りまして。読み直しているところです」
「そうなんだ…(BLなんだろうなぁ…)」
「アラヤ君とお話ししたいのは、それとは違うんですけど、以前村長から借りました魔法書を思い出しまして、その…魔法の手ほどきを受けたいなぁと思った次第…です」
「なるほど。う~ん、俺は本の知識は無いんだよね。あの場で急に出来るようになったから…一応、本に書いてある通りにはいろいろと試したの?」
「はい。体内にある魔力と、大気中にある魔素やエレメントを繋ぎ合せてて、具現化させる術だと書いてありました」
「う~ん。いまいち分かりづらいね。それなら実際に試してみよう。外に出てやろうか」
外に出ても、今夜は月明かりでとても明るかった。
アラヤはアヤコと向き合って、そっと手を取った。アヤコの顔がみるみるうちに赤くなる。
「今から、アヤコさんは俺に感覚共有を掛けてくれ。俺は説明が下手だから、今から俺の魔法を使う感覚を、説明代わりとして受け取ってくれ」
「分かりました」
「じゃあ、属性別に行くよ?これだと感じたら教えてね?」
アラヤは、火属性から始め、水・風・土と順番に目の前で発動していく。アラヤには、アヤコさんにはコレだろうという属性の予想はあった。
「これ!これです!体の中を何かが流れて行く感覚があります。これが魔力…」
「うん。そして、君に合った魔法という事だね。予想通り、無属性魔法だったね」
「無属性?何も属性が無いという事ですか?」
「ちょっと違う。火・水・風・土・光・闇とは違う力の事で、時空間や重力といった目に見えない力の属性だよ。アヤコさんの技能は、念話や感覚共有みたいに目に見えないものが多い。簡単に言えば超能力みたいだよね?無属性魔法には、使い方次第でお馴染みの超能力みたいな事もできるよ」
アラヤは、近くにあった大きな石にグラビティを掛けて持ち上げてみせる。この世界の重力より軽くすればこの通りだ。
「超能力みたいでしょ?」
「凄い!私もやってみる!」
グググッ…フワッ…
あれま⁉︎いきなり持ち上げちゃったよ!俺の魔力の流れを、そのまま掴んだらしい。言葉で教えるより、感覚共有は断然良いね。
「あっ、ステータスにも技能無属性魔法LV 1で発現したよ。おめでとう!」
アヤコ=シノサキ
種族 人間(ノーマル) 女 age 17
体力 85/85
戦闘力 75/75
耐久力 72/72
精神力 90/90
魔力 171/171
俊敏 92/92
魅力 69/100
運 29
技能 念話LV 2 念写LV 1 コールLV 1 メッセージLV 1 感覚共有LV 2 言語理解LV 1 無属性魔法LV 1
これで、自分に合った努力次第では、新たな技能を習得する事が分かった。
「ありがとうございます!」
ガバッと勢いよく抱き着かれた。いや、身長差的にヤバイですって⁉︎柔らかいものが当たってますよ⁈
「ウフフ、おやすみなさい!」
「お、おや、おやすみ~」
彼女が部屋に戻るのを見た後、ベッドで再び感触が蘇って悶々としたその後は、どうやって寝むれたのかは覚えてません。
夕飯も終わり、自宅に戻ったら訓練の時間だ。アヤコさんの、吹き矢の命中率は徐々に上がっている。
「吹き矢は、必ず相手の柔らかな場所を狙わないといけない。射速と距離は大分良いけれど、刺さらなければ意味が無いからね?」
「はい、柔らかい場所ですね。相手が人だったら、なんとなく狙う場所は分かるんですけど…皮膚の無い魔物とかも居るんですよね?」
「うん、アンデッドとかね。だから狙う場所が無い魔物が相手なら、迷わず相手にしないで逃げてくれ。吹き矢はあくまで、中距離暗殺武器でしかないから」
「このままでは、足手まといですね…」
彼女が近接武器を使うには、腕力が足りな過ぎる。続けて運動すれば、腕力も僅かずつだけど伸びて使えるようになるだろう。しかし、彼女は体力と俊敏も高くない。今すぐ戦いに参加できるかと問われれば、答えはノーだ。
アヤコ=シノサキ
種族 人間(ノーマル) 女 age 17
体力 85/85
戦闘力 75/75
耐久力 72/72
精神力 90/90
魔力 171/171
俊敏 92/92
魅力 69/100
運 29
魔力値は高いので、やはり目指す戦闘スタイルは遠距離攻撃の魔術士なんだけど…。
「魔法が使えるようになるのが、理想なんだけどね」
「魔法ですか…?」
「あ、いや、ごめん」
思わず口に出してしまった。そう簡単に覚えられるなら、村人の誰もが覚えようとしてるよね。
「そんな心配しなくていいよ。アヤは私達が守ってあげるからさ。アラヤ、そろそろ合わせ稽古を始めよう?」
一人、考え込むアヤコさんに負い目を感じつつも、アラヤは稽古に打ち込むしかなかった。
翌日、昼食を済ませた後に、サナエさんに呼び止められた。
「あのさ。アラヤの今度の休みっていつ?」
「えっと、次の天神日だね」
「良かった、私と一緒だね。なら、村の外に出かけないか?行きたい場所があるんだ」
「うん。それは良いけど、アヤコさんにも休みを聞かないと…」
「バカ…二人で出かけようって言ってるんだよ」
「そ、それって…で、で、デート⁈」
「や、約束だからな!じゃあ、午後の仕事に行ってこい!」
サナエは、顔を赤らめて戸惑うアラヤを、自分の顔を見られないように無理矢理背中を押して食堂から追い出す。
「え、あっ、ちょっ⁉︎」
追い出されたアラヤは、デートに誘われた事が人生で初めてのことで、普通は男から誘うものじゃないの?映画が鉄板なんだよね?と頭の理解が追いついて無かった。
一方のサナエは、上機嫌でベスに今後の相談を持ちかけていた。
「ちょっと、アヤコ。アヤコに借りた本なんだけどさ?」
勉強会を終えたばかりのアヤコに、村長が客間から手招きをする。アヤコは子供達を全員見送ってから村長の元に行く。そこには、投票会の際にアラヤから貰った本が置いてあった。
「その私の貸した本がどうしたんですか?」
「ここの頁数の表記が、たまに読めない文字で飛び飛びに書いてあるのよね。これって何かしら?」
「えっと…」
アヤコも確認すると、頁数が順番通りに続かずに、時折文字に変わっている。しかも、村長が読めないのに私には分かる。という事は、知らず知らずに言語理解が訳しているという事だ。
ならば、言語理解を一度解いてみよう。
「あれ?これ、日本語だ!」
「何?貴女の故郷の言葉なの?という事はこの作家も同郷人⁈」
「はい。あの~村長。ちょっと調べたいので、この本返してもらって良いですか?」
「ええっ、まだ一冊しか読んでないのに…でも、しょうがないか。調べ終わったら、また貸してよね?」
「もちろんです!村長も良き理解者の一人ですから!」
ムフフと、二人して想像の世界へ飛びそうになる。アヤコの仲間が着々と増えつつあった。
夕食の時間中、サナエさんはソワソワしてこちらを見ずに食べていた。もちろん、俺も恥ずかしくて話しかけれなかったんだけど。
それでも、まぁ日課だから訓練はちゃんとするんだけどね。当然、気持ちを切り替えて二人共真剣にやったよ。
入浴と歯磨きも終え、三人は寝床についた。しかし、アラヤはデートに誘われた事を思い出してなかなか眠れない。そんな時、脳内を軽く触られた感覚がした。念話だ。
『アラヤ君、ひょっとして起きてますか?』
『う、うん。アヤコさんも眠れないの?』
『私はちょっと読書をしていました。眠れないなら、ちょっと話しませんか?』
アヤコは、サナエを起こさないように静かに部屋を出て、アラヤの待つ居間に現れた。
「読書をしていたの?」
「はい。一度は全部読んだんですけど、気になった部文が有りまして。読み直しているところです」
「そうなんだ…(BLなんだろうなぁ…)」
「アラヤ君とお話ししたいのは、それとは違うんですけど、以前村長から借りました魔法書を思い出しまして、その…魔法の手ほどきを受けたいなぁと思った次第…です」
「なるほど。う~ん、俺は本の知識は無いんだよね。あの場で急に出来るようになったから…一応、本に書いてある通りにはいろいろと試したの?」
「はい。体内にある魔力と、大気中にある魔素やエレメントを繋ぎ合せてて、具現化させる術だと書いてありました」
「う~ん。いまいち分かりづらいね。それなら実際に試してみよう。外に出てやろうか」
外に出ても、今夜は月明かりでとても明るかった。
アラヤはアヤコと向き合って、そっと手を取った。アヤコの顔がみるみるうちに赤くなる。
「今から、アヤコさんは俺に感覚共有を掛けてくれ。俺は説明が下手だから、今から俺の魔法を使う感覚を、説明代わりとして受け取ってくれ」
「分かりました」
「じゃあ、属性別に行くよ?これだと感じたら教えてね?」
アラヤは、火属性から始め、水・風・土と順番に目の前で発動していく。アラヤには、アヤコさんにはコレだろうという属性の予想はあった。
「これ!これです!体の中を何かが流れて行く感覚があります。これが魔力…」
「うん。そして、君に合った魔法という事だね。予想通り、無属性魔法だったね」
「無属性?何も属性が無いという事ですか?」
「ちょっと違う。火・水・風・土・光・闇とは違う力の事で、時空間や重力といった目に見えない力の属性だよ。アヤコさんの技能は、念話や感覚共有みたいに目に見えないものが多い。簡単に言えば超能力みたいだよね?無属性魔法には、使い方次第でお馴染みの超能力みたいな事もできるよ」
アラヤは、近くにあった大きな石にグラビティを掛けて持ち上げてみせる。この世界の重力より軽くすればこの通りだ。
「超能力みたいでしょ?」
「凄い!私もやってみる!」
グググッ…フワッ…
あれま⁉︎いきなり持ち上げちゃったよ!俺の魔力の流れを、そのまま掴んだらしい。言葉で教えるより、感覚共有は断然良いね。
「あっ、ステータスにも技能無属性魔法LV 1で発現したよ。おめでとう!」
アヤコ=シノサキ
種族 人間(ノーマル) 女 age 17
体力 85/85
戦闘力 75/75
耐久力 72/72
精神力 90/90
魔力 171/171
俊敏 92/92
魅力 69/100
運 29
技能 念話LV 2 念写LV 1 コールLV 1 メッセージLV 1 感覚共有LV 2 言語理解LV 1 無属性魔法LV 1
これで、自分に合った努力次第では、新たな技能を習得する事が分かった。
「ありがとうございます!」
ガバッと勢いよく抱き着かれた。いや、身長差的にヤバイですって⁉︎柔らかいものが当たってますよ⁈
「ウフフ、おやすみなさい!」
「お、おや、おやすみ~」
彼女が部屋に戻るのを見た後、ベッドで再び感触が蘇って悶々としたその後は、どうやって寝むれたのかは覚えてません。
17
お気に入りに追加
2,702
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる