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第3章 神色の世界
第33話 求める争い
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「よろしければ、神々が星の管理から退席した理由をお聞きしても?」
『え~、とっくに気付いているんじゃない?それとも、先程のお返しでワザとかな?』
「いえ、確かな情報が必要ですので」
幾つかの想像はつくが、確信では無い。
『…良いわ、答えましょう。…彼等が逃げ出したのは、この世界での信仰心が無くなったからよ』
信仰心が無くなる。それはつまり、星の住民から神として認識されなくなったという事に他ならない。
『この星に住む子等は、文明が進むにつれて、神の恩恵と奇跡に頼らなくなった。私だけが唯一、信仰を集める事ができたのは、争いだけは絶える事なく続いていたからだ』
「なるほど。しかし今は、100年前に締結された和平協定でその争い自体も無くなりつつあるというわけですね?」
『ああ、そういう事さ。我々神は、直接手を出す事ができないから、キッカケを与えて変化を見守るしかない。神の力は強過ぎるからね。平和な世界で生きてきた立場として、貴方は私の考えを軽蔑するかい?』
「しませんよ。確かに住人としての立場なら、自由にさせて欲しいと願うかもしれませんが、その世界の理を司る神の決定は絶対です。ランガジャタイという星の舞台に立つ住民は、貴女が用意した配役を演じる事が義務ですからね」
神の目線で考えれば、星の存続は信仰心を得る目的以外には娯楽でしかない。
つまり、神々がその星を必要無いと判断したら、全てが終わるという事と同意なのだ。
故に、ランガジャタイの住民を守る為には、逆に彼女の要望に応えるべきなのだ。
『理解があって助かるよ。それで、保護者殿…引き受けてはくれるのだろう?』
「もちろんです。それでは、要望に合う転移者を選ぶ為に、ランガジャタイの調査を行うテスターを派遣しても宜しいですか?」
『テスター?ああ、さっきの子だね?ああ、全く構わないよ』
「それでは、準備が整いましたら派遣致します。尚、テスター派遣の折から、ユースティティア様の監査も始まりますので、ご了承下さい」
『正義の女神が見てるんじゃ、優遇措置もできないじゃないか。せっかく体で…コホン、なんでもない』
モーリアンは誤魔化すようにモブリアに星の座標を伝えた後、来た時とは打って変わって、「では頼むよ」と頭を下げて帰って行った。
「は、ハヤトさん、彼女の依頼を本当に引き受けるのですか?平和を壊す為に転移者を使うなど、私には容認できません。ミノルさんもそう思いませんか?」
「え、俺?う、うん、確かに、転移者には嫌な転移先かも…」
モブリアはまだ納得していないようで、昼食時にミノルを巻き込んで訴えてきた。
「じゃあ2人は、依頼神の彼女がその星を見捨て、破壊もしくは放置しても構わないと言うのだね?」
「えっ?…流石に星の破壊まではあんまりじゃないか?転移者呼べないくらいで、そこまでするかな?」
ミノルは、まだモーリアンの素性も依頼内容もよく分かっていない。
モブリアの一方的な意見で判断している。
「彼女は創造神ではないが、破壊の権能を持つあの星の唯一神だ。他に神が居ない以上、例え破壊ではなく放置だったとしても、神の恩恵と管理を失った星はどうなると思う?」
神が行う星の管理とは、主に星の軌道や自転の動力、生命と魂の流転等の管理である。
本来なら、複数の神々が役割分担をして星を管理しているらしい。
「…彼女は、1柱で星の全てを管理してるのか…」
「ああ、逃げ出した神の急に空いた役割を、慣れていない彼女が賄うのは大変だったと思う。おそらくだが、新たに管理する神を探したりはしたのだろう。だが、神への信仰心の失った星の管理に、いくら彼女が誘おうとも誰も靡かない」
彼女が依頼神に選ばれた時に不満を溢していた神達は、勧誘を断った神達だったのかもしれない。
「…でも、だからって、平和な状態を壊す必要までは無いと、…私は思います」
「俺は、その平和で続いた100年間は、彼女なりに待っていたんだと思う。モブリアが転移神となったのは最近だ。だがそうなる前に、勝手に破壊目的の転移者を呼ぶ事は、いくらでもできた筈なのだから」
戦女神のモーリアンにとって、平和期間はデメリットだ。
だが、平和を体験した者達程、争いによりそれを失った時に、より強く収束を願うものだ。
だからその100年間は、彼女は自身を信仰する者を増やす環境を作っていたとも言える。
「…ハヤトさんは、戦争が必要だと仰るのですか?」
「…戦争に限らず、争いは必ず起こる。過去の人類史でも、平和は永久には続かない。続いている様に見えて、実際には矛先が変わっていくだけだよ」
「あー、それはそうだよな。自分達の周りが平和になっても、他へ侵略し始めるし」
「…例えそうだとしても、転移者にそれをさせるのですか?」
モブリアは転移者達の女神として、争い事の為に転移をするのは気が進まないのだろう。
「モブリア、俺の【選別】と君の【出会い】による転移者選びは、必ず適した者を呼ぶ。候補者を募集して現れた場合、その候補者もまた、それを望む者だという事だ」
「現れない場合もあるのか?」
「そりゃあ、条件であるだろうよ。ただ、今回は扇動が依頼だ。候補者には犯罪者からも平等に選ばれる。少なくとも、1人も現れないとは思えないな」
募集を掛けている期間中に、対象者が扉を開ける事があれば、その適性でこの屋敷へと繋がる。
募集内容が殺人ならば、相応の犯罪者が選ばれる可能性も当然あるだろう。
「モブリア、君の仕事はなんだ?自身の望む転移だけを行う仕事なのか?」
「私は…、私の仕事は、神の一方的な転移から守り、転移者達を無事に異世界へと送り届ける事です」
「ああ、その通りだ。そして、一方的で強制ではなく、選択する権利と公平な交渉をできる場を作る。その為に俺が居る。転移を求める者を、君は自身の私情で拒むのか?」
「私は…」
モブリアは、黙ってしまった。彼女なりにしばらく考えた後、フゥと深呼吸をした。
「分かりました。その依頼を引き受ける事に私も賛成します。ハヤトさんと私の、2人の共同作業ですもの。例え依頼が、争いを求めるものだとしても、私のわがままで転移を滞らせるのは違います。私は、貴方が選ぶ事を信じると決めていますから」
なんだかプロポーズみたいなセリフと眼差しに、ハヤトは顔が熱くなってきた。
「ハハ、とにかく依頼を受ける事は決まりだな?しかも、今回は扇動の依頼かぁ。じゃあ今回の調査は情勢が重要か。スキル重要度も、前回とはかなり変わる事になるな」
ミノルは、少し冷めた炒飯の残りを平らげると、手を合わせて席を立つ。
「出発日は明後日で良いか?新しいスキルをしっかりとものにしたい」
「ああ、分かった。では明後日に出発すると先方には伝える。必要な物があれば言ってくれ」
ミノルは早速…スキルの練習に自室に戻って行った。
残された2人は、少し気恥ずかしいまま食事を再開した。
「ハヤト様、只今戻りました」
突然サブリナが現れ、2人はビクッと肩を跳ね上げた。
彼女には、未所属の天使の捜索を頼んでいた。
「ああ、お帰りサブリナ。それで、見つかったかい?」
「はい。見つかりはしたのですが、それが…」
彼女は、何故か少し言い淀む。
「私が話そう」
聞き覚えのある声が聞こえて、扉が開かれた。
「え?君がフリーの天使だって⁉︎」
「ああ、そうだ。是非とも雇って頂こうか?ハヤト神よ」
現れた天使は、大天使カマエルだった。確かに、彼の輪の上に所属する神の名は無い。
そもそも、大天使が仕えるのは最上位神クラスだろう。
しかも、自ら雇えと来る辺り、きっと裏から指示があったに違いない。
「あ、ああ。これから、よろしく頼むよ」
カマエルと、彼が連れて来た部下であろう2人の天使が、ハヤト達の新たな仲間になったのだった。
『え~、とっくに気付いているんじゃない?それとも、先程のお返しでワザとかな?』
「いえ、確かな情報が必要ですので」
幾つかの想像はつくが、確信では無い。
『…良いわ、答えましょう。…彼等が逃げ出したのは、この世界での信仰心が無くなったからよ』
信仰心が無くなる。それはつまり、星の住民から神として認識されなくなったという事に他ならない。
『この星に住む子等は、文明が進むにつれて、神の恩恵と奇跡に頼らなくなった。私だけが唯一、信仰を集める事ができたのは、争いだけは絶える事なく続いていたからだ』
「なるほど。しかし今は、100年前に締結された和平協定でその争い自体も無くなりつつあるというわけですね?」
『ああ、そういう事さ。我々神は、直接手を出す事ができないから、キッカケを与えて変化を見守るしかない。神の力は強過ぎるからね。平和な世界で生きてきた立場として、貴方は私の考えを軽蔑するかい?』
「しませんよ。確かに住人としての立場なら、自由にさせて欲しいと願うかもしれませんが、その世界の理を司る神の決定は絶対です。ランガジャタイという星の舞台に立つ住民は、貴女が用意した配役を演じる事が義務ですからね」
神の目線で考えれば、星の存続は信仰心を得る目的以外には娯楽でしかない。
つまり、神々がその星を必要無いと判断したら、全てが終わるという事と同意なのだ。
故に、ランガジャタイの住民を守る為には、逆に彼女の要望に応えるべきなのだ。
『理解があって助かるよ。それで、保護者殿…引き受けてはくれるのだろう?』
「もちろんです。それでは、要望に合う転移者を選ぶ為に、ランガジャタイの調査を行うテスターを派遣しても宜しいですか?」
『テスター?ああ、さっきの子だね?ああ、全く構わないよ』
「それでは、準備が整いましたら派遣致します。尚、テスター派遣の折から、ユースティティア様の監査も始まりますので、ご了承下さい」
『正義の女神が見てるんじゃ、優遇措置もできないじゃないか。せっかく体で…コホン、なんでもない』
モーリアンは誤魔化すようにモブリアに星の座標を伝えた後、来た時とは打って変わって、「では頼むよ」と頭を下げて帰って行った。
「は、ハヤトさん、彼女の依頼を本当に引き受けるのですか?平和を壊す為に転移者を使うなど、私には容認できません。ミノルさんもそう思いませんか?」
「え、俺?う、うん、確かに、転移者には嫌な転移先かも…」
モブリアはまだ納得していないようで、昼食時にミノルを巻き込んで訴えてきた。
「じゃあ2人は、依頼神の彼女がその星を見捨て、破壊もしくは放置しても構わないと言うのだね?」
「えっ?…流石に星の破壊まではあんまりじゃないか?転移者呼べないくらいで、そこまでするかな?」
ミノルは、まだモーリアンの素性も依頼内容もよく分かっていない。
モブリアの一方的な意見で判断している。
「彼女は創造神ではないが、破壊の権能を持つあの星の唯一神だ。他に神が居ない以上、例え破壊ではなく放置だったとしても、神の恩恵と管理を失った星はどうなると思う?」
神が行う星の管理とは、主に星の軌道や自転の動力、生命と魂の流転等の管理である。
本来なら、複数の神々が役割分担をして星を管理しているらしい。
「…彼女は、1柱で星の全てを管理してるのか…」
「ああ、逃げ出した神の急に空いた役割を、慣れていない彼女が賄うのは大変だったと思う。おそらくだが、新たに管理する神を探したりはしたのだろう。だが、神への信仰心の失った星の管理に、いくら彼女が誘おうとも誰も靡かない」
彼女が依頼神に選ばれた時に不満を溢していた神達は、勧誘を断った神達だったのかもしれない。
「…でも、だからって、平和な状態を壊す必要までは無いと、…私は思います」
「俺は、その平和で続いた100年間は、彼女なりに待っていたんだと思う。モブリアが転移神となったのは最近だ。だがそうなる前に、勝手に破壊目的の転移者を呼ぶ事は、いくらでもできた筈なのだから」
戦女神のモーリアンにとって、平和期間はデメリットだ。
だが、平和を体験した者達程、争いによりそれを失った時に、より強く収束を願うものだ。
だからその100年間は、彼女は自身を信仰する者を増やす環境を作っていたとも言える。
「…ハヤトさんは、戦争が必要だと仰るのですか?」
「…戦争に限らず、争いは必ず起こる。過去の人類史でも、平和は永久には続かない。続いている様に見えて、実際には矛先が変わっていくだけだよ」
「あー、それはそうだよな。自分達の周りが平和になっても、他へ侵略し始めるし」
「…例えそうだとしても、転移者にそれをさせるのですか?」
モブリアは転移者達の女神として、争い事の為に転移をするのは気が進まないのだろう。
「モブリア、俺の【選別】と君の【出会い】による転移者選びは、必ず適した者を呼ぶ。候補者を募集して現れた場合、その候補者もまた、それを望む者だという事だ」
「現れない場合もあるのか?」
「そりゃあ、条件であるだろうよ。ただ、今回は扇動が依頼だ。候補者には犯罪者からも平等に選ばれる。少なくとも、1人も現れないとは思えないな」
募集を掛けている期間中に、対象者が扉を開ける事があれば、その適性でこの屋敷へと繋がる。
募集内容が殺人ならば、相応の犯罪者が選ばれる可能性も当然あるだろう。
「モブリア、君の仕事はなんだ?自身の望む転移だけを行う仕事なのか?」
「私は…、私の仕事は、神の一方的な転移から守り、転移者達を無事に異世界へと送り届ける事です」
「ああ、その通りだ。そして、一方的で強制ではなく、選択する権利と公平な交渉をできる場を作る。その為に俺が居る。転移を求める者を、君は自身の私情で拒むのか?」
「私は…」
モブリアは、黙ってしまった。彼女なりにしばらく考えた後、フゥと深呼吸をした。
「分かりました。その依頼を引き受ける事に私も賛成します。ハヤトさんと私の、2人の共同作業ですもの。例え依頼が、争いを求めるものだとしても、私のわがままで転移を滞らせるのは違います。私は、貴方が選ぶ事を信じると決めていますから」
なんだかプロポーズみたいなセリフと眼差しに、ハヤトは顔が熱くなってきた。
「ハハ、とにかく依頼を受ける事は決まりだな?しかも、今回は扇動の依頼かぁ。じゃあ今回の調査は情勢が重要か。スキル重要度も、前回とはかなり変わる事になるな」
ミノルは、少し冷めた炒飯の残りを平らげると、手を合わせて席を立つ。
「出発日は明後日で良いか?新しいスキルをしっかりとものにしたい」
「ああ、分かった。では明後日に出発すると先方には伝える。必要な物があれば言ってくれ」
ミノルは早速…スキルの練習に自室に戻って行った。
残された2人は、少し気恥ずかしいまま食事を再開した。
「ハヤト様、只今戻りました」
突然サブリナが現れ、2人はビクッと肩を跳ね上げた。
彼女には、未所属の天使の捜索を頼んでいた。
「ああ、お帰りサブリナ。それで、見つかったかい?」
「はい。見つかりはしたのですが、それが…」
彼女は、何故か少し言い淀む。
「私が話そう」
聞き覚えのある声が聞こえて、扉が開かれた。
「え?君がフリーの天使だって⁉︎」
「ああ、そうだ。是非とも雇って頂こうか?ハヤト神よ」
現れた天使は、大天使カマエルだった。確かに、彼の輪の上に所属する神の名は無い。
そもそも、大天使が仕えるのは最上位神クラスだろう。
しかも、自ら雇えと来る辺り、きっと裏から指示があったに違いない。
「あ、ああ。これから、よろしく頼むよ」
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