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第2章 爆誕⁉︎召喚されし者達の女神
第23話 森の惑星アッサムニア ③
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神界。
ヘルメス邸地内、ゲストハウス改めモブダリア邸。
そのリビングでは、森の惑星アッサムニアのミノルがテレビ画面の様に映し出されており、正義の女神ユースティティアの前に、ハヤトとモブリアは頭を下げていた。
『私は、この【出会い】の権能による変化を責めている訳ではありません。テスターである彼が、例え彼女と出会わなくとも、いずれは成し得た偉業でありますし、ブラフーマ様も静観しておられるでしょう。ただ…』
彼女は目隠しの状態であるのにも関わらず、その布の奥にある眼差しが、厳しく鋭いものだと肌で分かった。
『彼を世間とは秘密裏で調査することが目的であれば、神の使徒という称号は隠すべきだったと言わざるをえません。今回は相手が良かったから良い流れとなりましたが、明らかにお二方の失態だと指摘します』
ユースティティアが指摘するのは、称号がバレた場合に起こるミノルの立場の危険性だ。
『今回は、テスターの彼だからこその問題ではありますが、この先も彼がこの仕事を続けて行くのであれば、改善すべき事です』
テスターであるミノルとは違う転移者の場合、依頼神の要望が無い限りは、神の使徒とはならないだろう。
「はい。【出会い】による権能の働きは間逃れ無いかもしれませんので、次回からは、彼に認識阻害系のスキルも与えるつもりです。それにより、称号やスキルを隠すだけでなく、街や村にも出入りが容易となる筈です」
『賢明な判断です。今回は、彼にとっても初回の任務。回数を重ねるに連れて、改善すべきことは自ずと気付いていく事でしょう』
ユースティティアの指摘も終わり、転移の初日は幕を閉じた。
翌日の早朝、モブリアと共にミノルの夢と念話を【連結】で繋ぐ。
夢の中のミノルは、勇者の真似事をしていたらしく、突然、背景が魔城から何もない部屋と変わり、剣と盾を構えたまま慌てている。
「ミノル、話がある」
「う、うわぁ⁉︎と、突然何だよ⁉︎あれ?これは俺の夢だよな⁉︎」
「はい。ミノルさんの夢と繋がらせて貰いました」
「モブリアさんまで⁉︎」
ミノルが落ち着くのを待ってから、ハヤトは何故夢に出て来た理由を話始めた。
「…とまぁ、今話したのが今回のユースティティアの監査の意見だ」
「つまり、今のところはセーフって事か?」
「まぁな。【蘇魂丸】とやらも近い未来には起こりうる事象。文明レベルの底上げには影響無いらしい」
「はぁ~、初日から焦ったぞ。まぁ、俺の用心が足りなかったんだが。でも教訓にはなった。次はもっと上手くやるさ」
こういう前向きなところが、ミノルの長所だなと思う。
夢の内容的に、本当なら冒険みたいな事もしたいんだろうけど。
「ミノルさん、すみません。それらは全て私が原因なのです。私の権能の【出会い】が原因で、これから先も彼女の様な人との出会いがあるかもしれません」
モブリアは、自分のせいだと何度も頭を下げる。
「あー、じゃあ、セレティアは加護の影響を受けて、誘発的に俺に引き寄せられたわけか。でも、加護による出会いなら、味方なんでしょ?それなら良かったよ!信用できるかまだ疑ってたんだ。まぁ、彼女は良いとしても、周りは違うだろうから油断はしないけど。でも、結果的には、いろいろと調査が楽になりそうだし、結果オーライでしょ!」
謝り過ぎるモブリアを、ミノルは気にしないでとフォローする。
最終的には、モブリアのおかげで助かってると励ましていた。
「次からは認識阻害系のスキルを与えるから、今回は上手く乗り切ってくれ」
「う~ん…まぁ、何とかなるだろ」
そろそろ引き上げようとしたハヤトは、肝心な事を伝えるのを思い出した。
「ああ、やってはいけない注意事項を伝えるんだった」
「は?そういうのは、行く前に言うやつだろ?」
「まぁ、依頼神の前で言うのは、ちょっと気を使う内容なんでな」
「へぇ…。どんな内容?」
ミノルは、きっと大変な事だとゴクリと喉を鳴らした。
「転移先では、様々な出会いがある。それがお前にとっては大半が良い方の出会いとなる。まぁ、今回のセレティア嬢の様に、魅力的な女性も多く現れても変ではない。くれぐれも、深い関係にはならない事だ。ミノルに与えた仕事期間は1ヵ月。期間が過ぎれば強制的に帰還する。間違っても、恋仲になり悲しい未来を生み出してはいけないぞ」
それを聞いていたモブリアも、悲しげだが頷いている。
無理もない。ヘルメス神も世界を転々と周り、各地で愛を生み出した結果が、モブリアとその母を悲しませたのだから。
「この先、出会う者達の中には、ケモミミ娘やツンデレエルフが居るかもしれない。だが、誘惑に負けるなよ?」
「ぐっ‼︎…わ、分かってるよ!」
何故だろうか、モブリアには大丈夫と豪語するミノルが血の涙を流している様に見えた。
「では引き続き、調査を頑張ってくれ。時折、問題があれは今回の様に夢に邪魔するかもしれないけど、なるべくは干渉しないから」
「もうお前は来んで良いぞ!あ、モブリアさんはいつでも大歓迎だからね?」
相手で器用に表情を変えるミノルに、コイツなら大丈夫だろうと、ハヤトは笑いながら夢との【連結】を解いた。
「…目が覚めちまった」
ムクリと体を起こしたミノルは、辺りを見渡す。
昨日は結局、オーギュスト家の屋敷に泊まる事となった。
出された食事は、香草を添えたチキンソテーと野菜の煮込みスープ。
ソースは無く、素材の味を引き立たせる調理法だ。調味料が高価なのか、技術が発展途上かはまだ不明だ。
お酒も出されたが、ワインとは違った果実酒で、酸味と渋みが少し強く感じた。
少し足りなく感じたので、用意された客間に案内された後、生姜焼き弁当を堪能した。
この世界で革命的であるこの弁当類は、絶対に見つからない様に注意しなきゃならないな。
ミノルは、香草を取り出し匂いを完全に消してから、就寝についたのだった。
さて、朝となった今居るのは、豪華なベッドの上である。
豪華と言っても、金の刺繍等の見た目がというだけで、綿が敷き詰められてはいるが、スプリングが入っているわけもなく簡単に型ができてしまう。
オーギュスト家は、この世界における貴族並の階級だろう。
貧富の差による生活環境も、調べたいところだ。
「だけど先ずは、この街で注意すべきスキル所持者の把握だな」
地図を取り出し、この街を拡大して見る。スキル表を重ねると、この街に存在するスキルが表示された。
「多いのは、【伐採】や【飼育】か。木こりや酪農家が割と多いのかな?【身体強化】や【属性魔法】持ちは思ったより少ないな。【警戒】【剣技】持ちもあまりいない。街の衛兵は大丈夫か?…この世界での【鑑定】は、希少スキルに含まれるんだよな。この街では俺を含めた3人。他に数が少なく希少そうなのは…、【占術】【染め師】【詐欺】が1人ずつか。所持者の居場所は…どれも街の中だけど離れているな」
では、屋敷の中はどうだろう?
屋敷に居るスキル持ちで、【鑑定】を持つのはセレティア。
彼女は他に、3種の【属性魔法】・【調合】・【錬金】を持っている。
仕えている者達は、執事が【計算】・【剣技】・【気配察知】。
後は【清掃】を持つ侍女が2名。
明らかに、屋敷内に居る人数とは合わない。スキル持ち自体が少ないのか。
扉がノックされ、ミノルは地図等を急いで収納した。
「おはようございます、ミノル様。起床されていましたら、今後の行動を伺いたいと、お嬢様が申しております」
「分かりました。伺います」
何はともあれ、今後はもっと上手く立ち回らねばならない。
自分の調査結果が、次に来る転移者の指針となるのだから。
さぁ、頑張るぞと、ミノルは身を立たせたのだった。
ヘルメス邸地内、ゲストハウス改めモブダリア邸。
そのリビングでは、森の惑星アッサムニアのミノルがテレビ画面の様に映し出されており、正義の女神ユースティティアの前に、ハヤトとモブリアは頭を下げていた。
『私は、この【出会い】の権能による変化を責めている訳ではありません。テスターである彼が、例え彼女と出会わなくとも、いずれは成し得た偉業でありますし、ブラフーマ様も静観しておられるでしょう。ただ…』
彼女は目隠しの状態であるのにも関わらず、その布の奥にある眼差しが、厳しく鋭いものだと肌で分かった。
『彼を世間とは秘密裏で調査することが目的であれば、神の使徒という称号は隠すべきだったと言わざるをえません。今回は相手が良かったから良い流れとなりましたが、明らかにお二方の失態だと指摘します』
ユースティティアが指摘するのは、称号がバレた場合に起こるミノルの立場の危険性だ。
『今回は、テスターの彼だからこその問題ではありますが、この先も彼がこの仕事を続けて行くのであれば、改善すべき事です』
テスターであるミノルとは違う転移者の場合、依頼神の要望が無い限りは、神の使徒とはならないだろう。
「はい。【出会い】による権能の働きは間逃れ無いかもしれませんので、次回からは、彼に認識阻害系のスキルも与えるつもりです。それにより、称号やスキルを隠すだけでなく、街や村にも出入りが容易となる筈です」
『賢明な判断です。今回は、彼にとっても初回の任務。回数を重ねるに連れて、改善すべきことは自ずと気付いていく事でしょう』
ユースティティアの指摘も終わり、転移の初日は幕を閉じた。
翌日の早朝、モブリアと共にミノルの夢と念話を【連結】で繋ぐ。
夢の中のミノルは、勇者の真似事をしていたらしく、突然、背景が魔城から何もない部屋と変わり、剣と盾を構えたまま慌てている。
「ミノル、話がある」
「う、うわぁ⁉︎と、突然何だよ⁉︎あれ?これは俺の夢だよな⁉︎」
「はい。ミノルさんの夢と繋がらせて貰いました」
「モブリアさんまで⁉︎」
ミノルが落ち着くのを待ってから、ハヤトは何故夢に出て来た理由を話始めた。
「…とまぁ、今話したのが今回のユースティティアの監査の意見だ」
「つまり、今のところはセーフって事か?」
「まぁな。【蘇魂丸】とやらも近い未来には起こりうる事象。文明レベルの底上げには影響無いらしい」
「はぁ~、初日から焦ったぞ。まぁ、俺の用心が足りなかったんだが。でも教訓にはなった。次はもっと上手くやるさ」
こういう前向きなところが、ミノルの長所だなと思う。
夢の内容的に、本当なら冒険みたいな事もしたいんだろうけど。
「ミノルさん、すみません。それらは全て私が原因なのです。私の権能の【出会い】が原因で、これから先も彼女の様な人との出会いがあるかもしれません」
モブリアは、自分のせいだと何度も頭を下げる。
「あー、じゃあ、セレティアは加護の影響を受けて、誘発的に俺に引き寄せられたわけか。でも、加護による出会いなら、味方なんでしょ?それなら良かったよ!信用できるかまだ疑ってたんだ。まぁ、彼女は良いとしても、周りは違うだろうから油断はしないけど。でも、結果的には、いろいろと調査が楽になりそうだし、結果オーライでしょ!」
謝り過ぎるモブリアを、ミノルは気にしないでとフォローする。
最終的には、モブリアのおかげで助かってると励ましていた。
「次からは認識阻害系のスキルを与えるから、今回は上手く乗り切ってくれ」
「う~ん…まぁ、何とかなるだろ」
そろそろ引き上げようとしたハヤトは、肝心な事を伝えるのを思い出した。
「ああ、やってはいけない注意事項を伝えるんだった」
「は?そういうのは、行く前に言うやつだろ?」
「まぁ、依頼神の前で言うのは、ちょっと気を使う内容なんでな」
「へぇ…。どんな内容?」
ミノルは、きっと大変な事だとゴクリと喉を鳴らした。
「転移先では、様々な出会いがある。それがお前にとっては大半が良い方の出会いとなる。まぁ、今回のセレティア嬢の様に、魅力的な女性も多く現れても変ではない。くれぐれも、深い関係にはならない事だ。ミノルに与えた仕事期間は1ヵ月。期間が過ぎれば強制的に帰還する。間違っても、恋仲になり悲しい未来を生み出してはいけないぞ」
それを聞いていたモブリアも、悲しげだが頷いている。
無理もない。ヘルメス神も世界を転々と周り、各地で愛を生み出した結果が、モブリアとその母を悲しませたのだから。
「この先、出会う者達の中には、ケモミミ娘やツンデレエルフが居るかもしれない。だが、誘惑に負けるなよ?」
「ぐっ‼︎…わ、分かってるよ!」
何故だろうか、モブリアには大丈夫と豪語するミノルが血の涙を流している様に見えた。
「では引き続き、調査を頑張ってくれ。時折、問題があれは今回の様に夢に邪魔するかもしれないけど、なるべくは干渉しないから」
「もうお前は来んで良いぞ!あ、モブリアさんはいつでも大歓迎だからね?」
相手で器用に表情を変えるミノルに、コイツなら大丈夫だろうと、ハヤトは笑いながら夢との【連結】を解いた。
「…目が覚めちまった」
ムクリと体を起こしたミノルは、辺りを見渡す。
昨日は結局、オーギュスト家の屋敷に泊まる事となった。
出された食事は、香草を添えたチキンソテーと野菜の煮込みスープ。
ソースは無く、素材の味を引き立たせる調理法だ。調味料が高価なのか、技術が発展途上かはまだ不明だ。
お酒も出されたが、ワインとは違った果実酒で、酸味と渋みが少し強く感じた。
少し足りなく感じたので、用意された客間に案内された後、生姜焼き弁当を堪能した。
この世界で革命的であるこの弁当類は、絶対に見つからない様に注意しなきゃならないな。
ミノルは、香草を取り出し匂いを完全に消してから、就寝についたのだった。
さて、朝となった今居るのは、豪華なベッドの上である。
豪華と言っても、金の刺繍等の見た目がというだけで、綿が敷き詰められてはいるが、スプリングが入っているわけもなく簡単に型ができてしまう。
オーギュスト家は、この世界における貴族並の階級だろう。
貧富の差による生活環境も、調べたいところだ。
「だけど先ずは、この街で注意すべきスキル所持者の把握だな」
地図を取り出し、この街を拡大して見る。スキル表を重ねると、この街に存在するスキルが表示された。
「多いのは、【伐採】や【飼育】か。木こりや酪農家が割と多いのかな?【身体強化】や【属性魔法】持ちは思ったより少ないな。【警戒】【剣技】持ちもあまりいない。街の衛兵は大丈夫か?…この世界での【鑑定】は、希少スキルに含まれるんだよな。この街では俺を含めた3人。他に数が少なく希少そうなのは…、【占術】【染め師】【詐欺】が1人ずつか。所持者の居場所は…どれも街の中だけど離れているな」
では、屋敷の中はどうだろう?
屋敷に居るスキル持ちで、【鑑定】を持つのはセレティア。
彼女は他に、3種の【属性魔法】・【調合】・【錬金】を持っている。
仕えている者達は、執事が【計算】・【剣技】・【気配察知】。
後は【清掃】を持つ侍女が2名。
明らかに、屋敷内に居る人数とは合わない。スキル持ち自体が少ないのか。
扉がノックされ、ミノルは地図等を急いで収納した。
「おはようございます、ミノル様。起床されていましたら、今後の行動を伺いたいと、お嬢様が申しております」
「分かりました。伺います」
何はともあれ、今後はもっと上手く立ち回らねばならない。
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さぁ、頑張るぞと、ミノルは身を立たせたのだった。
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