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第2章 爆誕⁉︎召喚されし者達の女神
第16話 勧誘
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地上界。
行き交う人の数が少なくなり始めた夜中。5階建のビルの屋上から、見慣れた店を見下ろしていた。
カレーハウスGOGO1等屋。
見下ろしているのは、日本の主神の1柱天之御中主神だ。
彼は、ハヤトが許可を求めるテスターの候補者を知る為に、一緒に訪れていたのだ。
『この店で働く子が、其方が言うてすたあというものの候補者なのだな?』
「はい。候補者の名は竹下実。私と同じ養護施設出身の里親無しです。彼は、異世界に憧れを持っていて、他世界での暮らす知識は豊富だと思われます。おそらく、二つ返事で引き受けてくれるかと」
ハヤトは昔から、実から異世界ものの素晴らしさを耳にタコができる程聞かされていた。
ラノベやアニメを勧められたりもしたが、勉強に打ち込んでいたハヤトは、あまり乗り気じゃなかった。
だが、今はその知識が役に立っているのだから、人生分からないものだ。
「一度、客を装い会ってみましょう。そこで、彼が相応しいと判断されたら、私が説得に入ります。ただ、御姿を顕現してお会いになるのなら、袴姿は目立ち過ぎるので装いを変えましょうか」
『うむ。では装束はお前達が馴染むものに合わせよう』
天之御中主神の袴は、ハヤトが着て来たカジュアルシャツの服に合わせて変化した。
結った髪も垂らし、結果的にダンディなイケオジと変身した。
これだと、歳の離れたペアルックの親子に見えるかもな。
「いらっしゃいませ~こんばんは~。2名様ですねー?お好きな席にどうぞ~?」
店内に入ると、スパイスの香りに気持ちが落ち着く。
どうやら、今居るお客は1組だけのようだ。
ハヤト達は、実の働きぶりが見えるように、壁際のテーブル席に座った。
『…うむ。魂は至って平凡な若人だな』
「特殊や稀な魂でない方が、テスターとしては好ましいと思います」
これはなにも、魂に限った話じゃない。
テスターはあくまでも調査がメインだ。これから転移する候補者達は、全員が超人的な運動神経や頭脳明晰とは限らない。
『そうだな。確かにあの者の魂の損失は、この国の子等に多大な影響は与えないだろう。件の強制転移に比べると、事前に分かっている事はとても安心できることだ』
「では、彼と交渉しても?」
『ああ、構わない』
アメノミカナヌシは問題無いと頷いた。ハヤトは、テーブルのベルを鳴らして実を呼ぶ。
「注文はお決まりでしょうか?」
注文を取りに来た実は、作り笑顔で対応している。やはりハヤトを忘れているままだ。
ハヤトは、冷水のコップを置く実の手に素早く触れて【記憶共有】を使用した。
「…隼人スペシャルを2つ頼むよ」
「…ん?あ、ああ。分かった」
実は一瞬の目眩を感じた後で、記憶消失した事などなかったように態度を戻した。
『今のは記憶共有だな?』
「はい。彼は私が神格化するに辺り、記憶を消去されていたので、私との記憶だけを共有しました。彼を説得する為に必要な事ですので、どうかご了承下さい」
『構わないさ。それにしても、食事をするのか?』
「はい。なにぶん彼には突拍子もない話をするので、驚き騒ぎかねません。故に、あちらのお客が帰った後で話をしたいと考えています。ですので、せっかくですから食べて待ちましょう?」
『地上の食べ物か…。まぁ、子等が食べる味覚を知る事も一興か』
やがて、芳しい香りと共に、隼人スペシャルトッピングのカレーが運ばれて来た。
「はい、お待た」
トッピングは1つも違えてない。間違いなく実は、俺と過ごした記憶を取り戻している。
「実、食後に話せないか?」
「ん?ああ、分かった。俺も話したい事があるから」
実はヒラヒラと手を振り、カウンターへと離れて行った。
『うむ、奇妙な色合いの汁が掛かっているな…。だが、香りは食欲を掻き立てる』
「元は日本の料理じゃないんですが、日本人好みに改良された料理なんです。具の組み合わせは、私のお気に入りでして。ご堪能ください」
スプーンではなく、箸を持ったアメノミカナヌシは、先ずはパリパリチキンを挟んで口に入れた。
『ほぉ、これは美味だな!野の恵みも素晴らしい。良い土で育ったに違いない』
鶏肉だけでなく、ゴロゴロ野菜の素材の良さにも感動している。
その野菜に付着したカレールーを、一緒に食べたアメノミカナヌシは、ピタリと動きを止めた。
「アメノミカナヌシ様?」
やがてプルプルと震え出したアメノミカナヌシは、目からブワッと大量の涙を流した。
『人間が、こうも食に研鑽を注ぐものだとは知らなんだ!』
なんだか、アメノミカナヌシはオーバーに感動している。
確かに神界で天使達に出される料理は、質素な料理がほとんどだった。
ただし、その素材の美味しさが半端じゃないから、不満は一切なかった。
強いて挙げるなら、楽しみが無い点だろうか。
約束された美味さは、不思議と心が躍らなかった。
ただ、食べたという事実だけが残るだけで、感動は感じなかったのだ。
『うむ、美味であったぞ!』
アメノミカナヌシは大変満足そうだ。フフフ、またもや隼人スペシャルのファンが増えたかもな。
「ありがとうございました~」
先に来ていた1組の客達が帰ったようで、実が片付けを終えてやって来た。
「そこに座ってくれ」
ハヤトは自分の席を空けて、向かい合うアメノミカナヌシの隣に座った。
「…隼人、まさかお前、お金が必要だからって、マルチ商法に手を出したのか?」
席に座るなり、実は嫌そうな表情を見せる。記憶が戻るなり、彼のこの対応は少し凹む。
「は?そんなわけないだろ」
「マルチ商法の勧誘じゃないなら、その人は誰だよ?ペアルックまで着てさ。おばちゃんの彼氏とかか?」
「…違う。だけどまぁ、新しく遠い親戚になった方かな?」
一応、日本生まれの男神となったわけだから、日本の神の1柱と考えても良いよね?
「お前、俺と同じ養護施設出身じゃないか。養母のおばちゃん以外で身内なんかいないだろ。ま、まさか、俺の知らないうちに、け、結婚を⁉︎」
「はぁ⁉︎」
「まさか、この前来た可愛い外人さんか⁉︎」
実は、抜け駆けされたと勝手に憤慨している。
「落ち着け。彼女とは友達なだけだ。そんなことより、話があるって言ったろ?」
まだ疑いの目を向けていたが、渋々そうだなと落ち着いた。
「話っていうのは、俺は今、仕事を探しているんだ。沢山のバイトしているお前なら、紹介できるんじゃないかって思ってさ」
これは願ってもないタイミングだ。まさか、どこかしらからの神の権能か?
「それは良かった。丁度俺も、実に頼みたい仕事があって来たんだ。だけど、どうして今のタイミングで転職を考えたんだ?」
実は、中卒後にこのGOGO1で働きだしてから5年と結構長い。
夜勤の時間帯多めのシフトで、本人も不満無く働いていたのだが。
「支店長が、昼パートの子に不祥事やらかしてな。今月で閉店になるんだよ。はぁ~…。滅多に顔出さないくせに、不祥事で閉店に追い込むなんてふざけてるよなぁ~」
心底腹が立っているのだろうけど、当たりどころが無くてモヤモヤしているようだ。
「そうか。うん、それなら気兼ねなく誘えるな」
「ん?一応言っておくけど、苦手だと思うような仕事の勧誘ならしないぞ?」
彼は、学歴が中卒だという事を気にしているが、決して頭が悪い訳じゃなかった。
ただ、ちょっと喧嘩っ早い事と、早く一人前として施設から出たかったからだ。
「大丈夫だ。実の好きそうな仕事だよ?」
自信有り気にニヤリと笑うハヤトに、実は訝しげな眼差しを返すのだった。
行き交う人の数が少なくなり始めた夜中。5階建のビルの屋上から、見慣れた店を見下ろしていた。
カレーハウスGOGO1等屋。
見下ろしているのは、日本の主神の1柱天之御中主神だ。
彼は、ハヤトが許可を求めるテスターの候補者を知る為に、一緒に訪れていたのだ。
『この店で働く子が、其方が言うてすたあというものの候補者なのだな?』
「はい。候補者の名は竹下実。私と同じ養護施設出身の里親無しです。彼は、異世界に憧れを持っていて、他世界での暮らす知識は豊富だと思われます。おそらく、二つ返事で引き受けてくれるかと」
ハヤトは昔から、実から異世界ものの素晴らしさを耳にタコができる程聞かされていた。
ラノベやアニメを勧められたりもしたが、勉強に打ち込んでいたハヤトは、あまり乗り気じゃなかった。
だが、今はその知識が役に立っているのだから、人生分からないものだ。
「一度、客を装い会ってみましょう。そこで、彼が相応しいと判断されたら、私が説得に入ります。ただ、御姿を顕現してお会いになるのなら、袴姿は目立ち過ぎるので装いを変えましょうか」
『うむ。では装束はお前達が馴染むものに合わせよう』
天之御中主神の袴は、ハヤトが着て来たカジュアルシャツの服に合わせて変化した。
結った髪も垂らし、結果的にダンディなイケオジと変身した。
これだと、歳の離れたペアルックの親子に見えるかもな。
「いらっしゃいませ~こんばんは~。2名様ですねー?お好きな席にどうぞ~?」
店内に入ると、スパイスの香りに気持ちが落ち着く。
どうやら、今居るお客は1組だけのようだ。
ハヤト達は、実の働きぶりが見えるように、壁際のテーブル席に座った。
『…うむ。魂は至って平凡な若人だな』
「特殊や稀な魂でない方が、テスターとしては好ましいと思います」
これはなにも、魂に限った話じゃない。
テスターはあくまでも調査がメインだ。これから転移する候補者達は、全員が超人的な運動神経や頭脳明晰とは限らない。
『そうだな。確かにあの者の魂の損失は、この国の子等に多大な影響は与えないだろう。件の強制転移に比べると、事前に分かっている事はとても安心できることだ』
「では、彼と交渉しても?」
『ああ、構わない』
アメノミカナヌシは問題無いと頷いた。ハヤトは、テーブルのベルを鳴らして実を呼ぶ。
「注文はお決まりでしょうか?」
注文を取りに来た実は、作り笑顔で対応している。やはりハヤトを忘れているままだ。
ハヤトは、冷水のコップを置く実の手に素早く触れて【記憶共有】を使用した。
「…隼人スペシャルを2つ頼むよ」
「…ん?あ、ああ。分かった」
実は一瞬の目眩を感じた後で、記憶消失した事などなかったように態度を戻した。
『今のは記憶共有だな?』
「はい。彼は私が神格化するに辺り、記憶を消去されていたので、私との記憶だけを共有しました。彼を説得する為に必要な事ですので、どうかご了承下さい」
『構わないさ。それにしても、食事をするのか?』
「はい。なにぶん彼には突拍子もない話をするので、驚き騒ぎかねません。故に、あちらのお客が帰った後で話をしたいと考えています。ですので、せっかくですから食べて待ちましょう?」
『地上の食べ物か…。まぁ、子等が食べる味覚を知る事も一興か』
やがて、芳しい香りと共に、隼人スペシャルトッピングのカレーが運ばれて来た。
「はい、お待た」
トッピングは1つも違えてない。間違いなく実は、俺と過ごした記憶を取り戻している。
「実、食後に話せないか?」
「ん?ああ、分かった。俺も話したい事があるから」
実はヒラヒラと手を振り、カウンターへと離れて行った。
『うむ、奇妙な色合いの汁が掛かっているな…。だが、香りは食欲を掻き立てる』
「元は日本の料理じゃないんですが、日本人好みに改良された料理なんです。具の組み合わせは、私のお気に入りでして。ご堪能ください」
スプーンではなく、箸を持ったアメノミカナヌシは、先ずはパリパリチキンを挟んで口に入れた。
『ほぉ、これは美味だな!野の恵みも素晴らしい。良い土で育ったに違いない』
鶏肉だけでなく、ゴロゴロ野菜の素材の良さにも感動している。
その野菜に付着したカレールーを、一緒に食べたアメノミカナヌシは、ピタリと動きを止めた。
「アメノミカナヌシ様?」
やがてプルプルと震え出したアメノミカナヌシは、目からブワッと大量の涙を流した。
『人間が、こうも食に研鑽を注ぐものだとは知らなんだ!』
なんだか、アメノミカナヌシはオーバーに感動している。
確かに神界で天使達に出される料理は、質素な料理がほとんどだった。
ただし、その素材の美味しさが半端じゃないから、不満は一切なかった。
強いて挙げるなら、楽しみが無い点だろうか。
約束された美味さは、不思議と心が躍らなかった。
ただ、食べたという事実だけが残るだけで、感動は感じなかったのだ。
『うむ、美味であったぞ!』
アメノミカナヌシは大変満足そうだ。フフフ、またもや隼人スペシャルのファンが増えたかもな。
「ありがとうございました~」
先に来ていた1組の客達が帰ったようで、実が片付けを終えてやって来た。
「そこに座ってくれ」
ハヤトは自分の席を空けて、向かい合うアメノミカナヌシの隣に座った。
「…隼人、まさかお前、お金が必要だからって、マルチ商法に手を出したのか?」
席に座るなり、実は嫌そうな表情を見せる。記憶が戻るなり、彼のこの対応は少し凹む。
「は?そんなわけないだろ」
「マルチ商法の勧誘じゃないなら、その人は誰だよ?ペアルックまで着てさ。おばちゃんの彼氏とかか?」
「…違う。だけどまぁ、新しく遠い親戚になった方かな?」
一応、日本生まれの男神となったわけだから、日本の神の1柱と考えても良いよね?
「お前、俺と同じ養護施設出身じゃないか。養母のおばちゃん以外で身内なんかいないだろ。ま、まさか、俺の知らないうちに、け、結婚を⁉︎」
「はぁ⁉︎」
「まさか、この前来た可愛い外人さんか⁉︎」
実は、抜け駆けされたと勝手に憤慨している。
「落ち着け。彼女とは友達なだけだ。そんなことより、話があるって言ったろ?」
まだ疑いの目を向けていたが、渋々そうだなと落ち着いた。
「話っていうのは、俺は今、仕事を探しているんだ。沢山のバイトしているお前なら、紹介できるんじゃないかって思ってさ」
これは願ってもないタイミングだ。まさか、どこかしらからの神の権能か?
「それは良かった。丁度俺も、実に頼みたい仕事があって来たんだ。だけど、どうして今のタイミングで転職を考えたんだ?」
実は、中卒後にこのGOGO1で働きだしてから5年と結構長い。
夜勤の時間帯多めのシフトで、本人も不満無く働いていたのだが。
「支店長が、昼パートの子に不祥事やらかしてな。今月で閉店になるんだよ。はぁ~…。滅多に顔出さないくせに、不祥事で閉店に追い込むなんてふざけてるよなぁ~」
心底腹が立っているのだろうけど、当たりどころが無くてモヤモヤしているようだ。
「そうか。うん、それなら気兼ねなく誘えるな」
「ん?一応言っておくけど、苦手だと思うような仕事の勧誘ならしないぞ?」
彼は、学歴が中卒だという事を気にしているが、決して頭が悪い訳じゃなかった。
ただ、ちょっと喧嘩っ早い事と、早く一人前として施設から出たかったからだ。
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