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第二章 十二王家の目覚め
24話 即興合体技
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このまま戦闘続行か、撤退か。迷っていると小柄のモノが飛んで来た。それを受け止める。テオだ。
「うむ。よくぞ受け止めた」
「……大丈夫か?」
「無論だ。ちょっと油断してしまっただけのこと」
(こうは言ってるが実際は分からない。撤退すべきか)
テオをそのままグリフォンに乗せ、空を飛ぶ。
「アルフィーよ。迷っているのか?」
「……」
「そんな事では困る。お前はもっと上に行く義務がある!」
「え?」
「他でもない。余がそう感じたからだッ」
「テオ陛下?」
「困難の中、道を切り開くものこそが王に相応しいッ」
テオはグリフォンから落ちると、自分のグリフォンに騎乗し直す。加速し、再び激闘に戻る。そんな時、テオが剣を抜いた。決着をつける気なのだろう。
(テオは諦めていない。ならば勝つためにはどうする? 今の状況。一体でも倒す事が出来たなら……そして、それを見た飛竜たちが少しでも動揺してくれれば……)
実際はそれが出来ないから皆苦戦している。ここでアルフィーは覚悟を決め、一か八か。賭けに出る事にした。ユイと協力して飛竜を撃破する。
(強力な一撃がいる……ユイさんの一撃が)
グリフォンに話しかける。正確には精霊に。レティシアじゃないと出来ないかもしれない。でも今は、伝わる事を願う。
飛竜はユイを執拗に追いかける。怪我をしている今、長引けば不利だ。起死回生の一手を模索しているが一向に思いつかない。
そんな時、グリフォンが体当たりをしてきた。恐らくアルフィーのだろう。
ユイが恐らくと思ったのは、そこに彼が乗って居なかったからだ。グリフォンは鳴いて、飛竜を挑発しているようだ。それに乗った飛竜とグリフォンの追いかけっこが始まった。ターゲットから外れたユイは辺りを見渡した。
(アルフィー何処カ? 怪我なら不味いネ)
「ユイさん!」
かすかな声のする方へと向く。真上だ。かなりの上空に彼は居た。癒しの魔法を使っている様にも見せた。さらに未熟な風の魔法で少しでも速度を上げていた。
彼は自分の脚を指さし、下の飛竜を指さした。ユイはその意図に気が付いた。
「オオ! 良い足場ネ」
急いでグリフォンを加速させ、跳躍する。その間、アルフィーの乗っていたグリフォンが定位置に誘導する。
そして、アルフィーとユイの足の裏がくっついた。ユイの凄まじい脚力を押し返し、力を逃がさない様に力を加える。その瞬間アルフィーが再び、遥か上空へと吹き飛ばされた。
飛竜は気が付いた。超高速で落下する人の存在に。しかし、回避は間に合わない。ただ落下した物質が当たるのではない。彼女の才能を込めた最高のタイミングの一撃。一点突破の拳。
刹那。凄まじい打撃を受け、飛竜は落下する。
エルナはそれを見ながら笑っていた。逆にその奇妙な光景に圧倒される飛竜。ディアナたちはそれを見逃さない。二人は加速する。協力し、決定打を連続で浴びせる。
クライヴは負けられないと気合を入れ、渾身の一撃を放つ。ロイクもそのわずかな勝機を見出し、全力の魔法を浴びせる。
テオはグリフォンの上に立っていた。
「ハーハッハッハ! そうでは無くてはな! 余を魅せた礼だ。余がかっこよく締めるとしよう! 《業火爆龍陣》!!」
テオが跳び、剣を振るうと、凄まじい爆発が起きた。飛竜とテオが吹き飛ばされる。
アルフィーは痛みで気を失っていた。それに急速に接近する影があった。ユイがグリフォンを操り見事に受け止めた。衝撃で目を覚ましたアルフィーにユイは笑顔で言う。
「私とアルフィーの勝利ヨ」
「良かった……」
そこから急いで飛竜を治療しようとレティシアを呼ぶ。安心した途端、アルフィーの意識が再び遠のく。
【数日後】
アルフィーは見知らぬベッドの上で起き上がる。全身に激痛が走った。
「あ、アルフィー!」
「レティシア? ここは?」
「医務室。もぉー。全治一週間だって。癒しの魔法があったから良かったけど! あんまり無理しちゃだめだよっ」
(どんだけやばい脚力なんだよ……)
フィーがお腹に乗っていて、ピィピィと嬉しそうに鳴いていた。
「あ、これ食べる?」
地上産の果物だ。すでに半分食べられたリンゴを見ていると、心の声が分かっているかの様に言う。
「だって、何時起きるか分からなくて、腐ったら困るでしょう?」
「確かに……」
ちょっと疲れている様子のレティシア。ずっと看病をしてくれた様だ。リンゴを受け取りながら感謝をする。
「ありがとう。おかげで良くなったよ」
彼女は既にベッドに倒れて込んで寝ていた。彼女を近くのベッドに運びたいが、体が痛くて動かない。仕方ないのでフィーを撫でる事にした。
窓が開いていて、心地よい風が入って来る。精霊たちも助けてくれたのかな。などと浸っていると、騒がしい声が聞こえて来た。
エルナたちだ。クライヴの声も聞こえる。
「おい! 手伝えよ! お前のだろっ」
入って来るなり、クライヴが真顔になる。
「取り込み中の様だ。出直すぞ」
「はぁ? 何言って」
姉妹が口をパクパクしていた。
「先に言って置くけど、俺は怪我人で動けない」
色々と騒がしかったが何とか落ち着いてくれた。エルナとディアナが、レティシアをベッドに寝かせる。クライヴは木製のソファーを持って来たようだ。
どうやらエルナたちも交代で看病するらしい、事を言っていた。木製のソファーは硬く。結局ハンモックの様なものに落ち着いた。重い木材を運んで来たクライヴは激怒していた。その後に、ユイも来た。
「平気カ……うん、もうよさそうネ」
エルナが言う。
「あ、怪我の元凶!」
「ハハ。面白いことゆネ。あの共同作業ないと倒せてないヨ。最高に相性良い一撃ネ」
「私なら怪我をさせずに倒したし」
ディアナもうんうんと頷いていた。
「後からなら幾らでも言えるヨ。不意打ちの姫様」
「はぁー! 誰が不意打ちよ!」
さらに変な話が白熱していく中、クライヴに訊ねる。
「飛竜はどうなった?」
「お、知らなかったのか! なんと全部仲間になったぞ!」
「おおお!」
「マールさんも頑張らないとって。興奮気味に言ってたな。実に嬉しそうにッ」
「手伝ってるのか?」
「当たり前だろっ。初の飛竜だぞ!」
アルフィーがフィーを持ちあがる。ピィと鳴いて挨拶をする。
「……すまん。初の成竜だ。頭が良いのは分かってるが、育て方が確立するまでは油断できないって思ってな」
フィーを撫でてながら話を聞いていた。
「あ、そうだった。炎吐く飛竜。テオが貰ったって事になったぞ」
「嗚呼、初めからそのつもりだったし。良いよ、飛竜が拒否してないなら」
「分かった……それにしても、まさか……こうなるとはなぁ。少し前までは思っても見なかった」
クライヴが部屋の中、窓から外を見渡しながらしみじみと言った。アルフィーもレティシアを見ながらそれに同意する。
「うむ。よくぞ受け止めた」
「……大丈夫か?」
「無論だ。ちょっと油断してしまっただけのこと」
(こうは言ってるが実際は分からない。撤退すべきか)
テオをそのままグリフォンに乗せ、空を飛ぶ。
「アルフィーよ。迷っているのか?」
「……」
「そんな事では困る。お前はもっと上に行く義務がある!」
「え?」
「他でもない。余がそう感じたからだッ」
「テオ陛下?」
「困難の中、道を切り開くものこそが王に相応しいッ」
テオはグリフォンから落ちると、自分のグリフォンに騎乗し直す。加速し、再び激闘に戻る。そんな時、テオが剣を抜いた。決着をつける気なのだろう。
(テオは諦めていない。ならば勝つためにはどうする? 今の状況。一体でも倒す事が出来たなら……そして、それを見た飛竜たちが少しでも動揺してくれれば……)
実際はそれが出来ないから皆苦戦している。ここでアルフィーは覚悟を決め、一か八か。賭けに出る事にした。ユイと協力して飛竜を撃破する。
(強力な一撃がいる……ユイさんの一撃が)
グリフォンに話しかける。正確には精霊に。レティシアじゃないと出来ないかもしれない。でも今は、伝わる事を願う。
飛竜はユイを執拗に追いかける。怪我をしている今、長引けば不利だ。起死回生の一手を模索しているが一向に思いつかない。
そんな時、グリフォンが体当たりをしてきた。恐らくアルフィーのだろう。
ユイが恐らくと思ったのは、そこに彼が乗って居なかったからだ。グリフォンは鳴いて、飛竜を挑発しているようだ。それに乗った飛竜とグリフォンの追いかけっこが始まった。ターゲットから外れたユイは辺りを見渡した。
(アルフィー何処カ? 怪我なら不味いネ)
「ユイさん!」
かすかな声のする方へと向く。真上だ。かなりの上空に彼は居た。癒しの魔法を使っている様にも見せた。さらに未熟な風の魔法で少しでも速度を上げていた。
彼は自分の脚を指さし、下の飛竜を指さした。ユイはその意図に気が付いた。
「オオ! 良い足場ネ」
急いでグリフォンを加速させ、跳躍する。その間、アルフィーの乗っていたグリフォンが定位置に誘導する。
そして、アルフィーとユイの足の裏がくっついた。ユイの凄まじい脚力を押し返し、力を逃がさない様に力を加える。その瞬間アルフィーが再び、遥か上空へと吹き飛ばされた。
飛竜は気が付いた。超高速で落下する人の存在に。しかし、回避は間に合わない。ただ落下した物質が当たるのではない。彼女の才能を込めた最高のタイミングの一撃。一点突破の拳。
刹那。凄まじい打撃を受け、飛竜は落下する。
エルナはそれを見ながら笑っていた。逆にその奇妙な光景に圧倒される飛竜。ディアナたちはそれを見逃さない。二人は加速する。協力し、決定打を連続で浴びせる。
クライヴは負けられないと気合を入れ、渾身の一撃を放つ。ロイクもそのわずかな勝機を見出し、全力の魔法を浴びせる。
テオはグリフォンの上に立っていた。
「ハーハッハッハ! そうでは無くてはな! 余を魅せた礼だ。余がかっこよく締めるとしよう! 《業火爆龍陣》!!」
テオが跳び、剣を振るうと、凄まじい爆発が起きた。飛竜とテオが吹き飛ばされる。
アルフィーは痛みで気を失っていた。それに急速に接近する影があった。ユイがグリフォンを操り見事に受け止めた。衝撃で目を覚ましたアルフィーにユイは笑顔で言う。
「私とアルフィーの勝利ヨ」
「良かった……」
そこから急いで飛竜を治療しようとレティシアを呼ぶ。安心した途端、アルフィーの意識が再び遠のく。
【数日後】
アルフィーは見知らぬベッドの上で起き上がる。全身に激痛が走った。
「あ、アルフィー!」
「レティシア? ここは?」
「医務室。もぉー。全治一週間だって。癒しの魔法があったから良かったけど! あんまり無理しちゃだめだよっ」
(どんだけやばい脚力なんだよ……)
フィーがお腹に乗っていて、ピィピィと嬉しそうに鳴いていた。
「あ、これ食べる?」
地上産の果物だ。すでに半分食べられたリンゴを見ていると、心の声が分かっているかの様に言う。
「だって、何時起きるか分からなくて、腐ったら困るでしょう?」
「確かに……」
ちょっと疲れている様子のレティシア。ずっと看病をしてくれた様だ。リンゴを受け取りながら感謝をする。
「ありがとう。おかげで良くなったよ」
彼女は既にベッドに倒れて込んで寝ていた。彼女を近くのベッドに運びたいが、体が痛くて動かない。仕方ないのでフィーを撫でる事にした。
窓が開いていて、心地よい風が入って来る。精霊たちも助けてくれたのかな。などと浸っていると、騒がしい声が聞こえて来た。
エルナたちだ。クライヴの声も聞こえる。
「おい! 手伝えよ! お前のだろっ」
入って来るなり、クライヴが真顔になる。
「取り込み中の様だ。出直すぞ」
「はぁ? 何言って」
姉妹が口をパクパクしていた。
「先に言って置くけど、俺は怪我人で動けない」
色々と騒がしかったが何とか落ち着いてくれた。エルナとディアナが、レティシアをベッドに寝かせる。クライヴは木製のソファーを持って来たようだ。
どうやらエルナたちも交代で看病するらしい、事を言っていた。木製のソファーは硬く。結局ハンモックの様なものに落ち着いた。重い木材を運んで来たクライヴは激怒していた。その後に、ユイも来た。
「平気カ……うん、もうよさそうネ」
エルナが言う。
「あ、怪我の元凶!」
「ハハ。面白いことゆネ。あの共同作業ないと倒せてないヨ。最高に相性良い一撃ネ」
「私なら怪我をさせずに倒したし」
ディアナもうんうんと頷いていた。
「後からなら幾らでも言えるヨ。不意打ちの姫様」
「はぁー! 誰が不意打ちよ!」
さらに変な話が白熱していく中、クライヴに訊ねる。
「飛竜はどうなった?」
「お、知らなかったのか! なんと全部仲間になったぞ!」
「おおお!」
「マールさんも頑張らないとって。興奮気味に言ってたな。実に嬉しそうにッ」
「手伝ってるのか?」
「当たり前だろっ。初の飛竜だぞ!」
アルフィーがフィーを持ちあがる。ピィと鳴いて挨拶をする。
「……すまん。初の成竜だ。頭が良いのは分かってるが、育て方が確立するまでは油断できないって思ってな」
フィーを撫でてながら話を聞いていた。
「あ、そうだった。炎吐く飛竜。テオが貰ったって事になったぞ」
「嗚呼、初めからそのつもりだったし。良いよ、飛竜が拒否してないなら」
「分かった……それにしても、まさか……こうなるとはなぁ。少し前までは思っても見なかった」
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