もしあの時君がいたら

花野 飛雨

文字の大きさ
上 下
10 / 14
警察学校編

警察学校時代7

しおりを挟む
亮がそういった。確かに俺もそう思った。まだ犯人の手がかりは分からないから、事件にあった警察官にはすごく申し訳ないけど、事情聴取を受けるらしい。
「記憶を1部記憶失って困惑してるのに、事情聴取だなんて、あんまりにもひどいと思うんだが…」
俺がそう言ったら亮が
「警察としては、早く真実を明らかにしたいんだろうね。でもほかの警部さんたちに聞いたけど、事件にあった警察官単独捜査だったらしい。今回の事件の捜査グループを作っていたらしいんだけど、その1人がグループで捜査することに納得いかずそのまま単独捜査か…」
う~んなんかすごい大変なことに巻き込まれたな。今更気づくというね。そんなことを考えていると病室から
「おい!なんで俺が事情聴取開けなきゃ行けないんだよ。確かに連続爆発殺人の事件に関わっていたけどさ、他にも関わっていたやついただろ。なんで俺だけなんだよ…」
と話し声が外から聞こえた。部屋の中に入ろうとした瞬間。ほかの捜査員たちがその人を抱えあげて、目の前で連れていかれそうになっていた。
「あの…少し療養してからじゃダメなんですかね?」
と俺が言った。そしたら捜査員たちがこういってきた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

身勝手な間借り人

つっちーfrom千葉
ミステリー
ある日、会社から家に戻ってみると、見知らぬ人間が私の自宅に乗り込んで、勝手に生活していた。彼は、『私が家を留守にしている時間だけ、いつも間借りしている』のだと不審な説明を始める…。私は納得できずに、さらに彼を問い詰めていくのだが…。

栄尾口工はAV探偵

崎田毅駿
ミステリー
栄尾口工探偵事務所には、恐らく他にはない特徴がある。通常の依頼を受ける一般部門の他に、アダルトビデオに関することを一手に引き受けるAV部門が設けられているのだ。一般部門だけだとあまりにも依頼がなく、困窮し掛けていたところへ、顔見知りの刑事のアドバイスもあって、この珍奇な部門を始めることになったのだが……。世の中には古いAVを探し求める紳士は多く、そこそこ繁盛しているものの、経緯も時間も意外と掛かるため、大もうけという程でもない。このまま続けるべきか否か迷いつつも、栄尾口は今日も探偵するのであった。 ※「AVにはまった、もとい、AV部門設置のきっかけ」と「スタッフ紹介」の間に当たる文章が抜けていることに遅まきながら気付きました。新たに挿入する形で追加しました。恐らく更新時のテキスト貼り付けでミスをしたものと思います。ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。

恋の記録

藤谷 郁
ミステリー
私、一条春菜は二十五歳の書店員。 転勤のため引越した街で、彼と出会った。久しぶりの恋にときめき、仕事も充実している。だけど、一つだけ不安なことがあった。誰かに監視されている――そんな気がして堪らないのだ。 「君の不安は僕が取り除く」 彼は穏やかな、とても優しい眼差しで私に誓う。でもそれは、奇怪な日常の始まりだった。 「彼は本当に、私を愛しているのだろうか――」 ※ この物語はフィクションです。実在の人物•団体•事件などとは関係ありません。 ※エブリスタさま・小説家になろうさまにも掲載。

推理の迷宮

葉羽
ミステリー
面白い推理小説です

ディアローグ 魔法学校の殺人

屋一路
ミステリー
1900年春。プリエール魔法学校の魔法薬学保管庫で、ひとりの生徒が殺された。 魔法が絡む事件で捜査に当てられる期間は3日間。 その間犯人が見つからなければ、もっとも疑わしいものが連行されることになっている。 疑いの筆頭に挙がったのは、魔法薬学の若き教師ライズ・グロリエルだった。 そんな事件に関わるのは、彼を救うため文字通りあらゆる手を尽くす助手のリィエンと、捜査のため学校を訪れたふたりの魔法執判官ヴァンとフィフィー。 そして、頼まれてもいないのに調査に乗り出した、3人の1年生。 「こーなったら、ボクたちがなんとかするしかよね!」 「いや、そもそもこれ勝手にやってることですし。というか、一応主人公僕なんですけど……」 「一応と言わず、胸張ってけ」 おさげの人気者ミルダと学校屈指の魔力を持つグレイ。 そして、魔法使いが好まない推理小説を愛するアルフェルノアの3人は、精霊と結界によって守られた密室の謎に挑む。 ※この作品は、下記のサイトでも重複投稿しています。 Nolaノベル・小説家になろう・アルファポリス・ノベルデイズ・エブリスタ

【怒りのその先】~完璧な優男に愛されたけどクズ男の残像が消えない!病室で目を覚ますとアイツがアレで私がこうなって…もう訳分からん!~【完結】

みけとが夜々
ミステリー
優しさも愛もくれない会社の上司、真島さん。 優しさと愛を与えてくれる取引先の社長、東堂さん。 ろくでもない男を愛した私に、復讐を持ち掛ける東堂さん。 呪ってしまいたいほど真島さんを愛しているのに、抱かれても抱かれても私の寂しさは募る。 一方で、私を愛してくれる東堂さんとは、体が受け付けずどうしても男女の関係にはなれないでいる。 それぞれの『寂しさ』は、どこに行き着くのか。 『怒り』の先で繋がっていく真実とは? 複雑すぎる感情が入り交じる、急展開の愛と憎悪の物語。 (C)みけとが夜々 2024 All Rights Reserved

アザー・ハーフ

新菜いに
ミステリー
『ファンタジー×サスペンス。信頼と裏切り、謎と異能――嘘を吐いているのは誰?』 ある年の冬、北海道沖に浮かぶ小さな離島が一晩で無人島と化した。 この出来事に関する情報は一切伏せられ、半年以上経っても何が起こったのか明かされていない――。 ごく普通の生活を送ってきた女性――小鳥遊蒼《たかなし あお》は、ある時この事件に興味を持つ。 事件を調べているうちに出会った庵朔《いおり さく》と名乗る島の生き残り。 この男、死にかけた蒼の傷をその場で治し、更には壁まで通り抜けてしまい全く得体が知れない。 それなのに命を助けてもらった見返りで、居候として蒼の家に住まわせることが決まってしまう。 蒼と朔、二人は協力して事件の真相を追い始める。 正気を失った男、赤い髪の美女、蒼に近寄る好青年――彼らの前に次々と現れるのは敵か味方か。 調査を進めるうちに二人の間には絆が芽生えるが、周りの嘘に翻弄された蒼は遂には朔にまで疑惑を抱き……。 誰が誰に嘘を吐いているのか――騙されているのが主人公だけとは限らない、ファンタジーサスペンス。 ※ミステリーにしていますがサスペンス色強めです。 ※作中に登場する地名には架空のものも含まれています。 ※痛グロい表現もあるので、苦手な方はお気をつけください。 本作はカクヨム・なろうにも掲載しています。(カクヨムのみ番外編含め全て公開) ©2019 新菜いに

蓮の水葬

SaKI
ミステリー
「真相を全てお話します」 「ただし、私は私を可笑しいとは思いません」 戦後復興のシンボルとして、東京タワーが完成(竣工)した昭和33年。 不倫を続ける夫と、ひとりの"女"であり続けた母。 救われるのは、誰か?

処理中です...