AIのべりすととリレー小説してBL小説を一話分書いてみた

AIのべりすととリレー小説『公爵に嫁ぐことになった僕』

[人間]

「我が弟、アンデルテ。私の代わりにお嫁に行っていただけなくて？」
　意地悪な僕の姉が言った。
　嫁。嫁である、男の僕が。

[AI]

「……冗談だよね？ 姉さん」
「あら、本気よ？」
僕は、この日初めて自分の性別を呪った。
そして、姉はいつも通り不敵に笑っていた。
その日から僕は男の娘になった。
「――という訳でして、私は男

[人間]

であるにもかかわらず姉が嫁ぐ予定だった公爵の嫁になることに決まりました」
「――――は？」
　魔術の師匠に報告すると、彼は固まった。
　耳にしたことが理解できなかったのだろう。
「ま、待て。は？」
　師匠は家庭教師として雇われている三十代の男である。
　厳しい一面もあるが、僕は尊敬している。

[AI]

そんな彼に、僕は真実を告げることにしたのだ。
「だから、私が結婚する相手は公爵家の跡取りです」
「いや、それはわかっているのだが……」
「実は、先程父から手紙が届きまして。『お前には公爵家へ行ってもらう』と書いてありました

[人間]

」
　僕の言葉に師匠は絶句している。
「……父は、僕のことが邪魔なんですよ。本当は姉を跡取りにしたがっているんです。男児である僕がいると姉が跡を継げないから、僕を異国の公爵の嫁にする気なんです。ご存知ですか、向こうの国では男同士でも結婚できるそうですよ」

[AI]

「……まさか、君はそれでいいのか？」
「はい！ 私の夢はこの国一番の男装麗人になることでしたし！」
笑顔で言うと、師匠は頭を抱えた。
「君って子は……」
「あ、でも心配しないでくださいね。姉には内緒にして

[人間]

おいてくださいね。知ったら縁談が破談になるかもしれませんから」
　しーっと悪戯っぽく人差し指を当ててウィンクする。
「……邪魔立てなどするものか。君がそれで幸せならば、向こうの国の生活を謳歌してくるといい」
　師匠もまた、呆れたように苦笑を返すのだった。

　それが僕と師匠の交わした最後の会話だった。

[AI]

数日後、僕は馬車に乗せられ、王都を出た。
目的地は隣国の公爵領にある城塞都市オランジェ。
そこで僕は、生涯忘れることの出来ない出会いをする事になるなんて、この時は考えもしなかった。
※
「うっひゃあああっ！！」
馬に乗った騎士達に追い

[人間]

立てられた男が目の前で悲鳴を上げた。
　城塞都市オランジェの中に入るなり、目の前で起きた捕り物劇だった。
　騎士たちに道が塞がれ、僕の乗った馬車は先へと進むことができない。
　仕方なく停止して僕はその捕り物劇の一部始終を目撃することとなった。

[AI]
「こっちだ！ 早く来い！」
どうやらあの男はスリらしい。
手には金貨の入った袋を持っている。
それを騎士達が追いかけているところを見ると、スリは盗んだものを持って逃げていたようだ。
「くそっ！ なんなんだ、あいつらは！？」

[人間]

　その時、そのスリが騎士たちに捕らえられた。
　瞬間、スリの抱えていた袋があらぬ方向に飛んでいく。
　そう、僕の乗っている馬車の方へと。
「ひゃっ！？」
　窓を開け放して様子を見ていた僕は慌てて首を引っ込める。
　金貨を満載した重い袋が顔にぶつかっては堪らないからだ。

[AI]

だがしかし、その袋は見事に僕の顔面に命中した。
そして、中身がぶちまけられる。
「いてて……。ん？」
地面に落ちた金貨を見て、僕は目を丸くする。
「え？ これ……」
それは間違いなく、僕の足元にも落ちているはずのお金であった。


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[感想]
最初の方は上手く行っていた気がしたのですが、オランジェに突入した辺りで私が上手く拾えなかったのか雲行きが怪しくなり、とうとう「そりゃ地面にも馬車の中にも同じ金貨は落ちてるだろ」という感じの支離滅裂なことを言い出したところで終了です。
でもちゃんと場面転換ができてるのすごい偉いですよね！
城塞都市オランジェというオリジナル固有名詞まで作り出してくれました。
AIのべりすと、すごい！

[追記]
今思うとAIのべりすとくんは騎士の中の一人が攻めくんで、攻めくんがカッコよくスリを捕らえる場面を描きたかったのでは？と思うので、やらかしたのは私ですねこれ笑
そしてその場で攻めくんと受けくんが出会って惹かれ合い、その次の場面で「ええーっ、僕の旦那様ってあの時の騎士様だったの！？」となるという……。