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嫁さん編2
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そんなことをぼんやり考えながら繁華街の街の方へぶらついていく。でも結局映画のついでにウインドウショッピングをしただけで、映画の合間に本屋で目新しい本を買い込み、急激に重くなったバッグを色々試行錯誤しながら持ち歩き、カフェで待ち時間に読むことで体力の維持を挟む。本をたくさん買えたことでもう大満足だった。本オタクではないけれど、最近は知識なども増えるようなものが多く興味を惹かれる。今の一番の趣味は読書であり次にゲームであると言っていい。次に移動した映画館で朱莉は隣の席の見知らぬ男に痴漢をされた。朱莉の1日は台無しになった。何が一番嫌かと言えば最近ご無沙汰だった朱莉の体が思わぬ反応を見せたこと。
((たかみ…))
罪悪感と自分の反応が頭の中で交差する。
((嫌だったけど、感じそうになっちゃった…私って…))
俯きながら歩く。泣いて自己嫌悪から逃れたい。朱莉は、結婚しているのにふわふわとしたこの関係に限界を迎えそうになっているのだと思った。
((…))
欲求不満なんて…自分には関係のないことだと思っていた。暗くなった夜の街を重い足取りで帰路につく。
((たかみ…))
罪悪感と自分の反応が頭の中で交差する。
((嫌だったけど、感じそうになっちゃった…私って…))
俯きながら歩く。泣いて自己嫌悪から逃れたい。朱莉は、結婚しているのにふわふわとしたこの関係に限界を迎えそうになっているのだと思った。
((…))
欲求不満なんて…自分には関係のないことだと思っていた。暗くなった夜の街を重い足取りで帰路につく。
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