こんなもんだろう

かぁくん

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五章10

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大晦日。

えみ家では大掃除をしていた。


舞美「心、トイレの掃除終わった?」
心「終わったけど何で毎年トイレの掃除俺なんだよ」
舞美「え?私がやりたくないから」
心「なんだよそれ!」
舞「舞美、あんたも寝室の掃除終わったの?」舞美「まだ」
舞「早くしてねー」
舞美「わかってるよ!」
舞「えみちゃんはお風呂の掃除終わったかな?」

えみが舞の所にやって来た。

舞「どう?終わった?」

えみは頷いた。

舞美「てか何で毎年31日に大掃除すんの?もっと早くやればいいのに」
心「そうだよ。そしたら駿達にも手伝ってもらえるのに」
舞「いいの、春ちゃんと駿君は言ってみればお客様なんだから」
心「俺は!?」
舞「心ちゃん?心ちゃんは毎年の流れ?」
心「何それ?」
舞「じゃあ心ちゃん、舞美手伝って!」
心「わかった」
舞美「よし!行くよ」
心「はー。舞美ちゃんと掃除嫌なんだよなー」
舞美「何でよ!早く!」

心は舞美についていき、寝室に入る。

心「何で掃除する前より汚くなってんだよ」
舞美「知らないよ!気付くとこうなってんだから」
心「舞美ちゃん結婚してた頃掃除とかしてたんじゃないの?」
舞美「いや、してたけど、大掃除になると・・・」
心「まぁいいや。やるよ」

するとえみがやって来た。

心「あー!えみちゃん来た!助かるわー」



そして昼の3時頃。

舞美「いやー!やっと終わった!」

心、えみ、舞美は掃除が終わり、居間で横になっていた。

舞「お疲れ様」

舞がお茶と菓子を持って来てこたつに入る。

心「ねー、今日泊まってっていい?」
舞「別にいいけど、心ちゃんのお父さん寂しがらない?」
心「今年は家にいないらしい」
舞美「え?もしかして仕事?」
心「知らない。てか最近お父さんと全然会ってもないし」
舞「そうなの?朝ご飯は?」
心「朝ご飯は毎日起きると作ってある」
舞「そうなんだね」
心「あ、けどメールとかはくるよ。今日も学校は楽しかったか?とか洗濯物洗っといてとか」
舞「ふーん。まぁじゃあ仲悪いわけじゃないんだね」
心「うん」
元気「心!来てたのか!」
舞「ビックリしたー!元ちゃんただいまって言ってよ!」
元気「へへへ」
舞美「お父さん毎年毎年大掃除くらい手伝ってよ!」
元気「いやー、パチンコが呼んでて」
心「今日は早かったですね!負けたっすか?」
元気「正解」
心「元気さん、今年もお年玉!よろしくお願いします!」
元気「はー?お前お父さんからよく金もらってるんだろ?」
心「いいじゃないですか!それから!もう僕中学生なんでそこら辺考慮してもらえると嬉しいっす!」
元気「とうしよっかなー」
えみ【私もお年玉もっとほしい】
元気「えみはいいけど、心はなー?」
心「大人になったらその分恩返ししますから!」
舞美「心、お前はこの家の皆に恩返ししろよ」
心「わかってるよ!元気さん!おねがい!!」
元気「しょうがねー。わかったよ」
心「ありがとうございます!」
元気「じゃあ今からダンプの洗車手伝え」
心「えー!!!マジすか!?今掃除終わったばっかなのに!」
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