虹色小判

しまたろす

文字の大きさ
上 下
10 / 33
第1章 学生編

10 学生寮?

しおりを挟む
本日最後の案内として、学生寮に向かうこととなった。
家具や家電は全て用意してくれて、自分の引っ越しの荷物は門前で担当者が運んでくれたため、自分の引越し先は今日初めて訪れる。


そして、立派な建物の前に車が停まる。
やはりというかなんというか寮ではなくホテルだ。

「明日も適当にこっちくるよー。でも待つ必要は無いからね。僕もいつ寝るかわかんないし。行く前に寮の人に連絡入れるわ。」

起きるではなく寝るんですね。。

「わかったよ。右も左もわからないから、外へ出ることは無いと思うけど、出るときはホテ…寮の人に伝えておくよ。」

「じゃ、そういうことでごゆっくり~」

「今日はありがとう。」

見送ったあと寮に入ると普通にホテルのロビーだった。
受付?の横に立っていた初老の男性が声をかけてきた。

「黒蜂様ですね。生活全般をサポートさせて頂きます、羊(ひつじ)です。黒蜂様の専属の執事となります。また、寮内に居るメイドは誰でも対応するので、遠慮なくお声をおかけください。」

「は、はい。わかりました。」

執事にメイド。別の世界に飛ばされたと
改めて感じました。。。

「まず黒蜂様の部屋に案内いし、寮内の各施設にご案内いたします。その後、ディナーとなります。」

「…わかりました。」




部屋に案内されたが広すぎて、慣れるまでは
ゆっくりできそうにないや。

「部屋の確認や整理があると思いますので、1時間後に施設の案内をさせていただきます。では後ほど。」

軽く頭を下げた羊さんが出ていった後、いそいそと
自分のものを整理していく。と言っても殆ど
準備してくれるとのことだったため、服や細々した私物ぐらいしかないため、すぐ片付いた。
部屋も見て回ったが、とこどころ触りたくもない
高そうな壺や食器があったため、注意しようと思った。
テレビもあったため、ぼーっとながめていると
扉を叩く音がした。

「羊です。まだでしたら改めて参りますがよろしいでしょうか?」

「大丈夫です!今行きます!」

こうしてグルグルと寮内を回った。

「最後に食堂となります。部屋での食事も可能ですがいかがいたしますか?」

「丁度お腹が減ってるので、このままここで食事を取るのは可能ですか?」

「大丈夫ですよ。では食事が終わりましたら、黒蜂さまの部屋まで戻りますので、受付にお声掛けください。」

「わかりました。ありがとうございます。」

頭を下げ食堂に入ると闘技場で会ったお嬢様と
イケメン男性が、二人でテーブルを囲っていた。

「あら、黒蜂さんでしたかしら?あなたもここの寮でしたの?」

「あ、はい。えーっと橙さんもこの寮に入られてたんですか。」

「いえ、私しはここではありませんの。こちらの炎帝(えんてい)くんがこちらの寮に入っているから、たまにここで食事を取りますの。この方は黒蜂さん。『幸運の持ち主』だそうですの。」

「そうでしたか。今はお嬢…橙さんのマネージメントみたいなことをしている、赤桐 炎帝(あかぎり えんてい)です。お嬢共に仲良くしてください。」

爽やかスマイルで挨拶された。

「黒蜂 澪音です。よろしくお願いします。」

挨拶を終えると橙さんの提案で、
3人で食事をすることになった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

朝起きたら女体化してました

たいが
恋愛
主人公の早乙女駿、朝起きると体が... ⚠誤字脱字等、めちゃくちゃあります

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

処理中です...