追放令嬢、ルビイの小さな魔石店 〜婚約破棄され、身内にも見捨てられた元伯爵令嬢は王子に溺愛される〜

 魔石師という特殊な力を持つ家系の伯爵令嬢であるルフィーリアは、デビュタントを数日後に控えたとある日、婚約者であるガウェイン第一王子殿下に婚約破棄を申し渡されてしまう。

 その隣には義理の妹のカタリナが不敵な笑みを浮かべていた。そして身に覚えのない罪を突きつけられ、王宮から追い出されてしまう。
 仕方なく家に戻ったルビイは、実の両親にも同じく見知らぬ理由で断罪され、勘当され、ついには家からも追放されてしまった。
 行くあての無いルフィーリアを救ったのは一人の商会を営む貴族令息であるシルヴァ・オルブライト。彼はルフィーリアの不思議な力を見て「共にガウェインに目に物を見せてやらないか」と誘う。
 シルヴァはルフィーリアの力を見抜き、彼女をオルブライト商会へと引き込んだ。   
 それから月日を重ね、ルフィーリアの噂が広まりだした頃。再びガウェイン第一王子はルフィーリアの元へ訪れる。ルフィーリアは毅然とした態度でガウェインからの誘いを断った。しかし今後のルフィーリアの身を案じたシルヴァは彼女を王都の舞踏会へと誘い、そこで彼女はオルブライトの正式な婚約者である事を謳い、妙なちょっかいを出されないように釘を刺すと言った。だが、その舞踏会には様々な思惑が交錯しており……。


※この作品は小説家になろう様にも投稿しております。
24h.ポイント 14pt
325
小説 29,614 位 / 193,680件 恋愛 13,141 位 / 58,468件

あなたにおすすめの小説

【完結】婚約破棄をされたので、悪役令嬢の私は祖国の騎士団長様に愛されることにします

るあか
恋愛
 急にジョン王子に婚約破棄をされたシェリーは、故郷のステリア王国へと帰ることにした。  そこで今は騎士団長になっている幼馴染と再開する。  彼はなぜか女性嫌いと噂になっていたが、その真相は……。  そして、ジョン王子の内心は……。 ※エール、誤字報告ありがとうございます!

[完結]18禁乙女ゲームのモブに転生したら逆ハーのフラグを折ってくれと頼まれた。了解ですが、溺愛は望んでません。

紅月
恋愛
「なに此処、18禁乙女ゲームじゃない」 と前世を思い出したけど、モブだから気楽に好きな事しようって思ってたのに……。 攻略対象から逆ハーフラグを折ってくれと頼まれたので頑張りますが、なんか忙しいんですけど。

【完結】私を醜い豚と罵り婚約破棄したあなたへ。痩せて綺麗になった私を見て今更慌てて復縁を申し出てきても、こちらからお断りです。

不死じゃない不死鳥(ただのニワトリ)
恋愛
「醜い豚め!俺の前から消え失せろ!」 私ことエレオノーラは太っていて豚のようだからと、 婚約破棄されてしまった。 見た目以外は優秀であっても、 人として扱ってもらえなければ意味は無い。 そんな理不尽な現実を前に、 ついにエレオノーラはダイエットすることを決意するのであった。 一年後、鏡の前に立つ。 そこにもう豚はいなかった。 これは人となったエレオノーラが、 幸せになっていく物語。

【完結】王子は聖女と結婚するらしい。私が聖女であることは一生知らないままで

雪野原よる
恋愛
「聖女と結婚するんだ」──私の婚約者だった王子は、そう言って私を追い払った。でも、その「聖女」、私のことなのだけど。  ※王国は滅びます。

コウモリ令嬢は婚約者に会えない

毛蟹葵葉
恋愛
ヘスティアは、ある日突然前世の記憶が蘇った。 乙女ゲームの世界にヘスティアは絶妙な立ち位置のモブ令嬢に転生してしまっていたのだ。 ここままいくと不幸な結婚生活が待っている。だから、婚約者と程よい関係を築こうとしたができなかった。 「地味な婚約者がいるなんて嫌だ!婚姻はしてやるから公式の場で婚約者だからとすり寄ってくるのだけはやめてくれ」 婚約者のネイトから初対面で暴言を吐かれたヘスティアは怒りに身を任せて誓約書を書いた。 婚姻する日まで、会う事はありません。と。 主人公が軽くぶっ飛んでます

モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します

みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが…… 余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。 皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。 作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨ あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。 やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。 この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。

身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~

湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。 「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」 夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。 公爵である夫とから啖呵を切られたが。 翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。 地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。 「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。 一度、言った言葉を撤回するのは難しい。 そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。 徐々に距離を詰めていきましょう。 全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。 第二章から口説きまくり。 第四章で完結です。 第五章に番外編を追加しました。

【完結】謀られた令嬢は、真実の愛を知る

白雨 音
恋愛
男爵令嬢のミシェルは、十九歳。 伯爵子息ナゼールとの結婚を二月後に控えていたが、落馬し、怪我を負ってしまう。 「怪我が治っても歩く事は難しい」と聞いた伯爵家からは、婚約破棄を言い渡され、 その上、ナゼールが自分の代わりに、親友のエリーゼと結婚すると知り、打ちのめされる。 失意のミシェルに、逃げ場を与えてくれたのは、母の弟、叔父のグエンだった。 グエンの事は幼い頃から実の兄の様に慕っていたが、彼が伯爵を継いでからは疎遠になっていた。 あの頃の様に、戻れたら…、ミシェルは癒しを求め、グエンの館で世話になる事を決めた___  異世界恋愛:短編☆(全13話)  ※魔法要素はありません。 ※叔姪婚の認められた世界です。 《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆

処理中です...