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第弐章 安田丈の振る舞い
09 パンドラの箱
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その翌日から、ジョーは毎朝エレベーターの前で待ち構えて声をかけるてくるようになった。
確実にわたしに会うようにするためだろうが、そこまで来ると社内でも彼とわたしの関係を噂する者もでてきて、わたしは心底うんざりする。
挨拶してくるジョーを徹底して無視しつづけているうちに、社内でのわたしの評価が少し変わったらしい。
おっとりしていて何を考えているか分からない不思議な女から、可愛いジョーくんのアプローチにも冷たい、薄情な女へ。
母から言われた「薄情」という言葉を思い出し、私はつい鼻で笑いそうになった。
なんとでも言えばいい。そもそもわたしは感情らしい感情を、あえて自分の心から切り離して生きて来たのだ。自分が生きていくために。自分が必要以上に傷つかないために。そんな、本来なら不必要な努力が必要不可欠だったわたしの生活環境をこそ、怪訝に思って然るべきであり、そうして培われたわたし自身をも訝しむのなら、別段反論する気はなかった。
しかし噂がたったのは、わたしだけではない。いや、むしろわたしの噂はもう一方の噂にほとんど掻き消されてしまったと言ってもいいくらいだ。
変な噂が立ちはじめたのは、九州にいるマーシーだった。
取引先の孫を自宅に連れ込んだとか、性的な関係を持ったとか、その手の噂。
二月末に四人で交わした夕食の会話で本人から聞いたことを思い出した。
どうせくだらない男が彼を妬んで撒いたのだろう。
そんな手でしかマーシーに対抗できない憐れな男に、同情すらしていた。
ジョーがそのことを持ち出したのは、四月の末だ。
「おはようございます。聞きました?マーシーの噂」
わたしは一瞬だけジョーに目をやり、わずかな躊躇いの後頷いた。ジョーからは苦笑が返ってきた。
「かわいそうになりますよね。マーシーじゃなくて、噂作った奴が」
彼はわたしと同じことを考えていたらしいと気づき、少しだけ見直すようにその顔を見やった。
ジョーの歩みにしぶしぶ従い、エレベーターホールに向かう人込みから少し外れたところに立つ。
「あんないい男、逆立ちしたって敵わないもんなぁ……」
ジョーの言葉に、わたしは笑った。
「あんたでも、そんなこと思うん。マーシーに」
「思いますよ」
ジョーは丸い目を笑ませてわたしを見た。
その目はわたしの反応を喜び、視線はひどく穏やかだった。
初めて見るその表情に、一瞬目を奪われる。
「思います。どうやったってあの人には敵いません。そんなのわかってます。でも、俺は俺だから。当たって当たって当たりまくって、振り向いてもらうしかないってーー」
振り向く?
(誰のことを)
愚問が脳裏を掠める。
ぞわ、と首の後ろの毛が逆立ったように感じた。
(遊びやろ)
十五の歳の差。
女と見れば抱く男と、男に凌辱され続けた女。
(嘘や)
脳内に閃くのは、エラーメッセージか、警鐘か。
(嘘や嘘や嘘や)
まだ30にもならない、若い男だ。いくらでも女と遊べる男だ。
そんな男が、わたしに本気になるわけが。
「代わりでもいいですよ。俺。一年ずっと隣で見てたから、多少は真似もできると思うし、言いそうなことも分かるつもりです。ーーだから」
確信を持った彼の言葉に、わたしは思わず下唇を噛む。
二月にジョーと過ごした二度目の夜。何度も噛み殺した別の男の名前。
一度くらい、口をついて出ていたのかもしれない。
ジョーの視線はまっすぐに、わたしをとらえ続けている。
反らされることなく、わたしの奥底に潜む感情まで見逃すまいと言うように。
その視線が、思い出させる。
わたしが、胸の奥底に隠した箱の存在を。
暗く淀んだものを詰め込んだその内側から、ガタガタと何かが動く音がする。
ジョーの口元が開かれるのを見て、恐怖に身を翻した。
(これ以上聞いたら、あかん)
無理矢理押さえ付け、どうにか閉ざした箱の蓋を、彼の視線と言葉がたたきつけてくる。ここを開けろと叩く彼の言葉に、箱の中の何かが共鳴している。
これ以上彼の言葉を聞けば、わたしは開けざるを得なくなる。自分でも何が潜んでいるか、もはや分からないパンドラの箱。
わたしの中でほぼ唯一、男に侵されずに隠してきた場所。
そこを、彼の言葉が暴こうとする。
すくみそうになる足を前に運んだわたしに、
「名取さん!」
マーシーと同じ呼び方をしたのは、あえてかどうか。
わたしの足は縫い付けられたように止まった。
わたしの肩に、ジョーの手が触れる。逃れようと思えば逃れられる力と距離感が、彼の思いやりだと分かる。
それでもわたしはーーいや、だからこそ、身動きが取れない。
頭の中では警鐘が鳴りつづけ、頭痛がしてきた。
「一生女を抱くなと言うなら抱きません。触れることもしません。隣にいるなと言うなら、隣にも行きません」
ジョーは近づかない。
わたしの肩に触れた手に力を入れるどころか、立ち止まったことを確認してその手を離した。
「でも、せめて守らせてください。他の男が、あなたの心を傷つけないように」
その声は、祈るような切実な響きを帯びている。
足元が揺らいだように感じた。
(蓋がーー開く)
込み上げるものを抑えようと、手で口を覆った。
夥しい感情が、わたしの奥底で開け放たれた箱の中から、渦を巻いてのぼってくる。
人気のいない納屋へわたしを連れ込んだ従兄弟の手。公園の物陰で押し倒された背中の砂の感触。先輩とわたしを部屋に置き去りにした友人のせせら笑うような顔。ねっとりと絡み付く、欲望に塗れた男の視線。わたしの身体を這う手。舌。唇。おぞましいほどの量の凌辱の記憶ーー
そして、白。
わたしは込み上げてきたものをその場に吐き出し、倒れ込んだ。
確実にわたしに会うようにするためだろうが、そこまで来ると社内でも彼とわたしの関係を噂する者もでてきて、わたしは心底うんざりする。
挨拶してくるジョーを徹底して無視しつづけているうちに、社内でのわたしの評価が少し変わったらしい。
おっとりしていて何を考えているか分からない不思議な女から、可愛いジョーくんのアプローチにも冷たい、薄情な女へ。
母から言われた「薄情」という言葉を思い出し、私はつい鼻で笑いそうになった。
なんとでも言えばいい。そもそもわたしは感情らしい感情を、あえて自分の心から切り離して生きて来たのだ。自分が生きていくために。自分が必要以上に傷つかないために。そんな、本来なら不必要な努力が必要不可欠だったわたしの生活環境をこそ、怪訝に思って然るべきであり、そうして培われたわたし自身をも訝しむのなら、別段反論する気はなかった。
しかし噂がたったのは、わたしだけではない。いや、むしろわたしの噂はもう一方の噂にほとんど掻き消されてしまったと言ってもいいくらいだ。
変な噂が立ちはじめたのは、九州にいるマーシーだった。
取引先の孫を自宅に連れ込んだとか、性的な関係を持ったとか、その手の噂。
二月末に四人で交わした夕食の会話で本人から聞いたことを思い出した。
どうせくだらない男が彼を妬んで撒いたのだろう。
そんな手でしかマーシーに対抗できない憐れな男に、同情すらしていた。
ジョーがそのことを持ち出したのは、四月の末だ。
「おはようございます。聞きました?マーシーの噂」
わたしは一瞬だけジョーに目をやり、わずかな躊躇いの後頷いた。ジョーからは苦笑が返ってきた。
「かわいそうになりますよね。マーシーじゃなくて、噂作った奴が」
彼はわたしと同じことを考えていたらしいと気づき、少しだけ見直すようにその顔を見やった。
ジョーの歩みにしぶしぶ従い、エレベーターホールに向かう人込みから少し外れたところに立つ。
「あんないい男、逆立ちしたって敵わないもんなぁ……」
ジョーの言葉に、わたしは笑った。
「あんたでも、そんなこと思うん。マーシーに」
「思いますよ」
ジョーは丸い目を笑ませてわたしを見た。
その目はわたしの反応を喜び、視線はひどく穏やかだった。
初めて見るその表情に、一瞬目を奪われる。
「思います。どうやったってあの人には敵いません。そんなのわかってます。でも、俺は俺だから。当たって当たって当たりまくって、振り向いてもらうしかないってーー」
振り向く?
(誰のことを)
愚問が脳裏を掠める。
ぞわ、と首の後ろの毛が逆立ったように感じた。
(遊びやろ)
十五の歳の差。
女と見れば抱く男と、男に凌辱され続けた女。
(嘘や)
脳内に閃くのは、エラーメッセージか、警鐘か。
(嘘や嘘や嘘や)
まだ30にもならない、若い男だ。いくらでも女と遊べる男だ。
そんな男が、わたしに本気になるわけが。
「代わりでもいいですよ。俺。一年ずっと隣で見てたから、多少は真似もできると思うし、言いそうなことも分かるつもりです。ーーだから」
確信を持った彼の言葉に、わたしは思わず下唇を噛む。
二月にジョーと過ごした二度目の夜。何度も噛み殺した別の男の名前。
一度くらい、口をついて出ていたのかもしれない。
ジョーの視線はまっすぐに、わたしをとらえ続けている。
反らされることなく、わたしの奥底に潜む感情まで見逃すまいと言うように。
その視線が、思い出させる。
わたしが、胸の奥底に隠した箱の存在を。
暗く淀んだものを詰め込んだその内側から、ガタガタと何かが動く音がする。
ジョーの口元が開かれるのを見て、恐怖に身を翻した。
(これ以上聞いたら、あかん)
無理矢理押さえ付け、どうにか閉ざした箱の蓋を、彼の視線と言葉がたたきつけてくる。ここを開けろと叩く彼の言葉に、箱の中の何かが共鳴している。
これ以上彼の言葉を聞けば、わたしは開けざるを得なくなる。自分でも何が潜んでいるか、もはや分からないパンドラの箱。
わたしの中でほぼ唯一、男に侵されずに隠してきた場所。
そこを、彼の言葉が暴こうとする。
すくみそうになる足を前に運んだわたしに、
「名取さん!」
マーシーと同じ呼び方をしたのは、あえてかどうか。
わたしの足は縫い付けられたように止まった。
わたしの肩に、ジョーの手が触れる。逃れようと思えば逃れられる力と距離感が、彼の思いやりだと分かる。
それでもわたしはーーいや、だからこそ、身動きが取れない。
頭の中では警鐘が鳴りつづけ、頭痛がしてきた。
「一生女を抱くなと言うなら抱きません。触れることもしません。隣にいるなと言うなら、隣にも行きません」
ジョーは近づかない。
わたしの肩に触れた手に力を入れるどころか、立ち止まったことを確認してその手を離した。
「でも、せめて守らせてください。他の男が、あなたの心を傷つけないように」
その声は、祈るような切実な響きを帯びている。
足元が揺らいだように感じた。
(蓋がーー開く)
込み上げるものを抑えようと、手で口を覆った。
夥しい感情が、わたしの奥底で開け放たれた箱の中から、渦を巻いてのぼってくる。
人気のいない納屋へわたしを連れ込んだ従兄弟の手。公園の物陰で押し倒された背中の砂の感触。先輩とわたしを部屋に置き去りにした友人のせせら笑うような顔。ねっとりと絡み付く、欲望に塗れた男の視線。わたしの身体を這う手。舌。唇。おぞましいほどの量の凌辱の記憶ーー
そして、白。
わたしは込み上げてきたものをその場に吐き出し、倒れ込んだ。
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